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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Battle of Wits/機知の戦い(9ED)」 R
 また面倒くさいもの再録しやがって……いつの時代にもバベルは現れるからなぁ……まぁ、見た目に楽しいのは良いことだ。ところでこのイラスト、誰なんだろう。ジェイスではないよなぁ。
 
 
Clone/クローン(M11)」 R
 意訳すると、「すんません、『幻影の像』は強すぎました」の意。
 
 
Divination/予言(DKA)」 C
 プリーズ企業努力ウィザーズ社。まぁ、こんなとこでいじっても仕方ないけど。いっそタミヨウデザインで「空民の助言(10ED)」にしてしまうという手もあったのに。
 
 
Essence Scatter/本質の散乱(M10)」 C
 「マナ漏出」とのスタメン争いを久しぶりに突破。青ユーザーからしたらがっかりなんだろうが、基本的に構築のカウンターが嫌いな私には朗報に見える。いや、これも充分安定の強さのはずなんだけどね。構築だと意外と採用しにくいのが悩ましい。
 
 
Fog Bank/濃霧の層(USG)」 U
 意外なところから再録されたウザ壁。こいつ1枚いるだけで賛美が酸鼻。
 
 
Harbor Serpent/湾口の海蛇(M12)」 C
 毎度お馴染み海蛇枠、3年連続3回目。でも、今回相手の土地を島にする方法が無いな。
 
 
Index/索引(9ED)」 C
 全世界をがっかりが覆う再録の2。コレが弱いことよりも、こいつがいることで「思案」が追いやられたことが問題。「思案」がフォーマットによっては禁止カードになっていることを考えたら仕方ないのか。せめて「選択(INV)」とかにして欲しかったけど……
 
 
Jace,Memory Adept/記憶の熟達者、ジェイス(M12)」 M
 通称「一番重いジェイス」、もしくは「一番弱いジェイス」。タミヨウさんと同じコスト域っていうのが色々無茶。まぁ、ジェイスはしばらく謹慎処分で良いと思うよ。これだって充分強いんだし。
 
 
Kraken Hatchling/クラーケンの幼子(ZEN)」 C
 ゼンディカー生まれのがっちり小僧。このがっちりっぷり、どうやらリミテッドを少しでも遅い環境にしたい模様。
 
 
Merfolk of the Pearl Trident/真珠三叉矛の人魚(7ED)」 C
 新たな王様が誕生した記念。いや、仮に王様デッキが出来たとしてもこいつは入らないけど。
 
 
Negate/否認(M12)」 C
 この手のカードにしては珍しく、今まで一度もイラスト変更されてないんだよね。モーニングタイドの時点でよく分からんぼんやりした絵だったしな。
 
 
Redirect/移し変え(M12)」 R
 書いてあることはものすごく強い。最近やんわりとソーサリー・インスタント推しが進んでいるので、今後はもう少し価値があがるやも。
 
 
Rewind/巻き直し(9ED)」 U
 アンコモンカウンターは名優であるこいつが再録。つまり青は少しスピードを落とせってことだ。1マナ3/2フライヤーとか青の仕事じゃねぇ。
 
 
Scroll Thief/巻物泥棒(M11)」 C
 M11当時はリミテッドで意外な悪さをしたくせ者。気の利いたタフネスとかを見てると構築でも意外とやりよるんじゃないかと思う時もあるニクい奴。
 
 
Sleep/睡眠(M11)」 U
 1年間文字通りお休みしていた拘束系スペル。書いてあることは色々と強いんだけど、意外とリミテッドでも出番がないんだよなぁ。
 
 
Sphinx of Uthuun/ウスーンのスフィンクス(M12)」 R
 リミテッドで出すと相手に露骨に「えー、そんなレアゲーすんの?」と嫌な顔をされるのが主な役割。そのわりに「垂直落下」とか「破滅の刃」とかで割とあっさり落ちてくれるお茶目さんでもある。
 
 
Stormtide Leviathan/嵐潮のリバイアサン(M11)」 R
 「そういやいたな、そんなの」というくらいの記憶しかなかった微妙レア。いや、これも相当強いはずなんだけど、基本セット製で構築に声のかからないレアなんて、流石に毎回毎回覚えてないよね。
 
 
Unsummon/送還(M12)」 C
 最近このコンフラックスの絵で定着してるから、懐かしい6th版のもにゃもにゃしたイラストがみたい。名も無きエスパー人が可哀想じゃないか。
 
