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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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12月8日 ドラフト模様(UMA×3)

ピック順 【Mei】→【Sea-chcken】→【Thraxi】→【Alessi】→【Chrolony】→【Tanaka】→【Serra

 

 Yeah! ようこそマスターズ、そしてさよならマスターズ! 「史上最後のマスターズ」(最後とは言っていない)、アルティメットマスターズの登場だ。ぶっちゃけ万年金欠の私にはなかなかハードルの高いイベントなのだが、今回も条件反射でとりあえず一箱確保したら、なんか、どこか遠くのお金を持ってるおじさんがホイとお金を渡してくれたのですごく楽な値段で実現することができたぞ!! ありがとう、遠くのおじさん!! ちなみにおじさんは当日予定がつかなくてドラフトには参加してないんだ。何でお金出してくれるんだろうね、おじさん!! 今後ともよろしくお願いします!!

 さて、そんなこんなのアルティメットマスターズ。こういう機会も今後は減るかもしれないと思い、わざわざ先週記事まで書いて備えていたんだ。その結果がどうなったかは……個別デッキ参照。まぁ、マスターズの楽しさって、懐かしいカードたちの顔を久しぶりに拝める部分にあるからね。実際にどんなデッキが出来上がるかはそこまで大きな問題じゃないのさ。ないのさ……。

 そして、当然気になってくるのは一箱開けた結果の収支である。そりゃま、これでプラスになるような現象はそう簡単に起こるわけはないし、そもそも手に入れたカードをあんまり売ることは考えてないからプラスもマイナスもないのだが、私のくじ運の無さを発揮するちょうど良い機会でもあるのだ(ダメじゃん)。以前のマスターズでも掲載したが、せっかくなので今回登場したレアについての収支報告もまとめてみた。下記の価格は、どれもWisdom Guildに記載のトリム平均価格である(執筆当時)。サァ、約3.6000円の箱を買った結果は……。

 

活発な野生林 97   バザールの大魔術師 125

崇敬の壁 127   僻地の灯台 134

黄金牙、タシグル 161   今を生きる 176

荘厳な大天使 376   森滅ぼしの最長老 553

ギャンブル 579   災火のドラゴン 583

忍び寄るタール坑 998   撹乱する群れ 1,012

納墓 1,215   トロウケアの敷石 1,220

大爆発の魔道士 1,711   ルーンの光輪 1,792

封じ込める僧侶 1,927   黄泉からの橋 1,950

トレストの使者、レオヴォルド 2,994

 

引き裂かれし永劫、エムラクール 4,677

 

仕組まれた爆薬 5,118

 

貴族の教主 6,674

 

合計:34,199!!!

 

 おっ、意外といけた。実際は未開封のパック、そして泣く子も黙るBOX TOPPERの金額もここに加算されるわけで、単純な額面だけで言えば収支はプラスだ。ちなみにBOX TOPPERは「トレストの使者、レオヴォルド」。こちらはトッパーなので価格は正確には決まらないが、一応ツイッターに流れてる某店の買取価格だと6000円で、トッパー全体で言えば中の上くらいか。まぁ、これこそ絶対売らないやつなんですけど。下の環境がよくわからんので、「へー、これこんなにするんや」って意外なカードが結構多かったですね。ってか、教主いつの間にこんな値段になってたんや。

 




   AL SE TH ME SC TA CH

AL ー  ◎  ○  ×  ×  ○  ×  3ー3 4

SE ×  ー  ◎  ×  ×  ◎  ◎  3ー3 5

TH ×  ×  ー  ×  ○  ○  ×  2ー4 6

ME ◎  ◎  ○  ー  ○  ◎  ×  5ー1 1

SC ◎  ◎  ×  ×  ー  ×  ◎  3ー3 3

TA ×  ×  ×  ×  ○  ー  ×  1ー5 7

CH ◎  ×  ◎  ◎  ×  ◎  ー  4ー2 2

 

 

