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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 まさに灼熱、第7話。いやあぁ、アツい展開にアツい結末。良いねぇ。

 どちらが勝ってもおかしくない好ゲーム。しかし、その印象自体が異常事態であったはず。何しろ能京はまともに部活のていすら成していない弱小だったのだ。それが気づけば強豪の奏和を脅かす試合展開を見せつけた。それだけでもよっぽどの事件。しかし、当然宵越からすれば「弱小の健闘」なんてのは慰めにもなりはしない。精一杯なんてのはやり遂げてから言える言葉。勝負の世界は結果が全てだ。

 全てのプレイヤーに、やりきるだけの魂が篭っている。最強レイダーの部長は持てる技術の全てを注ぎ込んで状況を五分にまで持ち込んだ。その異様とも言える攻めのスキルは六弦・高谷をうならせ、あとちょっと時間が許すなら、完全に二人を食ってしまっていただろう。しかし悲しいかな、部長には入院明けというハンデがあった。体力の限界にストップをかけたのは井浦。彼だって勝ちにはこだわりたかったはずだが、先を見据えた夢のために、身を切る思いの決断である。

 そんな状況で宵越が駆り出され、もう1人の最強レイダーである高谷は自分の持てる全ての技術を使って宵越を潰しにかかった。これまでの全ての情報から宵越の実力を計り、充分と思える対策をうち、万全の守りを見せたはずだった。しかし、真の実力者は試合中に進化する。相手の技を巧みに盗み、宵越はついに高谷を出し抜いた。今回の試合で「素人」がいよいよプレイヤーとして次のステージへ駆け上がった。

 部長を封じられた返しで高谷を封じ、一進一退の攻防の最後を飾るのは、奏和の部長・六弦だった。実力と経験に裏打ちされたしたたかなプレイ。そして最後には圧倒的なフィジカルで見せつける王者の風格。そこまでして不沈の六弦に最後に襲いかかる井浦。ついに王者の背中を捕らえ、叩き伏せたかと思われた最後の一幕は……なんとまぁ、宵越が高谷の技を真似て上に上がったように、六弦もしたたかに王城の技を盗んでいた。どんな強豪も時間には勝てず。それはまるで、宵越の経験の浅さや、王城の体力の限界までもを丸め込むような、王者が見せた圧倒的な答えであった。

 負けは負けとその事実を認め、そこから這い上がることで強くなっていく。宵越はそれを知っている。そして、そんな中で「負け」の意味を飲み込めずに苦しんでいる畦道もいる。全員でこの試合を糧として、能京は次のステージへ進むのだ……って、そうか、まだ部員足りねぇのか。次回で新入部員が増える? この濃い面子に今更肩を並べられるようなモチベーションの高い部員が現れるのかどうか……。

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