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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「田中くんはいつもけだるげ」 5

 田中やら坂本やら、平凡な名字のタイトルが多いな……。ついでに「となりの関くん」と「琴浦さん」も入れてしまおう。

 タイトル通りにユルユルなシュールギャグアニメ。こういうのをギャグといってしまっていいのか微妙だが、少なくとも「日常系」ではないよな。「坂本ですが?」の坂本と今作の田中は、方向性こそ違うが奇天烈さは似たようなものである。

 正直、冒頭数分半は「アニメ化する意味あったのかぁ?」と思いながら見ていた。それこそ「坂本ですが?」も同じだが、あんまりアニメにしたことで得られるプラスがあるように感じられず、さらに今作の場合は「坂本」のように勢いで押すタイプの方向性も絶対にあり得ない。ほのぼの系のギャグとはいえ、いくら何でも緩すぎてだるんだるんだし、女の子が出てくるわけでもないから萌え要素にも繋がらない。間違いなく最萌えキャラは太田なわけだが、太田×田中のカップリングだけで見続けるっていう作品でもないだろう。

 しかし、ぼんやりと見続けてアイキャッチを挟んでBパートに移行するあたりで、「いや、ひょっとしたら萌え要素もギャグ要素も割とあるのかもしれない」と思い始めた。田中の狙いすぎたキャラはそこまで刺さる要素ではないのだが、そんな田中を見守る太田の甲斐甲斐しさ、こんな不適合者のことも温かく見守ってくれるクラスの仲間達や先生など、とても優しい世界には違いないし、アレンジ盤「ふるさと」など、案外変なところに気が利いたネタ回しも存在している。そう、この作品は、太田×田中とかいうカップリングの味わいではなく、「田中という珍獣をまわりのみんなでお世話する」という一種の動物バラエティなのだ。方向性としては「ぽてまよ」とか「少年アシベ」に近いのかもしれない。そうやって見てみれば、主人公(?)の太田の献身的な態度や、冷静で異常な程の田中への関心も納得できるものになり、頑張って餌をあげている太田が可愛く見えてくるじゃないか。あぁ、結局日常もので萌えものだった。

 製作は今期2本目のSILVER LINK、そして監督は川面さん。今期は川面さんと大沼さんが同時に作品を提供してくれているナイスなSILVER LINKシーズンである。「のんのんびより」でたっぷり楽しませてくれた「ダラダラした間の演出」は今作にもばっちりハマっており、「最高球速は大して早くないけど、スローボールがめっちゃ遅いので130㎞台でも充分速球に見える」みたいな緩急の付け方。アイキャッチのチビキャラの動き、そしてそれに連動して背景が動いたりする細かいギミックの仕掛け方も楽しく、ユルい作品ながらも要所で工夫を凝らした演出が見て取れる。これなら「のんのんびより」同様にダラダラと埋没していけるかもしれません。

 中の人はだいぶ誠凜高校の印象が強いメインキャスト2人がとにかく頑張っている。特に「何故かこういう面倒見の良い役がやたら回ってくる」でお馴染みの細谷のテンポ芸が気持ちいい。中の人も変な気遣いで有名な人だし、にじみ出る人の良さみたいなものってあるんだろうな。あとはどれだけ女の子が出てくるかで私の興味も上下します。次のエピソードでさっそく女子キャラがメインになるみたいだし、このまま頑張ってほしいですね。

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