1位 【Mei】 緑黒青 <永遠の証人 貧民街の刈り取るもの 野生の雑種犬>

 さて、例によってピック中は悲鳴と怒号、諦観と慙愧の声ばかりが木霊する地獄絵図のピックになっているわけですが、そんな中で「いつも通り」を貫き、ただ無心に勝ちを拾いに行ったのがこちらのデッキである。何しろ1引きが「永遠の証人」である。幾ら何でも好きすぎるやろ……って思ったけど、よくみたら確かにこのパックはそれくらいしかないな……(レアは「仕組まれた爆薬」なので一応2択?)。そしてこの「どうとでもなる」緑のユーティリティカードからどんな方向に流すかと思えば、2引きは「サテュロスの道探し」。……今度こそお前よう……ブレねぇ。とにかくブレねぇ。その後も5引きで2枚目の「サテュロス」と緑を確定させ、合間に「骨塚のワーム」などを挟んで墓地を使った戦術の基盤を固めていく。2色目がどうなるかはぶっちゃけ2パック目まで判断を持ち越しているが、カードの流れとデッキタイプから黒を選択し、いわゆるゴルガリデザインのデッキへ。最終的にはクリーチャー数の不足を「霊気撃ち」のタッチで補い3色になったが、下のデッキリストを見ると何と土地16枚で回している。「3色で16枚?!」と一瞬びびったが、なるほど、そのための「サテュロスの道探し」×2である。さらに「終わりなき休息の器」までぶっ込んで色マナトラブルの防止に努めている。そして、このデッキが何だか色々と考えもしなかったシナジーを内包しまくり、気づいたらマスターズらしいギミックの塊になっていたのが驚きだ。どのカードをベストに選出するかは難しいが、あげるべきカードは2枚。1つは「繁殖力」。彼我共に同じ効果を与えるので使い方が難しく、実際14引きという遅い順目で引いたものを突っ込んでいるのだが、これが17体のクリーチャーと抜け目ないシナジーを構築する。特に「死蔵の世話人、死零」とのコンボが圧巻で、私がみていた一番ひどい試合だと、この2枚が並んだ状態で「煙霧吐き」をサクって「永遠の証人」を殺す(2ドロー)。するとどちらもパワー1のクリーチャーなのでターン終了時に戻ってきて、墓地のカードも1枚回収できるという無限のエンジンが構築される。そしてもう1枚のキーカードは、かつてのことを知っていると何とも懐かしい「蜘蛛の発生」。当時もフィニッシャーとして活躍したカードだが、除去のもっさりしたこのセットでは、蜘蛛トークンが7体8体とわくと、もうそれだけで攻め手がなくなってしまう。あとは特大サイズの「骨塚のワーム」で踏み潰したり、ソーサリー除去の効かない「忍び寄るタール坑」でにじり寄ったり。本人がどこまで意図したものかはよく分からないが、何ともテクニカルで環境に即したデッキであった。

 

 

森×8 沼×5 島×2 忍び寄るタール坑

 

<クリーチャー> 17

煙霧吐き×2 野生の雑種犬

ディミーアのギルド魔道士 錯乱した助手

サテュロスの道探し×2 骨塚のワーム

縫い師の見習い 永遠の証人

流血の管理人 闇告げカラス

貧民街の刈り取るもの 死蔵の世話人、死零

霊気撃ち×2 木立を歩むもの

 

<その他> 7

納墓 最後の喘ぎ

黄泉からの橋 終わりなき休息の器

繁殖力 蜘蛛の発生

不浄な飢え

 

 

