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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 めっちゃがっつりやるやん、第6話。前評判で尺がきついみたいなこと聞いてたけど、普通に丸々1話使ってくれたやん。しかも次週のタイトルを見る限りだとサーレー戦も1週では終わらないみたいだし。最高かよ。まぁ、来週は前半15分全部使って、ラブライブもびっくりのダンスパートが待ってるかもしれないからな(何を期待しているんだ)。

 渾身のソフトマシーン戦。改めて見ると、この1戦だけでも相当量の情報が詰め込まれていたことが確認できる。まぁ、もちろんその中には色々とおかしな点も混じっているのだが……細けぇことは気にしたら負けなのはお約束だ。でも、やっぱり丁寧だよね。前回挿入されたボートを借りるオリジナルパート、一応伏線として機能してたんだな。「2隻目の船ってどこにあったんだよ」っていう疑問も、マリーナで複数の(しかも同じデザインの)ボートが並んでいた描写を入れることで説得力が増しているし、ボートの番号からアバッキオが感づく手がかりを増やしているのも親切だ。「あんだけデケェボートにスタンド能力を使ってペラペラにして、それをかぶせて潜むなんて手間、前もってブチャラティが使う船がわからなかったら無理じゃねぇの?」っていう疑問についても、前回の挿話のおかげでなんとなく「使うボートが決定してから、実際に乗り込むまでちょっとブランクがあったよ」というニュアンスが追加されている。ナランチャが浮かれてお菓子かってたあの後、多分みんなして船旅のためにコンビニにでも行ったんじゃなかろうか(コンビニあるかどうか知らんけど)。ラジカセまで持ってきたんだから、近所のビッグカメラまで行った可能性すらあるわ。

 そうして、ズッケェロはネタを仕込んだ。実はズッケェロの能力もよくわからない部分があり、「ぺらぺらの中に潜んでやがった」と推理されたが、つまりズッケェロは自身もペラペラにできて、さらに他人はその状態では動けなくなるが、スタンド使い自身はその状態でも活動できるということなのか、それとも、本人だけはペラペラ空間を通常空間のように処理できるということなのか。どちらなのかはわからないが、とにかくペラペラ空間のプロとして、ズッケェロはあのシチュエーションに限っては特権的な強さを持っていたわけだ。

 そして、そんな読者も(そしておそらく作者も)よくわかってない能力の謎を解かなければいけないという無理難題を押し付けられたアバッキオとブチャラティ。チームの中でも年長者2人。人生経験も豊富で、他の3人と比べるとかなりの理論派として描かれることになるコンビである。アバッキオは元警察官という来歴も説明され、今回のバトルはまるで警察官の現場検証のようでもある。まぁ、ムーディーブルースの能力がある時点で、捜査官としてはチートクラスなのだけど。おそらくアバッキオの能力については、今後の「ボスの正体を探る」という展開を考えると事前に決められた能力だったとは思うのだが、あまり便利すぎると敵対する方が大変。特にこの第5部以降は「相手の能力の正体を探る」という部分に主眼が置かれることが多いため、裏取りが簡単にできてしまうムーディーブルースは一種のジョーカーになってしまう。それでも緊迫感が出せる相手ってことで、ソフトマシーンはこんな不可解な能力を与えられることになったのだろう。

 ちなみに、そんなことを言っているムーディーブルースの方も、実はよくわからない部分が多い。基本能力は「ビデオデッキ」でいいのだが、再生中は無防備になると言われているわりに、コピー状態のナランチャがぺらぺらになってもアバッキオ本体に影響はなかった。あくまで「再生中の状態」は単なる映像表現であり、その際もムーディーブルース自身に影響はない……はず。ただ、この「コピーする」という部分に応用性がやたらに高く、例えば今回は「(ペラペラ船の)パイプの中で能力を解除したら、なんかパイプに収まるくらいの極小サイズのままで元の姿に戻った」なんてよくわからない状態が存在しているし、コピー元の人物の姿だけをキープしたまま、自由意志でコントロールできたりもする(今後の戦闘ではそうした「変装術」のスタンドとしても使われる)。さらに一時停止したコピーナランチャでもブチャラティが「脈はある」と言っているので、一時停止が時間的な静止を意味していないなど、なんかよくわからない部分は多いのである。今回アニメになって、「実はその人物だけではなくて周りの音声まではっきりと再生される」(脇で見ているブチャラティにもはっきりと自分の声が聞こえている)なんて特性も際立っていたし、もしかしたら「人物のコピー」というよりも、特定の人間をベースにした、「過去の時間帯の空間状態の再現」が能力なのかもしれない。やっぱり強いよな。

 そして、そんなややこしいスタンド能力を使いこなすアバッキオと、部下の能力を100%理解し、一瞬でアバッキオの真意を汲み取るブチャラティの切れ者っぷり。幾ら何でも察しが良すぎる気はするのだがそれができてしまうのが5部キャラなのである。5部で本当に力任せで戦うのってナランチャくらいで、ミスタも実は割と頭脳派だったりするからな。ブチャラティはあの血のりの一件で無茶苦茶な解答を弾き出し、その直後に相手に悟られないよう「錯乱してるフリをして船底に穴をあけておく」という判断を一瞬で下している。普通に考えたらわざわざ「フリをする」必要もない(どうせ船が沈むならズッケェロは出てこなきゃいけない)はずなのだが、今回のようにズッケェロが短気でいきなり人質に手を出された場合に備えて、すでにこの時点で時間稼ぎの用意をしているのである。どんだけ賢いんだよ。

 そんなブチャラティとズッケェロの交渉シーンも、5部を代表する名シーンの1つ。「ニャーニャー鳴くのはウミネコだ」が醸し出すいかにもな荒木文法よ。ほんと好きなくだりですね。アニメだと、この交渉シーンに至るまでの長台詞で間をもたせるために、まるでズッケェロがハエになっちゃったみたいな描写になってるのが愉快である。グレーフライじゃねぇんだからさ。ちゃんとハエもズッケェロのテンションに合わせて色々と行動を変えてくれるあたり、空気読んでる感あるよな。事前にこのシーンまで期待して変身させる動物をハエにしたのだとしたら、ジョルノのセンスもなかなかだ。まぁ、「ある程度低速でも長時間飛行できて、マーカーになりやすい生物」っていう選択だったんだろうけども。

 さて、とりあえずアバッキオとジョルノの友情は成立。なおかつブチャラティが、かつてジョルノの見せた「ジッパーズームパンチ」で勝ちを拾っているあたりもニクい演出だ(まぁ、それ以前にもブチャラティならこの戦法で戦ってきただろうけども)。アバッキオに認められてしまえば、残りの面子とのコミュニケーションは割と簡単なのである。次回は、天国、地獄、大地獄。

 

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