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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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12月9日 ドラフト模様(UST×3)

ピック順 【Mei】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Chrolony】→【Alessi】→【Serra

 

 先週の時点で、僕は何とかして遊びたくて打開案を提案していた。しかし、残念ながら反応は芳しいものではなかった。というか、正直さっぱりなかった。これでは駄目だ。僕は諦めていた。しかし、続けて入った情報では、何と「変種カード」なんてわけのわからないものまで入っているという……。なんだこれは。もう、実物のカードを見ないわけにはいかないじゃないか。箱を開けないわけにはいかないじゃないか。

 僕は意を決し、当日、家から「Unstable」の箱を持って会場へと向かった。何とか、集まってくるメンバーを説得して、ドラフトの内容を変えるしかないのだ。説得は困難を極めるだろうが、なんとか誠心誠意、僕の熱意を伝えるしかないのだ。

 

俺「こっちのドラフトをやりましょう」

その他大勢「ええよ」

 

 以上である。私は戦いに勝利したのであった……。

 

某氏「我々のこの来るものを拒まない体質、どうにかしないといけませんね」

 

 というわけで、年末のお祭り騒ぎ! Unstableだよ!! いやー、ドラフトが実現するとは(一週間前までは)思ってなかったんだけど、思い返せば「Unhinged」でも1回ドラフトやったことあるんだった。意外とそういうところの心のハードルが低い連中なのである。まぁ、新しいカード触るのって楽しいからね!

 一応ホスト役としてはグダグダになった時の謝罪の用意はしていたのだが、さすがのWizards、こんなところでもリミテッドのバランス調整は念が入っていて、意外と普通にドラフト環境としても成立しているという。いやまぁ、やっぱり所々頭がおかしいのは間違いないし、わけのわからんカードが多いのでテキストを読んで、全部の効果を覚えて、っていうプレイングはめちゃくちゃ面倒くさかったのだが、とりあえずの冗談としては十分機能していたのではなかろうか。わけのわからんことはわからないままに楽しむ。それでいいのだ。ライブラリが召喚酔いしてるかどうかなんて、それは誰にもわからない。

 

 ただ、そんな中で残念なお知らせも1つ。どうやら、メンバーの1人が個人的な事情から今後ドラフト参加が困難になるという。まぁ、もともと年末は調整が難しいところなので面子は減ってしまうのだが……さらに来年度にはまた色々と状況に変化があるし、毎年毎年毎年毎年言っていますが、このドラフトもいつまで続くかわかりません。とりあえずしばらくは6人戦前提で行きますが、不参加がわかった人は早めの連絡をお願いします。とりあえず来週はいつも通りの日程で開催予定です。ただ、黒枠が剥かれるのか、銀枠が剥かれるのか。それは誰にもわかりません(あと1試合分パックが余ってるんですよ!!)。

 




 

    AL SE TH SA ME CH

AL  ー  ×  ×  ×  ×  ×  0ー5 6

SE  ◎  ー  ×  ○  ×  ×  2ー3 5

TH  ◎  ○  ー  ×  ×  ◎  3ー2 3

SA  ◎  ×  ◎  ー  ×  ○  3ー2 2

ME  ◎  ○  ◎  ◎  ー  ◎  5ー0 1

CH  ◎  ◎  ×  ×  ×  ー  4ー1 4

 

 