 
Vedalken Entrancer/ヴィダルケンの幻惑者(RAV)」 C
 前代ラヴニカでライブラリを攻めるディミーア兄貴たちの拠り所となった「最強コモン」の1つが鳴り物入りの基本セット参入。まぁ、セットとしては「マーフォークの催眠術師(M12)」のタフネスがあがっただけ、っていう話なんだけど、ここからのミルミル伝説が始まるのか否か。続報を待ちたい。
 
 
Welkin Tern/天空のアジサシ(ZEN)」 C
 2マナパワー2フライヤーが弱いはずが無いの法則。ゼンディカー出身だが、一切そんなことを感じさせない普通っぽさが可愛らしい。
 
 
Wind Drake/風のドレイク(M10)」 C
 お前おるんかい、っていう。最強召喚士ターランドさんが片手間で生み出す程度の存在です。それでも強いからターランドさんがすごいのだが。


Archaeomancer 古術師 (2)(U)(U) C
クリーチャー・人間、ウィザード
1/2
〜が戦場に出たとき、対象の、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を手札に戻す。
 
 「公証人(ODY)」をよりいっそう青に優しくチューニングしたようなカード。パワーは下がったが、コストが1軽くなり、更にソーサリーにも手出し出来るようになったのだ。出すだけでアドバンテージが狙えるので、青だったら色々と悪さ出来る可能性がある。懐かしの「イゼットの時術師(GPT)」コンボ(「現実からの剥離」で延々相手クリーチャーを戻し続ける)がスタンダードでも実現可能だし、あんまり意味は無いかもしれないが「雲隠れ」を使えば白マナが続くだけ出し入れ可能。「自警団の正義」や「クルーインの打撃者」と組むとちょっと面白げ。「別に手札に戻さなくても瞬唱で直接キャストしたらいいんじゃね?」とかは禁句。「永遠の証人(5DN)」も永遠の禁止ワード。
 
 
Arctic Aven 極北のエイヴン (2)(U) U
クリーチャー・鳥、ウィザード
2/1 飛行
〜はあなたが平地をコントロールしている限り+1/+1の修正を受ける。
(W):〜はターン終了時まで絆魂を得る。
 
 お隣の土地サイクルの青版。青単ならば3マナ2/1飛行でリミテッドの「普通」、そして、島が出れば3/2フライヤーに絆魂つき。ダメージが通る前提ならば現環境最強の「暁の熾天使」すら上回るスペック。サイクル中でも屈指の実力者だ。これまで基本セットはあまり色の組み合わせにこだわる必要は無かったが、今回はこのサイクルの存在のせいで、どうしても友好色は義務づけられそうである。
 
 
Augur of Bolas ボーラスの占い師 (1)(U) U
クリーチャー・マーフォーク、ウィザード
1/3
〜が戦場に出たとき、あなたのライブラリを上から3枚見る。あなたは、その中からインスタント・カードかソーサリー・カードを1枚公開し、それを手札に加えても良い。残りのカードを、あなたのライブラリの一番下に好きな順番で置く。
 
 1/3で、ライブラリを3枚見て1枚を手札に加える。このムーブは、かつて構築環境でも大活躍した「宮廷の軽騎兵(DIS)」と同じ。そして、あちらは事実上の多色3マナだったのに対し、こちらはなんと単色の2マナ。圧倒的な軽量化だ。もちろん、そのまんま比較出来ない要素も多く、(警戒がついてないこととかもあるけど)やはり選択肢がソーサリーとインスタントに限られ、公開するというのは無視できない劣化ではある。しかし、それってあくまであのエースカードの「軽騎兵」と比べたせい。素直に考えれば、青が2マナでタフネス3のクリーチャーを出し、それにアドバンテージが(ある程度は)ついてくるってんだから、こいつも構築クラスが見える人材となりうる。獲得先が制限されているのでアドバンテージに繋がらない可能性もあるが、そこはデッキの調整次第。「思案」と組み合わせればいらないカードをボトムに送る仕事だって出来ちゃうのだ。青の2マナはあのおっさんと色々悪さを企んで下さいな。
 
 
Courtly Provocateur 上品な工作員 (2)(U) U
クリーチャー・人間、ウィザード
1/1
(T):対象のクリーチャー1体は、このターン可能ならば攻撃する。
(T):対象のクリーチャー1体は、このターン可能ならばブロックする。
 
