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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 良い具合、そして悪い具合に煮詰まってきました、第5話。延々暗闇の中で車座になって揉めるだけのアニメってのも斬新だが、これの人数が1/4くらいになったのが「六花の勇者」でした。

 前回2グループに分かれたので多少なりとも見やすくなるのかと思ったのも束の間、下山派はあまりのトラブル続きのためにさっさと計画を断念、再び納鳴村へと舞い戻ってきた。あれだけ山道を歩いて疲労困憊していたってことは相当な距離を歩いたはずで、戻ってくるのも難行だったはずなのだが、そこはあっさりと帰還しているあたりはやはり何らかの超常的な力が働いているという示唆だろうか。確かナンバリングを打ちながら地図を辿っていたら90番台から一桁に戻ってきてしまったはずなので、山をぐるりと回ってループした形になるのだろう(地形的にそうだったのか、それとも「迷いの森」的な力なのかは分からないが)。さらにその場所で廃線とおぼしき線路とトンネルを見つけたのがちょっと前の話。そこからパニックになり、逃げ惑っていたはずなのに村に戻るのは簡単。唯一、氷結さん改めケツさんのみが、ジャックの亡霊に怯えてリタイア(?)してしまっている。これではっきりと「消えた」人間はよっつんに続いて2人目。ジャックは現在消息不明だ。

 前半Aパート、亡き娘を見て混乱した運転手をなだめすかしているところに下山組が帰還、あまりに乱雑な情報を巡って混乱が深刻化。美影ユラによって現状が深刻であることが告げられるも、それに同調しづらいお気楽連中や、突拍子も無い話を飲み込めない居残り組との温度差によって溝が深まっている。そしてその溝が決定的なものとなり、Bパートでは様々なトラブルへと飛び火するという形だ。時系列ごとにまとめるのは無理なので、各要素ごと、キャラクターごとに今回分かった情報や気になる点を列挙していこう。

 まず、「超常現象」とおぼしき存在については、先週までで類推された「なんらかの心象が映し出される」という現象が補強された。トンネル内でマイマイがみたものは「巨大な光宗」だったが、実際には元カレ(?)かなんかの像だったようだ。次回予告からするとそのあたりの回想は次に確認出来るかな? ジャックが失踪したことによってケツさんがみたものが虚像なのか実体なのかは判断出来なくなってしまったが、普通に考えればジャックが単体であんな山道を行軍する意味も無いので、あれもやはり心象だった可能性が高いだろう。そしてラストには光宗も「何か」を見ている。彼は膨れあがるその虚像を見て「トキムネ」とつぶやいている。このあたりも次週以降か。ただ、マイマイの見た「巨大光宗もどき」は実際に画面に表示されなかったのに対し、今回の「トキムネ」はしっかりアニメーションとして描き込まれているという対比は注意すべき。真咲に見えていなかったようなので虚像には違いないだろうが、光宗視点で見たものが画面に反映されているということは、今後このアニメを見る視点を定める手掛かりの1つになるだろう(もし、「光宗の視界」のみ虚像の表示が認められると仮定するなら、ケツさんの見たジャックは本物ということになるが)。また、映像以外にも、各人が聞いている「怪音」にも個人差があることがはっきりした。美影のいう「笑い声」のように、とにかく「得体の知れないもの」であることは間違いないようだが、これも「現象」の1つとして押さえておく必要があるだろう。ただ、これらが全て虚像であるのは事実としても、2話目で目撃された通り、森の木に巨大な爪痕が付いていたことも忘れてはならない。これが別種の怪異なのか、単なる自然現象なのかは不明。

 以下、キャラごとの動向をチェック。まずは美影+ミリタリーコンビ+らぶぽんの「この村やばすぎる」チーム。美影は当たりこそ強いものの、その危機感は大げさというほどのものではない。これだけ怪しげな現象が連発しているというのにのんびり構えている他の連中の方がどうかしているのだ。我々視聴者と同じように事態を受け止め、最も鋭敏に動いたのが美影といえる。まぁ、超常現象なんてそうそう容易く受け入れられるものではないので、彼はまだ「こはるんを主犯として何者かが自分たちを陥れようとしている」というビジョンを持っているようだが。現実を見ればそのあたりが無難な落としどころだろう。そんな美影の危機感に同調したのは、メンバーの中でも数少ない実用的な能力を持つミリオタコンビ(地獄の業火・ニャンタ)。この2人、外界での接触は無かったはずだし、根本的なモチベーションも差があるはずなのだが、今のところは足並みが揃っていて志を同じくしている様子。あくまで警戒心から現状を探ろうとしている美影と違い、「何かミリタリーっぽいこともしてみたい」という好奇心から動いている部分もあるのだろうか、光宗の拉致・拷問へのムーブもスムーズだった。美影はこの2人を御しきれるかどうかで今後の位置取りも変わってくるかも。らぶぽんはあからさまにイカれているだけなので、今後は極まって誰かをやっちまうトラブルの種になる未来しか見えないな。まー、現状見ていて一番楽しいのは彼女なのだが。

