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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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DIVE!!」 3→3

 これ、結局どこの層に訴えたかった作品なんだろう。「Free!」だったらすごく喜んでくれる客層は明らかにわかるんだけど、この作品の場合、「そういう」そうに訴えかける作品になっていたとも思えないし、当然、私のような人間に何か響くものがあるわけでもないし……。ただ目の前を通り過ぎていくだけの作品だった。

 「今作のダメな部分」については、1話時点で懸念していたことが大体的中していたので新番チェックを参照してもらったほうが早いのだが、中でも一番のマイナスは、やはり「競技の魅力が映像からさっぱり伝わってこない」という部分だろう。元からマイナー競技である飛び込みを映像化することには大きなビハインドがあったはずだが、勝手に推測するに、今作のスタッフに「飛び込みの素晴らしさ」「飛び込みの凄さ」を心底理解して映像を作っている人間はほとんどいないと思う。何を描いたら一番「格好いい飛び込み」に見えるかが分からなければ、そりゃぁアニメの映像として魅力的なものは出てこないだろう。まぁ、アニメーターや制作スタッフを責めるわけにもいかないけどね。世の中の一般人に「飛び込みの良さがわかってる人間」なんてそうそういないでしょう(かくいう私もさっぱり分からない)。

 しかし、分からないなりに見せる方法というのもアニメーションにはいくらでもあるはずなのだが、今作はそうしたこけおどしを見せようという意思もあまり感じられない。確かに、飛び込み競技の魅力、見所はコンマ数秒の瞬間に凝縮されているのだろうから、その「儚さ」みたいなものをそのまま伝えるのも一つの手であろうが、残念ながらアニメで一瞬にしたら、現実世界の情報量よりも圧倒的に少ないのだ(1秒に12コマとかだからね)。そんな「画」で、実際の飛び込みに勝てるわけがないではないか。時間を延ばし、空間を伸ばし、映像を作るからこそアニメにはアニメの強みがあるわけで、そこに工夫も情熱もなければ「良いスポ根」は実現しない。

 まぁ、そういう実際の競技面は全て投げ捨てて、競技に挑む選手たちの人間ドラマに絞り込むという演出方向もあるのは事実。ノイタミナでは「バッテリー」がそうした方向性の作品で、媒体が小説という共通点もあるので今作もどっちかっていうと「競技自体じゃなく、そこに紡がれる人間ドラマを見て」という作品だったのは間違い無いのだろうが、今作の場合、果たしてその人間ドラマも面白かったのか。各人の競技スタイルに人生観が出る、というお話になっていたので、やっぱり実際の競技シーンが映えないと、各々の心情劇もピンとこないところが多くてなぁ。沖津くらいわかりやすくキャラ特性があればなんとなく少年漫画的な処理ができるのだが、それ以外の面々、特に主人公(?)の知季の個性がどうにも……。

 絵にピンとこず、物語にピンとこず、テーマの楽しさも分からずじまい。もうちょい、どうにかできた気はする。結局、彼女の寝取られたのはなんだったんだよ。

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「異世界食堂」 4→5

 オラオラァ! 異世界モノの時間だぁ!

 というわけで、「異世界」という文字列が出てくるだけで身構えてしまうような物騒な世の中になってしまったわけですが、そんな魑魅魍魎が跳梁跋扈する異世界バブルのこのご時世、なんともゆるりと、肩肘張らずに展開されるこちらの作品。「異世界である必要ないやんけ!」というお約束の文句をさりげなく回避する内容、あまり露骨に「異世界人を驚かせるから現世えらい!」を持ち上げすぎないシナリオライン。どこかが強く訴えかけるような作品でないのは間違いないのだが、幸いにしてどこかに嫌悪感を抱くような内容にもならなかった。それはもう、それだけで美点になっているような気がするのだ。

