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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ほんとに寄る方の無い作品、第3話。どう展開するか分からんせいで、先週分をすげぇ適当に観てしまっている。マズい。

 無事に新番チェックが終わり、ぼちぼち今期記事立て作品を見定めたいところなのだが、現時点で「絶対に食いついちゃう!」という確信が持てる作品があまり無く、特に平日に空白期間が生まれてしまわないかとちょっと不安。ちょっと前にもあったんだが、週末にまとめて注目作を放送されると仕事量が偏っちゃうのよなぁ。

 そんな中、前回は忙しかったせいでちょっと意識から逸れてしまっていたのがこの作品。いやでもさ、先週時点でどういう構造なのかがまだ分かってなくてさ、当然1話目で出てきた剣士とうえしゃまのお話がくると思うわけじゃん。そしたらなんか知らない国の知らない王様周りの話が始まって、「あれ、ここで一旦別な視点に振るのか。まぁ、あのコンビに戻ってきたら話も繋がるやろ」ってんで、ず〜〜〜っとアバンが続いてるみたいな感覚で観てしまったのね。そしたら、気づいたら1話終わってた。「あれ? あいつら出てこんのかい?!」てなもんで。改めて、今回どういう展開になるのかは注視していたのだが、そしたら今度はまた別なキャラを(今週はまとめて2人)紹介する流れになり、ようやく「そういうことなんやな」と得心がいったわけだ。いや、ごめん、まだちょっとよく分かってない。

 どうにも肝が太すぎる構成、「魔王候補者」だか「勇者候補者」だかもよく分からないけど、とにかくこの世界にはどこからとも無くやってきた超人的能力を持つやばい奴ら(それが「異修羅」なんでしょうか?)がいる。そいつらを、ほんとに単話形式でただ紹介するだけというとんでもねぇお話のみが続いており、マジでその前にも後にもお話は続かない。かろうじて今回は先週野盗に襲撃された国が出てきたので「あ、舞台は一緒か」と分かるくらいだが、それでも別に先週のキャラと接続があるわけでもなく、しかも視聴者サイドからは何人か出てくるキャラのうち誰がスポットを浴びるキャラなのかも最初はわからないという。Aパートはあの騎士長のねーちゃんの方がメインかと思っちゃうよね。

 そうしてとにかく「どこに行きたいのか分からない」アニメが延々展開されるわけだが、なお恐ろしいのは、「それでもなんとなく観てしまえる」こと。別に退屈では無いんだよな。ものすげぇかっちり世界を作ってくれてるのが分かるし、美術ボードは全部綺麗。キャラの立ち振る舞いもどこか目を引くものがあり、Aパートの盗賊さんの惨殺シーンのアクションなんて見事なものだ。挙句2週連続にしてまさかのワイバーン被りとか、この世界の人口の何割がワイバーンなのかと開いた口が塞がらない。「どこに行くのか、どこにも行かないのか」と気になってついつい観ちゃう、そんな不思議な世界。

 もう、いっそこうやって「ちょっと変わったファンタジー世界に生きる人々を毎回なんとなく紹介していきます」でシリーズを成立させてしまうのかもしれんな。……最後までそれをやったら賞賛もんだけど、顰蹙もんでもある。

 ちょっと、来週まで見てから判断します(多分来週も判断つかんぞ)。

 
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 ロボ・ロリ・マジメの3人って、ゆんゆん・こめっこ・めぐみんじゃん、第10話。あ、ごめんなさい。ほんとそれを思いついただけです……劇場版のこめっこ、可愛かったもんで。

 中の人ネタだけでもフル回転できるのが今作の良いところですが、油断すると想像もしないネタをぶっこんでくる前代未聞の展開にも注意が必要。正直、冒頭の電車のガタンゴトンのところなんてちょっとした叙述トリックみたいになってるやんけ(決して叙述トリックではない)。昔「ごっつ」で松本がやってたネタ思い出したわ。試しにググったら案の定Youtubeにあがってた。なんか、無駄に印象に残ってるんだよな、これ。

