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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 case18って、第6話。これってひょっとして2クールあるのか、それとも全部のナンバーを埋めずに進行するお話だったのか……今までの想定が全部ひっくり返ったわ。まぁ、ここまでナンバーが飛ぶってことは話数シャッフルはあんまり重要じゃないってことなのかもしれんけども。

 今回はこれまであまり中心でスポットを浴びなかったドロシー回。メイン回が回ってくるのがちせよりも後ということで随分待たされた感があるが、待った分だけ充実した……鬱回だったな……。まぁ、悲劇としては典型ではあるのだが……なんかね、もう私も歳が歳なもんだからドロシーサイドよりも親父さん側からお話を観てしまってね。そりゃ親父がゴミクズだったのは間違いないのだし、結末だって因果応報と言われればそれまでなのだが、そこにいたるまでの段階で、ドロシー側の心理を慮って色々と「良い」描写が積み重なってしまっていたものでなぁ。

 最後の最後、親父さんは娘のドロシーのことを「奇跡なんだよ」と言っていた。クソ親父から真っ当な(?)娘さんが生まれたことが奇跡。母親似の美人さんがこんなところで再び現れるなんて本当に奇跡。親父さんは、きっとそんな奇跡に心から感謝して、宣言通りに(今だけは少なくとも)やり直そうと思ってたはずなんだ。金が無いという現実に苦しんだからこそ、金さえあれば何とかなると信じ、ほんのちょっとだけ、悪い相手に欲をかきすぎた。ほんのちょっとの歯車のズレが、彼の人生に終止符を打ってしまったのだ。道半ばで娘に報いてやれなかった無念はいかほどのものか。人生なんて、分からんものよな。

 そして、当然普通の視聴者目線なら、今回のお話はドロシー側からみた悲劇である。紆余曲折はあったが、何とか辿り付いた実の親との復縁。クソみたいな奴だとは理解しているが、それでも切れぬ、水より濃いのは血の繋がりだ。ちゃんと良いところもあったことを思い出し、大人になった「デイジー」は少しずつ歩み寄れるはずだった。今回は本来ならば守秘が前提となる「仕事」中の出来事だっただけに、プロとして徹底的にクールにこなすべき案件だったのかもしれないが、ドロシーはベアトに告白したように、どうしてもアンジェよりも「弱い」のだ。人生の酸いも甘いもかみ分けたような顔をして、どこかに年相応の娘としての優しさを残し、血縁があればそこにはどうしたって繋がりを見出してしまう。今回の事件も、「一度は訣別した父親」と割り切って淡々と仕事だけを見ていれば、こんな「悲劇」にはならなかったはずなのだ。ドロシーが甘かったがために招いてしまった不幸。それが人間本来の情に帰因しているだけに、何ともやるせない後味が残るのである。

 ところで、本編とは全然関係無いところなんだが、今回、ドロシーの親父に借金返済をせびっていたヤクザ……あれ、一体なんだったんだろう。明らかにプロではない発声の中の人がやってたんだけど、不思議なアクセントで妙にこなれた印象。というか、これって明らかに広川太一郎の物まねだよな……。一応確認したらそういう芸でも売り込んでいる人……なのかな。もりいくすおっていう名前なんだけど、調べても「イラストレーター」っていう肩書きなんだが。……まぁ、ちょっと浮いてはいたけど作品を壊すような仕事ではなかったし、案外こういう人が面白いことをやってくれるのかもしれない。とにかくインパクトを残せるのって大事よね。

 

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