 工作員に上品も下品もねぇよ。イラストを見る限りだと確かにやんごとなき現場でのお仕事みたいだけど、結局汚れ仕事だろうにな。とりあえず、これまでずっと理由も分からずに収録され続けた「魅惑するセイレーン(M12)」の後続機で、1マナ重くなった代わりにブロック強制能力も付与された。基本的にMagicの戦闘はブロック側有利なのでブロックにつり出すよりも攻撃につり出す方が仕留める時には確実だが、バリエーションが増えたのは決して悪いことじゃない。ただ、「魅惑するセイレーン」をデッキに入れた経験は今のところ無い。上品な人も、あんまり変わらない気がする。
 
 
Downpour 土砂降り (1)(U) C
インスタント
対象の、最大3体までのクリーチャーをタップする。
 
 懐かしの「打ち寄せる大波(6ED)」がインスタントになって復活。ついでに飛行クリーチャーもタップ出来るようになったので、どえらい進歩である。赤には3体のブロックを封じる「恐ろしき攻撃(M10)」なんてカードがあるが、あちらは3マナソーサリーだったりするので、なんかもう色々と赤が不憫。現環境では「霜のブレス」が大して活躍しているわけではないので、そこまで大きな効果とは言えないかもしれないが、攻撃抑止とブロッカー排除の2局面で手軽に使えるので邪魔になりにくい。特に3体一気にインスタントで寝かすことが出来るのは、リミテッドのフィニッシュホールドとして充分な効果だろう。まぁ、基本的に回避能力前提で動く青に求められる能力でない気はするけども。いっそタップ大好きなタミヨウさんとあわせて使ったりすれば、ただでさえ天使のタミヨウさんが1.002倍ぐらい強くなるかもしれん。
 
 
Encrust 硬化 (1)(U)(U) C
エンチャント・オーラ
エンチャント(クリーチャーかアーティファクト)
エンチャントされたパーマネントは、そのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップせず、その起動型能力を起動出来ない。
 
 青が白としのぎを削る束縛系オーラの新作。イラストと名前を見ると、どうやらフジツボによって回りをガッチガチに固めてしまうらしいのだが、今回はなかなかレベルが高く、「氷の檻」などにありがちなデメリットは一切無し。コストのシンボルは重くなったが、その分だけアーティファクトに適用範囲を広げてくれた。場合によるが「平和な心」以上の働きを見せてくれることもある、リミテッドの基本除去だ。
 
 
Faerie Invaders フェアリーの侵略者 (4)(U) C
クリーチャー・フェアリー、ならず者
3/3 飛行 瞬速
 
 ミラディン環境では貴重な青の「コンバットトリック」として活躍した「尖塔の監視者」の種族変更クリーチャー。今風にいうとコストやらタフネスやら特殊能力やらを諸々奪い取られた「修復の天使」に見えないこともないが、そんな比較は誰も得をしない。リミテッドならば、待ち構えて隙をうかがいながら展開していく古式ゆかしい青スタイルを楽しむのに必須。かつてのビッグブルーを振り返って「昔はここに『パリンクロン(ULG)』かぁ」とか思うと、ちょっとしたタイムトリップが体験出来る。「ちょっと前はここに『霧縛りの徒党(LRW)』かぁ」は、個人的にろくな記憶じゃないので思い出したくない。
 
 
Hydrosurge 打ち寄せる水 (U) C
インスタント
対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで−5/−0の修正を受ける。
 
 最近の青にはすっかり定着した感のある、パワーマイナス型トリックの新作。ただし、「定着した」というのは「毎回新作が収録されている」というだけで、「みんなの手に馴染んでよく使われる」ではないことは注意。あの手この手でこの系統の呪文を使ってもらおうと開発チームは四苦八苦しているのだが、やはり単体で得られる利益が乏しいため、なかなか実用に耐えるレベルにはならないようだ。今回の新作はコストあたりの修正値が売りで、初期バージョンの「認識不能(M10)」と比べるとかなりの改良が施されていることが分かる。さて、リミテッドでお目にかかる日はくるのだろうか。
 
 
Jace’s Phantasm ジェイスの幻 (U) U
クリーチャー・イリュージョン
1/1 飛行
〜は、いずれかの対戦相手の墓地に10枚以上のカードがある限り+4/+4の修正を受ける。
 