 今回はバカトリオの馴れ初め(?)を含めて「今更そんな話?」みたいな展開だったが、確かにヲタにスポットが当たる話はあったけどロボは初めてなのか。結局何を考えているかはさっぱりわからなかったけど、彼女がバカたちと同じ高校をわざわざ選んだこと、そしてバカ&ヲタの喧嘩に対してすごく丁寧な対処をしてくれていることなどから、やっぱりこの3人でいるのが好きなんだろうなぁ、ということが確認できるので(こんな作品のくせに)ちょっとほっこりしますね。まぁ、もしかしたら何か裏に陰謀があるかもしれない、と思わせてくれるのがロボらしいところではあるが。ヲタかバカの家は間違いなくちょっと臭いんだろうなぁ。

 そして、そんなロボを掘り下げるために出てきた男子高校生コンビがすごく自然に禎丞・信長コンビっていう腐れ展開。直前にSAOのソシャゲのCM見てたせいでやたらツボったわ。このコンビも見てて飽きねぇなぁ。あ、リリィとマジメのコンビも最高ですね。リリィ→マジメ→ロボっていう一方通行の矢印が伸びてるはずなのに、あんまり悲壮感がないのは助かります。リリィ、本当なすごく良い女なんだよなぁ。

 

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 リリィフル回転とか最高かよ、第9話。ほんと、毎度毎度ご褒美回みたいなエピソードを連打してくる作品なんだ……まぁ、主に中の人がホント最高っていう理由なんだけども……(作画は大したことない)。

 リリィさんだけはバカにあだ名をつけられなかったわけなんだが、それってリリィ(百合)ってのがそのまんまだからつける必要がなかったせい。今回はそんなリリィさんが本当にのびのびとやらかしてくれているので、各方面にエロかったり可愛かったりの乱れ撃ちである。一応中心になってるのはロリで、原作者曰く「アニメスタッフにロリの熱烈なファンが多いので優遇されている」とのこと。まー、いじりやすいし、自然と幸せになれるし。この声この風貌でもBカップは維持できるもんなんですね……。中の人要素にどっぷり浸かりながら見ているとどうしてもこういうおっぱい話は中の人事情と比較してしまう癖(というか業?)がある。今作で巨乳側として(ロリが)リストアップしたのはリリィの他にオタとマジメの2人。このうちオタの中の人はまぁ、それなりの説得力だが、残り2人についてはむしろない側代表である。お約束の巨乳あるあるが虚しく響くのも毎度のことだ。まぁ、巨乳声って言葉もあるくらいですからね(りえりーが巨乳やってるのはあんまり見たことない気がする)。

 さておき、そうしてリリィさんが暴走気味にロリ・マジメ(そしてマジメのお母さん)を貪り食うテンションが破壊力抜群。マジメのクローゼットを見て「男子中学生か」って突っ込んでたけど、おめぇの脳内の方がよっぽと男子中学生だっていう。まぁ、「美人のクラスメイトの自宅に行ったらお母さんまでやたら若くて美人だった」ってエロ漫画だったら定番のシチュエーションには違いないのだが……サーモンといくらかぁ……。こいつ、女子校で野放しにしてていいんだろうか……いや、いいんです。ありがとうございます。

 そして、単品エピソードだけでも切れ味鋭いくせに、ちょっとずつ他のキャラの断片を混ぜ込んで劇物に変える作劇がお見事。どの要素もコッテコテの特濃なので30分それをやられたらたまったもんじゃないが、間に30秒挟むだけならちょうどいい。嬉しかったのは何故挟まれたのか全くわからないマジョ姉妹のシーンでしょうかね。この姉妹も実に恵まれたセッティングで、みゃー姉みたいな引きこもりの姉をみゃー姉みたいな声の妹が呼び出すっていう倒錯したシチュエーションが重篤。おいしいおいしい。ヤマイは……いつも通りだからいいや。そして今回一番笑ったのは松屋で荒ぶるオタ。なんやねんこいつ。頭おかしいやろ。

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 Cパートのヤマイ活躍シーンから自然に「このすば」のCMにつながってめぐみん大活躍なのずるい、第5話。ヤマイも紅魔族だったら幸せな人生が歩めたかもしれないのに……。

