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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「えとたま」 6

 あ、あかん、これ好きな奴や。俺ちょろい案件や。

 ちょっと前から我らが村川梨衣大先生を中心にニコ生をスタートさせているので名前は聞いていたのだが、何せニコ生ってなげぇからいちいちチェック出来てなくて、どんな作品でどんなプロジェクトなのかはさっぱり知らない状態での視聴。オープニングを見ていると、クレジットの中にやまけんの名前と、今は亡き池田東陽、通称池Pの名前が発見される。つまりはタブリエ関係、分かりやすく言うと音泉絡みの作品。そのことは開始数分で現れた音泉キングの存在からも確認出来る。当然、この面子だとアニメ監督を務めるのはおいちゃんこと追崎史敏監督である。うむ、良い布陣である。どういうプロジェクトからこのような作品が立ち上がったのかは定かじゃないが、かつて大体同じような関係者が集まって「おんたま!」という短いアニメーションが作られたことがある。作品のノリはいわゆるサトジュンファミリーのそれを受け継いでおり、タイトルも似ているので大体同じ感じでよいのじゃなかろうか。

 そんな不可思議な作品であるが、私に刺さる要素がまんべんなくちりばめられている。まず何と言っても渡辺明夫デザインのキャラクター。これがコロコロしゃきしゃき動くというだけでもたまらない。私のアニメ遍歴に礎の1つには「ぽぽたん」が記録されており(正確には「ぽぽぽらじ」が記録されているのだが)、渡辺明夫デザインというだけでも遺伝子レベルで反応してしまう。そして、非常に分かりやすい萌えキャラ設定で「十二支」というコンセプトを特に捻らずに萌えギャグに仕立て上げる分かりやすさ。「小動物」+「女の子」というだけで分かりやすい萌え成分が増し増しである。ただ、振り返ってみても、「十二支」という非常にありがちなモチーフも、あまりアニメにそのまま使われたことってないんだよね。今から遡ること20年前に「爆裂エトレンジャー」っていうアニメがあったんだけど、今の若い子はしらんだろうし。

 そして、そんなモチーフをどういう風に調理するかというと、とにかく賑やかなギャグ作品、もうはっきり言ってしまえば「りえしょんに全部任せた作品」である。そう、もうこの作品は村川先生に全てが託された。声優・村川梨衣は、そのエキセントリックな本人の性格に似合わず、実際に仕事をすると割とまともな役を回されることが多かったのだが、今作ではついに、「中の人のテンションに割と近い」にゃーたんという素晴らしい役をゲットすることが出来た。もちろん、にゃーたんの方がまだまだ中の人よりかは大人しいわけだが、それでも「感じる、危険なテンション、パッション、ハイテンションを?!」というくらいのキャラには仕上がっており、とにかく騒がしい。これでうるせぇだけの展開だったら単なる「実写でりえしょん見てればよくね?」作品になるところだったが、幸いにして、今作はアニメーション部分もかなりしっかりしている。渡辺明夫デザインは割と動かすのが面倒なはずだが、全てのパートで充分にキャラを維持したままに愉快なモーションがつけられており、1つ1つのシーンが動きからも笑いが取れるようになっている。個人的には、にゃーたんが「穴に戻れ」と言われてゆっくり穴に落ち着くところのモーションなんかが無駄に凝っててすごく好き。

 かてて加えて、今作はオープニングクレジット冒頭に「白組」の名前がクレジットされており、バトルシーンのCGワークは全てこの白組が請け負っている。「白組」といえば、あの「もやしもん」の菌の映像作成で一躍有名になったアニメCGの雄である。今作におけるバトルシーンも、キャラクターの可愛らしさ、細かい表情の機微などを残しつつ、しっかりと重みののったアクションシーンを構築して度肝を抜いてくれる。1話目だから、ってのもあるかもしれないが、バトルパートだけを見れば「劇場版クラス」といっても差し支えないほどの素晴らしいクオリティだ。こんな適当ギャグに使うのは勿体ないくらいである(失礼)。

 「芝居良し」「キャラ良し」「映像良し」(「りえしょん良し」)でたくさんの良しが揃い踏みした、今期のダークホース的立ち位置の作品。まー、こういうギャグとか可愛らしさってのはホントに刺さる層は限定されるのだろうけども……僕には刺さる。唯一の懸念材料は「脚本:赤尾でこ」の部分だけなのだが……そこは何とか! おいちゃんたち首脳陣の統率力で解決してくれ! 大丈夫、少なくとも1話目は文句無く面白かったから。個人的には、ラスボスポジションであるネズミの干支神、チュウたんが出てきてくれるのが今から楽しみである。そりゃこの制作陣で「ラスボスのおねえさま」を用意するんだったら、CVはそうなりますよ。

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