2位 【Chrolony】 赤青黒 <バザールの大魔術師 宝船の巡航 熱錬金術師>

 こちらのデッキも、まさにマスターズならではという大勝負に出たデッキ。いや、実際は勝負には負けたのだが……試合には勝ったデッキ。ことの始まりは、おそらく「バザールの大魔術師」のパックを開封した時だろう。アドバンテージを失いながらも高速で墓地を肥やして行くこのカード。これを1引きした時点で、この男の頭には邪悪極まりないプランが浮かんでいたのである。それが、「研究室の偏執狂」によるセルフライブラリアウトだ。あとはもう、ピックを見ていただければわかる。赤の「信仰無き物あさり」が回収できたことで色は青と赤に決定。「大あわての捜索」も加えてライブラリを削る速度を上げる。一応2パック目ではうっかり死んでしまった「偏執狂」を回収するためだろうか、「ネクロマンサーの弟子」を早めに確保して予防策も講じている。序盤の防壁兼別な勝ち手段として「熱錬金術師」も2枚キープ。さぁ、あとは「偏執狂」を待つばかりだ。………………まぁ、来ないんですけどね。1枚も見なかったんですけどね。普通に考えたらその時点でジ・エンド。単なる自分のライブラリを薄くするだけの紙束。絶望したことだろう。頭を抱えたことだろう。しかし、捨てる神あれば拾う神あり。出ないアンコモンあれば出ちゃう神話レアあり。3パック目、ギリギリのところで降臨したそのカードの名は、「引き裂かれし永劫、エムラクール」。そう、すでに2体の「ネクロマンサーの弟子」がおり、ディスカード手段は手元にあふれている。それなら、いっその事このエムラ一本釣りをデッキの中核に据えてしまえば? ……結果はご覧の通りである。実際にエムラ一本釣りに成功したのは数える程度なのでそこまで貢献したとも言えないのかもしれないが、対戦する側からしたら、「いつ来るかわからない終末」をケアし続けるのは大変だ。「ネクロマンサーの弟子」が出てきたら次のターンには滅殺6を叩き込まれるかもしれないのだ。何とかして除去しなきゃいけない。逆に「弟子」が出てきてない状況では、警戒して除去を自由に使えない。見えないエムラクールをかさにきて、このデッキは「熱錬金術師」でせっせとダメージを刻んでくるのである。そして実際に「4ターン目エムラクール」とかいうとんでもない爆弾を叩き込まれたやつもおるし。ひどい話である。これこそがマスターズ。これでいいのかマスターズ。

 

 

3位 【Sea-chcken】 白青 <空槍の騎兵 空翼のエイヴン 空翼のエイヴン>

 毎度知らない環境では決め打ちで染め手を狙うシンプルマインド・シーチキン先生。最近では謎のユニット「うつ&アスペ」のアスペとしても活動中らしいが(なんの話だ)、幸か不幸か、ドラフトの時はそこそこ空気も読めるしデッキも組める。上家も下家も「どうせこいつ赤に行くんだろ」とたかをくくっていたのだが、今回は「空槍の騎兵」からスタートしたことでデッキは「白青フライヤー」になった。これがまた非常に地味かつ堅実なデッキで、ぶっちゃけ上2つのデッキのような派手なギミックはほとんどない。せいぜい2段攻撃に「マンモスの陰影」をつけてプギャーするくらいが見せ場だろうか。そして、いつの時代もこの組み合わせは無難に強いので困ってしまうのである。強いて誤算をあげるなら、今回はとにかく青のニーズが高く、何と結果だけを見れば七人全員が何らかの形で青を使っているというイカれた状況。そんな中で飛行をサポートする2色目に青を選んでしまったため、多少手数が制限された部分はあるだろう。良くも悪くも愚直極まりないデッキなので一度止まってしまうとそこからアドバンテージにつなげるのが難しいという、いかにも白メインの展開。まさか「空翼のエイヴン」を2枚も1引きするデッキが現れようとはねぇ……。

 

 

4位 【Alessi】 白青 <荘厳な大天使 陰極器 縫い合わせのドレイク>

 えーと……上に同じです。以上。……全く同じような展開のデッキが2つ並んでいるよ。まぁ、こちらは1引きがレアなのでちょいと狙ってる方向は違う気がするが。何故こちらのデッキも2色目が青になってしまったのかというと、これがなかなか因果な問題でして、上でも名前が出てきた「空翼のエイヴン」の存在がものすごく大きい。このクリーチャー、今の若い子はその名前すら興味がないかもしれないが、トーメント環境当時は青のエースクリーチャーとして活躍した1枚。3マナパワー2のフライヤーは当時の感覚ならそれだけでコモンの主軸だったし、マナを払わずにディスカードできる共鳴者能力もあらゆるデッキで値千金。そして、当時のルールはまだ戦闘ダメージがスタックに乗ったので、タフネス2までのクリーチャーは(ディスカードと引き換えに)一方的に打ち取ることができるという優秀な戦力だったのである。そう、当時のルールでは。この男、ピックも終わろうというところでそのことに気づいたらしく、「そうか、これ、前ほど強くはなかったんやな」と。1パック目5引き6引きでこのエイヴンを回収していた時点ではそのことに気づいておらず、「確かなんか強かったはず」という十数年前の記憶から青が2色目に決定。そこからは青のプールの少なさに四苦八苦しながらも、上のデッキとはちょっと違う地上の数でも押せるタイプの2色にまとめた。もちろん飛行戦力で勝負が決められればいいが、ダメな時は「アイケイシアの触れ役」あたりでトークンを稼ぎ、虎の子の「荘厳な大天使」で必殺である。ただ、どうにも土地との相性が良くなく、「撃退」を抱えている時には必ず島がなくて往生したそうである。ダブルシンボルって、やっぱりそう簡単に出せるもんじゃないのよね。「ギルド門もない世界とか、軟弱やな」。