 作品が始まった時点で、「グルメものってどうやって楽しんだら良いんだろう」ということでひとしきり悩み、その楽しみと「異世界」が噛み合いづらいだろう、という難点を提示したのだが、今作の場合は望んだ通りのハートフルホームドラマ方向に舵を切ってくれたおかげで「楽しみ方」は理解しやすいものになった。料理は特別じゃないが、それを食べる舞台が特別。食べる人間の数だけドラマがあり、それを引き出すための舞台装置としての料理、そして食堂がある。今作のタイトルが「食堂」というのも象徴的な部分で、今作は料理を作るマスターのキャラが極めて薄いという特徴がある。他の食漫画の場合、だいたい料理人が一人称視点で「こういう客にはこれを出せば」とか「こういう工夫がキくんだろ?」みたいな押し付けがましさが出てしまうものだが、本作の場合は本当にマスターが「食堂」の一部としての舞台装置に徹しているため、そうした「食べさせる側のエゴ」みたいなものが鼻につかず、「食べる側」のドラマに終始できるのが良い。あとはその食べる側のアクの強さでドラマの濃淡が変化するのだ。個人的にはリザードマンの話の「どないやねん」感が強くて楽しかった。「異世界」らしさをああいう形で出してくれるのはどこでもドアを活用した今作ならではのセッティングだろう。

 本当に「ただそこで飯を食う」作品なので、何か大きな充足感があるというようなものでもないのだが、比較対象として最初に並べた「甘々と稲妻」の「料理を初めて作る特別感」と比しても、今作の「料理を初めて食べる特別感」は見劣りするものではなかっただろう。欲を言えばもうちょい作画部分でプラスがあれば応援しやすかったのだが……そこはしょうがない。あと、こういう作品のアフレコってすげぇ腹が減るだろうなぁ、ってキャストの人たちにちょっと同情しようかと思ったんだけど、毎週アフレコ現場に食い物が溢れてる写真見て「そりゃそうだな」っていう気持ちに。ベーさんが食道楽だしなぁ。

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 リア充カップルが遊園地デートしてるところを延々見せられるアニメ、第11話。内容としては何も間違っちゃいないよ。今回はそこまで「ねじれ」部分がなかったので、割と壁ドンしたくなるような展開が多かったような。いや、亜玖璃さんは幸せになってくれてええねん。そっちのカップルはそれでええねん。

 前回の引きで、解決していたと思った上原×亜玖璃間の関係に再び暗雲が立ち込め、上原さんと天道さんが悪そうな談合に突入(悪そうなのは主に頭である)。イヤイヤ、そうじゃないな。2人とも、なんだかんだで本質は押さえているんだよ。景太の影響による亜玖璃の変化、そして亜玖璃の影響による景太の変化。上原さんはなんだかんだで亜玖璃のことをよく理解しているのだし、そこまで長くない付き合いとはいえ、天道さんだってあれだけ熱心に景太のことを見ているのだから、さすがに奴の本質は捉えている。それがどのように変わってきたかということは、熱心なストーカーコンビだったら把握できていて当然なのだ。ただ、2人には決定的な情報が1つ足りないだけなんだ。「景太たちもそちらの浮気を疑っている(というか確信している)」という勘違い部分だけ。

 しかし、そこを考慮できようができまいが、やっぱり上原さんたら名軍師。ダブルデートで既成事実を作れ、という作戦は、実際にはクソ童貞で背伸びしっぱなしの上原さんにしては的確だろう。これまでこのカップルどもが抱えていた誤解の中心は「お互いにさっぱり腹を割って話さない」ことに原因があるのだから、強引にくっつけてしまえば自然解消するはずの問題なのである。上原さんの処置により、作戦は万事うまくいくはずだった。実際、遊園地に着いた時の景太・天道さんのテンションはおかしかったのだし。このままお似合いカップルっぷりを発揮すれば余計な誤解など霧消するはずなのだが……もちろんトラブルの種はつきまじ。余計なお世話の妹さんパワーで千秋の乱入である。

 イマイチ分かってないんだが、心春ちゃんって単に千秋の本心を見抜いているからこそ「お姉ちゃんには幸せになってほしい」っていう一心で景太とくっつけようとしてるんだよね? 普通に考えると、心春目線だって景太みたいなろくでなしと親族をくっつけようとは思わないような気もするのだが、出会いの時点で心春ちゃんも景太菌に毒されてしまってるからなぁ。お姉ちゃんへの純粋な愛情から、確実に駄目な方向へ背中を押してあげている妹さんの残酷さよ。そして、肝心の千秋の方も、すっかり景太にほだされて本気になってしまっているのでたちが悪い。まぁなぁ、運命の人すぎたからなぁ。現在の「一方的に絆を認識しすぎている」っていう状態は彼女のメンタルを考えるとあんまりいい状態じゃないのかもしれない。まぁ、今作では珍しいくらいに真っ当なラブを貫きとおそうとしているのは立派ではあるんですけども(その分、この汚れきった世界では浮いてしまっているとも言えるが)。千秋さん、妹さんに「明日は可愛い格好してきてよ」って言われてるのにクッソ適当なTシャツで遊びに来てるの笑うよね。