 ギャグアニメってのはパターンに慣れてくると面白さも落ち着いてくるものだが、今作は回を重ねても勢いが落ちず、むしろ病巣が深くなってる感じがクセになる味わい。おそらく、ネタ回しに関わる要素がどこか1点に集中せず、クラス全体に散りばめられている変人大集合の趣がプラスに働いているおかげだろう。普通に考えたら主人公のバカのイカれ具合は漫画のキャラとしても割と常軌を逸しているのだが、それでもクラスの中では異次元になりきらず、あくまでもネタ回しの一環として許容されるくらいのイカれ具合なのである。イメージとしては一連のあらゐけいいち作品に近い風味なのかもしれない。よく見ると背景とかでメインと関係ないネタが進行しているのはいかにもその辺りで、個人的にははんだ工作してるロボとか、着替えの時にスカートのホック留めるのにいちいち気合い入れなきゃいけないオタがツボ。あとはいちいちカメラワークとかのこだわりが刺激を維持してるのも大きいかも。ロリとリリィのストレッチシーンとか、「さすが高橋丈夫、わかってるぅ!」ってなるセクシャル具合が良い。

 これだけネタのアクが強いクラスに今更転校生が来たところでよっぽどなキャラでない限り太刀打ちできないだろ、と思っていると、案の定ツッコミ寄りのキャラが投入され、改めてこのクラスのイカれ具合を外部の目線から確認する流れになった。まぁ、新加入のリリィさんも幸い(?)変人寄りの方なので、まだ順応できている方だとは思うが……それにしたってバカの攻勢は尋常ではない。習うより慣れるしかない地獄のクラス編成である。

 七条アリアさんみたいな見た目(と声)のリリィさんだが、その名の通りに百合を展開させてくれるキャラになることを期待したい。今のところ相手になりそうなのがマジメだけなのでそこまで百合満開って展開にはなりそうもない(というか、そもそもこのクラスで色恋の話は絶望的だ)が、幸いルックスは良いようなので今後のハッテンに努めてもらおう。こうしてみるとキャスト的にはやっぱりこれだけのカオスの中に未だ日笠がいないということの方が意外な気もする。放課後でティータイムを結成したり、どこぞの生徒会役員を結成したりしてほしい。「バカ」「オタ」「ロボ」「ヒカサ」でいけるやろ。

 それにしても、未だに最後のキャストロールを見ると謎のキャラ名が並んでるんだよな……まだこのクラスには地雷が埋まっているんだろうか……。もう、キャパオーバーな気がするぞ。

 

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 良い京都観光アニメでしたね、最終話。いや、全然そんな話じゃないんだけど、やっぱり気になってしまう。「アニメ世界の京都駅とか祇園はいっつも空いてていいよなー」とか「駅から八坂さんに行くのに徒歩だと流石に芽衣も待っててくれないんじゃねぇかな」とか。全国の百合カップルの皆さんは、citrusの聖地、八坂神社や鴨川っぺりでキスしてインスタに投稿すると永遠に結ばれますよ!(百合の街・京都計画)

 最終話だというのに全然関係ない話題から入ってみたのは、当然一切の番狂わせなしにフツーに終わったためである。別に文句があるわけじゃない。こうして12話かけて完成した芽衣さんのデレがゴールだってことは最初から承知しているのだから、ちゃんと狙った通りのところに着地し、幸せなキスをして終了が一番良いのだ。ただ、それゆえに書くことがないだけなのだ。

 前回予想していた通り、タチバナ姉妹は結局どちらも良い子なので勝手に話をまとめてくれた。ニナの方はもしかしたらもう少しくらいゴネるかな、とも思ったのだが、「お姉が好きな人」というカテゴリは芽衣も柚子もおなじなのである。だとすれば、ここで柚子にばかり嫌がらせをするわけにもいかないのだ。あくまで「こちら側の意思と事情を忖度してほしいんだにぃ」と訴えるのが精一杯で、柚子さんが「だめだ、私は真実の愛を貫く」と宣言してしまえば、そこは折れるしかない。さらに、サラの方がもっとダイレクトにあらゆる事情を汲み取ってしまい、完全に仲人役に回ってくれたというのも大きい。これまでおおっぴらに周りに言えなかった関係だっただけに、似たような感情を共有したサラが気を使って背中を押してくれたことで、柚子たちの関係性もようやくゴールにたどり着くことができたのである。雨降って地固まるというか、やっぱりみんなの力を合わせることは大切だよね、というか。難敵だった面倒臭い芽衣さんに対しては、「あんたもテンパってたんだよな! 俺もだ!」とバッサリ切り捨ててしまうのが一番手っ取り早かったみたいです。まぁ、お互いに不器用だっただけなのは事実だしね。

