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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ひかゆさん?! ひかゆさん?!!! 第18話。なるほどなぁ、こういうキャラをやりたかったのか……まぁ、なのはとかイリヤと同じ存在だと思えば最近じゃぁ自然なキャラですよね。でも、何で魔法少女じゃなくて中華格闘ガンダムファイト娘になったのかっていうと……絶対に作者の好みやん。作中の大西、あと原作の広江。

 最終決戦が一気に煮詰まる展開。「たくさんの世界からヘンテコキャラがいっぱい集まってくるよ!!」というのが今作最大の見どころなわけだが、その多様性、賑やかさというのは、「収束させにくい」というリスクも孕んでいるわけで。多対多の乱戦模様からどのように「クライマックス」を作り出せばいいのかは前回の時点で全く見えていなかったところだ。しかし、なんとまぁ30分で一気にまとめてきたな。まだ話数残ってるだろうに、こんなちゃっちゃと風呂敷たたみ始めてよいものだろうか。

 しかし、そんな急ごしらえに見える展開も、きちんと本作「ならでは」のトリッキーなプレイが多数登場しているのが見どころである。まず、前回大事件が起こって揺れまくりのブリッツさん。心の傷跡になっていた娘さんの復帰に恥も外聞もなく戸惑ってみせたが、そのトリックはなんと今回の鳥籠作戦そのもの性質に帰因していたという。なるほどなぁ、いくら作者の駿河さんが頑張っても、娘さんを強引に蘇生させるようなクソ展開ではなかなか承認力も得られないし、多分駿河さん本人もそんなモンは描きたくなかっただろう。彼女も他のクリエイター同様、自分の作品には矜恃があるのだから。しかし、今回他作品とのコラボを義務づけられたおかげでそうした世界の理をちょこっとだけ壊すことができたという。全然関係無いはずの作品から飛び出してきた最強魔法使いのメテオラさん。彼女とコラボ企画が実現すれば、多少の無理には目をつぶって、「実はブリッツのおっさんの娘は生き返るよ」という設定も不可能ではないのだ。まー、劇場版ジャイアンみたいなもんだと思うので、今後「コードバビロン」を続けていく上では例外的な扱いになりそうだけども……。それでも、少なくともこの世界におけるブリッツにとっては本物の娘に違いない。このトリックは作品世界の構造自体を活用したところがお見事である(どうやってこちらの世界に娘さんを顕現させたのかは説明されてなかったけど、とりあえず前回考察した通りにフォーゲルシュバリエと同じシステムということにしておこう)。

 また、今回最大のはっちゃけポイントであったひかゆちゃんのクレイジー覚醒も、昨今のメディアミックスの流れを組んだ「なるほど」という展開である。ほら、タマ姉だってエロい格好で色んなゲームに出張したりするし。エロゲヒロインだろうといくらでも活躍出来る良い時代ですよ。考えてみりゃセイバーさんだって元は一介のエロゲヒロインだしな。最大のポイントは、そうして覚醒した本人も格好が恥ずかしいということに自覚的ってところで……。布面積の少ないお嬢さんが頑張って戦う世界って、ひょっとしたらブリッツさんの世界よりもひどいのでは。あと、急ごしらえでひかゆ覚醒させたところで全体戦力としてそこまで補強されない気がするのに、なんでわざわざそんな作戦を実行したのでしょうね(まぁ、今回はそのおかげで弥勒寺さんが救われたのだから良しとすべきなのだろうが)。

 そして、更なる「ならでは」が暴発したのが弥勒寺さんとそのお友達・白亜翔の対決。ひかゆ参戦に加え、弥勒寺さんにスタンドが戻り、ブリッツが秒速で離反というひどい展開からの3対1だったのでどうあがいても主人公が勝てるマッチではなかったのだが、そこから暴れる熱血主人公を抑え込んだひねくれタイプのライバルキャラは、「原作者に聞いてネタバレ」というとんでもない行動に出る。ちょっと待て、それええのか。いや、良くないからこそやるのが弥勒寺さんなのだろうが……これ、事前に弥勒寺さんはあんだけ険悪な仲に見えた作者と「この話の続きってどうなるんだよ?」とか、「そういや翔って何で俺にあんなに懐いてくんの?」とか聞いてたってことなんだよな。原作者もサラッと「あぁ、実はラスボスがいて……」みたいなこと話しちゃったっていう。まぁ、弥勒寺に半分脅されてのことなのかもしれんし、勝手に弥勒寺さんが企画書見ちゃったとかかもしれないけどさ。多分ファンの人たちは今頃コミックをあさって「あの占い師がラスボス」っていう伏線拾うのに必死でしょうね。「阿笠博士がラスボス」って言われたらものすごい量の検証が出回るのと一緒。案外そのあたりの話から出てきたネタじゃねぇかな。もう、こんな展開になっちゃったら承認力もクソもないが……幸い弥勒寺さんたちの作品はこんなぶっ飛んだ展開でも許容出来る作品だったみたいで一安心。球磨川禊みたいなキャラだと思われてたのかもしれません。

 そして、球磨川ポジションといえば何と言っても真鍳ちゃんなわけだが、今回唯一のご不満はこの真鍳ちゃんの扱いだね。彼女の言い分を(信じていいかどうか分からないけど)一言でまとめると「人ラブ!」ってことなんでしょうね。あの人と同じタイプの拗くれた性格だし。まぁ、彼女の言わんとすることは分かるし、颯太との絡みも一応理屈は通ってるんだけども……出来れば真鍳ちゃんはそんな小さくまとまらないで欲しい。もっと無茶苦茶やって欲しい。彼女だけが自分の手で作者をぶっ殺しているので、周りから余計な承認力の改変が二度と起こらないっていう特権階級にあるはずなんだよ。でも、彼女はどうやらこの世界との共存を選んでしまったようだ。まー、快楽主義者ならそういう落ち着き方もあり……かなぁ。現時点で結構な人数の人を殺してるはずなので、彼女がこのままフェードアウトしてハッピーエンドってわけにはいかないんだけどね。何か最後にもう一悶着起こさないかなぁ。

 とりあえず、真鍳が一旦退場、ブリッツ反逆、アリスちゃんも予定通りに寝返りで、翔も落とされたのでアルタイルさんはほぼ丸裸。一気呵成に攻め立てる鹿屋とアリスちゃんが「私は主人公だからな!」っていうと何とも説得力がありますよね(中の人的に)。しかし、そんな状況にもまだまだ余裕の笑みを残す最強ラスボスアルタイルさん。最後の切り札としてとりい出したるは、なんとセレジアの関係者。いや、正直、今更ロボが一機増えたところでそんなに大勢に影響はない気もするが……問題は承認力の話なのよね。ここでセレジアと彼氏が敵対関係になったとき、果たして大衆はどちらに義を見るか……とりあえず、何でアルタイル側についているのか、っていうところを聞いてみないことには分かりませんけど。もう、いっそ全部ひかゆちゃんにぶっ壊してもらえばいいんじゃないかな。

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