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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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この記事は4本で1セットになっています。

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<キャラクター部門・女性キャラ>

 女性キャラはただでさえ多いからすげぇ大変なのだが……「ものすごく絞って絞って、名前を挙げたいキャラも泣く泣く切り捨ててこんだけ残りました」というリストを挙げていきましょう。

 男性キャラと同様に「主人公」枠から挙げていくと、例えばヨナ姫(暁のヨナ)とニケ姫(それでも世界は美しい)の花とゆめプリンセスたちは素敵な女性である。ニケ姫には高潔さと同時に庶民的な親しみやすさが、ヨナの方には絶対的な強さが内在しており、理想的な「応援したくなる主人公」に仕上がっている。もっと守ってあげたいお姫様ポジションというならば藤宮香織さん(一週間フレンズ。)も忘れてはならない。こんなにも純真無垢で応援したくなるヒロインも珍しいね。お姫様という枠でカウントできるキャラというとステファニー・ドーラ(ノーゲーム・ノーライフ)もいます。「馬鹿姫さま」という素敵なポジションですが、日笠の伝家の宝刀であるテンション芸が最大限に花開き、その不遇のスタンスを見事なギャグとして昇華させた功績は大きい。同作では当然もカウントしとかなきゃ駄目ですね。かやのんボイスは殺戮兵器。この際だから中の人つながりで霞ヶ丘詩羽先輩(冴えない彼女の育てかた)もピックアップさせてください。冴えかのヒロインズは個人的には加藤恵との一騎打ちであるが、アニメでは演出のこだわり(エロ)の影響が大きいので、ギリギリで詩羽先輩に軍配を上げたい。

 中の人補正のかかりやすいところでもう少しメインヒロインをあげておくと、サトリナボイスも殺害兵器、ってことで町子りょうちゃん(幸腹グラフィティ)。基本的にあのアニメはりょうちゃんを観察するだけのアニメだったと思っている。あとは圧倒的強さを誇るメインヒロインといえば常守朱さん(PSYCHO-PASS2)ですとか琴石なるちゃん(ばらかもん)とか宇佐美奈々子ちゃん(普通の女子高生が【ろこどる】やってみた。)とか小太刀凪さん(大図書館の羊飼い)ですかね。どのキャラも対抗馬次第では充分ランクインできる実力者である。司波深雪さん(魔法科高校の劣等生)は……作品がもう少し盛り上がればなぁ。

 サブキャラ部門では、いわゆる「美少女動物園」的なヒロイン選択型作品での押しキャラを選抜。まずは「クロスアンジュ」からはやっぱり僕はロザリーちゃん! 作中で一番変化・成長したキャラともいえるし、結局何も変わってないキャラとも言える。クロアンはゆいかおりにとっては良い転換点となる作品になった気がするよ。「俺、ツインテールになります」からは、もう他はどうでもいいからトゥアールさん。あそこまで下卑たキャラクターってのは、昨今のアニメ作品でも希有な事例。ひどかった(褒め言葉)。「ガンダムビルドファイターズトライ」の数ある性的なキャラの中からは、やっぱりギャン子さんをピックアップ。キジマ・シアちゃんの怒濤の追い上げもあったが、ギャン子は新たな時代を切りひらくヒロイン像を作ったと思うね。2大アイドルアニメで誰を抜き出すかと問われれば、「アイドルマスターシンデレラガールズ」からは諸星きらりちゃんを。一度見たら忘れられないあのインパクト。アイドルなんて覚えてもらってなんぼやで。「ラブライブ!」からは2期で急上昇の東條希さん。いや、僕はかよちん推しですから浮気はしませんが、それでもやっぱり8話の破壊力は半端無かったですわ。

 ロリっ子動物園「ブラックブレット」からは殺戮幼女蛭子小比奈ちゃん。あおちゃんはやっぱりロリっ子やなー。「結城友奈は勇者である」からは……選べないよ! やっぱり友奈ちゃんなの? でも11話見たら三好夏凜ちゃんも外せないし、壊れレズって意味では東郷美森さんも放ってはおけない……どうしたらええんや。「SHIROBAKO」に至っては多すぎて誰を書いて良いか分からない。ここは素直に宮森あおいか? いやいや、ネタ的に一番美味しいのはゴスロリ様こと小笠原さんだし、個人的に好みのタイプは井口さんだし、矢野さんの切りひらいた「ロリ先輩」という存在感も捨てがたい。あぁ、でもやっぱり久乃木ちゃんがぁぁ! なんやあのアニメ! 