 こうしてめでたしめでたしの手繋ぎエンドで幕を閉じた今作。原作はまだ続いているんでしょうかね。こっから先はあとはどれだけ濃密な関係性に耽溺していくかだけの話になる気もするのだが……。一応世間様には隠れての関係性ってのが悩ましいところよね。今回のラストシーンでも、朝の登校シーンは執拗に「進入禁止」の道路標識が二人の背後にちらつくんだよ。確実に意識して画面内に入れてるカット割りなので、「この関係性は、本来なら禁忌なんだよ?」という背徳感を今更ながら盛り上げる役を担っている。それでも、最後の最後は二人で握った手がこの標識を隠してしまうことでシーンが終わっており、二人にかかれば法も戸籍も関係ねぇ、っていう愛の強さの表れでもあるんでしょうよ。幸せになれると良いですね。

 なお、今回の京都旅行で急接近(?)したはるみんと姫子の関係も気になるので、そっちで何かよろしくやるという手もあるな(強引なはるみん締め)。

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 風呂回なのにエロくない、第11話。まぁ、この世界では全裸なんかよりも着衣でエロいことしてることの方が多いですからね……。巧みに全裸を隠しつつのコンテワークが監督の仕事なのは笑う。

 ほぼ予定通りに進行していると思われる修学旅行編。もう、前回用意された設定から「そうなれば、そうなるしかないやろ」というルートを順当にたどるだけだ。イレギュラー要素があるとすれば、普段から何をしでかすか分からない芽衣さんの暴走レベルくらいのものだが、すでに柚子ですら「私このパターン知ってる、いつもの芽衣のよくわからないやつだ」と言っている通り、だいたいいつも訳わかりませんからね。「よくわからないやつ」で正解です。まぁ、芽衣が暴走しちゃってる原因が自分にあることに気づいてない柚子さんサイドにも問題はあるんですがね。

 今回のエピソードは相変わらずドロドロしてはいるものの、そんなにストレスなく見られるのは「悪いやつ」があんまりいないからだ。これまで姫子やまつりちゃんは明らかになんらかの害意を持って絡んできていたが、今回直接のライバルとなるタチバナシスターズの姉・サラの方は素直で良い娘。どれだけ三角関係がこじれても、最終的にはいい感じで終わってくれるんじゃないか、っていう安心感がある。むしろ問題になるのはその妹・ニナの方だが、彼女もモチベーションは「お姉ちゃん好き好き」であり、最終的にサラが悲しむようなことはしないはずだからなぁ。いや、悪巧みしてるのは間違い無いんですけどね。なんだか、今作はこれまで見たくてもなかなか見られなかった「諸星きらりさんが表ではあんなキャラなのに実は裏で腹黒いこと考えてました」っていうifストーリーが見られているようでちょっと楽しい。「きらりちゃんはそんなこと言わない」を素でやってくれている状態である。まぁ、一応彼女も嘘はついてないからなぁ。上手いこと柚子をはめてるだけだから。

 という訳で、タチバナ姉妹の方はぶっちゃけあまり問題はないだろう。どちらかというと、すったもんだに振り回されて相変わらず自分の感情のやり場に困ってツン状態が振り切れている芽衣さんの方が問題である。この子、本当に他者との距離の取り方が下手で、今現在柚子との関係性が冷え込んでいるのはクリスマスのアレのせいな訳だが、それがずるずると引きずって今に至るまでツンのまま。自分のモヤモヤを処理する術もわからず、寄る辺がなかったところへ突如現れたサラの提案にあっさりと乗ってしまったという。「柚子はOKだとばっかり思ってたのになんか拒否られた上に、家族だの姉妹だのと正論を吐かれた。自分はやっぱり間違っていたのだろうか。だったらもっと問題なく自分を求めてくれる人のところに行こう」という、いわばやけっぱちの状態でしかないのだけど。もちろん、なんとなく柚子が自分に歩み寄ろうとしていることくらいはわかっているのだろうが……この子は本当にね。

