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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 やっぱり懐かしさで見入ってしまう、第4話。もう思い出語りで記事書くのはやめた方がいいんだけど、どうしてもなぁ。ちなみにタイトルの「筈(はず)」は矢のお尻、弦をつがえる部分の名称。普通の競技矢の場合はプラスチック製で、欠けたらペンチで引っこ抜いて新しいやつを木槌でガンガン押し込む。

 今回の懐かしMAXポイントは七緒の腕打ち! いやぁ、いたな、腕真っ赤にしてたやつ……これも例によって私はそういう症状に一切悩まされなかったので実感は全然わかないのだが……ひどいやつだとドクターストップがかかってしばらく弓引かせてもらえなくなってたからな。腕打ちが起こってしまう理由は、主に手の内の不首尾にある。「手の内」については弓道の中でも一二を争うくらいに重要な要素なのでそのうち作中でも解説が出てくると思うが、ざっくりいうと左手(弓手)で弓を握り込む形式のことで、しっかりと模範的な手の内を作れば離れの際に弓がくるりと回転し、弦が直接腕を叩くことはまず無い。この回転こそが弓道の肝なので、手の内を安定させ、体に覚え込ませることが、数少ない(とか言ったら失礼だが)「技術的な」側面と言える。七緒の場合、この手の内が不完全なので何度も弦が腕の内側の同じ部分に当たってしまうのが問題。腕打ちも直すまでは色々大変みたいだけど、七緒も小野木もあんまり気にしてなかったな。

 あとは試合の五人立ちでのポジション決定なんてのも注目すべき要素である。うちの高校での呼び名は前から「大前」「中前」「中」「落ち前」「落ち」と称していたけど、もしかしたら地方によって呼び名が変わるのかしら。作中で言われていた通り、一応ポジションで重要度が異なっている。まぁ、どこまでいっても精神的なものなので、サッカーや野球のポジション、それに柔道剣道の登録順のような戦略性は無いのだが、それでも五人でつくる流れをどう形成していくかは一応大事な要素。大前はとにかく最初の一射がチームの士気を左右するので、これが重要なのは間違い無いだろう。あとは基本的に奇数番目(3、5)が重要と言われており、2、4番目は相対的に「つなぎ」のイメージになる。ちなみに私は現役時代、高校二年生でレギュラーに昇格した時から引退までずっと落ちを維持し続けていた(自慢)。良くも悪くも成績が安定していたので、安定感を求められる落ちは向いていたとは思う。まぁ、うちの部ではだいたい「安定感」にかこつけて身体のでかいやつ(デブの婉曲表現)が落ちを務めることが多かっただけという話もあるが……。ちなみに大前が部長、中が副部長でした。高校最後のIH予選、この中を務めていた副部長が乱調を起こしてしまって……(遠い目)。

 あとは通し矢のあの一連の動きが懐かしいなぁ、とか、的付けの時にやいやいウルセェやつ必ずいるよなぁ、とか、そんなところがもう懐かしい。「爺さんがプルプルしながら引くから中たらんやろと思ってたら何故か中たる」っていうのも弓道場あるあるだ。あとは団体戦の時に「どのタイミングでどの動作を行うか」なんていうのも、試合が近づいてくると覚えなきゃいけないのでドキドキするのよね。ちなみに、これも本当にどうでもいい思い出話だが、上述のようにずっと落ちを担当していた私は、前の人間の動作を見て動けばよかったので楽だったのだが、ある時、大会で半端に成績が良く、チームの中で個人戦の決勝に勝ち上がってしまったことがあった。個人戦は他の高校の生徒と一緒に立ちに入るのだが、何の因果か、その時は大前に入ってしまい、前に誰もいないせいでいつどういう風に動いたらいいかわからなくてテンパってしまったという苦い記憶がある(当然、負けた)。あの時、ポジションがもっと後ろだったらもしかしたら上の大会も狙えたかもしれないのに……。試合後にコーチに確認したら「お前、あれ遅すぎ」って蹴られたのである(よく蹴るコーチだった)。

 思い出話ばかりが加速するので、弓道経験者だけが「アァ、あるある」って思いながら観たり読んだりすればいいと思うよ。一応アニメとしての見どころもフォローしておくと、今回の試合シーン、見えていないところで射った人間の弦音が全て違う音で表現されていたことにお気づきだっただろうか。そりゃま、アニメのタイトルになってるんだから気を使うのは当然だが、それぞれの射の奏でる音響で性格が表現されるのは面白い。未だ早気の治らない湊の音がやたら軽くて情けないのは、多分経験者以外が聞いてもわかるんじゃないかな。あのペコンっていう頼りない音は、確かに周りの人間も気が抜けちゃうんだよね……。高校時代に1つ上の先輩にやたら重い弓を好んで使う人がいて、この人の射が凄まじい音を放ちながらゴォッと飛んでいくのは後輩達の憧れの的だった。まぁ、的中率はそこまでよくなかったんだけど、なんかね、男の子は憧れちゃうのよね。

 あ、シナリオの本筋には特に触れないけど……え〜〜と……猫かわいい。

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