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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 日本シリーズのせいで2話一挙、第30話、31話。これまで、諸々の事情で一挙2話放送になったことは何回かあったのだが、その都度上手い具合に前後編が一挙放送になってたのよね。今回は不測の事態だったこともあり、何ともヘンテコな変成になってしまった。面倒なので一気に2話分。

 まずは30話。「犬猫に厳しい」ことでお馴染みのジョジョ。荒木先生のコメントとかであんまり動物好きって話は見たことがないし、巷では荒木先生が動物嫌いなんじゃなかろうか、なんて噂も。まぁ、おそらく特に愛着がないってことなんだろう。じゃなきゃコミック1巻でいきなり犬を焼き殺したりはしないでしょうよ。猫についても色んなところで登場するが、個人的にはDIOにワンパンで吹き飛ばされて食べられたり飲まれたりしてた猫が(色んな意味で)可愛そうナンバーワンである(第2位はエンヤ婆がテンション上がって意味もなく殴り殺した猫)。それに比べて、なんとある意味で「メイン級」の破格の扱いを受けたのがこちらのストレイキャット。動物のスタンド使いシリーズもいよいよ猫が参戦……と言いたいところだが、果たしてこれは猫のスタンドと言ってもいいものやらなんやら。一応、しのぶが目撃した「天井に張り付いた能力」はストレイキャットの「空気を操る能力」に繋がってるんですかね? でもなぁ、草になってからようやく認識した、みたいなナレーションも入ってるし、生前(?)は能力を使いこなしてたようには見えないんだよな。とりあえず、一度は死んだはずの猫が「なんか不思議な縁」で植物の形で復活。ひょっとしたら、そこまで含めてのスタンド能力だったのかも。猫といえば命を複数持っていることで有名ですからね。

 5部のディアボロにも共通するが、ジョジョはこうして「ラスボスが主人公チーム以外の第三者と戦う」シーンがちょいちょい登場する。そして、日常系スタンドバトルでお馴染み第4部らしく、猫+草というどうでも良さそうなヤツ相手に吉良が苦戦する展開はなかなかに見もの。実際ストレイキャットの能力は用途の広さに加えて野生の防衛本能が備わるおかげで、おそらくタイマン勝負なら最強クラスの能力である。物理攻撃は壁でシャットアウト出来るし、空気という絶対的なものを使役するので色んな能力の上位種として機能できる。そしてそこに、理屈で説明出来ない「本能的な攻め」というチート性能も加わる。今回のバトルで言えば、吉良の爆弾を止めたのは全くの偶然であり、普通ならあり得ない防衛能力であるし、「血管に空気をぶち込む」なんて猫が思いつくわけ無いのだから、これも「なんとなく相手を殺そうとした結果」と考えるべきなのだろう。とにかく、理屈が通用しないので強いのである。一応能力制限を考えるなら、完全に空気を操れる有効範囲はかなり狭そう。おそらくバリアを張った半径20センチ程度が限界で、それ以上遠くに攻撃する場合は「弾」の形になるんじゃなかろうか。振り返ってみると、「砂」のイギー、「氷」のペットショップと並べると、動物軍団が地水火風の3元素までフォローしてるな。残る「火」は……マジシャンズレッド?

 まぁ、そんな無敵の猫草との対戦だが、吉良は一方的に攻められていいところがないゲームである。個人的にお気に入りは爆弾を発動させようとして必死にスイッチ連打する吉良。改めて見るとすげぇ間抜け。あと、いくら緊急時とはいえ、シャツを片手でビリビリ破ける吉良の筋力も馬鹿にならない。あれ、ボロボロになったシャツはしのぶになんて言い訳するんだろうな。しのぶさん、すっかり色ボケ人妻になってしまいましたが、アニメだとことさらに乳のでかさがアピールされているようで、何ともけしからんのです。実の母にあんなことされたら早人もそりゃ気分は良くないよなぁ。この親子、今後上手くやっていけるんでしょうかね。今回は「ボクのパパは……」もついでに入っていたので、天才少年川尻早人の才能の片鱗を見ることが出来ました。あのスピードで機転を利かせて窮地を脱するとか、どんだけ軍師の才能があるやら。あのデザインのロフトって、上にいる状態でははしごの収納は不可能だと思うんですけどね。あと、クローゼットも屋根裏もめっちゃ広いっていう。一体どんな間取りの家なんだよ。家賃13万でしたっけ? 川尻さん、けっこう良い生活してるナー。

