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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 突然の麻美子!!! 最終話! どんでん返しが突発的すぎる気がするんですが、まぁ、こうでもしないと終われない話には違いないからな。

 覚悟していたことだが、樹里の最後の止界生活は本当に辛く苦しいものだった。途中までは爺さんや佐河(赤子)もいてくれたのでなんとか時間の流れを感じることも出来たが、意を決して赤子を送ってしまってからは、完全に自分一人の静止した世界。音もなく、動きもなく、ただ自分の意識のみが世界を規定する。いわゆる不老不死の苦悩みたいなものが描かれる物語は多いが、こうして「たった一人の動かざる世界」という恐怖が演出されるというのはなかなか新鮮だ。

 「もしも時間が止まったら」という本当におなじみの願望について、この機会だからと精一杯楽しんでみる樹里だったが、そんなものも長くは続かない。少しずつ精神は磨耗し、最終的には生きる意味を喪失してしまう。自分がいなければ世界は存在しない。しかし、その世界に存在する意味があるものか。そうして「動く意味」を失った時に、いよいよ人の魂は止界に引き込まれ、絶望した肉体はカヌリニになるのであった。

 まぁ、そのままカヌリニになって永遠にこの世界の管理人たる存在に変化するのも、それはそれでこの世の理とも言えるわけだが、そんなエンディングではこれまでの12話が報われまい。最後の最後は、あまりにも突然のジョーカーを切ることで強引極まりないハッピーエンドへ。誰だお前。なんで突然出てきた。

 CV能登麻美子のあまりに軽すぎる女性。彼女の正体は「真の創始者」であった。これまで樹里を振り回してきた止界術も、例の石も、元を正せば全部彼女が生み出したもの。そのオリジンが突然止界に引き込まれ、何も言わずとも全てを察してくれるという超便利システムである。挙げ句「止界術とか全部使いこなせるし」というので、永遠の問題として樹里が抱え込もうとしていた脱出方法も2秒で解決。いやいや、チートすぎるやん。あれだけ頑張って永遠存在に近づこうとしていた佐河さんが完全に道化ですやん……。まぁ、こうしてあっけらかんと全てを受け入れられるような性格だからこそ、何百年も平然と生きているのだろうけども……緊迫感ゼロやなぁ。まぁ、おかげでハッピーエンドなのだから感謝すべきなのか。

 わざわざ遠出した土地で戻されちゃったもんだから帰宅に丸一日かかっちゃった樹里さん。それでもその目に映る我が家の灯りを見間違うはずもなく。新しく赤ん坊一人が増えた新しい佑河家の時計は、再びの時を刻み始めるのである。

 エピローグ、爺さんと樹里の涙ながらの再会は感無量。子供が増えた佑河家は法律上の説明が難しそうだし、翔子さんも突然蘇った兄の存在をどう処理したんだろう。お兄ちゃん(子供)からすると、突然現世に戻ったと思ったら生意気だった妹が超美人でナイスバディのおねーさんに成長してるとか、それはそれで何かがぶっ壊れそうである。

 翼にいちゃんは無事に仕事を見つけた。親父は……もう、あれでいいんじゃないかな(社会に出したらあかん人間なのは間違いないわ)。樹里さんはさすがにお疲れのご様子ではあるが、あれだけのバイタリティを持つ女性なのだ。未婚の母を気取りながらも、きっとこれからもうまいことやっていくのだろう。時間が前に進むことは、こんなにも当たり前で、喜ばしいことなのだ。

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