 美少女動物園という意味で一番正しい形、「悪魔のリドル」からは走り鳰さんの名前を書いておこう。最後までよく分からんスタンスだったんだけど、よく分からんなりの良さってあるよね。「六畳間の侵略者!?」だとストレートに東本願早苗ちゃんになるんだけど。「純潔のマリア」からは猛禽類が全部可愛いんだけども、敢えて選ぶならばエゼキエルかなぁ。キーキーやかましい花澤ボイスは正義。「ユリ熊嵐」も誰を選出したらいいか分からないアニメの筆頭であり、百合ヶ咲るるちゃんか百合園蜜子さんかで最後まで選べなかったんや……。あと、個人的に「不幸過ぎる女性」枠というのも挙げておきたいところで、該当する被害者は「PSCYO-PASS2」から青柳璃彩さん。あまりに不幸過ぎるキツめの女性を見るとゾクゾクするのって、変態的な素質なんだろうか。似た枠にはジェリコ(七つの大罪)ってのもいるんだけど。あとちょっと違うけど有田マユちゃん(デス・パレード)ってのも。浮かばれない死人の名前がぽんぽん出てくるのはどうかと思う。

 さ、予想通りにだいぶ長くなったが、最後に「最終選考枠」からあと6人(!)ほど。まず、新たなヒロイン像を築いたんだか壊したんだか分からない謎のオリジナリティ、市松こひなさん(繰繰れ!コックリさん)。癖になるでしょ、あの顔、あの声、あのトーン。麻薬みたいなもんや。中毒性の高さでいうなら引けを取らないのが白チャイカ(棺姫のチャイカ)ですよね。チャイカ語って、本気で話そうとするとけっこう難しいんですよ。造形もキャラも完璧なラノベヒロインであったなぁ。もっとストレートな「作品の顔となるヒロイン」といえば、何と言っても佐倉千代ちゃん(月刊少女野崎くん)ですよね。千代ちゃんがいてこその作品。彼女がもっと「普通の子」だったら、作品はあそこまで爆裂しなかっただろうよ。あと、たった1回の映像のインパクトが凄すぎたヒロインとしてあげたいのがメガドライブHisCoool!セハガール)。11話で彼女が楽しげに踊っている姿を見るだけで、娘の成長を喜ぶ父親のようにだばだば泣けるのは、私も歳を取った証拠なのか、さっぱり歳を取れない証拠なのか。そして涙無しには見られないヒロインといえば、やっぱり澤部椿嬢(四月は君の嘘)。これからの人生、強く優しく生きてくれるといいなぁ。

 こんだけ可愛かったり、素敵だったりするヒロインが充実する中、園川モモカっていう全く別ジャンルで伝説を残したヒロインもいましてね……さぁ、残り3人だ!

 

 

第3位

‘05 「灼眼のシャナ」より「“弔詞の詠み手”マージョリー・ドー」

‘06 「天保異聞妖奇士」より「アトル」

‘07 「バンブーブレード」より「千葉紀梨乃」

‘08 「とらドラ!」より、「逢坂大河」とその他ヒロインズ

‘09 「デュラララ!!」より「セルティ・ストゥルルソン」

‘10 「会長はメイド様!」より「鮎沢美咲」

‘11 「47都道府犬」より「愛知犬」

’12 「しろくまカフェ」より「笹子さん」

’13 「サムライフラメンコ」より「真野まり」

’14「デンキ街の本屋さん」より「先生」

 ここまで殆ど名前の出てこなかった作品なんだけど、割と好きだったんですよね、これ。そして、そんな中でも最も本作の中核的な特殊性を発揮してくれたのが、この先生さんだ。他のキャラクター、ひおたんをはじめとしてふがちゃん、カメ子、つもりんと、全てのキャラクターがそれなりに可愛く、それなりにボケてくれるのでなかなか甲乙つけがたい部分があり、つもりんとの2択は(中の人の影響もあって)最後の最後まで悩んだが、やっぱり先生さんかな。この程度の女子力でも問題無くランクインできるのだよ!