 続いて31話。これはもう、その構成に驚くばかりの回である。風の噂で聞いたが、どうやら本作は3クール完結で間違いないようで、ここから先のエピソードはかなり駆け足で処理しなければならない。そこでスタッフが試行錯誤の末に辿り付いたのが、この「3戦同時進行」シナリオということなのだろう。本来なら全く別の事件として扱われていたスーパーフライ戦、エニグマ戦、そしてチープトリック戦が同時進行している。これ、日程的に大丈夫なんでしょうかね。いや、放送話数とかじゃなく、実際に杜王町の中のスケジュールとして。康一君は今回の描写だと当日朝にエニグマに捕らわれている様子。ここから仗助達はスーパーフライを打倒し、その足ですぐに仗助がエニグマと対戦。この時に仗助は噴上のところにお願いしに行く時間も必要。そして、どうにかこうにか康一を救出した後、康一はそのすぐ後にチープトリックに襲われている露伴の救出に向かわなければいけないのだ。……康一がすげぇ大変そう。わざわざこのタイトルにしてるってことは、全部「1日で起きた事件」ってことにするんだろうしなぁ。大丈夫かなぁ。

 とりあえず、初戦はスーパーフライだ。このスーパーフライ、「完全待ち伏せ型スタンド」というアイディアからのチャレンジで、設定も色々無茶していて他のスタンドとはだいぶ様子が違う。っつうか、スタンドじゃなくて単なる「そういう場所」だな。7部のシュガーマウンテンの泉が一番近い気がする。改めてアニメで見ると「どう考えてもその程度の設備で3年とか一ヶ月とか生活出来ねぇだろ」とか、「鉄塔を攻撃したときの反動が出てくるタイミングが適当過ぎるだろ」とか色々疑問はあるんですが、荒木先生の作品作りは大体この一言で片が付く。「やりたかったんならしょうがない」。実際、楽しそうだったもの。アニメだとほとんど描かれなかったけど、仗助達もちょっとワクワクしていた「自給自足の完全閉鎖住居」という憧れ。それがジャングルジムのような鉄塔だってんだから、男の子はどこか気になってしまうもの。荒木先生もそういう夢みたいなものをこのスタンドに籠めて、いざ戦わせるとなれば、それなりにエネルギーだの呪いだのと設定を付け足していけばいいや、っていう発想だったんじゃなかろうか。個人的にすげぇ気になるのは、「もし億泰が最初の一撃でいきなりザハンドの能力使って鉄塔を削り取ってたらどうなったんだろう」っていう部分ですね。億泰の即死もあり得たのかも。

 鋼田一のキャラは原作通りの飄々とした雰囲気が出ていてなかなか良い。CVはお城や廃墟が大好きなことでお馴染みの遠近孝一。小憎らしい雰囲気が出ていて面白い。そして、そんな鋼田一に対抗する未起隆の雄姿も見どころ。双眼鏡から戻りかけの変なフォームがなかなかキモいが、その後の「いつの間にそんなとこに移動したんだ」という突っ込み待ちの活躍は、「これ、新たな友情が完成したな」と思わせる名シーンである。まぁ、この後はもう登場しないんだけども……。仗助達は吉良との騒動が終わった後も未起隆を丸め込んで悪だくみに使ってそうだよなぁ。

 スーパーフライ戦の決着は次週に持ち越し。その後は今回ちょっとだけ下準備したエニグマ戦がメインかな? チープトリックまで含めたら、やっぱり「その3」までは必要だよなぁ。別々に描いてても良かった気もするんだけど、こういう多元放送みたいなスタイルにすることで、杜王町がどんどん混迷している雰囲気が出てくるのは面白いかもしれない。ご町内のあらゆるところでスタンドバトル。うーむ、物騒な町だ。

 ちなみに、今回描かれた「写真の親父が吉良の存在に気付く」シーンはアニメオリジナルよね。最終決戦時に結託する展開、原作だと一応謎だったので、そのあたりのフォローを入れた形か。なお、30話で思わせぶりに描かれた「吉良がしのぶにちょっと情が移っている」描写については、特にこの後進展もないのでカットしても良かったはずなのだが、律儀にそのまま入っていた。これ、別に何かの伏線とかいうわけではなく、吉良が死んだ後の川尻家の寂寥感を増幅させるための描写だったんですかね。だとしたら、最終話の早人の台詞の寂しさが際だっちゃうなぁ……。

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