 ジェイスさんが繰り出したなんかふわふわしたもの。こういうのを見ると、そういやあのおっさんは元々ライブラリをいじる趣味しかなかった単なる根暗野郎だった、ということを思い出すのである。特殊なスレッショルドみたいな能力だが、オデッセイ環境を思い出せば「相手の墓地が10枚」っていうのは結構シビアな条件。相手が奇跡狙いで「思考掃き」連打とかしない場合には、狙うならばある程度意識して掘り進めてやる努力は必要になるだろう。ライブラリ削るのが当然手っ取り早いのだが、黒と組んでハンデスってのも1つの手。成功すれば、なんと1マナ5/5フライヤーという世界規模の化け物が舞い降りることになる。3/2のカマキリなんて大したことないわ。こうしてみると、やっぱりジェイスさんはイケメンだ。あまりお付き合いしたくないタイプの。
 
 
Master of the Pearl Trident 真珠三叉矛の達人 (U)(U) R
クリーチャー・マーフォーク
2/2
あなたのコントロールする他のマーフォークは、+1/+1の修正を受けるとともに島渡りを持つ。
 
 どこかで見たことがあるクリーチャーである。基本的に「アトランティスの王(TSB)」のマイナーチェンジ。あの王様は過去のロード・スタイルを維持しながら生き続けた最後の1体で、今のロードと違って相手のマーフォークまで強化する作りだったので、わざわざ名前を変えて今風のテキストに変更されたわけだ。そして、「アトランティスの王」が活躍していた時代を知っているくらいの古参プレイヤーなら、この名前を見ればニヤリと出来るはず。この無駄に厳めしい名前の元ネタは、今回一緒に再録された1マナ1/1という素晴らしいバニラステータスを持つ「真珠三叉矛の人魚(7ED)」というマーフォーク。7版までは再録されていた実績があるが、実は王様と並んでアルファから存在していた最古の1体。当時マーフォークのクリーチャータイプを持つカードがこいつしかいなかった(王様は元々マーフォークじゃなくて「ロード」だった)おかげで、せっかく全体強化なのに実質「珊瑚三叉矛の人魚の王」でしかなかったという儚い記録があるのだ。今回久しぶりにあの思い出の武器を担ぎ出してきたマーフォーク。相変わらず、他の色の代表種族(兵士/人間・ゾンビ・吸血鬼/ゴブリン・エルフ)と比べると、マーフォークは地味で活躍の機会がなさそうだが、新しい王の下に、お魚天国は復権するんだろうか? ちなみに、イニストラードやミラディンにはマーフォークはいないので、現在のスタンダードに存在するマーフォークは3体のみ。今回のセットは自分も含めて5体いるが、うち2枚はレアだ。来年以降の参考のために調べたら、かつてのラヴニカ世界にはマーフォークは0体…………。がんばれ、王様。
 
 
Mind Sculpt 精神刻み (1)(U) C
ソーサリー
対象の対戦相手1人は、自分のライブラリを上から7枚墓地に置く。
 
 よし、これで上の「ジェイスの幻」を育てるわけだ。リミテッドでもそこそこ現実的なプランだから、うまいこと集まったらやってみるとついでにライブラリで勝つ目も出てくるので中吉。でもまぁ、その手のデッキは使い切りのソーサリーでライブラリ削っても仕方ないんだけどな。ただ、2年前のリミテッドでは「秘本掃き(M11)」を片っ端から集めて何とかする、というデッキもあったので、効率が1.4倍になったこれにもワンチャンスか。これ2枚で「秘本掃き」3枚分と考えると、実はヤバさは増しているのかも?
 
 
Omniscience 全知 (7)(U)(U)(U) M
エンチャント
あなたは、土地でないカードをあなたの手札からマナ・コストを支払わずに唱えても良い。
 
 重ければ何をやってもいいシリーズ。もしくは「今回の神話枠これかよ……」シリーズ。書いてあることはべらぼうだ。もうこれさえおければマナコストというMagicの永遠のテーマが完全無視。「ドラコ(PLS)」だろうが「激憤明神(CHK)」だろうが「一なる否命(SOK)」だろうが「エムラクール」さんだろうが、とにかく「手札からキャスト」出来るのである。当然、夢はでっかく「グリーマックス」だろう。そして当然、「で、これを出すためのコストは?」と言われておしまいなわけだ。……大丈夫、Magicは夢を追う人たちを決して見放したりはしない。過去にもたくさんのカードが夢を叶えてきたんだもの。「実物提示教育(USG)」に「ドリーム・ホール(STH)」、「超起源(TSP)」だってあるんだ。きっとこれを出す手段もあるってことさ。あれ? これを出す手段があるってことは、これで出すカードってもう…………んんん?
 
