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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「響け!ユーフォニアム2」 7

 ユーフォの時間だぁぁぁああああああアアアアアア! この時をどれだけ待ち望んだことか。少なくとも俺の人生はあと3ヶ月伸びたんだ。それだけでも、平身低頭、五体投地で感謝感激である。しかも初回一時間スペシャルとか。駄目でしょ、いきなり刺激物を大量摂取とか、ショック死する可能性があるんだから。えぇ、死にそうでしたね。さぞかし幸せな末期を味わえたことでしょう。

 今作1期がどれほど素晴らしかったのかは過去記事や昨年度のグランプリ記事参照。京アニの京アニたる圧倒的作画力でもって描かれた繊細な女の子たちの映像美、そしてそこで紡がれる圧倒的百合力に満ちた作劇。青春群像劇としても文句のつけようがなく、私の中では京都アニメーションの長き歴史の中でも最高の作品(の1つ)といえる。今期は同時に、やっぱり京アニの最高傑作(の1つ)である「けいおん」の再放送もやってますので、色んな京アニガールズを堪能することが出来ますよ。2つ続けて見てたら同じ「楽器演奏アニメ」なのにテンションの違いに過呼吸おこしそうだけど。

 記念すべき1話目、すでにアクセルはベタ踏み。「ユーフォ」に求められたあらゆる要素が、原液そのままで喉の奥、胃の腑の深奥まで突っ込まれる。いやー、でも流石に花火大会の恋人繋ぎはちょっとやり過ぎカナー。いくらなんでもそこまで百合百合しくされるとナー。素晴らしいですけども。高坂さんを安易に人の世まで降ろさないように気をつけてくださいね。彼女はすでに百合の神域に辿り付いていますので。でもまぁ、何とか精一杯客観的に、批判的に見ようと努力すれば、そのあたりに今作の課題があることは間違いないんだ。1期の時点ですでに結論が出ているお話が多く、「高坂麗奈がデレるまでの物語」という(少なくとも私にとって)最大のテーマは完全に決着がついている。麗奈と久美子は魂の絆で結ばれ、他の何ものも寄せ付けぬ関係性をガッチリ構築している。そのことを認めることに若干の抵抗がある私のような人間を、この第1話は鈍器で思い切り殴りつけている。「今回のお話の中心はそこじゃねぇんだ」と、言葉で分からないなら身体に教え込むレベル。ヤメテください。その百合は危険過ぎます。

 まぁ、そんなわけで、二人は幸せなキスをして終了で構わないと思うのですが、今作最大の難所は「2期のストーリーをどうやって構築するか」なわけですよね。「滝昇という地雷」も1期でほぼ処理が完了し、中瀬古先輩を中心とした「3年生とのバトル」にも決着が付いた。久美子と麗奈はソウルメイトになったので1年生グループにも今のところ亀裂はなく、麗奈の口からさっさと「葉月も緑輝も嫌いじゃない」の言質を取ってしまったので、多分ここから麗奈が孤立する流れもなさそうだ。そんな状況で、単に「夏休みもめいっぱい練習しました。関西大会で良い結果が出せました。まる」というだけでは単なるスポ根アニメで終わってしまう。もちろん、京アニ流の圧倒的作画力、演出力でそれだけを描くアニメを展開しても構わないとは思うが、そこはユーフォですから。やっぱり何か火種は欲しいじゃないですか。そこで取り出されたのが、「過去の遺恨」である2年生チームのお話だったわけですね。

 2期らしく新キャラとして投入されたのは、なんと過去に部活をやめていた2年生、傘木希美先輩(CV:東山奈央)。彼女の存在ががっちりと1つにまとまった吹奏楽部に再びの波紋を起こす……のかどうか。彼女を巡ってのトラブルはまだ全容が明らかになっていないので、ここからどう発展するかは定かでないが、彼女の登場により、中川先輩、そしてデカリボンこと吉川優子先輩という2人の2年生のも再びスポットが当たった。特に優子の方は1期ではまた違った要素からキーパーソンになっていたが、今回は彼女達を中心とした過去のドラマから、一気に株を上げてきそうな気配がある。考えてみりゃ、1期では厄介担当だったが、それでも彼女は部活をやめずに続けていた人間ではあるんだよな。中川先輩と優子は一時は「怠惰な部活の象徴」のポジションにあったが、それが生まれ変わり、過去の因縁と対峙するという構図。とりあえず、しばらくは2年生チームが主人公ですかね。そして、そんな火種の中に新たに産みだされたのが、不思議な存在感を放つ鎧塚みぞれ先輩(CV:種﨑敦美)。久美子曰く「淡泊な」オーボエを奏でる何とも存在感の希薄なレギュラーメンバーだが、空気を読まないクラッシャー役を務めるとともに、のぞみのフルートを聞いて「吐きそう」と宣うとんでもない神経の持ち主。この人達の楽器に賭ける情熱、やっぱりすげぇな。どうやら並々ならぬ因縁が楽器の音に込められていそうだ。

 そして、そんな2年生の遺恨を一身に背負うのは、我らが「女王」、田中あすか先輩である。もう、1話目から飛ばしまくりのあすか節。そう、1期では婉曲的に彼女を「倒した」ことによってカタルシスを得る事が出来たが、実際には彼女は折れてもいなければ変わってもいない。つまり、1期から引き続きラスボスであり続ける存在だったのだ。2年生の問題を発端にはしているものの、どうやら今期の最終目標は「打倒田中あすか」になりそう。これは難度の高いミッションです。何が大変って、正直彼女には「折れてほしくない」んだよなぁ。もう、ずっと人の心なんて持ち合わせないで欲しい、ただユーフォを吹き続け、自分を磨き続けるだけのマシンであって欲しい。マッチメイクを考えると、彼女は性質に共通項の多い麗奈と一回ぶつかりそうな気がするんだよなぁ……期待と不安で今から動悸がヤバいです。

 その他にも、「おそ松の旧友だったカラ松まで指導に来た」とか色々と話題は多いですが、新キャラ以外でもう一個かき回すとしたら久美子のお姉さんになるんですかね。あのあたりの家族の問題は1期でだいぶ乗り越えているはずなんだけど、完全に消化しきったわけではなかったので、今回もサブツールとして使われるかも。あと残ってる要素っていうと「久美子と塚本の関係性」とかだけど……もう、そこは進展しなくていいです。「俺の女に手ぇ出すなよ」とばかりのドヤ顔の麗奈さんが見られたので、塚本はもうお役ご免でいいです。

 いきなり一時間もぶつけられたもんだからまだまだまだまだ書きたいことはある気がするのだが……とりあえず、世界は再び動き始めた。何もかも全て、見せてもらいましょうよ。

 追伸:後藤君、なんでテレビでナレーションやってたんですかね。

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