 

 

5位 【Serra】 緑黒青 <枝細工下げの古老 トレストの使者、レオヴォルド 捕食>

 こちらも過去の記憶の糸をたどり、強かったカードを強かったままに使う、そんなシンプルなビートを構成している。色構成は優勝したデッキと全く同じ。青が「レオヴォルド」のタッチ程度であまりデッキに影響していないところも同じだ。ただ、上のデッキのように様々なギミックが張り巡らされているわけではなく、純粋に緑のでかいカード、強いカードを出してパンチパンチするというわかりやすい肉デッキ。それを象徴するのは、やはり「空翼のエイヴン」と同年代に目覚しい活躍をした最強の熊(犬)、「野生の雑種犬」である。これが2枚入っているのでとにかく2ターン目から先行した時の速度は安定しており、その後も「腐れる嫌悪者」「汚れ背の匪賊」「わめき騒ぐマンドリル」「グルマグのアンコウ」と繋いででかさと素直さをアピール。結果は5位という数字になっているが、戦績で見れば3勝3敗の五分なのだから、これはこれで戦えるデッキだったのである。こんだけの野生の王国に混ざって、犬やら猿やらと一緒に出てくるのが一番人間臭い次元のクリーチャーであるレオヴォルドさんっていうのもなんか笑える。あのおっさん、こんなアニマルなデッキの中でもそこまでサイズ負けしてないのすごいよな。

 

 

6位 【Thraxi】 黒赤青 <叫び大口 チェイナーの布告 グルマグのアンコウ>

 さて私だ。先週、わざわざ分析記事を書き、この世界で可能なアーキタイプについてはある程度考察を重ねた。その結果私の頭に芽生えた邪な感情は、誰が見ても「まぁ、お前はそういう奴やな」と言ってくれるものだっただろう。そう、私を魅了したそのカードの名前は…………「研究室の偏執狂」!!!!!!! 被ったーぁぁぁ! まさかの狙い被ったーーー!!! いや、ちゃうねん。俺の情熱はそんなもんじゃないねん。もう、この一週間、ひたすらイメージトレーニングを重ねたんや。「どうせアンコモンだからパックから出てくるのは1枚程度、多くて2、3枚。その偏執狂で勝ちきるのはどうしたらいい? 青は確定、墓地を肥やすカードも多い。多分2色目は同じように墓地を肥やせる黒だろうな。でも、ランダムにガリガリライブラリを削ったら偏執狂も墓地に落ちてしまうし……そうだ、白にリアニのカードがあったな。「掘葬の儀式」とか最高やん。「蘇生の天使」を置いておけば相手の除去にも対応できるぞ。となるとデッキは青黒タッチ白、まぁ「大あわての捜索」がいっぱい引ければ、土地の問題はなんとかなるだろ。白マナは最後の最後に出れば間に合うんだし……よし、カードを引く優先順位は、偏執狂(最優先)→リアニ→墓地肥やし→除去の順番やな。クリーチャーなんてどうでもいいや」……以上がこの一週間でまとめた私のプランだ。サァ、見てくれ我がピックを! ……なんで世界中が青いんや……青いカードがさっぱり流れてこないンゴ……。上家はどうせ赤行くだろうと思ってたのに5引きで「癇しゃく」流れてくるし、多分赤やってないのは確定や。っていうか赤余ってね? これ、今からイゼットスペルに切り替えたらそれなりに強いんじゃね? あ、でもリアニカードは一応確保して……アレェ、墓地を肥やすカードが全然こないぞぉ……あ、また「癇しゃく」じゃん……。……そんなこんなで3パック目。諦めて赤を主軸にした赤黒マッドネスに舵を切ろうとしたその瞬間……ようやく出てきた「偏執狂」……。オセェよ。何もかもがオセェよ。もう、墓地なんか肥えねぇよ。いや、「狂気の預言者」はいっぱいいるけど、そん時は赤が必要だよ。どう考えてもピックは黒中心だし、唯一まともに機能しそうなのは「グルマグのアンコウ」×2の部分くらいか……。というわけで、そんなわけで、最終的には「狂気の預言者」でちょっとマッドネスするときもあるけど、基本的にはなんとか墓地にカードを送って探査カードで頑張るデッキ。ところにより稀に「偏執狂」。というデッキなのか紙束なのかよくわからない物体が出来上がった。まぁ、一応偏執狂Winも何回かはありましたけどね。絶対にそっちの勝ち筋じゃない方が簡単なデッキになってたね。ねぇ神様。どうして僕はこんな人間になってしまったんだい。僕は、僕はただ、ライブラリを削りたいだけなんだ。