 
Spelltwine 呪文ねじり (5)(U) R
ソーサリー
対象の、あなたの墓地にあるインスタントかソーサリー・カード1枚と、対象の、いずれかの対戦相手の墓地にあるインスタントかソーサリー・カード1枚を追放する。それらのカードをコピーする。あなたは、可能ならばそれらのコピーをマナコストを支払うことなく唱える。〜を追放する。
 
 日本語名は「ねじり」では無い気がするんだが……まぁいいや。重たいけど、重たいからこそ何か出来そうなレアソーサリー。過去にも「集団意識(M10)」あたりはこの手の怪しげカードで結果を残しているし、「コストを払うことなく」と書かれていると色々と刺激的なのは間違いない(まぁ、「嵐の目(RAV)」と「知識槽(MBS)」については置いとくとして)。このカードの場合、無事に解決出来れば1枚のカードで2つの呪文が使えるので、一応見た目にもアドバンテージは稼ぐことが出来る。使ったのが「ショック」と「送還」とかだとそれをアドバンテージと言っていいのかどうか微妙なところではあるが、少なくとも「手札にあるのに何の意味も無い!」ということはそこまで多くはないだろう。そして、本当にこのカードが使いたいなら、やはりコスト踏み倒し部分を活かす構築ということになる。クソ重たいソーサリーを6マナで使えるようになれば、それだけで充分美味しい。そして、こんな効果を見ちゃったら当然注目せざるを得ないのが、世界がうらやむ最終兵器「世界火」との友情コンボ。自分の墓地に「世界火」をセットし、相手が1点以上のダメージを与える火力を墓地に置いたら準備完了。このテキストだと2つのコピーをスタックする順番は任意で選べるだろうから、「世界火」→「ショック」の順に解決すればこのカードは「ゲームに勝つ」と書いてあるのと同義なのだ。レッツ向こう見ず。
 
 
Switcheroo どんでん返し (4)(U) U
ソーサリー
対象の、2体のクリーチャーのコントロールを交換する。
 
 なんだかイラストもフレーバーテキストも可愛い新カード。青名物のコントロール奪取だが、いつもの「精神の制御(M12)」ではなく、なんとソーサリーで登場した。そして、オーラなら割られる危険性があるために単なる誘拐スペルだったわけだが、流石にソーサリーで永久隷属は強すぎるため、このように人質交換を行う呪文になったわけだ。最低でもこちらに1体はクリーチャーが必要だし、それが「大したことのない雑魚」である必要があるために使いやすくなったとは言い難いが、青ならば渡しておいてからバウンス、などという古来よりのしきたりに則ったあくどい人質交換も出来るので、やはりリミテッドならエンドクラスのカードには違いない。もう、いっそレアにして「文化交流(ODY)」再録でも面白かったんだけどな。
 
 
Talrand, Sky Summoner 空召喚士ターランド (2)(U)(U) R
伝説のクリーチャー・マーフォーク、ウィザード
2/2
あなたがインスタント・呪文かソーサリー・呪文を唱えるたび、2/2で飛行を持つ、青のドレイク・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
 
 青のレジェンド枠は、気持ち悪い極彩色なヅラを被ったターランドさん。ドレイクと懇意にしているマーフォークっていうよく分からない立ち位置で、現時点ではどこの次元にお住まいなのかも謎。少なくともアラーラではないよな、あそこの海って金属だったし。となるとラブニカ……にもマーフォークっていなかった気が。まぁいいや。とにかくそんな謎の新人さんだが、レジェンドだけあって書いてあることは無茶苦茶。「思案」1回で「風のドレイク」1体。わぁいドレイク。あかりドレイク大好き。でも立ち位置が謎すぎて構築でデッキが組めないタイプ。ノンクリーチャーデッキに入れると強そうなのに、そういうデッキにぽんと放り込むと行き場のない除去が一斉にこいつに襲いかかるっていうね。
 
 
Talrand’s Invocation ターランドの発動 (2)(U)(U) U
ソーサリー
2/2で飛行を持つ、青のドレイク・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。
 
