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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ニノのスク水姿に、この作品ではあり得ないレベルのフィティシズムとエロが際立つ第6話。構図の取り方や動きの持たせ方がいちいちエロい。あけすけに見せるエロよりも、こういうのをたまにやってもらう方が際立つな。

 Aパート明け、前回の引きで星とリクの音楽対決。この作品は、意図してやってるんだろうけど話数の繋ぎがものすごく中途半端なところで切れるから、前回の話がすぐに思い出せて、ある意味親切。ブツ切りになるのである意味不親切。最近のアニメはライブパート、バントシーンに必要以上に力を入れなきゃいけない風潮がある気がするのだが、この作品は幸いにしてそんな気負いもなく。ちょっと雑すぎるくらいのゆる〜い対決は、基本的に中の人頼み。杉田が全力でギターをかき鳴らしたらあんなものじゃすまないだろうが、多分観客席の盛り上がりももっと酷いものになるだろう。ところで、あの演奏をしたステージは一体どこにあったのか……ほんとに広いな、荒川河川敷。

 そして今回メインとなったのは、(水着姿のニノでないとするなら)鉄人兄弟。あの仮面を被ったままでどうやってシャツを脱いだのかは気になるところだが、鉄人よりよっぽど鉄人なニノに水泳の講義をお願いしている。必死にしがみつく2人はまさに子供であるが故の役得だが、仮面さえはずせばそんな些細なレベルではなくヤバいことになるらしい。……どないやねん。そう言えば、河川敷の面々は大体住まうようになった来歴が判明している人間が多いのに、この子供2人だけはどうして居着くようになったのかがよく分からないな。住人の誰かに拾われたりしたんだろうけど、今現在は誰かの保護下にあるわけでもなさそうだしなぁ。村長が身請け人なのかな。

 Bパートは引き続き鉄人兄弟と、相変わらずの村長を巻き込んでのリクのポジション探しとポリプロピレン。アレを来たまま入る風呂って、確実に罰ゲーム。リクの立ち位置は一応「先生」ということで落ち着いたようだが、はたしてこのフリーダムな面々に何を教えろというのだろうか。そもそも、住人の中でもリクは人生経験が浅い方のような気もするが……まぁ、子供に好かれそうなのは良いことだ。ただ、これで中の人的には「また先生かよ」ってことになるんだけどね。

 そういや、何故かナレーションが立木さんで統一されてるんだけど、立木さんはあんまりシャフト声優のイメージがないな。せいぜい冬将軍くらいだった気がする(調べてみたらひたぎの親父もそうだったけど)。芳忠さんもいるし、とにかくおっさんどもが濃いぃ作品である。川を流れても格好いい河童とかな! あれはP子じゃなくてもちょっと惚れそう。この作品、実写でやったらキャストをそのまんま使えるんじゃなかろうか。鉄人兄弟以外は大体そのまんまでいけるぞ。 

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 もう、オープニングだけで全部持ってった感のある第5話。まさかのマリアメインでオープニング差し替え、タイトルが「タイトルなんて自分で考えなさいな」……流石のシャフトとしか言いようがない。個人的にはオープニングが終わった時点で満足して消そうかとすら思ってしまった。みゆきちはお世辞にも歌唱力は高い方ではないが、今回のテーマはなんか無闇にはまってましたなぁ。一日一沢城が健康の秘訣。そういや、沢城はこれで新房作品2度目の「マリア」の役ですな。

 さておき、そんなオープニングに象徴されるように、前回からの引きでAパートは歓迎会の食材集めの続き。シスターが案外可愛いという事実が判明すると同時に、マリアが「酷いことを言って笑いを堪えてる図」がなかなか良い味を出しています。でも、なんだかんだで愛がありそうな描写ではあるんですけどね。手榴弾ではそんな穴はあかないけどね。

