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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 言葉が出ない、とにかくすげぇ、最終話。やりたいことマジでやり尽くしやがったな……。こんな投げっぱなしエンドなのに、これしか無い気がする。あえて言おう、完璧や、これ。

 今回も「まさかの」が山ほど詰め込まれたお話。その中でも一番の「まさかの」は、「まさかの死人ほぼゼロ!!!!」 いや、ジアート様は流石に無理かな。しかし、2期があるとしたら生きてても何の不思議もない演出な気がする。ジアート様が無理だったとしても、まずイズル生存(意外性0%)、アサギ・タマキ・スルガ生存(同じく0%)、ケイ生存(20%)、アンジュ生存(25%)、テオーリア・ダニール組生存(40%)、チャンドラ生存(50%)、司令生存(80%)、ドルガナさん生存(99%)。すげぇぞ、あれだけ「最終決戦」の演出しておいて、死んだ人間がほとんどおらず、この作品最大の武器である死ぬ死ぬ詐欺がラストでフル回転したのである。30分の中で何回「死んだわー!」って思ったか! ケイは正直アカンと思った。アンジュはあっさり突貫で死ぬと思った。ドルガナさんは「もう退けぬ!」でダメだと思った。司令に至っては既に哀悼のコメントまで考えてた。どさくさに紛れてみんな生きた。いやぁ、びっくりした。

 そんなちゃぶ台返しは置いておくとして、シナリオ面では本当に図太いことをやっている。何しろ、「ゲートに向かって突撃するぞ!」という同じイベントを3週連続でやっているのだ。「ゲートまであと○○」って、3週連続でやらされたオペレーターコンビも大変である。その中で、序盤の劣勢はどこ吹く風、戦場で暴れ回るアッシュ軍団は、やりたいことを全部やりきっていた。あまりに戦場でのはっちゃけぶりを濃くやり過ぎたせいで、幕引き、エピローグなんてものは一切無い。「え? 終わり?!」てなもんである。これ、2期を示唆する情報が出てなかったら流石にポカーンだ。いや、もし2期があるとしてもポカーンだ。しかし、実は投げっぱなしといいながらも不足分の情報はほとんどない。今回不確定なのはせいぜいジアート様の生死くらいなもので、イズルは間違いなく生存しており、更にジュリアシステムを乗り越えてアッシュに打ち勝ったことも明示されている。つまり、地球軍はオールOKで終わったことに疑いようが無い。まぁ、平和が戻った地球で各国の腹の探り合いがどうなるか分からないし、テオーリアさんが表舞台に出ちゃったから今後アッシュ関係の技術開発で多分かなりのいざこざがあるだろうけど、何はともあれ外敵排除には成功したのだ。

 そして、最後にガルキエさんがニヤリしたのも当然の幕引き。今回のオペレーションはあくまでもゲートを破壊して一時的にウルガルを足止めしたに過ぎず、「ものすげぇラマタ」を見つけちゃったウルガルは、また同じようにゲート建造して突っ込んでくることになるだろう。その時のためにドルガナさんは生き残ったし、ルメスさんだって元気だ。多分仮面を被ったジアート様とかも出てくるだろう(しつこい)。きちんと「未来に起こりうる事態」も示唆されてのエンディングなのである。「この戦争が終わったらどうなるか」が事前に全て知らされていたおかげで、「終戦」=「最終回」で何の問題も無いようになっていたのだ。まぁ、心情的にはエピローグが薄いのはやっぱり寂しくはあるが……。

 でも仕方なくない? あれだけのバトルやられたら、文句は言えまいよ。圧巻だったのは、スターローズ激突後、流血状態でのジアートVSレッドファイブの激戦。それまでのシーンでも延々納豆みたいに糸を引きながら高速戦闘を続けていたわけだが、激突後のシーンのディティールの描き込みが半端じゃない。CG部分だけでなく動画リソースの大半があのわずかな時間に全部注がれており、なんかもう、見たこと無い絵面に。あのすさまじさを形容する語彙を持ち合わせていないのがあまりにもどかしいが、とにかく「言葉で表せないすさまじさ」。ホント、あそこさえ出来りゃ良かったんだろ。鳥肌立ちっぱなし。これ、冗談でなしに歴史に刻まれるシーンになったと思うよ。最後にモジュール引っぺがして決戦兵器にするっていうアイディアも秀逸。画的に凄く分かりやすくて、インパクトがでかいし説得力もあるんだわ。序盤にあれだけ合体に四苦八苦してたイズルが、そのアサルトイェーガーで最後の一撃を決めるっていうカタルシスはたまらんものがある。「そりゃジアート様も対応しきれないわ」っていう。

 メンタル面での収束性も完璧で、ちゃんと「闘争本能から防衛本能へ」っていうイズルのアイデンティティが綺麗に昇華されていて、最終的なきっかけになったのがスルガの「残念」っていうフレーズだったのもナイス。わざわざアサギがケイを説得要員として引っ張り出してきたのに、結局そのケイにはほとんどしゃべるチャンスが無くて、残りの連中が散々罵詈雑言を浴びせた結果帰ってくるっていうあたりがいかにもイズルらしくて微笑ましい。決め台詞が「ヒーローになるんだ!」っていうね。ケイの気持ちは完全スルーやー! スルガが言ってた「本能よりも煩悩」っていうのが一番的を射ていたねぇ。仲間が大事とか、夢が大事とかそういう「あとからついてきた物」を全て背負い込んだ人間が、本能というたった1つの目標だけに向かって突っ込んできたウルガルを打ち破るっていうのは、あまりにもお手本通り過ぎるじゃないですか。いやー、やっぱり残念ファイブは最高だわ。

 他にもいっぱい突っ込みどころがあったんだけど、もう書ききれないな。「ブルーいち」って、アンナちゃん、これまでずっと整備してたのに間違って呼んでたの、とか。「トメィト、ポティト」は言いたかっただけだろ、とか。結局、アンジュって何だったのか良くわからん存在だったが……面白かったからいいかぁ。そういえば、地球に帰ったあとに当然おやっさんは樽ごと呑むわけですよね。アマネさんとリンリンは飛んでくる大量のおしぼりに悩まされる事になるわけやな……。ハッピーエンド!!

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