 先生さんの場合、「女子力低いネタ」が全てマイナスじゃなくてプラス方向に魅力を高めているというのがなかなかやっかいなところで、身を置いている業界が業界なので割とシモネタ耐性も高く、色々とネタ回しに活躍してくれるところが良い。その上で、あんな絵柄の漫画のくせにどこかエロさもちゃんと残しており、幼児退行した際なんかは「あぁ、このまま持ち帰って監禁したいものだな」などと思わせてくれる阿漕さが実に良い。そして何より、そんなちょっと残念な女子力によって生み出される「男らしさ」が、中の人のTケメンぶりと綺麗にシンクロするのである。ほんとにねぇ、今作は津田ちゃん、なつ姉ぇのコンビによる男前なテンションが実に良い具合に機能してましたものねぇ。油断するとすぐに中の人の話になりそうなのでこの辺にしときますけど、とにかく「オタクが憧れるオタク女子は二次元限定だから注意しろよ」っていうのを(特に自分に向けて)念を押しときますね。

 

 

第2位

‘05 「地獄少女」より「閻魔あい」

‘06 「うたわれるもの」より「トウカ」

‘07 「キミキス pure rouge」より「二見瑛理子

‘08 「紅」より「九鳳院紫」

‘09 「ささめきこと」より「村雨純夏」

‘10 「刀語」より「否定姫」

‘11 「花咲くいろは」より「四十万スイ」

’12 「人類は衰退しました」より「“わたし”ちゃん」

’13 「戦姫絶唱シンフォギアG」より「雪音クリス」

’14selector spread WIXOSS」より「蒼井晶」

 あきらっきーはあらゆる要素を兼ね備えたスーパーキャラである。「あらゆる」といっても「私が好きになるためのあらゆる」ではあるのだが、とにかく素晴らしい配置でこの世界に生み出され、そのポジションのうま味を余すことなく利用し尽くして去っていった、神の与えたもうた奇跡の存在である。まず、「小物臭」。悪役に必要な条件が「小物臭さ」「ヘタレ感」であるのは男性キャラ限定であると上の方で述べたわけだが、あきらっきーの場合には、「いじめられる側のキャラ」としてシリーズを跨いで覚醒するくだりが存在しているために、「巨悪」である必要性は全くなく、「強く当たれる相手にはとことん強く」「駄目なときにはとことんヘタレ」という二面性こそが最大の武器になっている。序盤は伊緒奈に蔑まれながらどんどん小物への道を辿り、見事なネタキャラとして全てのスタッフに愛された。その結果だったのかどうか、2期に突入するときにはあきらっきーがあきらぶりーへと覚醒。今度は「ガチ百合」という属性を手にすることになる。どう考えてもウリスに弄ばれているのに尻尾を振ってしまうそのチョロさは、強力な「キチガイ性」に裏づけられており、三下と呼ぶにはあまりに大きすぎる存在でもって、ただでさえ渾沌に満ちた作品世界をよりカオスな方向へとかき回してくれた。そして最終的にはそのウリスにも裏切られ、見事にクレイジーでサイコなレズとして脱皮を果たす。これまでアニメ界隈では数々のヘヴィーレズが描かれてきたが、未だかつて「自分が何度も何度も相手の中を循環する」という、新たな次元の円環の理を生み出した人間は存在しなかった。つまり、蒼井晶が到達したのは、そこそこほむほむの領域なのである。これだけやらかしてくれたド外道キャラのくせに、なんだか最終的には「まぁ、あきらっきーには幸せになってほしいよね……」と思える人徳も素晴らしい。正確には「そっとしといた方が良い」っていう感情なのかもしれないけども。赤﨑キャラに幸おおからんことを。

 

 

