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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ヒーラー・ガール」 6→7

 今期、お別れが寂しい作品文句なしのNO.1。もうかな達のアホみたいな顔を見ることもないのか……。

 毎度の感想で言いたいことはだいたい言ってたので改めて書くこともあまり無いが、とにかく常に挑戦をやめない貪欲な姿勢がお見事な作品だった。普通に考えれば、「どこぞから誕生した歌手のユニットを起点にしてアニメを作りましょう」なんてプロジェクトは大コケの温床でしかないと思うのだが、今作は意外なほどにプロジェクトの縛りが無く、「ヒーラーガールズ」というユニットを売り込みたいという商売っ気が匂うわけでもないし、無難な落とし所を探して形だけの青春ドラマに終わるなどということもない。常に「歌いながら治すアニメとはなんぞや?」という自己言及を怠らず、結果的に毎回が刺激の連続となっていた。いや、この方向性を「刺激」と感じるのは一部の人間だけなのかもしれないが……でもさ、生半可な覚悟で「音声医療」とかいうよく分からない概念を渡されたら、ふつーのクリエイターはもてあますでしょ。「どういうこと? ちゃんと説明しないとダメなの? 命のドラマをやればいいの?」とあたふたしてどこかで見たような安っぽい御涙頂戴で終わっていた可能性だって大いにあったはず。しかしそうはならなかった。それが奇跡なのだ。

 申し訳ない話だが、監督の入江泰浩氏については、これまでちょいちょい名前は見てきたがあまり印象に残っていなかった気がする。今作では半数以上の話数でコンテを担当しており、おそらく方向性を決定づけるデザインワークの大部分を務め上げたであろうことが想像できる。一見してコケる要素しかない素材をパスされて「これ」を出してくることができるクリエイターはそう多くはないだろう。私の中の監督ランクが一気に上昇し、今後は気を付けてお名前を追いかけようという気になりました。よくもまぁ、2話3話とアクセルを踏み続ける決断ができたよなぁ。また、毎回のミュージカル演出をどう使うかというのも自由度があまりに高いせいで非常に判断の難しい要素。安易な萌え、安易なアイドル的要素、逃げようと思えばいくらでも逃げる手段(そしてコケる手段)はあったと思う。しかし、決して妥協を許さずに「このアニメで描きたいヒーラーってのはこれなんじゃい」という主張を崩さなかったことで、最後までごんぶとの芯を貫き通すことになったのだ。いやはやお見事。スタジオ3Hzも良いお仕事をしてくれました。

 まぁ、おかげでこのアニメがこんだけ面白かったというのに現実のユニットとしてのヒーラーガールズについては特に興味も湧かずに終わってしまったわけだが……アニメ単品で成功したならそれでいいよネ! 

 

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