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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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GREAT PRETENDER」 6→7

 素直に好きだったと言える作品。これ、ネトフリ先行配信アニメだったわけだが、もしかしてネトフリアニメではっきりと「好き」って言えるオリジナル作品は初めてだったのかしら。確認したらたくさん地上波に降りてきてない作品はあるので、もしかしたら私が知らないだけでネトフリアニメにはまだまだ良作が眠ってるのかもしれませんね。まぁ、観ないけど。

 さておき、今作を一言で表すなら、徹底したけれん味を凝縮させたようなアニメである。「詐欺師」というテーマから想像できるようなネタを一通り網羅しており、ある程度すれっからして「騙され」慣れている視聴者からすると、そこまでびっくりするようなトリックやスペクタクルが待ち受けているというわけではない。しかしそれでも、1つ1つのシナリオでやるべきことをきちんとやって、最大限に大げさに、見せられる部分を思い切りクローズアップして見せる手法はエンタメとして正しい方向性だっただろう。2クールアニメというそれなりの尺も活用し、一見バラバラに見えた個々のシナリオが最後にぐるりと回って大オチに収束する流れも綺麗だし、そこまでしっかり追いかけてきた視聴者へのご褒美は満足度が高い。

 もともとテレビドラマで脚本を手がけているクリエイターの作品らしいのだが、よくある「アニメにすると微妙」みたいな感覚のズレが無くて、むしろ「アニメだからこそできること」を振り切ってやってくれているのもうまいと思える部分。ラストのレバーがっちゃんこは流石にやりすぎなのかもしれないが、それこそ絶対に実写作品じゃできないことだし、アニメであることで開き直って、とにかく馬鹿馬鹿しいくらいの「大仕掛け」を思い切ってやっちゃおうっていうのは、アニメの見せ方を意識しなければできなかったデザインだろう。他にも2章の飛行機レースなんかも実写では作りにくい画面だったし、ともするとせせこましいデスクワークばかりになりそうな現代詐欺師事情を、ちゃんとアニメ映えする画面に絡めながら見せていく構成になっている。

 そして、そんな馬鹿馬鹿しいデザインをさらに際立たせる鏑木ひろの作家性も見事に噛み合った。どぎつい色使いなんかは好みの分かれるところなのだろうが、今作の場合にはその「うさんくささ」みたいなものが現実感の無い画面でうまく中和されて、そこで展開する物語の「ありえなさ」をうまいこと誤魔化せている。いや、誤魔化せてはいないのかもしれないけど、割とどうでもよくはしてくれている。こんだけエキセントリックな画面なのに、はちゃめちゃなシーンもウェットなシーンもバランスよく見せられるってのは、長年培ってきた現場勘の賜物なのだろう。

 あとはまぁ、ずっとアビーが可愛かったっていうのが大きいですね(オチ)。スレンダー&クレイジーな褐色殺人兵器少女。盛りすぎ。

 

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