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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ブラック★★ロックシューター DAWN FALL」 5→6

 ノリトくんの声50年で渋くなりすぎワロタァ! まぁ、そりゃあんな激動の時代を生き抜けば、海千山千で声も渋くなるってもんでしょうが……。

 いろんなところが「腑に落ちる」作品になったと思う。SFアニメとして見た時にあまり破天荒なことはしてないし、筋立てだけを見たらSFファンからしたら陳腐なものかもしれないが、1クールという尺の中でそれなりのスケールとそれなりの落とし前を見せてくれる展開は、本当に身の程にあっており、試聴後に「あぁ、大きな物語を見られたのだな」という満足感がある。オリジナル企画として始まった時には「どっから出てきて、何がやりたい作品なんだ!?」と困惑したものだが、なるほど既存のIPを使ってやる単発作品としては非常にソツのない仕上がり。減点がほとんど無いので、あとは面白かった部分を素直に加点要素と捉えてしまっていいんじゃなかろうか。

 筋立てが陳腐かどうかは分からないが、ドラマ冒頭からいきなり地球が終わりかけてる末法末世であり、何故そうなってしまったのか、解決策はあるのかといった根本的な問題にきちんと解を出している。厳密に言えば最終回の出した答えは「俺たた」ではあるのだが、少なくともメインヒロイン・エンプレスの物語としては収束したはずだし、この世界に生きる人類に対し、ご都合主義に堕すことなく希望を与えてくれる気持ちのいい終わり方。唯一、大佐の扱いだけはすごく寂しかったので「そんなことせんでも……」と思ったのだが、まー、あそこで大佐が生き延びるとエピローグとの時間関係もあって処理が面倒くさかったのだろう。その辺はやたらドライ。

 ヒロイン(?)勢の関係性もそれなりに楽しめるものになっており、個人的に外せないのはやっぱりデッドマスターの純愛(??)でしょうかね。トチ狂った百合展開に早見沙織を絡めるナイス采配で、たまたま時期的にこれが「ヒロインたるもの」のクソメガネと被ったもんだから味わいもひとしおである。ストレングスの絵に描いたようなツンデレっぷりも可愛いですね。最終的にCGバリバリのキャラクターデザインもうまいこと世界観に落とし込めて愛せるようになったし、やはり技術というのは適材適所だなぁ。

 そしてラストのあの曲の入り方は予想できてもよかったはずなのに全く警戒してなかったもんだからいい具合に不意打ちを食らってちょっとグッときてしまった。そこに落とし込むための、溜めに溜めての前振り12話分だったってことだよなー。よくもまぁ、このタイミングで作品を展開しようと思ったもんである。過去の遺物みたいに思われてるコンテンツも全ては製作者のセンスと使い方次第。あまり後世まで語り継がれるような作品でもなかろうが、ちょっとでもノスタルジーが得られて、新しい思い出になったならそれで良いのではなかろうか。

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