 そして、さらなるとばっちりでかわいそうなのは姫子さんである。いや、芽衣と二人部屋になってる時点でご褒美だとは思うのだが、まさかそのベッドルームに芽衣が間男(姉)を引き摺り込んでゴソゴソしてしまうとは夢にも思っていなかっただろう。また何故か知らんが柚子さんは布団の中で芽衣に接近するとランダムで発情スイッチがオンになる。少女漫画やエロ漫画ではよくある「布団の中にかくまって」シチュだが、そのタイミングで胸しか見てないのは確実に男子高校生のメンタルである。柚子さん、やっぱりあんたダメなんじゃないかね? 姫子さんに謝ってあげて。

 それでもまぁ、ゴールは近そうですけどね。結局、サラがいい子だから全部飲み込んで丸く収めてくれるでしょう。問題は妹の処遇がどうなるかだが……彼女も好きが高じてこうなってるだけだしなぁ……よし、はるみんにまとめてもらおう(苦しいときのはるみん頼み)。

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 「図体がでかい女」っていうだけでなんとなくCV松嵜麗にしたんじゃないか説、第10話。まぁ、こっちの女子高生はハピハピとは程遠い気がしますけども。

 まつり編が終わってステージが切り替わったお話だが、今回は「場面設定」に終始していたので説明くさいシーンが多かったかな。これまで今作が辿ってきた流れを確認すると、柚子と芽衣が最低限親しくなってからは姫子編で柚子を揺さぶり、愛情を芽生えさせた後に父親のエピソードを挟んで芽衣への突破口を示す。さらにまつりという爆弾を投下して芽衣を煽ることにより、自然に「両想い」の関係性へと導いてきたわけだ。さて、次は何が起こるかと思ったら……「なんか同じような関係性を持つ(?)姉妹に偶然遭遇」「その姉妹の片方が偶然芽衣に一目惚れ」という、なんとまぁ、よくできたセッティング。恋愛漫画なんてこうしたご都合(?)の連鎖で出来上がるのはわかるが……当て馬用意するにしても、もうちょい自然な導入がなかったものか……。まぁいいか、新キャラ・タチバナ姉妹は非常にわかりやすく「関係する」要素の集合体みたいな存在なので、今後の柚子と芽衣の関係がどのように変化していくかを計測するバロメーターとしてはちょうどいい踏み台になることだろう。そもそも、まつりですら二人の関係にヒビを入れられなかったのだから、今更ぽっと出の一目惚れキャラなんかが出てきたところで、芽衣さんがどうにかなるとは思わないよな。

 しかし、そんな芽衣さんはクリスマスの一夜のドキドキのおかげで柚子とは再びの関係不良。もう、くっついたり離れたりで本当に忙しい姉妹である。まぁ、2人のすれ違いもわかりやすいものなので、あんまり心配には値しないと思うけどね。クリスマスは色々あったもんだからちょっとテンションが上がってしまった芽衣さん、相変わらずのコミュニケーション不全なので「プレゼントはア・タ・シ」とばかりの火の玉ストレートを投げ込むも、ヘタレかつ「意外と常識人」の柚子さんは、「これ、ご褒美イベントとしてはルート飛ばしすぎなのでは?」ということに気づきギリギリで拒否。後になって「据え膳は食っておけばよかったのでは」と後悔するも先に立たず。まぁ、この柚子のギリギリのコントロールがあるからこそ、2人の関係性は犯罪性を帯びずに保っている部分もあるよね。芽衣さんは芽衣さんで、「あれ? このテンションはちょっと違ったかな?」くらいなもんで、まさか一番いいプレゼントをあげて拒否られるとは思ってなかったので「ちょっと調子が狂ってしまったか」とでも思っているのだろう。「あん時駄目だったし、いちいち柚子が考えるベストのご褒美を考えるのも面倒くさいし、一旦リセットで」みたいな処理を試みるが、柚子さんとしては「いや、惜しいんだけど! もうちょっと、……こう、……あるだろ!」みたいな気分であろう。0か100しか知らない不出来な妹を相手に、なんとか心臓に悪くない穏やかな愛の育み方を教えてあげたい。そんな京都の夜。

