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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 熱闘! 友情! そして勝利! 第8話。いいねェ、アツいねェ。これこそがスポコンアニメの醍醐味ですわ。そして、なぎささん界隈がキラッキラすればするほど、外道主人公の畜生っぷりがさらに際立つわけで……。こいつ、残りの話数でどれだけ禊ぎがあったとしても好感度は回復しないと思うんだが……。

 様々なキャラクターの個人戦を通じて、今作はずっと「スポーツをやる意義」を問いかけ続けている。なぎさの人生、理子の人生、そして前回は薫子の人生。みんな精一杯頑張って、勝つための努力を続けてきた。誰だって負けたくはないのだから、「努力している」というのなら皆同じ。その上で、信念なり才能なり、上にある要素が「勝利」を引き込む。今回主人公となった望も、周りが彼女をどう見ていたとしても、これまで精一杯やれることをやり、文字通り「血の滲むような」努力を続けてきた人物である。なぎさとどちらの実力が上だったのか。たまたまスポーツという世界ではそれが試合結果として現れるが、それぞれの人生を考えた時に、その意義に優劣をつけるべきものではない。

 本当に、なぎさが持っている純正主人公気質は素晴らしい。膝の爆弾というお約束のファクターを抱えながらも、目一杯コートを走り回ってどんな羽でも追いかける。望まざる因縁を抱えてしまったかつてのチームメイトに対しても、屈託なしに正々堂々向き合う。最後には近距離パワータイプの個性を存分に活かして力技で相手の策略を打ち抜くところまで、やっぱり今作の主人公はなぎさで決まりのような気がする。

 そんななぎさの際立ちをサポートした望サイドの奮闘も、決して汚いものではない。まぁ、確かにあのタラコ唇コーチの性格は悪そうに見えたが、「選手に勝たせること」が史上目標であるならば、彼のやっていた指導も決して間違いではない。自分の考える最善の指導でもって、彼もよく戦ったのである。今回はたまたま選手の性格にマッチしなかっただけで、コーチの言う通りにマシンのように動くことこそがベストという選手だって案外多いのではなかろうか。最終的には、なぎさという屈強な壁に阻まれる形で敗れた望。それでも彼女は、自分のやりたいバドミントンを追い求め、成果が得られるギリギリのところまで戦ったのだ。最終パートだったので審判のアナウンスだけに集約されてしまったが、1セット目で吹っ切れた後、2セット目ではデュースを制して勝っていたことがうかがえるわけで、最終セットに体力お化けのなぎさに敗れてしまったのは致し方ないところだろう。お互いに含むところを排除してやりきったフルセット。彼女たちの中では大きな財産になったのではなかろうか。

 さて、こうしてなぎさ戦が本当に清々しいドラマとして見せられると……綾乃さんさぁ……「なんでそんな風になっちゃったの」って、そりゃエレナさんじゃなくても誰だってそう思うわ。なぎささんが対戦相手を鼓舞して互いに最善を尽くすベストマッチを見せている裏で、綾乃さんは面倒臭いという理由だけで対戦相手の心をへし折って駆逐していく。彼女の突き進む「勝てなければ意味がない」というスポーツ観も1つの正道ではあろうが、なぎさと比較して並べられてしまうと、どうしたって彼女の下衆っぷりが際立ってしまう。この2人が再び合間見える時、どちらの信念がへし折られることになるのだろうか。なぎさの膝を痛めた遠因が実は綾乃だったってのもひどい話だけどなぁ……。

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