1位 【Mei】 青緑 <Animate Library Ground Pounder Serpentine-

 今回は、ピック表を英語で書いたりなんだりと色々イレギュラー。まぁ、普通に扱ってもしょうがないし、ぶっちゃけ他の環境と違ってカード名と効果もなかなか一致しないので、記事としてはあんまり観戦・報告の意味を果たせません。まぁ、普段以上にそういう記録に価値は乏しいだろうし、別に構わんやろ(一応ピック表が残っているだけでも割とレアなのではなかろうか)。あ、ちなみにデッキリストは書かれていない。っていうか、面倒なので書かせなかった(あっても意味ないやろ)。こちらのデッキは、デザインとしてははっきりとからくりメインのデッキで、今回の6つのデッキでは最多となる10枚近くのからくりデッキを持っているのが最大の特徴。そしてこれは遅めで悠々と引いた「Crafty Octopus」(からくりを組み立てる宿主)や「Joyside Rigger」(4マナ3/3+からくり)で次々と組み立て、効果のでかいやつ、小さいやつと様々なギミックで少しずつアドバンテージが広がっていくって寸法だ。おそらくからくりはどんな小さな効果だとしても決して無駄カードにはならないものであり、安定して組み立てられるデッキ構築が成立していればかなり強力なギミックであろうことが分かった。累積していく効果に対戦相手のイライラもマッハである。ついでに1引きレアでライブラリを動かし、これにからくりでトランプルをつけてワンキルなんて展開も見せていた。この環境は本当に除去が無いので、起動すればほぼ決まるコンボである。また、除去が無いとは書いたが、こちらのデッキは誰も手をつけなかった「Time Out」を複数枚デッキインして事実上の除去としてフル回転させていたのも印象的。強いに決まってるんだけどね。普段の感覚だとなかなか手が出にくいコスト域なのよね。

 

2位 【Sangriter】 黒赤 <Steady-Handed Mook Proper Laboratory Attire Steady-Handed Mook

 からくり戦略を主軸に据えたデッキがワンツー。こちらは「Steady-Handed Mook」(3マナ1/1接死+からくり)が2枚1引きされており、もうハナからからくり決め打ちだったことが見て取れる。こちらも10枚近いからくりデッキを持っており、「Mook」や赤の1マナ「Wrench-Rigger」などが次々にからくりを設置していく。からくりの方も相手にマイナス修正を与えるもの、直接相手クリーチャーを殺すものなど殺意が高く、クリーチャー自体のスペックはしょぼいものが多いのに、放っておいたらからくりに次々轢き殺されていくために適当なバニラ程度でも充分相手を殴りきれるのである。赤黒らしい雑多なクリーチャー展開とからくりのガチャガチャした感じがうまい具合にフレーバー通りの設計になっていたのではなかろうか。なお、こちらの御仁は上述の通りに来週からドラフト参加が困難になるらしいので、今年最後のドラフトがこれだった模様。メリークリスマス。

 

 

3位 【Thraxi】 白青 <Kindslaver Stamp of Approval Ordinary Pony

 無事にドラフトを成立させたことで一安心。その他のルーリングの処理などもやらなきゃいけなかったので色々大変で、試合後はマジでクタクタになったけど楽しかったからマァよし。そんな私の1引きは強さとか度外視で楽しい方、ということで「Kindslaver」である。直接アーキタイプの関わらないカードなのでしばらく何デッキにするかは迷っていたのだが、序盤は白青のアーティファクト関係が余っていそうだったのでそっちに流し、2パック目でその流れが止まってしまったので今度は白の拡張クリーチャーメインの戦略に切り替えた。最終的に宿主が8体、拡張カード4枚なのでそこそこの枚数。そしてアンコの「Teacher’s Pet」が2枚引けたので、拡張の取り回しはかなり楽になった。まぁ、やってることは結局オーラ張って殴るのと変わらないので別に面白みは無いのだが……一応「Kindslaver」と「Sacrifice Play」の2枚のおかげで、「ゲーム外の他人」を何回もゲームに引き込めたので楽しかったですね。ちなみに記念すべきことなのでここに記録を残しておくと、劣勢になったとある試合で僕は破れかぶれの「Kindslaver」を起動。脇で暇していた某氏(コードネーム・バイオ)を招いて「あいつのターンをコントロールしてくれたまえ」とお願いしたところ。ルールもほとんど知らないはずのバイオ氏は「確か土地って置けるんでしょ……あとはワッカンネ、全部殴ればいいんじゃない?」っつってフルアタック。その結果私のライフはゼロになり、私はめでたく、人類史上初、Magic初心者っていうか入門すらしていないバイオに初めて敗北した人間として歴史に名を刻んだのである。あいつの初めてを奪ってやったわ。命と引き換えに。

 

 

