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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 原画の人数ゥ! 第7話! そりゃあんだけの試合シーンだったらスタジオの総力戦になるに決まってるけども……よくもまぁ、クオリティを維持できるもんだ。

 因縁の対決、綾乃VS芹ヶ谷薫子。幼少期の戦績は綾乃の完全勝利ながら、肝心要の場面では薫子の番外戦術もあって綾乃の人生をぶっ壊す大逆転。さらに直近の試合も綾乃のモチベーションが完璧ではなかったために薫子が下しているという状況。なるほど、薫子サイドから見ればこれは勝てるマッチに見えるだろう。しかし、残念ながら綾乃はすでにコニーによって作り変えられた後であった。今やただひたすらバドミントンで勝つことのみを使命としたバドミントンロボットと化した綾乃。目のハイライトは消え、口から出る言葉の1つ1つに主人公らしさはかけらもない。どう考えても、友情・努力・勝利を手にすべきは薫子の方である。

 「勝つためのバドミントン」。そのこと自体には何の問題もない。薫子だって表面上は勝利至上主義なわけだし、部活内で多少浮いてしまおうとも、因縁の相手である綾乃を倒すためには一意専心。とにかく人生の全てを賭けて「勝ち」を手にしたかった。彼女はこれまで、その権利を得るにふさわしい人生を歩んできたのである。しかし、努力は大きな武器にはなるが、それは決定力ではない。「努力してきたというのは、才能の無いものがすがりつく最後のよりどころだ」とは誰の言葉だっただろうか。どれだけ気丈に振る舞っていても、どれだけ真摯に向き合っていても、それを踏み潰して上へと上がっていく人間が間違いなく存在するのである。

 今や魔王と化してしまった綾乃。勝てる試合はアイドリングのために相手を犠牲にし、幼少期からの長い付き合いだった薫子に対しても、不遜な物言いは一切の遠慮がない。「勝てば何をしてもいい」「勝てなければ何の意味もない」という彼女の大義名分の前に、薫子の努力は最悪の形で蹴散らされてしまった。どう考えても、試合後のハンカチのくだりなんてまともな神経なら出来ない非道である。最後に悔し泣きする薫子の感情の吐露は、スポーツに青春を捧げた者の包み隠さぬ本音として、どうしようもなく胸に響く。もうちょっとが、あと少しが届かなかったんだ。それでも負けは負け。現実の非情さを、綾乃が全て肩代わりしている。

 一段上のステージへと上がってしまった綾乃。さらに周りを取り巻く人間関係にも不穏な要素しかない。一体どうなってしまうんだろう。バドミントンって、こんなにも人の心を荒廃させるスポーツなんですかね。

 

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