第1位

‘05 「ぱにぽにだっしゅ」より「レベッカ宮本」

‘06 「ローゼンメイデン・オーベルテューレ」より「水銀燈」

‘07 「ひぐらしのなく頃に解」より「鷹野三四」

‘08 「SOUL EATER」より「魔女メデューサ」

‘09 「CANAAN」より「リャン・チー」

‘10 「けいおん!!」より「田井中律」

‘11 「よんでますよ、アザゼルさん。」より「佐隈りん子」

’12 「中二病でも恋がしたい!」より「凸守早苗」

’13 「魔法少女まどか☆マギカ新編 叛逆の物語」より「暁美ほむら」

’14PSYCHO-PASS2」より「霜月美佳」

 世界を脅かす魔王、世界を救った英雄、絶世の美少女に、萌え殺されそうな妹キャラ。世界にはたくさんの魅力を持つキャラクターがいるが、そんなどのカテゴリにも当てはまらず、「世界に順応し続けること」で最大最強のキャラを打ち立てた奇跡の存在、それが我らの霜月美佳さんである。彼女がどれだけ強い存在であるかは、最終話を見てもらえば一目瞭然だろう。どこまでも追い詰められ、世界に否定すらされずに吐き捨てられてしまった矮小な存在だった美佳さん。彼女は自分の「有るべき場所」を誰よりも客観的に理解し、大切な自分のプライドを粉々に打ち砕かれながらも、そこに生きることに執念を燃やし、ボロクズのような状態から克己した。そして彼女は、常守朱という最強の「ラスボス」を相手取って生き延びてみせただけでなく、見事「シビュラの保護者」としての新たな地位を確立し、世界を背負って立ったのである。彼女の信念、彼女の生き様には本当に感嘆の息が漏れるのみだ。「PSYCHO-PASS」第2シリーズのテーマは「個としての群」という非常にやっかいなものであったわけだが、彼女のように「モブの中の絶対正義」を手にした矮小な存在というのは、ある意味でこの世界の体現者であったといえるのかもしれない。ほんと、惚れ惚れします。

 

 

 

<声優部門>

 ある意味ここが本命にして最大の焦点、我が人生の歩み、声優部門である。今期もたくさんの声優がしのぎを削り、生き残り競争を続けている乱世の地、声優業界。はたしてどんな名前が浮きあがり、明日への希望を繋いだのだろうか。毎度のことながら3人なんて選べやしませんで。

 既にグダグダになった声優アワードと異なり、この部門は重複受賞を認めていない。おかげで今年(も)書くべき名前というのはたくさんあるにも関わらず、もう記録に残らない人間も多数いるのはご了承願いたい。具体的には佐藤利奈佐倉綾音に関しては、今年も圧倒的存在感でアニメを牽引してみせた中心勢力である。サトリナは「河合荘」の麻弓さんで始まり「幸腹」のリョウで締めるという完璧な立ち回りで多芸さを見せながらも、「サトリナだったら大丈夫」という業界内にも漂う全幅の信頼感を確実なものとした。あやねるの方は成長過程ではあるが、今年は「艦これ」を代表にしながら霜月さんやら椿ちゃんやら、本当に大事なところで見事な仕事を見せている。まさかあの時の夢喰いメリーがこんなところまで辿り付くとはね……。

 さて、今年もまずは初めて名前を認識出来た新人枠から見ていくと、何と言っても「パラスの中の人」こと小澤亜李ちゃん。彼女1人の力で「野崎くん」が数段レベルアップしたであろうし、ちょっと舌っ足らずな声質は、今後も多くの萌えシチュエーションでニーズがあることだろう。メインヒロインからの注目株でいえば相坂優歌も正統派で売り出していける人材に見える。更に同じ事務所からは「ユリ熊」で見事な仕事をみせた生田善子もチェックしておきたい。癖のある声質の役者は、やっぱりそれだけで気になるもの。他の事務所に目を移せば、ミュージックレインからはいよいよ「第二陣」といえるTrysailが本格始動。中でも雨宮天はあからさまなプッシュで一気にスターダムに躍り出たし、それに続く夏川椎菜も確実な仕事で負けじと仕事をこなす。残る一人の活躍も待たれるところ。そして最近めざましいのがホリプロ勢。キングオブゆとり、へごこと大橋彩香の躍進を筆頭に、木戸衣吹田所あずさらが隙をうかがっている。しっかし、ホリプロの三人って雰囲気似てるよね。あと、もう一カ所何となく気になる事務所にプロダクション・エースってのがあるんだけど、藏合紗恵子とかは今後活躍する未来はあるだろうか。美名にしろブリドカットセーラ恵美にしろ、どうしてもエース勢って中心に食い込んでこないんだよなぁ。

