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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 BJ松wwww第11話。こんだけシリアスな話の後にあれはないやろ! と思ったけど、よく考えたら本編もギャグ以外の何ものでもないな。

 今週の話、何だったんでしょうかね。ラストに百樹と話すハザマで終わったから「おっ、もう1話続くんか?」と思ったら流石にそんなことは無くて来週は別な話みたいだし、結局何も解決してないままのエンディングである。別に百樹が逃げ切ってる、ということで構わないんだが、それだったら何でわざわざ自首して法廷に出向いて死刑宣告を受けたのかわからんのよね。逃亡犯でも脱獄犯でも警察が追うことにはかわりないわけで、今週の描写だけだと特に法廷で宝と争った様子もない。単に自首して、宝の無法を諾々と受け止めて、そしてそのまま脱獄、雲隠れ。どう考えても捕まるプロセスが不要である。あー、でも投獄中は澪さんと面会出来たかもしれないので、そのために一旦シャバに出てきたとも考えられるが……なんかよく分からん話だった。結局問題になった子安ボイスの重役も、あれだけ悪そうな顔した宝ものうのうと生きてるわけで、百樹の復讐劇は未完で終わってしまってるんだよな。手足を合計4本切り取ったらそれで満足なのかしらね。

 そんなうやむやなシナリオながらも、ギャグとしての勢いは前回までに引き続きかなりかっ飛ばしていて面白い。トップは文句無しで「屋上からオプションのワイヤーアームで降りてくる百樹」なわけだが、その前の車椅子特攻シーンなんかも割と面白い。このアニメって戦後のお話だよね……いや、現代だったとしてもおかしいんだけどさ。ちなみに、警察組織は様々な手塚キャラが夢の共演をしているのでそれだけで絵面が面白いのがずるい。雲名警部とか、まさかこんなところで顔を見るとはおもわんかったわ。「三つ目が通る」、久しぶりに読み直したいなぁ。

 まー、今回のお話の目的はあくまでもハザマが医学界に嫌気がさしてアウトローに変貌する契機を描いたものであるので、極論すれば百樹がどうなろうと問題じゃないんだ。確かにこれまでハザマは無免許で手術を行うなど、既に無法者ではあるのだが、はっきりと「表の医学界」に見切りを付けて「ブラック・ジャックスタイル」に身をやつすようになったのは、今回の百樹事件が決定打になった様子。そりゃね、殺人鬼の手術に立ち合って自分がキリングマシーンを作ったっていうだけでも結構なショックなのに、それを突き動かしているのが医者だったなんて事を知ってしまえば、もうそんな職場を信用しろって方が無理な話で。元々ハザマは「自分を助けてくれた医学に恩返しがしたい」という思いも強く持っていたはずだが、そんな純粋で強固な彼の目標をぶち壊し、闇外科医に落とし込むためには、今回の百樹のように常識の範疇に収まらない桁違いの「暗部」が必要だったのだろう。今後、ハザマは「百樹を生かし、医者を殺した」という十字架を背負いながら、表の医学界にそっぽを向けることになるのだろう。これもまたしょうがないことである。まー、原作では自分の事故の原因になった連中に復讐するところまで織り込み済みだったはずなので、元から人を殺したりすることにあんまり抵抗は無かったのかもしれないけどねー。

 それにしても、今回の事件で一番可哀相なのはぶっちぎりで澪さんである。結局何のフォローも無しなのかよ……。

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