 結局、世紀のKYフラグブレイカーである景太を前に、真っ当な努力などあまり意味がない。千秋からすればほぼ決定打となるような勇気あるアクションは起こしてみるのだが、のらりくらりとかわされ、かといって完全にリリースされるわけでもなし、目の前に天道さんをキープしながら、しっかり千秋には可能性を残しているように感じさせるというファインプレイを演じる雨野さん。もともと亜玖璃のことも心配して遊園地に来ていたはずなのに、この自由さで女の子の間をとびまわれる瞬発力はゲス原さんなんかよりもよっぽどのスケコマシに見えるんですけどね。まぁ、景太の場合は負の自意識が強すぎるから、別に意図してそういうことをやってるわけでもないはずなのだが……。これってさぁ、周りで見てる妹さんが止めてやるべきシチュエーションだよなぁ。

 結局、景太は内容のあるデートで色々と充実した時を楽しんだ。かなり長時間天道さんを放置してたような気がするんだが、忠犬の天童さんは多少の放置プレイくらいならもうビクともしない模様。あっさりと景太を受け入れ、ラストに手ェ握られただけでオールオッケー。というか、自分から掴み取りに行ってましたけどね。あのシーンの天道さん瞬発力はちょっと笑える。そして、そんな三角関係を放置して2人で歩いていた上原・亜玖璃ペアもなんとか丸く収まったみたい。いや、だからさ、この2人は元から相思相愛なだけなんだから、放っとけば問題なくくっつけるはずなんだってば。亜玖璃さんが上原に飛びつく時の幸せそうな表情だけで、割と満たされたので良しとしましょう。

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「最遊記 RELOAD BLAST」 4→5

 あのね、嫌いじゃないんだ。すごく、分かりやすく。

 結局、何が重要かっていうと「こんだけ濃いおっさんキャストたちが毎話毎話熟年夫婦みたいにして息のあった伝統劇を繰り出し続ける」というそのシチュエーションである。ぶっちゃけ、1クール見終わった現状でも三蔵御一行が何を目的に旅をしてるのかもよく分からん。今回やたら絡んできた上層部の思惑もわからないし、今回キーパーソンとなったナタクが悟空たちと結局どんな関係だったのかも正直理解してない。そこかしこで出てくる「なんか昔から知ってるみたいな敵キャラ」のことなんて分かるはずもないだろう。長期シリーズの途中も途中から見ているのだから、こうなるのが当然なのだ。

 でもね、別にいいんですよ。「こいつら仲良いなー」っていうことさえわかれば。そこは分かるでしょ。毎回夫婦漫才みたいな会話しかしてないんだから。わたしゃね、どこまで言っても「すれっからした関俊彦の声が聞ける」っていうだけで満足してしまう人間なんです。三蔵さん、駄目人間のくせに格好いいのずるいね。キャラのバランスも良くて、なるほどこれは人気が持続するのも分かる気がする。常に腹が減ってるだけだけど生い立ち複雑な悟空。常に女のケツ追いかけたいけどやっぱりこの先複雑そうな悟浄。常にダルそうだけどやっぱりどこか坊主らしい優しさに溢れてる三蔵。そしてそれら問題児の面倒ごとを全部おっかぶっているのに、自分もちゃんと問題児という八戒。彼らの目的がなんなのかは最後までわからなかったが、まぁ、仲良く喧嘩してるんだからそれでいいんじゃないでしょうか。周りの人たちもちゃんと空気読んでくれてるしね。最終話くらいになると、今期初めて見始めた俺でさえ「お尋ね者の三蔵一行だァ〜!」って妖怪軍団が出てくると「またかよwww」って思うようになった。マンネリズムの重要性な。