 更に若手ゾーンに突っ込んで行くと、今年最大の注目はまさかここまで本気で声優業界に食い込んでくるとは思っていなかった、水瀬いのりが姿勢を固めたことだろうか。また業界に幼女が増えてまう。ちなみに山下七海も同年代。更に伊藤美来黒沢ともよはこれよりも若いときている。もう、業界は女子高生が溢れかえっておるぞ。みんななんでこんなに舞台度胸のある大物ばかりなのでしょうか。ともよちゃんのあの胆力は恐ろしいくらいなのだが、やっぱり子役あがりだから強いのかねぇ。なにぃ、もっと若い子だとぉ! もう原涼子ちゃんが声優になることを祈るしかないな!

 そこまで新人枠ではないけども今年改めて良い仕事をしてくれた面々というと、まずは何と言っても加隈亜衣であろう。「WIXOSS」シリーズで仕事を堪能した直後に「甘ブリ」を見た時の衝撃はなかなかのもの。彼女の腕ならばこのままガッツリと業界の中心に居座ることが出来るだろう。同じようにして「メインヒロイン度数」をあげ、確実に業界でのポジショニングが変わったと思われるのは大西沙織。この辺りは「正統派人気声優」の称号を持つ者たちで、アワード新人賞受賞の上田麗奈もこっちにいれてしまっていいかもしれません。

 何かとお騒がせで尋常じゃない覚醒をみせたのは「スケベが爆発」でお馴染み洲崎綾。あやっぺ、君はこの後一体どこへ行こうというのか? 相方の名前は去年も挙げたからまぁいいや。ぽいんてし、実はアニメだとあんまり中心的な役って多くないしな。ナレーションがやりたいらしい褌声優にも応援をお願いします。似たようなカテゴリで中の人と外の人のコラボレーション、っていうか接続不良を見せつける「新たな爆発物」村川梨衣は、去年の予想通りに、着実に伸びてきているし、業界に一大勢力を築きつつある。やっぱりこの業界、爆発物が多すぎる気がするんだ。危険度合いで言ったら久野美咲だって充分取り扱い注意物件だしなぁ……。これだけリアル幼女(女子高生)が溢れかえる業界で、他の追随を許さないド級の幼女力を見せつけるそのすさまじさよ。幼女力とはちょっと違うが、井澤詩織のしーたむ力も引き続きヤバい。声質だけが武器ではなかろうが、やっぱり声質は最大の武器である。逆方向に特徴的な声質というと、例えば前田玲奈は個人的には一押ししていきたい人材。同じ枠には石上静香もいますね。僕はハスキーな女性の方が惚れる確率が高いんです。となると、やっぱりここで挙げておくべきは藤井ゆきよですよね。色んな人がいる業界だぁ!

 さて、あとは最終選考に残った組。まず、意外かもしれないが最後まで気になっていたのはJDバウムこと大坪由佳。なんかねぇ、バウムは個人的に凄く気になる存在なんだ。そりゃ最初は酷かったけど、ここのところは多美ちゃんで覚醒してからいくつも良い仕事をこなしていると思う。新たな鉱脈を掘りさげ、覚醒せよバウム。そしてバウムと並べておきたい「前は酷かったけど」枠には、同じくごらく部から津田美波をあげたい。津田ちゃん、もう完全に自分の居場所を見つけたよね。一番可愛い津田ちゃんは、「杉田にいじられるTケメン」。津田ちゃんからは今度は馬の骨つながりで高森奈津美をピックアップしよう。これまでもたくさんナイスなお仕事見せてくれていた奈津姉ぇであるが、今期はひおたん、そしてみくにゃんという似てるんだか似てないんだかよく分からない路線で爆裂。これらのキャラを見た後に本人を見た時のギャップもまたいい刺激である。こうしてみると、俺やっぱり「デンキ街の本屋さん」が好きなだけの人だ。