 それにしても、伏見稲荷から一気に金閣寺に行くルートって、効率悪くないですか? 多分一本で行ける交通手段ないぞ。

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 完 全 勝 利! 第9話。やはり芽衣さんは強かった。所詮こわっぱのまつりなどに太刀打ち出来るはずがなかったのだ。「正妻は正妻である」という明確な主張が、これ以上ないパワーを伴って叩きつけられたのであった。

 まつり編の決着は存外あっさりと訪れた。前回までの展開では散々煽ってみたものの、やっぱり「そもそもまつりは柚子を傷つけるつもりがない」という前提があるわけで、そこまでひどい展開になるわけがなかったんだよな。一応、最終兵器である例の写真の使い道については、やんわりと「最悪の使い方」が示唆されていたわけだが、それだって芽衣が何らかの強硬手段に出た時のための予防線みたいなもんであり、まつりもわざわざここで芽衣を社会的に抹殺して藍原家にお通夜みたいな空気を持ち込む意思はなかったのだろう。いや、もしかしたらそれもやむなしという破滅的な思考もあったのかもしれないが、今回のマッチアップ、あまりにも芽衣さんが強すぎたため、まつりの持つ手札は事前に全て潰されているような状態だった。何しろまつりの全ての技を受けきり、なすがままにしておきながら、全ての前提として「柚子ならば全て理解してくれるし、まつりの悪行も理屈抜きで叩き伏せ、自分を救ってくれるに違いない」という無条件の信頼があるのだ。そんな状態の芽衣が、過去の亡霊のような「お姉ちゃん」にすがっているだけのママっ子まつりに負けるわけがない。

 注目すべきは、今回の騒動で芽衣の方から柚子に対して直接働きかける動きはほとんどなかったという部分。前回の姫子イベントの際には散々振り回された柚子が直接芽衣に対して「どういうこと? なんとかして!」とモーションをかけ、その果てに関係性の強化につながったわけだが、今回、まつりの企みは本当に柚子からは見えないところで密やかに行われており、芽衣はそのことを1つも漏らさず、柚子に助けを求めることなく、阿吽の呼吸だけで連携を成し遂げてしまったのである。もちろん柚子の方が放っておいてもアグレッシブに動けるから、というのはあるだろうが、ひとえに2人の関係性が深くなり、すでに芽衣からしたら「言葉にせずとも伝わること」がわかっているのだろう。実際、そっと「まつりを助けてやってほしい」と添え置くだけで、柚子は全てを理解し、芽衣の想定通りに「柚子らしい行動」に出てまつりを助け、芽衣を助けてしまった。このごんぶとの絆を前に、まつりはなすすべがなかったのである。

 そう考えるとかわいそうな被害者とも言えるまつりちゃんだが、まぁ、割とけろっと救われて前向きに生きていけそうだったからあんまり悲壮感もないですね。ちゃんと「自分は誰かに想われているんだ」という気づきが与えられているし、これまでのように虚無的な人生を少しずつ改めるきっかけになっただろう。もちろん、お姉ちゃん好き好き成分は変わっていないので、機会があったら3Pが楽しめる日も来るかもしれません。その時にはぜひOVAでも作ってあげてください。はるみんも交えて4Pもありだな(今週のはるみんもイケメンだった)。

 こうして、幸せな聖夜を過ごすことになった柚子と芽衣。ラストシーンでは「素直になった」芽衣さんが相変わらず途中経過すっ飛ばしてのスキンシップへと転じる。0か100しかないんかこの子。いざ迫られると弱い柚子さんを見るのが楽しいのかもしれませんね。そしていよいよ、この肌の近さを利用して(?)、芽衣という一人の女の子の深層へと進んでいくのです。果たして、おっぱい揉ませた状態で柚子さんがまともに話を聞いてくれるんでしょうか。

