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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 めくるめく馬鹿の競演、第79話。この足りてない感じ、いかにも聖闘士星矢らしい攻防で手に汗握ったり、苦笑いが漏れたり。

 個別ルートに突入した光牙達聖闘士チーム。個別ミッションを同時並行というと原作ではポセイドン編が一番分かりやすかったが(まぁ、何故かリュムナデス戦以外はバトルにタイムラグがあったが)、チームの人数が多いΩではすっかりお馴染みのもの。ただ、散り散りになって時間軸やそれぞれの対戦場所が分かりにくかったパラスベルダ市街戦に比べると、今回ははっきりと進路が示されているので分かりやすい。

 今回のミッションは第1の道、アルフヘイムを行く光牙チーム。またの名を「アホの子の集まりと、その保護者瞬」。ルートの守護をするのは「ゴリラ顔に溢れる知性」でお馴染みアイガイオンさん。どう見ても武闘派面な上に武器の名前まで重爆雷斬刃なんて厳めしいので、普通に考えれば四天王の中では脳筋担当に見えるのだが、待機している私室は本棚で埋め尽くされており、心酔している様子の部下のスルトさんも「蒼き知将」などと崇めている。「その設定は活かされるのか?」と不安いっぱいだったが、確かに今回の悪戯半分みたいな戦闘は、単なる脳筋というよりも、多少なりとも戦いを上から観察して楽しむ知略はっぽく見えなくもない。

 しかし、問題は対戦相手である光牙達が輪をかけてアホなことである。今回の敵、2級パラサイトのスルトさんは、「相手の攻撃を完全に反射する」「防御結界を解かずに内部からパワーを放出してアタック出来る」という特性を持ったミスティックストーンをパラスに授けられた。そりゃまぁ、いくら「パラス様からもらった」があんまり役に立ったためしがないとはいえ、それなりに強そうな触れ込みだ。力業しか持たない聖闘士達にとって、絶対防壁はいつの時代も厄介な相手である。「壁壊すミッション多すぎねぇかな」とか思ったりもするが、流石に光牙も壁に立ち向かうことには飽きてきたのか、途中で見事な閃きを見せる。「そうだ、破れないなら、無視して横通ればいいんじゃね?」と。光牙らしからぬグッドアイディア。ユナ曰く「でも、横から攻撃されたら……」。光牙答えて曰く「頑張ってかわせばいいんだ」。うーん、馬鹿っぽいけど、正論。

 見事に「横を通る」作戦と「攻撃をかわす」ミッションを達成したかと思った3人だったが、なんと、「水晶のドーム」のクリスタルは単なる飾りではなく、スルトの攻撃を反射し、全方位攻撃を可能にするものだったのだ! 「ちくしょう、一撃目をかわしても、真後ろから二撃目を出されちゃ、避けることも出来ないぜ……」。……んん? いや、そこは避けろよ。反射したって直線攻撃には変わりないんだからさ。どう見てもドーム内の水晶なんて4〜5本しかないんだから、軌道が分かってりゃ避けられるだろ。なんでそこで諦めるんだよ。アホの子たちがアホの子過ぎるよ。

 多分、この辺りのやりとりも瞬さんはこっそり物陰から見てたんじゃないかと思うんですよね。前回も「若者達の成長が云々」ってのはレジェンドが気にしてたところだから。しかし、流石にあまりに考えが至らない若手が心配になり、「全員で特攻しよう」というあたりで瞬さん登場。まずは基本的なことを教えてあげることに。「あのバリアはね、攻撃の小宇宙をそのまま返してるんだよ」。「なんだってー!!」。……いや、めっちゃ大声で「リフレクト」ゆーてますやん。どうやら光牙達は中学英語にも対応していない模様。蒼摩も下手したら「バーニングファイア」の意味を分からずに出している可能性すら。まぁ、とにかく、反射技だから攻撃は無駄。あとは相手の防御が消える瞬間、つまり攻撃時の隙を衝くという基本プランが浮上する。流石百戦錬磨の瞬さんである。

 しかし、流石にパラス様謹製の武器はそのへんの少年漫画のお約束くらいは乗り越えた。「障壁は一方通行、外部からの干渉は一切受け付けないけど、内部から引き込む分には問題無い」(某インキュベーターさん談)とのことで、普通のアタックではどうやら突破出来ないことが判明する。若者を守るためにうっかり自分の防御を解いた瞬さんも傷を負ってしまい、光牙には「なんで俺たちを守ったんだ!」と責められる。「仕方ない、君たちの身体はもう限界だから」。いや、まだ初戦です。ここで限界だと、後々ヤバいです。

 最終的に、「小宇宙をまとわず殴ればいいんじゃね?」というエポックメイキングな解法に行き着いた瞬さん。「逆にパワーを消して」というのも少年漫画ではお馴染みの戦法だが、実は聖闘士星矢の世界ではまだ無かった展開かもしれない。回りのサポートを受けた光牙が小宇宙0の状態で突撃し、見事に「単なる腹パン」でミスティックストーンを破壊。最後はレジェンドの見せ場、大技ネビュラストームを惜しげもなく披露し、見事に第1パーティーの勝利である。うーん、この「戦いに知略を用いてるはずなのにすげぇ馬鹿っぽい」感じ。たまりませんね。鳴り物入りで登場したスルトさんですが、やっぱり武器に踊らされるだけで大した人材ではなかったため、決着だけをみると3級以上に情けない最期であった。まぁ、レジェンドが出てきたおかげで軒並みパワーインフレは起こしてるから仕方ないのかな。そういえば、今回スルトさん(とアイガイオンさん)がしつこく「人間というものの可能性は云々」と嘯いていたが、パラサイト兵って人間じゃないんだろうか。今まで気にしたことなかったけど、異世界から来たエイリアンみたいなものなの? てっきり、単なる「パラス信者の人間達のパワーアップ版」だと思っていたのだが……もし人間じゃない連中による組織なのだとしたら、確実に人間だったはずのパラドクスさんとかが所属していた事実はどうなるんでしょうね。あと、エデン(まぁ、神の子wですけど)。

 そして、次回は新たに「人間あがりのパラサイト」枠に1人追加。なんとなんと、次元の狭間に永遠に取り残されたはずの時貞さんが見事な復活。これでパラドクスさんに続き、黄金崩れの2人目が敵側として登場である。どんだけクズの集まりだったんだろう、マルス黄金衆よ。まぁ、流石にシラーさんは帰ってこないと思うので、この時貞でゲスト枠は打ち止め……だと思いたいけども。次回、マッチメイクは氷河VS時貞の、水瓶座因縁対決。完全に呪いの防具となった水瓶座聖衣がちゃんと氷河のところに帰ってきてくれるかが焦点となるだろうか。水瓶座という部分でもちゃんと因縁はあるのだが、次回サブタイトルを見て「そういえば時を止めるってのも関係が深いな」ということに気付いてちょっと感心した。時貞は元々時間を止める能力、時間拳を操る。その時貞がパラサイトになるのはある意味確定事項だったのかもしれない。そして、アクエリアスのカミュから氷河が受け継いだ凍気の技もまた、実は時間を止める技である。何しろ、「原子の運動を止めてしまうこと」により絶対零度を産みだす流派なのだから。なんとまぁ、そこまで考えてマッチメイクを用意していたのか。なかなか粋な計らい。次回、2週間後が楽しみですな!

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