 美影と明確に対立する構図になったのが、ヴァルカナ+こはるん+ダーハラの主催者側チーム。ヴァルカナさんについては先週までで人となりが明かされたが、一応、現状では支離滅裂なことをいう下山組にまっとうな文句を言い、美影の急進的な行動を押さえる役割を担っている。こはるんは美影の視点からすれば「主犯」であるが、まぁ、視聴者からすると彼女に後ろ暗い部分はなさそう。突如彼女が歌い始めた村に伝わる歌は、この手のお話では今後重要な役割を担うのがお約束。どうやって調べたんだよ、なんて突っ込みもあるにはあるが、一応ここに記載しておこう。ディティールは定かじゃないが大体こんな歌詞。「なきは(わ)ななき ねんを(ご)つらにくし わるいまなこをぬいてやろう」。冒頭「鳴き戦慄き」なのか、「無きはナナキ」なのか、いくらでも類推可能な部分、中の句は聞き取れなかったので詳細不明。下の句はいかにも陰惨なイメージだが、「まなこ」が「眼」であるなら、視覚に訴えている現時点の「超常現象」と関連も想定される。運転手の話に絡めるなら「愛子」で「マナコ」と読ませるパターンもあり得るかも? ちなみに、このチームの中ではあからさまにダーハラが微妙なポジションに立っているのが不安要因。こはるんがヴァルカナと急接近しているせいで、今後何かトラブルがありそう。

 今回突然前に出てきた人物がリオン。彼女が最初の集合シーンで見せた行動は、今後に大きな意味を持つシーンになりそうだ。これまでクールを貫いてきた彼女が突然取り乱し「光宗の方」を指さしたシーン、これは後のシーンで「本当に見えるのはこれから死ぬ人間」と言っていることから、光宗に死相が見えたために驚いた、と解釈出来るわけだが、もしこれまでの人生でもそうやって死相を見てきたのなら、この状況で突然光宗にだけあんなに驚くだろうか。逆に言えば、他のメンバーには死相は見えていないということなのか? わざわざあんな紛糾した場で思わせぶりな行動を取るほどの必然性もないし、そういうキャラにも見えないので、何かもっと裏の意味があるような気がしてしまう。どうにも、光宗以外の何かが見えて驚いたことを隠そうとしていたようにも見えたのだが……。

 光宗を食い物にする(?)女子三人組。ぶっちゃけ、残ってる女性陣の区別がまだ付いてないので誰が誰だか把握してないんだけど、サブタイトルからしてあの3人がユウナ・ユウネ・ユウノでいいんだっけ? ミリオタコンビが離脱したため、見張り任務を都合のいい光宗に押しつけるなかなかのクソっぷり。まぁ、それに乗ってしまう光宗側にも問題はあるわけだが……。女性陣はまだまだ数が多いので、もう少し間引きは起こりそうだが……。

 そして、渦中の人物光宗と、その友人スピードスター(颯人)、それに真咲。颯人はあんだけ悪態ついといてあっさり戻ってくることになったのだからそれなりに気後れはあるんだろうが、あんまりそこに固執せずにまた元の関係性に戻っているあたりが軽いな。光宗が気にしないから別にいいんだろうが、どうにも本人の中では「あの光宗なんかに議論で負けた」みたいな妙なコンプレックスを抱えていそう。今回の騒動で美影サイドにつかなかったのはまだ冷静な証拠だとは思うのだが。そして、拉致された光宗を(どこから見ていたのかしらんが)助けてくれた真咲。光宗には割と素っ気ない態度を貫いていたように思うのだが、ここで突然身を挺しての救出劇を演じてくれた。彼女の光宗への感情にも謎が尽きない。もちろん、「山を下りない方がいい」と主張していた謎も残ったままである。

 他にも、消えたジャックの謎も残っているし、結局よっつんがどうなったのかも未だ不明なまま。何一つ解決はしません。まぁ、当たり前なのだけど……これ、どこから収束始めるんでしょうね。こわわ。

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