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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 諸行無常、第4話。重盛にとっては救いとも言える死。しかしそれは、事実上の平家の死の暗示でもあり。

 前回が「奢る平家」の終わり、影が差し始めるお話だったわけだが、今回はもう、遠慮なしにその影が次々に画面を覆っていく。清盛と朝廷の関係が鹿ケ谷で事実上の終わりを告げ、これ以降は平家といえば災厄の体現でしかなくなってしまっている。清盛の隆盛に天変地異が追随し、武士が打ち立てたはずの太平の世を切り崩していく。いかにこれまでの栄華が仮初めのものだったのかが分かるというものだ。とうの清盛は京都から離れていることもあり、未だ平家の世を疑うことすらしない。徳子の奮闘によって「未来」すら手にし、全てが手に入ったものだと思っている。しかし、今や平家の中においてすら、そんな清盛の独善を認めるものもおらず……。

 こうしてみると、重盛の持つ「目」も物語をわかりやすく進めるための重要なファクターであった。当たり前の話だが、別に重盛の目はなくても話は進行できる。ただ、未だ政も教も分離し難い時代のこと、政にも様々な霊的要因が絡んでくる。そして、そんな人々の世であれば、間違いなく霊的なものは「存在する」のである。それは明確に現代人の生活とは違うところ。だからと言っていくらアニメとてそこらへんにフラフラとおばけが彷徨っているような世界を描くわけにもいかないので、視点人物である重盛のみが、そうした要素を「事実として」間違いなく認識し、描写できるのである。

 そしてその目も、いまやびわの中へ。父の所業と己が正義の間で苦しみぬいた重盛。彼はすがるもののない世の中で、必死に神に祈った。そしてそれは「見たくない未来」を見ないという切実な願いだった。彼の徳を讃えてのことか、どうやら天は彼の願いを聞き届けた様子。びわと維盛の見守る中、重盛の魂は天へと召し上げられた。あちらとこちらを繋いできた「目」の役割を果たす重盛の死は、もはやそうした要素を拾ったところで平家には取り返しのつかぬところまで来てしまっていることを表している。「今」を見る重盛の目は、なんとかその事実を清盛に伝えてすがろうとしていた重盛を離れ、未来の全てを知り、ただ「見る」ことしかできぬびわに受け継がれていく。あとはただ、見守るだけである。

 

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