たほいや譜（20／04／16）

　呼ばれたので部屋を立てました。そしたらたくさん人が来ました。こんな規模のたほいや、リアルだとなかなかやれない（やらない）。

 

Round１・「ふくろうま」

１、金持ちの息子をののしっていう語。世間の辛酸を知らぬ者の意。

２、子を連れた牝馬。ははだ。

３、遵法精神に悖る行いをする行者。破戒僧。

４、カンガルーの和名。

５、東北地方の隠れキリシタンに伝承された聖書に記されている、二頭の黒い馬。ブラック・ライダーとペイル・ライダーのことを指すという説が有力。

６、「瓢箪から駒」に同じ。

７、カマドウマの亜種。胚胎性。

８、屋根と天井の間に作られた小部屋。九州南部に多く見られる。

９、現代狂言。太郎冠者が箱根駅伝の走路を踏破しようとするが、疲れて復路では小田原から馬に乗る。

　軽めのジャブみたいな出題なんだけど、９人いる時点で軽いはずがない……。　①「不苦労」なんでしょう。誰のことだかさっぱり分からないですね。　②「袋馬」。「母駄」。　③「Fuck law」だそうな。法律にも、穴はあるんだよな……。　④適当に書いたそうですが、近くにあるワードは「袋熊：コアラの和名」なんですよね。　⑤「２つの黒馬」。ペイルなのに。　⑥「袋から馬」。　⑦カマドウマは「竃馬」なので、まぁ、なんかそういうのがいるかもしれん。　⑧天袋の間。　⑨まぁ、１人で駅伝走破はそりゃ無理だしな……。むしろ往路を走りきっただけ偉いな。

 

Round２・「にきみ」

１、にぎわうさま。

２、蛇が群れて寝ている光景。

３、二人の天皇の立すること。南北朝時代に、さらに東朝と西朝を立てて四君とすることもあった。

４、違法薬物の力でホームランを打ったと思われていた男が、実は清い体であったこと。

５、（女房詞）ニンニク。

６、シナモンの風味。肉桂味。

７、小さな腫物。また、にきび。

８、小動物の鳴き声。

９、明治中期の書物。ドッペルゲンガーの翻案。

１０、脂と醤油を煮詰めて表出する泡状の上澄み。マタギの保存食として知られる。

　ニキっぽい感じ。　②「賑巳」だった。気づけなかったの悔しい。　③票が入るのなんで。　④プニキ味。あいつ、ドーピングとかそういうレベルじゃねぇけど。どっちかっていうとロビカスの方を検査しろよ。　⑦語源難しい。　⑧にゃー、きゃん、みゃー。　⑩なんかありそうで、なさそうで、悩ましく……。

 

Round３・「うぉーたーひやしんす」

１、宇宙航空開発機構が開発予定の全球降水観測衛星。ハイパーヒヤシンス。

２、ホテイアオイの英語名。

３、便器掃除用のブラシの俗称。商品名。便器を花に例えた語に合わせたもので、ヒヤスンスとも。

４、イソギンチャクの英名。

５、≪ハイアシンスの水脈≫のこと。

６、染色の名。藍色と青色の中間色。薄藍。

７、→水ヒヤシンス

８、火矢の弓兵が雄叫びをあげながら、自らを生贄にして敵の命を削る、捨て身の侵攻作戦。

９、戦争の最中には気づかないが、終わってみればそれは罪に変わって同じ場所に残る、という戒め。

１０、航空設計士。ソ連期の爆撃機の設計で知られる。

　かえって絶望するお題。どうせ⑦みたいなのが来るんだろ？　来るんだろ？！　来たよ！　あ、一応「京都弁でお冷のこと」は事前に消しました（消す必要あるか？）　①個人的には、あってほしかった。　②どうとでもなるやつ。　③「ヒヤスンス」は純粋に解答送信時のタイプミスです。かえって見たこともない字面になったのでＯＫな気もします。　④確認したところ、イソギンチャクの英語はactina、もしくはsea anemoneだそうです。　⑤「Magicのカード名っぽく」とのこと。確かにありそう。　⑧落ち着きますわー、こういう答えがあるとホッとしますわー。「うぉー！　たー！　火矢侵す」。　⑨色々議論が行われ、Warと sinだけ分解して割と満足したが、正解はWar Turn Here Sinsだそうです。　⑩ロシア人っぽくはないわなぁ。

 

Round４・「またろす」

１、襦袢の裾をめくり上げる。またあらわす。

２、アメリカの政治家、軍人。西部開拓時代に虐殺行為を行なったとの悪名が高い。

３、世界各地を転々とする少女の物語。四回目のロスアンジェルス渡航で「また、ロス？」と発する場面から始まる。

４、（江戸期の語）→マドロス。

５、主人を弔い、胃を痛めたマタイ。

６、水兵との恋愛を夢見る女性を浅はかだと罵っていう言葉。

７、誤訳。ギリシャ神話におけるダイダロスの手による自動人形taros。

８、ミノタウロスの訛。

９、股の間を弄る。

１０、股を弄すること。

　「去勢のこと」も事前に消されました（だから消す必要は）。　①「股露す」。　③なんか「とらー」や「おいくさ」に通じるものがありますね。これ書いた人、そこそこタイラントなのでは？　④丸括弧からの矢印というパターン。卑怯。　⑤これ、結局なんだったんだろう。マタイのロスで良かったのかな。それにしちゃ文脈が。　⑥マドロスつながりだが、やや叙情。　⑦過去に「誤用」とか「誤読」はあったけど誤訳は初めてだったわ。　⑧何語なんだよ。　⑨⑩仲良しさんめ。まぁ、その発想はあった。

 

（追記）いっけね、記事あげるのを急いで肝心なもの忘れてた。誰が書いたとは言わないけれど、提出した本人が「あまりにもひどすぎる」って言ってキャンセルして書き直した解答が１つありました。まだ、良心が残ってたのか……。

 

１１、（メダロット）レッグパーツを失うこと。

Round５・「やすみしし」 

１、立体軍人将棋の戦術で、盤の八隅に獅子を配するもの。　

２、手足が麻痺して動かないさま。 

３、床や畳の痕がついた臀部。情事を指す隠語。 

４、第二次世界大戦後、新宿周辺に繁茂したバラック街。ゴールデン街の前身。

５、（枕）（八隅を治める、また、心安く天の下をしろしめす意などという）「わが大君」「わご大君」にかかる。

６、（立方体の八隅は下面に四つ、上面に四つあることから）当然の理。

７、天下泰平のたとえ。 

８、→シーサー 

９、立方体の部屋の八つの頂点から荒縄で四肢を引っ張る拷問。

１０、大正期の女性歌人。代表作「信仰の鍛え」

　10人たほいやで５問って、多いよ！　解答だけで５０揃うわけで、５人戦２回し分だぞ。　①今後、彼の人生は立体軍人将棋の製作に費やされることになるのです。軍棋より難しそう。　②「休み四肢」。　③「休み肉」。インモラル。　⑤結局、これだけ「八隅」が揃ってるってことはむしろ安易な言葉だな？　⑥間違ったことは書いてないけど、言ってることはよく分からない。　⑧「家隅獅子」。　⑨見てみたい気はする。絶対８箇所も固定する必要ないけど。

 

　流石にこの人数だと通信が色々しんどくはなりますが、たほいやをやる上では問題ないんだよな。音声も映像も入れずにチャットだけで参戦してる人とかもいたのでそれでバランス取れてた感はあるか。