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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」 5→8

 終わりもよくて全て良し。ちょっと悩んだけど、もうこのくらいの評価でいいんじゃないでしょうか。とにかく毎週毎週ホントに楽しませてもらいました。

 同時期に「ガルガンティア」「ヴァルヴレイヴ」が始まったので合わせて「3大ロボットアニメ」なんて呼ばれ方をしていた本作、スタート時の加速はそこまでではなかったように思う。1話目での感想を見ても(平井絵への警戒心がやたら強いけど)まぁ、普通のロボアニメだよな、というくらいの印象だ。ま、ガルガンティアがI.G.製作、ヴヴヴがサンライズ製作で、こいつは動画工房×オレンジということで、製作スタジオのキャリアからもそこまで信頼してたわけではないのでね。しかし、出だしが並とは言っても、それは2クールの長さがあるのだから当然といえば当然、感想を振り返れば、既に3〜4話目あたりですっかりこのマジェプリワールドは完成していたみたいで、ユルさの中に王道展開もかっちりはめ込んだ分かりやすいシナリオに次第に引き込まれていった。ロボット戦闘についても非常に高品質のまま安定していたし、見せるべき部分で単なるCG戦闘に甘んじるのではなく、硬質な中にもよりダイナミックに見せられるようにコンテワークをしっかり1から作り上げているのが分かる。ドラマパートとバトルパートの緩急も見事で、毎回適度に肩の力を抜きながらも、理屈抜きで熱くなれる構成は見事なものだ。

 本作をその他のロボアニメと隔てた最大の要因は、常にスカすことを忘れないマジェプリギャグワールドだろう。あれだけ警戒していた平井絵だったが、おもいっきり崩してギャグ絵になると非常に新鮮で、タマキの情けない表情や、普段真面目なはずの大人達がおちゃらけてしまう部分のおかしさを増幅させる働きを見せた。こういう成長譚は最後の最後に恰好よくなりすぎてしまうお話になりがちだが、残念ファイブは最後まで残念要素をがっちりと維持し、その上で、「残念さ」を武器にして強くなるという成長過程を見せてくれたのだ。となると、やっぱりこの作品で一番大事なのは「残念さ」ということになるだろう。チームドーベルマンなんかも良い味出してたし、終わってみればあれだけ押し込められていたキャラクターたちにほとんど無駄なキャラがいなかったというのが素晴らしい(まぁ、ピットクルー軍団なんかは完全に舞台装置になっていたけど)。

 もちろん、王道展開には違いないのである程度不文律でごまかしていたところもあるだろう。ウルガルの設定がよく分からなかったり、細かい難点は散見される。しかし、今作の場合は「残念さ」を隠れ蓑にし、そうした粗をもギャグとして取り込み、真剣に考えさせないことで煙に巻いてしまった。この「肩透かし感」を強く演出したのが、中盤以降この作品のドラマを下支えした「死亡フラグごっこ」であり、あらゆるシーンで「ほら、死ぬかもね!」とちらつかせることで、あさはかな視聴者たちに「無駄考え」をさせている。余計なことを考えても、死ぬことはもうネタになってしまっているわけで、それなら考えても仕方ない。どこかが抜けているのも、おかしいと感じるのも、全て脚本家の手のひらの上であり、全部引っくるめた物語なんですよ、という方向性である。そんな都合の良い話を許してしまっていいものかとは思うが、丸め込まれた身としては文句も言えない。メタレベルでもとにかく残念だったというだけの話なら、チーム残念が好きなファンは文句を言えないのである。

 とにかく、脚本は良くも悪くも「心得て」いたし、全てを丸め込むための映像クオリティも文句なく高い。欠点すらも長所に変えてしまった本作は、また新しい「ロボットアクション」として、1つの歴史を刻んだのではなかろうか。1つ1つの脚本の妙と、常にシリアスとギャグの狭間を行き来しながらメインとなるドラマを破綻させなかった構成の妙。元永慶太郎作品群に、また新たな1ページが刻まれたのであった。ほんとにこの人が作るアニメは恐ろしいくらいにハズレが無いんだよなぁ……。脚本の吉田玲子についても、今作はかなり功績が大きかったのではなかろうか。良いスタッフに恵まれて、本当に幸せな作品でございました。

 最後に中の人の話。まぁ、メインの面々については毎週触れてたからいいかな。ぴかしゃとゆかちのコンビネーションは、現代声優の芸人部門2大巨頭の共演ということで、並び立つだけで空気が変わるわ(演芸場風に)。周りを取り囲む大人のおねーさん軍団も最高レベルで俺得設定。大原・沢城・明乃って、私の声優ランクで1・3・4なんですよね。これだけで惑星一つ吹き飛ぶレベル。若手からも東山奈央、ブリドカットセーラ恵美などが頑張っていたし、謎の2役、日高里菜ちゃんも相変わらずの活躍である。男性陣も今作はキャラがおいしい奴ばかりだったので本当に良い仕事が多く、周りのキャストだと鈴木千尋の大活躍がとても嬉しかった。ジアート様のグリリバは相変わらず、浅沼君のお仕事ぶりも安定の一言。そして、今作の成功で今後も注目を集めることになるだろう、相葉裕樹・池田純矢の特撮コンビ。流石に2人とも声優業に本気で取りかかることはないと思うが……こういう特撮関係者が声優業界にいい刺激を与えてくれるのは面白いと思う。2人とも、すごく良い仕事してくれた。停滞感のある男性声優業界に風穴を開けてほしいね。

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