 本作は、そうして4人のキャラを立て、壊さなければ末長く付き合っていけるコンテンツなのだろう。別に映像面で特に力が入ってるなんてこともないのだが、決めポーズの三蔵が格好よければそれでいいのである。こういうコンテンツって、案外他に探そうとすると無いもんなんだよね。

 もう一回書いておきますが、関俊彦は本当に格好いいのです。それに今作では平田さんやら石田彰やら、おっさんマーベラスですよ。ぱっぴーもすげぇな、って思う(今期2度目)。さらにナタク役に幸田夏穂とか、今時のアニメじゃなかなか見られないイカした配役で攻めてくれるのも嬉しい。アニメ制作者の皆様、もっとこういう「だらだら続けられるご長寿コンテンツ」を大事にしていきましょうよ。

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「恋と嘘」 4→4

 ホモ特有の優しさ。彼だけなんだか不幸になってる気がするんですが、主人公チームの不貞は許されて同性愛は許されないという、差別が深刻化した未来世界のお話です(嘘)。

 ん〜、なんだろ。思ったよりも悪くなかった作品なんですよ。1話目時点では「このゆかり法っていう設定の意味がわからん。こんなことが出来るような科学の進んだ世界には見えない」と設定に噛み付き、実際にその部分については作中で全く解説は行われなかったのだが、まぁ、ぶっちゃけそういう話はどうでも良かった。もう、「そういう世界」なんだからしょうがない。そして、わざわざこんな妙な設定まで作ってやりたかったお話は、非常にわかりやすい三角関係。かたや真実の愛(?)、かたや与えられた愛。さぁ、健全な男の子はどっちを取りますか? っていう。そして、結論としては「どっちも取る」なんですよね。原作が完結していないらしいので、こういう終わり方になってしまうのはしょうがない。しょうがないのだが……。

 でもさ、そこに決着をつけないんだったら、やっぱりこの世界設定の意味がないんだよ。これ、ごく普通の現実世界の恋愛ドラマでも何の問題もなくて、わざわざ2つの恋愛に質的な差を明示するような設定を設けるなら、ちゃんと答えを片方に定めないと意味がない。わざわざややこしいルールを決めたのに運営側が「まぁ、そのルールはあってもなくても一緒なんですけどね」って言ったら、そりゃ参加者は怒るだろうよ。原作ではこのあとしっかりと「ゆかり法を設定した意味」が出てくるのかもしれないが、わざわざこんな半端で、無意味なドラマになってしまうような区切り方になる時点で、アニメ化は失敗だったと言わざるを得ない。もっと落ち着いて原作消化しようよ。

 まぁ、そうして大筋を見たら「何じゃそら」っていう結末でしかないので、1クール分のあれこれが無駄になってしまった作品ではあるのだが……これ、余計なこと考えずに昼ドラとして見てれば、おきまりのフォーマットに乗っているだけなので問題なく成立はしてるんだ。ヒロイン2人がちゃんと各々の可愛らしさをアピールしてくれているので、萌え路線としても一定の収穫はあるし。キャラの絡みは(ホモの存在は置いとくとしても)悪くない部分も多い。ただ、結局主人公の「恋愛模様」を中心に据えてしまうと「何じゃそら」という言葉しか出てこないのでもやっとする。ベースとなる設定だけが残念という、(それはそれで致命的だが)なんか惜しい作品とも言える。んー、でも結局「何が好きなの?」っていう根源的な部分がわからないままで何となく恋愛やってただけだからなぁ。このまま推し進めても得られるものはないのかなぁ。