4位 【Chrolony】 黒緑 <Slating Mantis Spike, Tornament Grinder Big Boa Constrictor

 因果ってのはあるもんで、よりによってこの日唯一「自分のストレージボックスを持っているやつ」のところに「Spike, Tornament Grinder」が登場。当然これをピックし、試合前に必死に箱の中を漁るも、どうやら「密輸人の回転翼機」は家に置いてきてしまった様子。仕方なく取り出されたのは「死儀礼のシャーマン」と「ゴルガリの墓トロール」……。まぁ、死儀礼は強いな、死儀礼は。いや、どれだけ活躍したか知らんけども。そんなスパイク以外では、こちらは割と早めに「ダイスロール」に狙いを絞ってのピック。ダイスが倍振れる「Krark’s Other Thumb」、ダイス目を水増しできる「Snickering Squirrel」、そして振れば振るほどリスが湧く「Chittering Doom」などなど。積極的にシナジー構築を狙った。ただ、基本的にこの環境、マナ域が後ろに寄る傾向があり、こちらのデッキは他のデッキにも増してかなりのもっさり感。なかなかデッキのエンジンがかからず、大抵の試合では「ダイスが振れればー」と言いながら死んでいった。ちなみに、試合が終わった後に大事なことを教えてあげたのでせっかくだからここで他の人たちにも報告しておこう。実は、当日私は緑を使わなかったので黙っていたのだが、「Really Epic Punch」を初見で正しく使いこなすのは難しい、という話。普通の格闘呪文に見える? そう、実際この男もそうして使っていたのだ。でも、よく見てください、テキストを。ちゃんとFAQでも言及されているんですが、このカード、「until end of turn」っていうお約束の文言が書かれてないんですよね。つまり……。えぇぇ。そんなん、誰が気付くねん!

 

 

5位 【Serra】 赤黒 <Super-Duper Death Ray The Big Idea Super-Duper Death Ray

 こちらは「Super-Duper Death Ray」を2枚1引きしての赤。こちらもなかなか殺意が高い。2位の赤黒はからくりを主体にしていたが、こちらはからくりをほぼ使わずにメインとなるのは拡張能力の方。実は赤も結構な宿主がいて、しかもこれがアーティファクトを壊せる(からくりに対処できる)とか、直接クリーチャーを除去れるとか、実はこの環境に不足している要素を一手に引き受けるギミックになっている。まぁ、当然その分もっさりしているのだが、一度はまってしまうと圧倒的な制圧力になるのでなかなか面白い。赤は拡張の専門色ではないので枚数が少ないのだが、こちらのデッキはサイズアップも期待できる「Half-Orc Half-」を2枚取り、攻め気のデッキでいい具合にバランスをとっている。他にもなんの因果なのか「Grusilda, Monster Masher」というレアが2枚も入っていたり、なんだか色々できそうな、そうでもないような。結果的に勝ちはあんまり重ならなかったが、とにかくずらずらとクリーチャーが並び、本当にいろんな状況を処理するのが大変そうでした。あと、せっかくの機会だからこちらも盤外の要素に触れておくと、ガサツ者だらけの集まりの我々の中で、細やかな気配りができるのはこの男だけである。何がすごいって、ちゃんと変種が存在しているカードで効果が違うもの(「Secret Base」と「Everythingamajig」)はピック表のカード名の脇にバージョンの説明も併記しているのだ。おかげでピック表が完璧になりました(バージョン表記は公式に則っています)。他にもピック表の「”Rumors of My Death...”」のカッコ(クオテーション)までちゃんと記載しているのも(私を除くと)この男だけ。A型気質ですなぁ。

 

 