 

 

7位 【Tanaka】 緑白青 <羽毛覆い 森滅ぼしの最長老 貴族の教主

 まぁ、散々愚痴った下にもまだデッキはあるんですけどね。ただし、こちらはMagic歴が一番浅く、今回登場したカードもほとんどが初見という時点で相当なハンデを背負っていたのだから、順位についてはしょうがないところだろう。1引きの「羽毛覆い」は一体どこへ行きたかったピックなのかはよくわからんが……。デッキのベースは、これまたごんぶとな緑の肉。「森滅ぼしの最長老」やら「木立を歩むもの」やらの純正緑クリーチャーに「コジレックの職工」まで加えて、とにかく並べればサイズナンバーワン。これをサポートするために「献身のドルイド」や「新緑の幻霊」などを加えたランプのデザイン。まぁ、なぜか「日を浴びるルートワラ」もいっぱい入ってたけど。良くも悪くも地味すぎる構成なので特にシナジーなども見当たらず、引いたカードを出して、殴る、それだけの話。それでも通用するんじゃないかという気もするのだが、残念ながらやはり単体のカードの強さが把握できていないとピックのピントがずれてしまうので、やはり1段2段下のデッキになってしまうのはやむなしである。まぁ、色々と知らないカードを見られたので、今後のMagic人生の肥やしになったと思えば、悪い経験ではなかったですよ。えぇ(適当にごまかす)。だってほら、参加費500円だったし。

 

 というわけで、今回のドラフトは、ご覧のスポンサーの提供でお送りいたしました。

 

Metallica

 

 

 

今回のピック表

 

Mei】(緑黒青)→【Sea-chcken】(白青)→【Thraxi】(黒赤青)

                     

Serra】(緑黒青)           【Alessi】(白青)

                     

Tanaka】(緑白青)     ←    【Chrolony】(赤青黒)







 
Magic思い出日記

 第6回 知らなかったんだよ、本当だよ(プレーンシフト)

 華々しいデビューを飾ったインベイジョンブロック。当然その次に来るセットも期待を持って待たれるわけだが、このプレーンシフトもなかなかどうして、手ごたえ充分なセットであった。基本的な方向性はインベイジョンと同じであるが、さらに友好色3色要素を明確に示し、様々なギミックを「多色は強い」という印象を保ったままで拡張してみせた。どれだけインベイジョンが楽しいセットだと言っても、延々3パック剥き続けてドラフトしていればいつかは飽きるわけで、だいたい3〜4ヶ月のスパンでちょっとした要素が追加されるというこの時期のブロック構成は、なんだかんだ言って楽しい体験だったと思うのですよ。まぁ、ラージセットがつまらない場合、この構造は地獄になるわけですが。