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 はるみんがラスボスだったらいいのに、っていう妄想が捗ってきた、第8話。この世界で最強ははるみんだと思うんだけど、残念ながら彼女はギャルゲーでいうところの「超絶高性能で問答無用で主人公の面倒を見てくれるめっちゃいいお友達」ポジションなのだよなぁ。はるみんが真剣に柚子を略奪しに行ったら多分勝てると思うのだが……それは無いのだろうか。今後に期待だ。

 そんな願望はさておき、正しくはまつりと芽衣の「war」である。争奪戦の渦中にいるはずの柚子さんにさっぱり緊張感がなくて、下手したら争奪戦が起こっているという認識すらないのは困りものだが、まぁ、芽衣さん争奪戦の時も本人が困った様子はなかったし、あくまでも水面下で戦いを繰り広げるのが百合友どうしでの暗黙のルールなのかもしれない。いや、明らかに目の前で奪い合ってますけどね。どこまでいっても柚子の中では「まつり=妹、芽衣=??」という関係性が固まっているので、そこが入り乱れる余地はないんだよな。

 かくいうまつりさんの方も、正直なところ「柚子=??」ではある。馴れ初めを聞いた感じではそこまでディープな付き合いがずっと昔からあったという感じでもないし、わざわざ会いにやってきた動機も「なんとなく楽しそうだから」くらいのものだったはず。実際、久しぶりに柚子に会って楽しかったのだろうし、脇についている悪い虫を見て不愉快になったのも事実だろう。大好きな「お姉ちゃん」を取り返すために悪逆に手を染めるモチベーションも理解はできる。しかし、問題はそうしたとっかかりの動機よりも、現状、まつりが柚子のことをどう思っているかである。「好きなおもちゃを取られたらなんかムカつく」というところから、二人の関係性を掘り下げていったらどうやら柚子の方はマジだし、つついてみたら芽衣の方もまんざらじゃないどころか、かなりのイカれ具合で柚子を手放す気はないっぽい。そうしてはっきりとお預けをくらってしまったことで、改めて「自分にとって柚子とはなんなのか?」という問題を問われる状態になってしまっているのだ。手慣れた様子で謀りごとを画策しているが、その根底にある原動力がなんなのか、まつりさん本人は理解できているのだろうか。

 そして、そんな迷える子羊・まつりさんを相手に堂々の横綱相撲を展開する元祖トンデモキャラ・芽衣さん。タイマンを挑まれてどんな風に組み合うのかと思えば、まさかの「唇は返してもらったわよ」という謎理論による強奪に出た。この人のスキンシップのハードルが本当におかC。誰のどんな教育の果てにこんな手練手管を使いこなすようになったのだろうか。もちろん、実際にそんな攻めに出られたまつりさんの方だって対応に困るわけだが、思いがけずに手に入れてしまった謎写メ、一体どういう風に使うのだろうか。一番破滅的な使い方は、ネットなどで不特定多数の人間に流してしまうことだろう。自分の顔が写っているのは問題だが、とりあえず相手に甚大な風評ダメージを与えることができる(流石に女子校界隈だからって公に百合に寛容な世界ってわけでもないだろう)。ただ、この方法で攻めると各方面に多大な被害をもたらし、柚子お姉ちゃんも大いに悲しませてしまうという難点がある。ゲーム感覚で遊ぶ傾向にあるまつりちゃんも、さすがにそこまでの所業には出ないだろうか。

 となると、やっぱり写真を見せるのは柚子限定ということになる。あの写真を見て、柚子はどう反応するのか……どうしよう、単に芽衣のキスシーンを見て興奮するだけだったら。もしそうならまつりちゃんもスパッと諦められそうだけどな。というか、もう二人の強固な絆は散々見せつけられているので、すでに半分諦めモードな気もするんだけどさ。夜のバス停以降のシーン、手を繋いだ芽衣が最初は後ろを歩いてて、すぐに追いついて横並びになるくだり、芽衣ちゃんの心情がよく表れていて良いですね。そして二つ仲良く並んだ足跡と、その足跡とは明後日の方向へ立ち去るまつりの対比。もう、答え出ちゃってるじゃん。

 なお、今週のもう1つの見所は、12月だというのに遠慮なく露出してるはるみんのエロい私服です(はるみんで始まり、はるみんで締める)。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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