 そんなターランドさんが駆使する召喚術のカード。この手の、そこそこのサイズのトークンを生む呪文っていうのは割とバランス調整が難しくて、すぐに「獣群の呼び声(ODY)」みたいになるかもしれないのが怖い。このスペルも額面はなかなかのもので、出てくるトークンはもろに「風のドレイク(M10)」。3マナのフライヤーが4マナで2体出てくるんだから、ファーストフードの胡散臭いセット価格なんか足下にも及ばない、本当の「勉強しまっせ」である。同じコストで飛んでなかった「神聖を汚す者のうめき」の立場があんまり無い気がするのだが、フラッシュバックは無限の可能性だと諦めるしかない。これ、上記の「古術師」で一回でも回せれば、リミテッドならゲームが終わるよな。
 
 
Tricks of the Trade 商売の秘訣 (3)(U) C
エンチャント・オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされたクリーチャーは+2/+0の修正を受けるとともに、ブロックされない。
 
 どんなクリーチャーでも手軽にアッサシーンに作り替える凶悪オーラ。アンブロッカブルだけでもものによっちゃヤバいのに、パワーまで上げちゃうと下手な環境ならクソゲー製造マシンにしかならない。アンブロッカブルクソゲーというと、過去にイーブンタイドで「ノッグルの山賊(EVE)」に「天主の勢力(EVE)」付けられて4ターン目にggした嫌な記憶がよみがえるのである。まぁ、このカードは除去耐性を付けるもんじゃなし、効果に見合って重たいので使い心地はそこそこかとは思うが、今回緑には4マナ3/3の呪禁持ちとかがいるのだ。……gg。
 
 
Void Stalker 虚無の忍び寄り (1)(U) R
クリーチャー・エレメンタル
2/1
(2)(U)(T):対象のクリーチャー1体と、〜をそのオーナーのライブラリの一番上に置き、その後、それらのプレイヤーは自分のライブラリを切り直す。
 
 ぬるぬると絡みつくクラゲ状の生物が、その触手で相手を絡め取ってともにライブラリに消えていくという、一種の青い除去。その効果は似たような外見の「ゴーマゾア(ZEN)」と同じようなものだが、あっちが「クラゲ」だったのに対し、こちらは何故かエレメンタルである。余談だが、同じようにどう見てもクラゲだった「ナルコメーバ(FUT)」はイリュージョンだったりする。難しいな、クラゲどもめ。さておき、「ゴーマゾア」との違いは大きく2つ。1点目は、こいつ自身が2マナパワー2なのでそこそこ殴れるということ。まぁ、しょせん青のやることなのでごまかし程度だけど。そして最大の違いは、別にコンバット関係になくても好き放題に引き込めるということ。実は「コロンドールのマンガラ(TSP)」の方がカードとしては近かったりする。レジェンドだったマンガラさんに比べるとコストはかかってしまうものの、バウンスや「雲隠れ」でシナジれるのはこいつも同じ。リミテッドでもし引けたら「送還」あたりで相手クリーチャーを地獄送りにするのはありかも。
 
 
Watercourser 狩漁者 (2)(U) C
クリーチャー・エレメンタル
2/3
(U):〜はターン終了時まで+1/−1の修正を受ける。
 
 パワーを上げてタフネスを下げる効果は赤に多いのだが、「変異種(USG)」からのイメージなのだろうか、青にも一応その特徴は保持されており、赤と青が手を組んだイーブンタイドでは「かぎ爪裂き(EVE)」なんてこの能力の化身も登場している。多分、赤と青に共通の「パワー/タフネス・スイッチ効果」の亜流ということなんだろう。普通は赤が「命を省みない無鉄砲さ」の象徴だからタフネス→パワーの一方通行、青はスライムなどの変幻自在のニュアンスだから行き来が可能、っていうイメージなんだけどね。で、そんな微妙な能力を持つコモンだが、3マナ2/3と青コモンとは思えないガタイの良さがまず目を引く。これだけでも充分他の色と戦っていけるはずなのだが、これが能力をつかえると更に輝きを増し、敵陣にブロッカーがいなければ4/1まで膨れあがってダメージ拡大が狙えるし、ブロッカーとしてタフネス4まで倒せるのも強力。加えて賛美が絡めば、4/1が一気に6/1,8/1と可能性を膨らませ続ける。実に青らしからぬ積極性だが、珍しいってことは、それだけ出番があるってことだ。

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