6位 【Alessi】 白青and more <Faerie Aerie Urza, Academy Headmaster Angelic Rocket

 見事な全敗を喫し、試合後には「なんだよ、みんなして普通に強いデッキ組んでるんじゃねぇよ」と文句を言っていたこちらの御仁。じゃぁ一体どんなデッキを組んでいたのかというと……まぁ、1引き欄を見ていただければだいたい想像はつくんじゃなかろうか。お迎えしたウルザのための供物。それがこのデッキである。実はその前の前提条件として、我々はピックしながら余計な会話をしていたのである。わけのわからないカードを引いているとだんだん不安になり、「ぶっちゃけ、あの2/1フライヤーを並べられたら一瞬で終わる気がする(「Novellamental」のこと)」「俺も」みたいな本音が漏れたのだ。そう、多分あの冗談成分が微塵も感じられないフライヤー、強いのである。今回はそれが3枚登場しており、あれを並べられたらからくりも拡張もあったもんじゃない。そんな懸念があった。そして、問題の「Novellamental」はこの男の手中に2枚収まっている。他にも青はフライヤーが豊富だし、普通の白青ビートを組もうと思えばそこそこの純度で組めただろう。しかし、せっかくの機会にそんなことをしてもしょうがないというのでこれを拒否。デッキにはメインカラーの平地・島、そして2枚ずつの沼・森・山が投入された。ピック中も色マナが出る(かもしれない)「Mad Science Fair Project」をかたっぱしから引いて大量にデッキインしている。まさにウルザのための犠牲。それがこのデッキだったのだ。そんな献身が実を結んでか、ウルザ御大はめでたく何度も降臨し、史上初の「スマホによる能力起動」が実現したのである。まぁ、気まぐれなジジイはなかなか願った通りの答えなんて出してくれなかったわけですが……。古来よりウルザに関わってきた人間ってろくな運命たどってないですからね。来年春に「ドミナリア」に行くよりも一足先に、古式ゆかしいプレインズウォーカーに振り回される経験ができてよかったんじゃないでしょうか。ちなみに余談ですが、ウルザの能力は過去のPWの能力をそのまま借りてきている。ただ、さすがに最低限使えるものに調整されているようで、何度もクリックして確認したがさすがに「ニッサに選ばれし者」をサーチする効果は入っていないようです。残念。

 

 

 ピック表はからくりを斜体(見にくい)で表記。面倒なのでからくりのレアリティは分けていません。あと、下の色分布表を書いてて気づいたんだけど、よりによってこんな時にだけ俺らって上下の棲み分けが完璧にできてるのな。

今回のピック表

 

Mei】(青緑)→【Sangriter】(黒赤)→【Thraxi】(白青)

                      

Serra】(赤黒)←【Alessi】(白青and more)←【Chrolony】(黒緑)

 

 

 

 

おまけ

 

 あと、1つだけUnstableでどうしても書きたかったことがあって、他に書く場所がないのでここにこっそり書いておきます。あのね、なんの話かっていうと、「Staff of the Letter Magus/文字大魔術師の杖」っていうカードのこと。このカードは以前プレビューで取り上げていて、元々は基本セットにあった「大魔術師の杖(M15)」サイクルのパロディカードなんだけど、注目したいのはフレーバーテキストなんですよ。これも以前取り上げたんだけど、「文字大魔術師の杖」の原文は

A symbol of ________ in _________ times

となっていて、これも元々のサイクルが全てこのフォーマットに則っていることを真似ている。具体的には白の杖が

Asymbol of conviction in uncertain times/不確実な時代の信念の象徴」、

青の杖だと

A symbol of sagacity in bewildering times/混迷した時代の聡明さの象徴」、

という感じ。だから私も最初にこのカードのフレーバーを読んだ時に「アァ、あのカードのオマージュなんだな」と理解し、和訳には

___________な時代の___________の象徴」

という文章を当てた。まぁ、これでも別にハズレではないのだが……。日本語公式で当てた訳が、これと全然違っていたのである。そこにはこんな風に書かれている。

___________の文字___________回」

 

お分かりだろうか? 元々「象徴」と読んでいた「symbol」は特定の記号、符号などの意味も表す。さらに「times」は「時代」という意味に加えて、「2回、3回」という回数のカウントに用いられる。そうして読み替えることで、このカードのフレーバーテキストはガラリと意味を変え、このカードの効果そのものを表す文章になっているのである!(このカードは他の呪文の名前に出てくる文字の数をカウントする)

 いやぁスゲェ、このヒネりはさすがに気がつかなかったし、よくもまぁ、こんなテキストを見つけてきたもんだと思う。やっぱりこのセット、普通のセットを作るよりもよっぽど労力がかかっている(実際、製作には数年を要している)。せっかくの力作、ぜひともありとあらゆる部分で楽しんでみてほしい。(当方、別にWizardsからお金をもらっているわけではありません)

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