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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 一応、前回M13のときにも書いたので、せっかくフルスポイラを書いたのだから、これはこれでやっておこう。先に言い訳を書いておくが、最近すっかり構築戦にも縁遠くなってしまっているし、スタンの状況ですらときたま記事を見て「へー、そんなデッキがねぇ」とか眺めているだけの状態であるから、予測や寸評は当然眉唾である。当然、ここに記載された情報が正しいものになるかどうかは、自己責任で判断をお願いしたい。

 




<白>

○主な退場カード

「信仰の見返り」「忘却の輪」「安全な道」「テューンの戦僧」

 

○主な続投カード

「群れの統率者アジャニ」

 

○注目の新カード

「テューンの大天使」「オーラ術師」「放逐する僧侶」「精霊への挑戦」「天界のほとばしり」「集い」「鬼斬の聖騎士」

 

 最初は白。今回青・黒とともにプレインズウォーカーに変更が無かった色であり、その辺の話題が無いのは残念だが、その分、最も大切な退場カードには、プレインズウォーカーすらなぎ倒す「忘却の輪」の名前が挙がっている。来年も「拘留の宝球」こそ続投するものの、白で手軽に行えた万能対策が姿を消すことにより、ますますコントロールへの風当たりは強くなるかもしれない。その他、下の環境なんかでもヘンテココンボで盛り上がった「信仰の見返り」が退場し、便利なサイドカード「テューンの戦僧」や、コントロールでつい入れたくなっちゃうことでお馴染み「安全な道」なども退場である。

 しかし、その分新機軸での加入組も色々と面白そうなのがずるいところ。爆弾カードとしては、やっぱり書いてあることが色々おかしい神話天使「テューンの大天使」に加え、新たな形での「悪鬼の狩人」となる「放逐する僧侶」、それに赤黒キラーとして名をあげられるかどうかの注目が集まる「鬼斬の聖騎士」あたりが真っ当な注目株。個人的に、実は「天界のほとばしり」の軽さは構築レベルに食い込むだけのポテンシャルがある気がしているのだが、このあたりはどうだろうか。再録組では、「精霊への挑戦」の骨子が強い。多色の時代も一息ついたこのあたりで、また白は単色回帰を目指すことになるのだろうか。サブテーマとしてスポットが当たっている2つのシステム支援も気になるところで、ライフゲインで色々起こる世界では「集い」の回復力が洒落になっていない。乱戦模様だと軽く2桁ゲインが狙えるこのカード、今後の世界で何かしでかさないものだろうか。また、もう1つのギミックであるエンチャント推しでは、渋く光る「オーラ術師」に勝手な期待を抱いている。次の環境で何が起こるのか……。

 

 

 

<青>

○主な退場カード

「ボーラスの占い師」「全知」「巻き直し」

 

○主な続投カード

「本質の散乱」「否認」「記憶の熟達者、ジェイス」

 

○注目の新カード

「分散」「ジェイスの精神追い」「急かし」「潮縛りの魔道士」「イーヴォ島の管理人」「風読みのスフィンクス」

 

 まず先に触れておかなければならないのは、青が今回のセットで影響を受けたのはカードの変更だけではない、ということ。青だけが得意とし、青に許されていた行為が今後の世界では通用しなくなる。そう、レジェンド対消滅だ。おかげでコピー系のカードは軒並みその価値を下げてしまうため、青はルール改変で一番ダメージを受けた色ということになる。まぁ、この変更のおかげで今後壊れ気味のクローンが登場する可能性はあるが……。

 さておき、退場カードを見てもそこまでのインパクトはないが、ここ1年の間「瞬唱」と手を組んで散々悪さをしていた2マナタッグの片割れ「ボーラスの占い師」が1年で退場となる。壁兼アドバンテージというミラクルな仕事をこなしていた彼の退場により、青いデッキは多少なりとも序盤の展開に不安を抱えるようになるだろうか。あとは「全知」がスタンダード落ちする……けどまぁ、あいつの主な活躍場所は下の環境だからあんまり関係無いかな? 一方の継続カードはとりあえずベーシックカウンターが2枚と、5マナジェイスの名前を挙げておいた。登場した当初は単なるギャグだと思っていたジェイスさんだが、出してみりゃそれなりに強いわけで、一線級とまではいかないまでも、思い出したように出番がある素敵なプレインズウォーカーになったのである。相手に4マナジェイスがいても置けるようになったのは、ひょっとしたらプラス要因なのかもしれない。

