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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「メルクストーリア-無気力少年と瓶の中の少女-」 5→4

 こちらはおまんじゅうクラブがない方のソシャゲアニメ。いや、あれと並べるのはさすがに申し訳なくなるけども。

 ただ、1クール通してみるアニメとしてどっちが良かったかと言われると、さらに申し訳ないことに悩んでしまうことになる。ストーリーがしっかりしていたのはこちらの作品。いや、それどころか映像部分も演出全般も、こっちの作品の方が正しく良質なアニメーションになっていたはずである。監督の追崎さんの持ち味であるほっこりまるっとした愛らしさが全般に満ちていて、実に優しい作品世界が広がっている。一本のフェアリーテイルとしてみたときに、素直に評価されるべきだろう。

 ただ、……如何せん、その素直さ故にほとんど引っ掛かりがない。原作ゲームをプレイしている人間や、素直に楽しめる人には毎週の癒しになる作品だったことだろうとは思うのだが、日々の生活に疲れ、そして週に50本以上のアニメをちぎっては投げ、ちぎっては投げしている人間にとって、このアニメはあまり求めているものを提供してくれなかったのである。うん、どう考えても俺の生活の方が間違っているので、改めるとしたらこの作品じゃなくて俺の性根の方だな。すまない。

 まぁ、結局は甘いしょっぱいがはっきりわかるジャンクフードばかりを食べるようになってしまっているので、おばあちゃんが焼いてくれたトウモロコシにそこまでありがたみを感じない、みたいな状態なんだろうなぁ。もっとゆっくり、3ヶ月くらいひっそりと人里を離れて隠遁生活できればこういうアニメを受け入れる精神的余裕も出てくるのだろうが……。ただ、やっぱり押しが弱かったのは事実なのよね。ソシャゲシナリオとはいうが、主人公のメルクたちが色々な街を巡り、そこで異なった境遇の人々の物語に触れていくという構成は「キノの旅」なんかが近い。主人公はそれぞれのパートのキャラたちであって、メルクとユウの役割はどちらかというと「観察者」「傍観者」である。その上で、元々のソシャゲシナリオの目的を考えるとユウたちの成長物語、メルクの記憶を辿る物語としても成立していなければならないはず。アニメではその縦軸の部分が非常に弱く、成長したとは言っても、毎回のゲストキャラにかき消されてユウたちの存在感が薄れてしまったかなぁ、と。

 いや、でもそのぶん単発のシナリオとしては好きなやつも多いんだけどね。お気に入りはやっぱり日笠と日笠が揉めたからって日笠が解決しにくるお話ですかね。もう、何させてもいいと思ってるだろ。あれだけキャラを取っ替え引っ替えできて、なおかつ歌キャスまでこなせる日笠を骨までしゃぶるナイスなお話だった。こうしてみると、これだけ違う世界を描きながらも雰囲気がブレてないんだから、やっぱりシリーズの統制は優秀だったんだろうな。

 うーむ、やはりソシャゲアニメの着地点というのはまだまだ手探り状態だな……さて、来年からは、僕の一押しのソシャゲがアニメ化されます。詳細は後日熱をもってお伝えする予定ですが、果たしてどうなるものやら……。

 あ、メルク可愛いです。本当に。

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