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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「競女!!!!!!!!」 6

 嗚呼素晴らしき哉、日本のアニメ文化。ほーら、馬鹿が来ましたよー。

 原作未読。未読なんだけど、随分前にパラパラとその辺に置いてあったサンデーをめくる機会があり、その時に「やァやァ、なんとも奇特な漫画が載っているゾ」と思ったことがあった。いや、今にして思えば何で目についたのはも定かじゃないのだが、その頭の悪そうな漫画が、当然この「競女」である。

 基本的には「エロで釣ろう」というタイプの頭の悪そうな漫画だろう。さらにこれがアニメになったのだから、エロで釣ろうとする頭の悪いアニメになるに決まっている。実際、中身をみればそんなもんだ。ただ、今作は例えば「ハイスクールD×D」や「ヴァルキリードライヴ」、それに「To LOVEる」なんかとはまた違ったフロンティアスピリットが籠められている。それが今作における「圧倒的、尻」である。そりゃま、おっぱいもあるにはあるが、本作で常にカメラの中心に有るべきは尻だ。そして、流石にここまで徹底的に下半身に絞って描写が傾いた作品というのは見たことがない。さらに、今作は「尻エロアニメ」ではなく、「尻アクションアニメ」なのである。「尻で戦う」というその設定自体が、確実に無謀の極致にある。実際に「手足の使用を禁止され、尻だけで戦う競技」があったと想像してみてほしい。そんなものは存在し得ないことはすぐに分かるはずだ。あっても、せいぜい昭和のバラエティ番組のお色気コーナーどまりである。

 しかし、このアニメはそれを現実のものとした。いや、アニメだから現実ではないんだけど、「なんかありそうな画」を作り出した。私はこの「誰も足を踏み入れなかった第一歩」を評価したい。漫画だったらごまかしも出来ようが、アニメでは「現実にあり得ない動き」をごまかすのは非常に厄介なことで、そんな画を作らなきゃいけないアニメーターさんはきっと頭を抱えたことだろう。人間、尻から動いたり、尻を振りかざしたり、尻を避けたり、尻を突き抜けたり、そんなアクションは絶対取らないのだから。しかし、このアニメはオープニング映像から始まり、実際の試合シーンで全力で尻を使い続けている。そして、そのあまりにも馬鹿馬鹿しい尻バトルが、「なんかそれっぽいアクション」になっているではないか。「尻で顎の先をかすめて相手を気絶させる技」?! そんなものは有るわけない! そんな動きが出来るわけがない! でもそれが「ある」のだ。この非現実の実現こそ、まさにアニメーションという技法の真骨頂ではないか。いや、多分必死で動画をおこしてるアニメーターさんが頭を抱えることに変わりはないんだろうけど。

 この「あり得ない動き」を立派にアクションとして確立させた功績を、素直に「アニメの面白さ」と認めて、私は今作を応援してみたいと思った。幸い、あまりにも馬鹿馬鹿しいので「どうせエロ目的だろ!」とかいう非難も起こらないだろう。いや、生粋に尻好きならこれでもいいのかもしれないけど。流石にミサイルのように飛ぶ尻に欲情しますかね……。まぁ、とにかく女の子がたくさん集まり、誇りと人生を賭けて尻をぶつけ合う世界なのだ。そんなもの、見たことないでしょう? 見たことないものだったら、見てみたいでしょう? え? そうでもないの? まったく、探求心が無い人間はこれだから……。

 制作は奇しくも「To LOVEる」シリーズなどでお馴染みのXEBEC。監督の名前は初見だが、XEBEC関連の仕事ではまさに「To LOVEる」なんかの作業には参加している人のよう。シリーズ構成に加戸誉夫の名前がクレジットされてるのも、割と本気の布陣になっている気がする。少なくとも1話目時点で画は面白いものに仕上がっていたし、素直なストーリー展開は抵抗なく受け入れられるものだ。なんかもう、オープニングがAiRIの時点で割と本気で青春したがってる感があるんだよな。まぁ、彼女は「魔乳秘剣帖」でもオープニング担当してましたけども。乳に続いて尻やで。

 実際に中身はバリバリのスポ根設定だし、こんなに見やすい設定もなかなか無い。ごく普通の現代社会に見えて「競女」という競技があるという部分だけが現実と異なるパラレルワールドのお話。こういうのは「一体何故こんな世界線があるのか?」とか考えるだけでもちょっと面白いですよ。「RAIL WARS」の電車の扱いとか、そういうのと同じで。この世界の女性たちは、競女に憧れを抱いているようなので、どうやらセックスシンボルとしての女性観が無いんだよなぁ。そのあたりの歪んだ常識についても掘り下げられれば面白そうなんだけども。

 中の人は、何故か関西弁のキャラを任されたメインヒロイン役にLynn。そしてサブヒロインにM・A・Oと、ついにメインキャスト2人がアルファベットだけの配役が実現した。Lynnは一応これが初のメインヒロインということになるのだろうか。「さばげぶっ」といいコレといい、どうにも変態レベルの高い現場を任されることが多いね……関西弁もあまり不自然に聞こえないし、突き抜けた元気っ子ぷりは今後の活躍が楽しみ。その他、1話目で活躍したキャラだと前田玲奈の名前が確認出来るし、問題児クラスのルームメイト役は大西沙織・本渡楓というラインナップ。うーむ、若いねぇ。ちょっと前ならこういうキャラには必ず日笠がいて……って思ったら、ちゃんと保護者サイドにいたのでちょっと笑った。おっぱいバトルでは必ず出番が合ったが、尻でも出てきますか、そうですか。

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