 そんなんいうたら僕は「デス・パレード」が大好きなんです。何が言いたいかっていうと、種﨑敦美はまだまだ力を残しているぞ、ってことなんです。裏仕事からの発展形としての現在のポジションらしいが、裏でくすぶらせるのは勿体ない。是非、今後はガリガリとメインに食い込むお仕事をたくさんこなしてほしい。そして、不思議な力を改めて見せつけてくれたキャストというと、何故か安済知佳の存在も気になっているのです。まだ代表役は多くないのだが、彼女の声にも何か魔性が潜んでいるような気がするんだよな。

 そして最後に一言、ぱるにゃす、頑張るにゃす! こんなにも役に恵まれ、任されたメインキャラがドはまりする役者も珍しい。ぱるにゃすにあらずば友奈は世界を救えなかっただろう、そんな気がするこの照井春佳次元。もっともっとお仕事ください。

 さ、あと3人だ。

 

 

第3位

‘05「植田佳奈」 ’06「小林ゆう」 ’07「戸松遥」 

‘08「佐藤聡美」 ’09「原田ひとみ」 ’10「日高里菜」

‘11「伊瀬茉莉也」 ’12「茅野愛衣」 ‘13「種田梨沙」

’14「大久保瑠美」

 今年の受賞者を選出するにあたって、色々と取捨選択をしながら見ていたら当然この名前も浮上した。「さばげぶっ」のうらら、「ばらかもん」のタマちゃん、「一週間フレンズ」の沙希ちゃん、そして「デスパレード」のノーナ。盛り上がる場面には、いつもるみるみがいた。「でもなー、どうせ過去に選出してるからなー」……してなかった。これまで何年も「るみるみ最高!」というチャンスがあったにも関わらず、何故か選出してなかった。じゃぁ、もうここは指定席でいいじゃない。大久保瑠美は、凄まじい役者ですよ。彼女が声を当てるキャラというのは、何故か不可思議な実体感を得る。元々高音域でいわゆる「萌え声」に属する部類の役者なので、どうしたって浮世離れしたようなヒロインを任されることも多いのだが、彼女は、そんなキャラに「キャラであるだけ」を許さない。貪欲に自分の手元に引きずり込み、しっかりと自分なりの息吹を与えて、初めてそこに立つことを許すのである。飄々とした言動にだまされがちであるが、彼女の仕事師としての責任感は間違いなく本物だ。

 あと、多分彼女の変態性も多分本物だ。「オタクに受けるキャラ作り」を心得ているのは、やっぱり裏を返せば自分もオタク根性が充溢しているから。「自分の趣味の話を始めると早口になる声優」って、どやねん。いいぞもっとやれ。

 

 

第2位

‘05「斎藤千和」 ’06「後藤邑子」 ’07「佐藤利奈」 

‘08「遠藤綾」 ’09 「悠木碧」 ’10「喜多村英梨」

‘11「豊崎愛生」 ’12「金元寿子」 ‘13「佐倉綾音」

’14「M・A・O」

 最近の若手は本当に芸達者で基盤の出来た子が多いのだが、そんな中でも図抜けているのがこちら、ゴーカイイエローこと市道真央である。先に「ゴーカイジャー」で顔出しの仕事を見ていたために、最初に声優業に食い込んでくると知ったときには当然ながら「本人の演技の印象があるから、キャラに合わせてもどうしても違和感が出るんじゃないかな……」という懸念を持った。先に役者の顔を見るのはあまり良くない、という考えを持っている人は少なく無いし、実際、弊害が無いとは言えないのが事実だと思う。しかし、そんな不可思議な導入があったにも関わらず、M・A・Oという役者は、気付けば自然にアニメの裏側に落ち着いていた。素晴らしいのは、声のベースラインはもちろんありつつも、積極的にテンポで差をつけていくタイプの役者だったことだ。少し前の役だが、「ズヴィズダー」の蓮華ちゃんのような正統派ヒロインから、「ブリュンヒルデ」のカズミのような関西弁積極キャラ、劇場版「アルペジオ」のヒエイのようなズレた堅物、「セハガール」のドリキャスのような阿漕なまでの媚びキャラまで、コロコロと印象を変えて入り込んでくるその手管は、早くも声優としての芸幅の広さを見せつける仕上がりになっている。本当に何をやらせてもスルッとベストの位置に落ち着くのが抜群に上手く、「まじっく快斗」の青子なんかは、映像面のせいで山崎和佳奈の仕事が脳裏にちらつくのに、そのラインを絶妙に踏襲しながらも、きっちり自分なりにやりやすいところに落とし込んでいるのが分かる。一体どこでここまでの技術を習得したというのだろうか(やっぱりゴーカイジャーなんだろうか)。むぅ、戦隊ヒロイン恐るべし。おそらく彼女、今後は声優専業で一旗揚げることになると思いますよ。