 何とも半端でもったいなかった作品。もし原作が好きな人がいるなら、きっちりそちらは追いかけて供養してやってください。

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「アホガール/徒然チルドレン」 *→6

 まさかこれが今季でも指折りの楽しみな作品になるなんて、誰が予想したよ……。いや、何も特別なことはしてないんだ。本当に、ただのアホガールなんだ……。

 こういう作品を見ていると、やっぱり私は本質的には「アニメファン」というよりも「声優ファン」なんだな、ということがよく分かる。諦めるしか無いのだ。私は、とにかく悠木碧がブチギレている様子が大好きなのだ。もう、それだけで毎週楽しくてしょうがなくてね。他のキャスト陣の配置も完璧で、特にサポートに回ってるのが井口・しーたむ・前田怜奈っていう「お前ら脇に回るには個性的すぎるだろ」みたいなこれの連中なのが良かった。ヤンキー女連中とかもそうだしなぁ。みんなして「座長」のおいちゃんや杉田の吹っ切れテンションに引っ張れるようにして、実にいいのどの締め上げ方になっていたと思います。これ、音響やってる人も楽しかったんじゃねぇかな。わたくし事で恐縮だが、先日ブックオフで「アホガール」を試しに立ち読みしたんですよ。「アニメであんだけ面白いけど、原作別に面白く無いんだよなぁ」って思いながら。そしたらさ、もうよしこママが喋ってるの読むだけで面白いの。CV日笠陽子で完璧に脳内再生されるだけで吹きそうになるの。なんかもう、末期だな、って思いましたよ。

 同様の評価はもちろん「徒然チルドレン」の方にも言えます。こちらはまだテンションは抑えめではあるが、やっぱり中の人の功績が大きい。ヒロイン勢もいいんだけど、個人的にツボだったのが下野&保志のあのコンビ。保志総一朗は、いつまでもああやって「拗らせた青少年」の声を出し続けて欲しいですね。あと、浪川御大がゴシップ誌にスキャンダルすっぱ抜かれながらどちらの作品でも生き生きしてたのが笑ってもうた。犬は可愛かったし、先輩はうざかったですよね。

 この2本はどちらも15分だから絶えられた部分があると思うので(流石にアホガール30分は無理だろ)、今後もこうして「ショートアニメなら存分に実力を発揮できる」みたいな作品をしっかり見極めて、身の丈にあったアニメにしてくれる製作者が求められています。

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 それが由乃の選択、最終話。いい幕引きでしたね。作中最大のヒロインがジジイになってるところも悩ましくも嬉しい演出かもしれません。

 全てのけじめとなるみずち祭り。結局、どこぞの市長さんを引っ張り出してくるジジイのラストドタバタは相変わらず迷惑な内容だったが(よりによってあのタイミングでガス欠を起こすあたり、最後まで頼りにならん)、そんな緊急ミッションで町中のいろんな人たちの力を合わせて大活躍するという、いかにも最終回らしい展開になったので、これはこれで良しとするべきか。金田一さんがラストでまさかの開花宣言はちょっと笑う。間野山青年会、やっぱり婚期遅れそうなのは気にしてたんだな。

 無事に演劇が上演され、凛々子の歌も上々。祭りには多少のトラブルはあったものの、参加者たちの意気も高く、狙い通りの活気あるイベントになった。その後の退任式での人ごみを見ればわかるが、やはりこの祭の成功は、1年かけて色々なところに首を突っ込んでは町中の人間を刺激し続けてきた由乃の努力の賜物であろう。最終話では千登勢さんも終始笑顔。しかめっ面を見せたのなんてエリカちゃんくらいなもんじゃないですかね(ツンデレめ)。住民みんなが笑顔になる。まずはそこからが、全てのスタートなのだろう。

 こうして迎える「宴のあと」。王国民5人は、それぞれの「次」についての報告を行う。こうしてみると、この5人の並びというのは五者五様で綺麗に分割されたことがわかる。変化の内容を見ると、「内→内→内」と全く動かずに全身全霊でもって間野山を支えていくことを誓ったのがしおり。彼女は生まれながらに間野山を愛し、全てを受け入れた真の間野山市民。対して「内→内→外」という結末を迎えたのが凛々子。これもちょっと前から決定事項になっていたが、彼女はこれまで「内」に居続けることを積極的に選択していたわけではなく、世界の狭さ故に出ていくことができなかっただけ。今回決定した「外」にしても、間野山と決別するわけではなく、ジジイが「間野山に必要だ」と言っていた「他所の文化」というものをその身に取り込み、新たな間野山の若者文化を作り上げるための発展的な「外」だ。彼女が海外を巡って珍妙なものをたくさん拾い上げてくれば、数年後にはチュパカブラ王国どころじゃないエキセントリックな名物が生み出されるのかもしれない。