 さて、新規のカードであるが、ちょいと派手さに乏しい面々ではある。「送還」と入れ替わりで入ってきたのは「分散」。こちらなら構築も見えるレベルのカードといえるだろう。また、「急かし」によるギミックも、過去には存在しなかっただけに、リベンジを狙って一山稼ぎたいもの。「ジェイスの精神追い」は個人的な愛情票。現実感があるのは、ステロイド系に一定の耐性を持つ「潮縛りの魔道士」、珍しい青のマナクリーチャーといえる「イーヴォ島の管理人」、そしてドロー加速を搭載したファッティ「風読みのスフィンクス」あたりだろうか。個人的には「管理人」から何か壮絶なデッキが狙えないものかと模索したいところだが……。

 

 

 

<黒>

○主な退場カード

「悪名の騎士」「殺害」「もぎとり」「血の署名」「吸血鬼の夜鷲」

 

○主な続投カード

「強迫」「闇の領域のリリアナ」

 

○注目の新カード

「破滅の刃」「生命散らしのゾンビ「血なまぐさい結合」「ザスリッドの屍術師」

 

 やたら地味だったM13の黒。明確に退場することが惜しいカードといえば、「殺害」と「吸血鬼の夜鷲」の2枚くらいだろうか。特に「殺害」はまだ替えが利くが、「夜鷲」は唯一無二の存在であったため、無くなってしまうのは不安である。その他、稀に黒含みのビートで除去耐性を買われて出番があった「悪名の騎士」、私が愛してやまない「血の署名」あたりの退場は寂しいし、結局「もぎとり」がろくに仕事をしないで退場してしまったのもなんか勿体なかった。昔は良かったなぁ。ちなみに継続カードでホッとするのは「強迫」くらい。闇アナさんはなかなか使われないからなぁ。

 さて、残存組はそんなものだが、今回は基本セットの黒にしては珍しく(?)気になるカードが多少増えている。「破滅の刃」の帰還は黒ユーザーには福音であるし、「血なまぐさい結合」が帰ってきたおかげでコンボスキーの皆様もワクワク出来るのである。そして、純粋な追加戦力として楽しみなのは、1人目が「生命散らしのゾンビ」。これ、適当に使ってても充分強い。対処が面倒だった「ロクソドンの強打者」をナチュラルに対策出来るのが偉い。まぁ、イニストラードがおちた後にゾンビがどうなるのか、っていうのが気になるけども。そして、ゾンビは次元を気にする必要があるが、おそらくどの次元を通しても強いであろう人間をベースにしく「ザスリッドの屍術師」は大きな期待がかかる。まぁ、結局はゾンビ頼みかよ、ってことなんだけども。

 

 

 

<赤>

○主な退場カード

「モグの下働き」「灼熱の槍」「雷口のヘルカイト」「火山の力」

 

○主な続投カード

「炬火の炎」

 

○注目の新カード

「古きものの目覚め」「戦闘スリヴァー」「燃え立つ大地」「紅蓮の達人チャンドラ」「チャンドラのフェニックス」「ゴブリンの外交官」「精神灼き」「オーガの戦駆り」「ショック」「若き紅蓮術士」

 

 思ったほどの影響がなさそうな赤。リミテッドだけを見ると「灼熱の槍」が落ちたおかげでついにコモン火力が「ショック」と「チャンドラの憤慨」の2枚こっきりになってしまったのはかなりしんどそうだが、構築では主に「灼熱の槍」が消えたダメージと、フィニッシャーである「雷口のヘルカイト」という重爆撃機の喪失が一番のダメージ。これに、最近サイドボードで暴れ回っていた「火山の力」を加えた3枚くらいが大きな影響だろうか。他方、残ったカードというのも考えてみればあまり無く、精一杯考えてみたが「炬火の炎」ってあんまり使われてないんだよね。まぁ、今後の環境次第さ。

 そして、失った穴を埋めるパーツは一切ないのだが、変なところから充実させてきたおかげで全く予測出来ないのが赤の面白いところ。なんと言っても「紅蓮の達人チャンドラ」には頑張って欲しいものだが、個人的に一番面白いんじゃないかと思っているのは「ゴブリンの外交官」。なんか、楽しそう。また、「オーガの戦駆り」は構築級の能力を備えているし、特大サイズ「古きものの目覚め」は今後エンチャント推し環境になるなら面白い1枚。「精神灼き」は他の色の対抗色ヘイトに比べると地味だが、やはり色が噛み合ったときの嫌らしさはレアクラスである。そして、赤と緑で今後に期待されるのがスリヴァー。とりあえず赤は「戦闘スリヴァー」がいるが……やっぱりちょっと重すぎるかな。

 

 

 

<緑>

○主な退場カード

「酸のスライム」「東屋のエルフ」「エルフの大ドルイド」「遥か見」「原初の狩人、ガラク」「地の封印」「怨恨」「スラーグ牙」「火打ち蹄の猪」

 

○主な続投カード

「濃霧」

 