 

 

第1位

‘05「生天目仁美」 ’06「井上麻里奈」 ’07「阿澄佳奈」 

‘08「井口裕香」 ’09「高垣彩陽」 ’10「藤村歩」

‘11「福圓美里」 ’12「内田真礼」 ‘13「内山夕実」

’14「早見沙織」

 ……説明、いる? 多分いらないと思うんだけども。そりゃま、最大の要因は「異能バトル」の鳩子だけど、他にも「憑物語」の余接、「マンアシ」の足須さん、「グラスリップ」のやなぎ、「君嘘」の絵見、「ガールフレンド(仮)」でのにゅーろんくりぃむそふととしての働きなどなど、あげればきりが無い大量の「はやみんだから最高だよね」が転がっている。彼女もまた、「この賞にとっくの昔に選出したと思ったらそうでもなかった」枠である。全世界が早見ボイスにひれ伏す未来は遠くないだろうさ。文句あるかい?

 

 

 

 

 

 

 

今年も、良きアニメに巡り会えますように。

 

 

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コメント
お疲れ様です
自分は3年くらい前からほぼ毎日楽しくこのブログを読ませてもらっています。
その中でもこの企画が一番の楽しみです!もはや自分がアニメを見るモチベの1つにもなっていたりもします。

これだけのボリュームの記事をこのペースで上げるのは好きでやっていてもなかなか大変なことなのは間違いないと思います。純粋に尊敬しております。
実はこのブログに影響を受けて自分も1年前くらいにアニメ感想ブログを始めたりしたのですが、ほとんどこのブログのパクリみたいな内容になったうえにどんどん更新ペースが落ち自然消滅してしまったので、Thraxiさん(でいいのでしょうか?)への崇拝度が上がる一方です。毎回読みやすい文章と構成だと感心していますが、一つの記事をどれくらいの時間で書き上げているのか気になっているところです。

余計なことを書いてしまいましたが、このブログのファンであることを伝えたかったのでコメントさせて頂いた次第です。それだけです。今後とも楽しみに読ませて頂くと思います!無理のない範囲で頑張ってください!
【2015/04/14 23:31】 NAME[リーフ] WEBLINK[] EDIT[]
Re:お疲れ様です
こんだけ褒められると! キョドるね! コメントありがとうございます!
いや、このブログというのは元々自分自身の為に始めたものですし、今でも10割自己満足のためなんですよ。何かしらアウトプットするのがストレス解消になる面倒な性格なんですが、ただいつの間にやら手段と目的が訳分からなくなって……気付けば今に至るという……まぁ、「好きでやってるから」っていうのが一番の理由なんでしょうね……駄目ですよ、こんなことやってると私生活がどんどん犠牲になりますからね。
それでもこうしてコメント頂けると大きなモチベーションにもなりますので、これからもこっそり、気が向いたら見て頂ければありがたいです。飽きるまではお付き合い願います。
ちなみにどうでもいい事ですが一応ご質問に答えておきますと、大体アニメの記事一本にかける時間は15〜30分くらいですかね。特に気合い入れて観たい場合(今年だとユリ熊、WIXOSSあたり)はアニメ見直しながら書いたりもするので、倍以上かかるものもありますが、そういうのは多くても週に1,2本にするように調整してます。グランプリ記事は……そりゃもう時間かかります。大げさに言うと1年かけて書きます。まー、何にせよ「暇である」っていうのが絶対条件ですけども……。それぞれに一番楽しめるアニメの見方するのがベストですわね。
【2015/04/15 00:38】


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Thraxi
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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