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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 イイハナシカナ−? な第3話。ヴィクトリカは可愛い。それはそれでコーラを飲むとゲップが出るくらい確実なのでいいのだが、いちいち本筋の内容がめちゃくちゃなので、それが気になって没頭出来ないのである。ひょっとしてミステリ風味のストーリーラインの方は気にしたら負けなのかな?

 一応、1話から始まる一連のエピソードが終幕。一弥とヴィクトリカの間で友情が深まり、ブロワがヴィクトリカの名を借りて事件を解決するというテンプレートも完成。まとまったエピソードとしては、それなりに統制がとれていて後味は悪くない。基本的に2人がいちゃいちゃしている図を見て楽しむのがメインであるなら、このあたりに焦点を当ててずっとヴィクトリカ劇場をやってくれればそれでいいのである。老獪にしてデレ、略して老デレ。新ジャンルか?

 ただまぁ、やっぱり事件の謎の方の投げ槍っぷりが半端じゃなくてね。2人のいちゃいちゃを書きたいだけの一種のスパイスとして事件を持ってくるなら、あんな大仰で風呂敷のたためない事件でなく、もう少しあっさりした、分かりやすくてもいいから違和感が生まれない内容にしてくれれば良いと思うのだが。

 前回からの引きで疑問点を羅列していくと、一番わからねぇのはネッドが死んだふりをした理由。終わってみれば彼も被害者側だったわけで、何故あそこで突然過去の事件を再現して死んだふりをしたのだろうか。「死んだことにしておけば後から殺されなくてすむぞ」という計算なのだとしたら、その後突然プレデターと化した意味が分からない。武器を持って襲いかかってくる算段なら、わざわざ死んだふりをして無防備な姿をさらすより、銃を捨てさせた時点でさっさと襲いかかってくりゃ良かったと思うのだが。このあんちゃんの行動原理が結局何一つ理解出来ない。また、ジュリィがネッドの死体(仮)を見て「あのときと同じ」などといううっかり発言をしているのもスルー(存在を知らなかったはずの無線室を見て「あれが無線室よ」っていう失言ネタもスルーか)。自分たちが「野兎」であることがあからさまになっているわけだが、実は死んでいないとおぼしきネッドの前でそんな発言をする意図はどこにある?

 ここまで事件の裏側が明らかになり、さらに犯人側がどう見ても隠す気がなさそうなので推理もクソも無い気がするのだが、その上でヴィクトリカの弁舌も全く意味を成さない。「ターンする癖」とか無茶なこといいよるし、「ドアには鍵がかかってなかった」などということが何故分かるのか。全て後付けの理由ばかりなので、およそ推理ではなく妄言である。疑うなら、不自然な言動をしている比率はジュリィよりネッドの方が圧倒的に多いのだ。先週のエレベーターの一件も結局説明がなかったな。ネッドが犯人ならば「ロクサーヌを呼び出すつもりが手違いで招かれざる一弥たちが来ちゃったから、あらかじめ仕込んでおいたエレベーターの罠に入ろうとしたところを慌てて止めた」という理由が出来たのだが、残念ながらそうじゃなかった。もう、伏線も何もあったもんじゃない。

 あと、これはもうどうでもいいのだが、確かあの船って浸水して沈みかけてたはずじゃ……なんでみんなあんなにのんびりしてんだよ。しかも警察が乗り込んできて、無事に接岸してるじゃねぇか。全然慌てる必要ねーよ。多分この手の若年向けミステリには共通してるんだろうけど、全編を通じてその場凌ぎの緊張感とその場凌ぎの推理で雰囲気だけを重視しようとするために、全体としての理屈が一切通らなくなってるんだよな。ま、多分原作に責がある問題なので、アニメスタッフは苦労しているばかりなんだろうけど。アニメとしての見せ方はかなり美味しい方なので、お疲れ様としかいいようがないです。

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