○注目の新カード

「エルフの神秘家」「獣の統率者、ガラク」「カロニアのハイドラ」「カロニアの大牙獣」「マナ編みスリヴァー」「大身スリヴァー」「捕食スリヴァー」「原始の報奨」「凶暴な召喚」「漁る軟泥」「魔女跡追い」

 

 書き出してみて驚いたのだが、緑の退場カードは存外に多かった。いかに今の環境が基本セットに支えられていたのか、ってことである。ピックアップされているのはほとんどが緑ビートの主力となるカードで、なんと言っても「スラーグ牙」の存在。こいつが退場するおかげで少しは人権が戻ってくるカードも多いに違いない。更にジャンド・グルールを盛り立てた「火打ち蹄の猪」や、なんかもう予想通りに仕事しすぎてた「怨恨」、最近はすっかり主役級の「酸のスライム」それに5マナガラクの退場などなど、緑のクリーチャー構成は大きな変容を迎えることになる。「東屋のエルフ」の退場は「エルフの神秘家」である程度サポートされているが、「エルフの大ドルイド」が落ちることでエルフ関係のデッキもひとまず退場だろう。そして致命的なのが「遥か見」の退場。今回、基本セットでは土地サーチがろくに与えられなかったので、次のテーロスで「耕作」クラスでもこないと緑はやや厳しい状態である。

 当然続投カードにはほとんど名前が挙がらず、新たな顔ぶれがどの程度次の時代を作るのかが注目されるところ。まず、ガラクは生まれ変わってよりニッチな方向性でのニーズに応えるキャラになった。多少重たいが、環境が遅くなれば充分存在感を増すカードだろう。同様に「重いがワンチャン」なカードには、シミックと相性が良さそうな「カロニアのハイドラ」がおり、マナサポートの不足は「マナ編みスリヴァー」が何とか補えるか。ちなみにスリヴァーについてはサイズアップコンビである「大身」と「捕食」が緑におり、これに何色を加えるか、というのがスリヴァーデッキのスタート地点。今のところ先制攻撃・パワー増強の赤が有力だが……さて。

 その他、色々やりすぎエンチャント「原始の報奨」は流石に洒落になってない気がするし、「凶暴な召喚」はメタ次第では鬼畜と誹られてもおかしくないカード。「魂の洞窟」と入れ替わりで入ってくるあたりが汚い。「魔女跡追い」も青の旦那がたには辛い時代を運んでくるし、黒いデッキは「漁る軟泥」の墓地掃除スペックにひーひー言いそう。あかん、やっぱ強いカード多いな。

 

 

 

<その他>

○主な退場カード

「プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス」「金粉の水蓮」「M10ランド5種」

 

○主な続投カード

「交易所」

 

○注目の新カード

「ダークスティールの鋳塊」「運命の扉」「紅蓮術士の篭手」「漸増爆弾」「浸食する荒原」「変わり谷」

 

 「その他」部門だが、とにかく最大の事件は、4年もの間活躍を続けたM10ランドの退場である。これによってラヴニカを支えていたマナ基盤が大きく揺らぎ、今後の世界のカラーバランスには多大な影響を及ぼすことになる。幸い、次のテーロスでは2色ランドが収録されることが発表されているが、はたしてM10ランドほどの利便性があるかどうか。世界は結局土地によって動かされているのだなぁ。

 その他の退場については、あまり活躍していたカードはなかったので大した影響が無いのだが、ニコル様が結局何もせずにいなくなっちゃうのはちょっと寂しい。またいつか元気な顔を見せて欲しいものである。続投カードも「交易所」くらいで特に大きな名前はない。ま、元々基本セットのアーティファクトなんて添え物程度のはずなので、当然といえば当然である。

 新規加入では、「漸増爆弾」の変わらない活躍が期待されるほか、「ダークスティールの鋳塊」はマナ基盤として案外優秀なんじゃないか、という気もする。それに対抗する枠としては多色ヘイトの「浸食する荒原」がどの程度暴れることになるのかも気になるところ。「紅蓮術士の篭手」は何らかのコンボパーツになりうるし、「運命の扉」も今度は活躍する場所が与えられると面白そう。そしてなんと言っても「変わり谷」。とりあえずいれとけ「変わり谷」。ほんま強い。世界は多色と単色、どちらに揺れ動くのだろうか。

 

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コメント
無題
血の署名は続投では?
【2013/07/19 02:41】 NAME[NONAME] WEBLINK[] EDIT[]
無題
上のものですが、すいません。
勘違いでした。
【2013/07/19 02:46】 NAME[NONAME] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
大丈夫です、私も勘違いしてぬか喜びしました。
確かいっぺんどこかで再録情報が出たけどデマだったんですわ……
【2013/07/19 02:51】


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