 さて、インベイジョンに比べれば流石にプレイ回数も減ってしまうし、そこまで熱を持って語る要素も多くないというのが正直なところであるが(何せカードの総数は約1/3しかないのだ)、それでもこのセットの思い出は掘り下げればいくらでも出てくるだろう。しかし、今回はあえて、このセットにちなんだ本当にどうでもいい記憶をつないでカードをピックアップしてみたい。それが、このカードである。

 

 

 

 「荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage」。各色に収録された「戦闘魔道士」サイクルの一角であり、友好色のキッカーを払えば様々な副次効果が得られるニクい奴ら。5枚とも全てリミテッドでは一線級の強さだったが、こちらの緑バージョンは手軽に打てるショック効果のおかげで構築クラスでも活躍を見せた1枚。のちに「時のらせん」ではサイクル中唯一タイムシフトカードとして再録されるなどの厚遇を受けている。

 うん、強いカードだよね。ただ、個人的な好みで言えばやっぱり青の「嵐景学院の戦闘魔道士」とか黒の「夜景学院の戦闘魔道士」の方が好き。どちらもいやらしいカードであるし、黒に至っては土地まで割れる(そればっかやな)。では、何故わざわざ緑の「荊景学院」の方が思い出のカードになっているかというと……。

 

 

 

 そのキーワードは「反則行為」である。このカードを2枚だか3枚だかかき集めることに成功した私は、次々に敵のパーマネントを除去して見事にドラフトで優勝した。「いやー、やっぱりバトルメイジ強いわー」とご満悦だった。しかし、その後改めてカードテキストを読んで、予想外の事実が明らかになった。「あれ? こいつがキッカーで割れるのってエンチャントじゃなくてアーティファクトやんけ……」。

 そう、私はプレイ中、1度ならず何度もこのカードで相手のエンチャントを破壊しまくっていた。そういう効果だと思い込んでいたのである。そして、周りの人間はそんな私の自信満々のプレイにそういうカードだと思わされていたのである。いや、だってさ、白の追加コストなら普通エンチャントじゃん。アーティファクト破壊だなんて思わないじゃん。なんでこんな設計なんだよ(ちなみに赤の戦闘魔道士が緑キッカーでエンチャントを割ります)。

 まぁ、試合も終わった後に気がついたので確か戦績は変更されなかったと思うけど、とにかく、「ドラフトでカードを誤認して反則行為が行われる」という現象は、我々コミュニティでは日常的に起こる出来事なのである。もう、15年以上もずっとね……。今後のセットでも、もしかしたら「記憶に残るあの反則」コーナーが飛び出してくるかもしれません。ちなみに、高確率で反則を犯すのは俺です(自信満々でプレイするせいで周りの人間から指摘されないから)。

 ついでに、プレーンシフトで起こった事件で、未だに思い出したように取りざたされる事件には、私が1引きしてドヤ顔で使おうと思っていたレアが、結局試合中に1度もデッキから登場せず、げんなりしていたら全然関係ない脇のテーブルの上に転がっていたのが発見された、という「シヴのワーム置き去り事件」なんてのもある。……ほら、人間のやることだから。こういうミスが起こるのも終わってみればいい思い出ですよ(遠い目)。

 

 

 

「プレーンシフト」の公式カードリストはこちら。

 

 

拍手

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コメント
無題
提供マンやで。
っていうか、人数不足で不開催かと思いきや7人集まってたんですね。
行きたかったなあ。
【2018/12/10 20:59】 NAME[metalica] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
毎度ありがとうございました。年末年始とか、人集まらんかなぁ。
(ほら、もう一箱買ってくればいつでも、いくらでも……)
【2018/12/10 23:44】
無題
赤に行くと思われてんだろうなぁとこっちも思ってたからこそあえて赤を避けてた面は正直ある。
そもそも今回のセット、早いデッキ作るの難しそうだったし、脳筋オーラ戦術の方が楽しそうに思えたもんでねぇ。
【2018/12/10 23:30】 NAME[seachicken(アスペ)] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
ちくしょう、アンタ、アスペなんかじゃねぇよ、単なるお利口さんだよ……天才だよ……ジーニアスペだよ……。
【2018/12/10 23:45】
無題
まぁ、TANAKAが楽しかったのなら、僕はそれでいいんです(ホロリ
【2018/12/11 00:48】 NAME[metalica] WEBLINK[] EDIT[]


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