 「内→外→内」という結末を迎えたのが真希。回を増すごとにお父ちゃんのカメラがパワーアップしていくのは流石に笑う。彼女が今後どうやって生計を立てていくのかはよくわからないが、若い頃にただ反発心から抱いていた「芝居で身を立てるんだ」という夢を、町の中で叶えていく人生を見出すことができた。そして、彼女の作る劇団こそが、また新しい、間野山の若者文化の1つとなるのだ。この1年で由乃たち若者が痛感したのは、どれだけ文化の継承を訴えようにも、それが世代を超えて残り、伝えられていなければどうにもならないということ。間野山の過去と未来をつなぐ役割として、真希は新たな時代の語り部の役を担う。そしてそんな新しい文化の参謀役を務めるのが、「外→内→内」というIターンルートの早苗。彼女のように外部から間野山に定住する人間が増えることが、町おこしの最終目標。まぁ、よっぽどのことがない限りはそうした定住が難しいことがよくわかるわけだが、少なくとも早苗という人口は1人確保されたのだし、外からやってきた人間だからこそ、彼女は今後の町おこしの鍵を握っているのは間違いない。「余所者」が余所者でなくなり、間野山は新たなエネルギーを手に入れる。

 そしてラスト、残ったパターンは「外→内→外」である。大方の予想を裏切り、木春由乃は1年という国王の任期を終え、間野山を出ていくことを選んだ。彼女なりに考えた結論。「このまま甘えるのはなんか違う」とのことで、正直この由乃の意見にはピンとこなかったのだが、最後のシーンを見てポンと膝を打つことになった。由乃がやるべきは「間野山の国王に居座り続けること」ではない。すでにチュパカブラ王国は解体され、由乃が座るべき王座は無い。ジジイは言っていた。「このままでは余所者が余所者で無くなってしまう」と。そう、30社お祈りの実績を持つ彼女の活かすべき個性は、まさにこの「余所者根性」だったというわけだ。彼女は言っていた。「普通に田舎で暮らして普通に結婚し、普通に死ぬのは嫌だ」と。彼女が「普通じゃない自分オリジナルの道」を突き進み、ずっと「余所者」であり続ける選択……。彼女は次の間野山を見つけ出していくのだ。

 彼女の履歴書には、ひょっとしたら「職歴・国王」と書かれているのかもしれない。北陸の小さな田舎町で起こしたほんの少しの彼女の奇跡。桜の王国で、彼女が達成した掛け替えのないクエスト。その実績は、次の冒険に受け継がれていくのだろう。人生、強くてニューゲーム。

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「潔癖男子!青山くん」 4→4

 MANPAの枠内で「妖怪アパート」は2クールなのにこっちだけ終わったせいで、録画分の編集がすげぇ面倒。マジでさ、MANPAは同一枠じゃなくてちゃんと番組データとして分割してもらえませんかね?

 1話時点では「これ、潔癖をネタにして今後やることあるの?」と心配していた作品だったが、なるほど、潔癖ってのはあくまで青山の属性でしかなくて、周りの友達にガンガン新しいキャラを追加して話を回していく形式だったのね。あと、一応なんか微妙にサッカー部分でスポ根。まぁ、あんまり根性関係無いかもしれないけど。こんだけサッカー部に焦点が当たる作品だとは思ってなかった。おかげで最後の最後まで「潔癖症ならサッカーやるなよ」っていう疑問は頭から離れないままだったんだけど、まぁ、青山は潔癖云々以前に色々おかしいキャラだからな。

 やりたいことは無事に理解できたわけだが、それがアニメとして面白かったかどうかは話が別。「アクの強いキャラを連打してギャグを回していく」っていうのは定番の設定だし、その時々で絶えず新しい刺激を出し続けられるのだから話は展開しやすいはずなのだが、今作の場合はあんまり個々のキャラ同士のエピソードが有機的に結びついておらず、毎回毎回その場凌ぎでぽっと出のキャラをいじる、みたいな印象が強かった。ずっといじられ続けてたのってかおっちくらいだよね。青山が主人公としての押し出しを持たない「薄い」キャラなので勝負は周りのサブキャラがどれだけ支えてくれるかにかかっているのだが、最後まであんまり「こいつらがメイン!」っていう中心地が定められず、部活アニメとしてもギャグアニメとしてもやや半端な印象。全体的に「青山は頭がおかしいのに押しが薄いので主人公として機能しない」っていう部分がもったいなかった気がする。映像も割とあっさり目の演出方向だったので、青山の「薄さ」に拍車をかけていたし。少年漫画の主人公を作るのって難しいですね。

