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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 惜しい、京都駅は登場せずに終わった、第6話。「史上最もアニメの中で登場する回数が多い駅」記録(俺調べ)を持つ京都駅だが、今作ではそこに到着する前に終わってしまったので東京駅止まりであった。それにしても羨ましいくらいにガラガラの新幹線ホームだったな。ナチュラルにグリーン車乗ろうとしてるあたりがどこまでも香子。

 恥も外聞も無い徹底した香子×双葉回。個人的には9人の九九組の中で一番のお気に入りが香子なのでちょっと楽しみだった。なんでお気に入りかっていうと、多分中の人に馴染みがある上に一番演技が安定しているから、っていうのが大きいとは思うのだが、それに加えてこれまでのエピソードの中でも一切空気を読まずにムードメーカーになってくれていた立ち位置が大きいだろう。分かりやすいって大事。そして今回のお話を見て気づいたもう1つの安心要因としては、この2人に関しては、他の連中に比べて圧倒的に「相思相愛である」ことが分かりやすいんだ。今回だってちょっとぶつかってはみたものの、誰が見たって香子には双葉しかいないんだし、双葉には香子しかいない。作品を代表するカップリングは華恋×ひかりなのかもしれないが、あの2人の関係性はまだまだ掘り下げないと真の姿が見えないものであるのに対し、この2人の場合、今回のエピソードだけで全部分かっちゃうくらいにどうしようもなくラブラブなのである。物語には不安要素はつきものだが、こうしてビクともしない不動の関係性があった方が落ち着くじゃないですか。ベタでもなんでもいいのよ。

 それにしても……香子は想像以上にひでぇ奴だった……確かに、「朝起こしてもらう」「寝てる状態でバイクに担ぎ上げられてそのまま輸送されてくる」なんてシーンはこれまでのお話でも描かれていたわけだが、まさかほんとに生活のあらゆる部分、精神的な成長に至るまで、すべて「従者」たる双葉におんぶにだっこの状態だとは思ってなかった。そして、満を辞してのオーディションに到るまでほぼ成長しない子供っぽすぎる精神構造も、目の前にいたら張り倒したくなること請け合い。結局、今回のエピソードでも彼女がわがままを言って暴れたことの始末はつけられていないはずなのだ。何故ハッピーエンドっぽくまとめられたかというと、それはただひとえに、双葉の無償の献身があるからに他ならない。

 普通、こうしたエピソードの場合には双葉サイドの視点も混ぜ込んで「アタシが小さかった頃に、あんたは本当にキラキラしててアタシの憧れだったんだよ」みたいな説得が入るものなのだが、今回、双葉はそうした「持ち上げる」美辞麗句を一切使っていない。ただ1点、「約束しただろうが」と迫るだけであり、もし香子が本当に「自信をなくした」ことが原因で学院を去ろうとしていたのなら、双葉はそれを繫ぎ止めるような行動は何一つしていない。「約束しただろうが」という双葉の主張が表すものはただ1つ、「自分だけの花柳香子を見せてみろ」という要求だけである。

 しかし、結局香子が一番求めていたものはそれだった。オーディションがどうこうじゃなくて、結局双葉が自分から離れていくことが耐えられなかった、それだけのこと。面倒な痴話喧嘩でしかなかったってことだ。双葉だってそれが分かってるから、「ばっか、ちゃんと見てるからよ」と言ってあげることで丸く収まる。もう、そういうバカップルってことでいいじゃない。まぁ、実際に香子は一番馬鹿だと思うし。こんだけムカつくことやってるのに最終的に憎まれ役になってないのは人格という他ないなぁ。

 今回2人が経験したオーディションは「約束のレヴュー」。オーディションの私物化、わかりません。まぁ、前回だって「愛の告白」で私物化されてたからいいんでしょうね(キリンは寛容なのである)。香子の武器は「京都の名家」ってことで薙刀なのは必然だろうが、面白いのはそれと対をなす双葉の武器がハルバードだったこと。用途も形状も全然違うのに、2人して似たような長柄の武器を振り回してるあたり、やっぱり通じ合う部分があるのだろう。お互いのレンジが大体同じなので、正面からバチバチにぶつかり合う殺陣の見栄えも引き立って良いマッチメイクである(どうでもいいけど純那さんの弓術はスキルが高くなりすぎだよね)。他にも、今回は徹底して香子のイメージに合わせているので舞台は和風の装いで、「ミュージカル」というよりも「歌舞伎」なんかの伝統芸に近い趣。クライマックスでババンと場面転換する方式も日本古来の「どんでん返し」をモチーフにしたものだろう。龍虎相見える屏風絵の見せ方なんかも自然にバトルに溶け込んでいて、香子の薙刀は龍が如く天から見下ろすように構えられ、双葉の長槍は虎が如く地に伏すように構えられている。こういう1枚1枚の画を切り取った時に文字通り「絵になる」構図が切り出せるのは、やはり「ミュージカルアニメ」を意識してるが故の恩恵だろう。回を増すごとに「これ、実際の舞台で見たら面白いだろうなぁ」という気持ちが高まっている。ちなみに蛇足ついでに触れておくと、今回のコンテは佐伯昭志氏である。ほんと、気合入ってる作品だよなぁ。

 終わってみれば「鉄板カップルが公認を得てますますイチャイチャするようになった」というだけのお話なのだが、こうして1人ずつ補強エピソードでクラスメイトの構図を固めていくのはやはり王道展開である。「ラブライブ」は1期だけでは9人全員を描くのに時間が足りなかったけど、今作はペアリングで処理する部分も多いので充分間に合いそう。個人的にはもっとクロちゃんが輝く姿が見たい。あと、もっと振り切れた香子も見てみたい。そうか2クールやればええんやな。あんじょうよろしゅう。

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