 まぁ、印象に残るキャラもそれなりに現れたので全部が全部悪いってことでは無い。上述の通り、かおっちのキャラはしっかり立っていたので彼が中心にある限りは安定してみて入られたし、ストーカーマネージャーは可愛かったし。出だしから純愛全否定でネタキャラに振り切れてたせいで、純正の可愛いシーンがあんまり見られなかったのは残念だけどさ。あと、小田切さんは好き。「野崎くん」の鹿島とすげぇかぶるけど。

 すげぇどうでもいい話だけど、個人的には「サッカー部のメインの面子(の中の人)が大体ガンダムに乗ってる」っていうのが個人的にツボだった。そういう意味では豪華なアニメだよな。

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「バトルガール ハイスクール」 4→3

 ソシャゲアニメの「あるある」を出し切ったような作品。主に、よろしくない方向に。

 例によって途中からほとんど真面目に観られていないのであんまり正当に評価することもできない作品なのだが、やっぱり「真面目に観たくならない」というのは作り手側に責任があると思うんだ。「美少女動物園」という言葉が生み出されて久しいが、今作は非常に純度の高い動物園作品である。そして、残念ながらそのパークの中には目玉となるような商品は陳列されていないようなのだ。

 1話目の時点で「キャストの名前の方がキャラ名よりもデカく表示される」というある種の潔さを持った作品で、その後も毎話忘れないようにキャラ名のクレジットだけは必ずやってくれるんだけど、覚えられない人間からすると、名前だけ表示されても意味ないんだよね。制作側はそうして表面上のラベルを確認するのではなく、物語の中から自然にキャラが頭に入ってくるようにしなければならない。ストーリーを追っているうちに自然と「こういう個性を持ったキャラなんだな」ということが理解できれば、別に名前など覚えられずともキャラとして認識できているのだから視聴に差し支えないのだ(実際、わたしゃギリギリまでチアフルーツの緑の名前を覚えてなかった)。今作の場合、キャラの顔の造形が全部似通っているという致命的な欠陥もあるのだが、とにかく1話の中に主要キャラを全て出し尽くそうというディレクションがいただけない。普通に考えて、初対面で10人以上もの人間の名前と特徴を一気に覚えることなんて不可能だし、10人以上もの人間が絡むドラマを毎回追いかけることなどできない。序盤はある程度ウェイトに差を作り、「まずはこの中心キャラを覚えて、そこから他の学年に広げていきましょう」みたいなライン作りがあってしかるべきなのだ。

 しかし、残念ながら本作は原作ゲームファンに気を使いすぎたのだろう。特定キャラのファンが「ボクの推しがアニメだと空気!」とキレてしまわないよう、満遍なく全員出てくるし、漫然なく全員役割がある。そんな状況では個々のキャラに時間など取れるはずもなく、少なくともアニメ内部での掘り下げは不可能。そうなれば、アニメから入った視聴者が興味を持てるわけもない。まぁ、この辺を全てひっくるめての「ソシャゲアニメあるある」なんだけども。先んじて放送された「スクールガールストライカーズ」の方が、アルタイルトルテに集中すればいいとわかったぶんだけ、見易さは上だったと思う。

 全部が全部悪かったとは言わない。動物園ならば動物園なりの見せ方があるわけで、例えば個人的にはスケベ先輩がみさおキャラと入れ替わる回(6話)なんかは割と楽しかったと思う。キャラが際立って理解が及べば見ることはできるクオリティの作品なのだ。しかし、途中からはそうして「キャラを描き分ける」というよりも、むしろ「一致団結して問題に当たっていく」という総力戦の部分にばかり力を入れてしまい、終盤のクライマックスに向けてますます視点が散るという残念な結果に。最終回とか、どこで誰が何してるのかよく分からんかったからね。まー、「お話が書きたいのか」「キャラが描きたいのか」っていう違いなんだろうなぁ。アニメ業界は、そろそろソシャゲのキャラ人気を下地にしたアニメ作りってのは脚本のハードルが尋常じゃなく上がるってことを認識した方がいいと思うんだけど。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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