 そして、野菜畑からは新キャラのP子が登場。「ウルトラドジっ子」というのが与えられた属性らしいが、エキセントリックな他の面々に比べると、案外まともでちょっと可愛らしい。そして中の人は新房作品3作目となるオミンチュこと小見川千明。この子はほんと、なかなか上達せんな。こっちが声を聞き慣れたからいいものを……新房組に入れたのはラッキーかもしれない。そういや、同じく「夏のあらし」で共演した三瓶、杉田あたりは今作にも登場しており、野中・堀江も新房作品の常連だが、名塚・白石は他の作品ではほとんどお目にかからないな。うりょ子は新房組に入れなかったってことなんだろうか。

 引き続き、集まった食材で開かれたステラの歓迎会がBパート。河川敷の面々が各々仕事を担当していることが明示され、それに伴ってリクが「ヒモ」であることが判明。ヒ〜モヒモとえぇ声で歌う力也さんもなんだか愉快だが、個人的にツボだったのは川のヌシ(?)を狙うために2年間の努力を費やしたニノの映像。ニノはリアルでもデフォルメでも愛嬌があるね。デフォルメの目の形(いわゆる「一条さんアイ」)がいい具合でした。滝に修行しに行ったみたいだけど……あれって河川敷の中なの?

 そして、リクが不当な慰めを受けている間(そしてマリアが爆笑を堪えている間)に、なんか怪しげな面々が次々と紹介されている。こないだちょっと出てきた中村ボイスのサムライは美容師であることが分かり、さらに新キャラでゴトゥーザボイスのエステティシャンと、謎の鳥頭がちらりと映る。この期に及んでまだ濃いぃキャラが残っていそうでおっかないな。

 次回への引きは星とリクの音楽対決らしいです。まぁ、個人的には中の人で楽しむのが基本的な楽しみ方なので、メインシナリオがどうなろうがあまり興味はありません。ま、楽しそうで何よりです。余談だが、リクが企業を立ち上げただのなんだのと言っているのを聞くと、どうしても中の人繋がりで「木目糸」の製造を思い出してしまう。分からない人は「木目糸売」でググって。 

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  シャフト声優勢揃いで、準備万端の第4話。これこれ、このごった煮のノリ。

 Aパートは、まさかの先週からの引きで、ニノと2人で河口を目指すお話。ニノが何も知らないのはいいとして、リクの常識がぶっ飛んでいるのはいかがなものか。お前、ものすごい稼ぎを誇る御曹司じゃないのか。そんなんできちんと金儲けが出来ていたいのかと、懐疑的に見てしまいます。そして「距離感」のくだりで様々なアイディアを羅列するリクは、完全に箇条書きを列挙していく糸色望でした。誰か脇から「絶望した!」って言ってあげてください。

 正直この作品にラブロマンスやいい話は求めていないので、笹舟絡みのくだりなんかはどうでもいい気がするのだが、それでも4話目でデレ始めたニノさんは素直に可愛いと思えます。やっぱりこの2人の関係性は重要なものなのかね。

 そして、本領発揮はBパートから。シスターの指導の下で何をしていたのかさっぱり分からない河川敷の面々。そして、そこに現れた新たな住人、ステラ。「新房シャフト+金髪+幼女=」という等式は、もう誰でも分かる通りに、ようやく千和が登場。これまでリクの幼少期を担当するだけだったが、ここでようやく本役が出てきたわけだ。少なくとも「前巻までのあらすじ」だけを担当してた「絶望先生」よりは扱いがいい。そして、なんか久し振りな気がする純正ロリキャラの千和。ここんとこ新房作品でもひたぎさんやら由紀やら、珍しく女子高生役が多かったからな。全力ロリ風味からの広島弁へのスイッチは抜群の安定感。神谷兄ぃとの掛け合いは既に伝統芸の域。千和が生きていけるというだけで、シャフト作品には存在意義があります。

 さらに、追加の新キャラ、マリアも参戦。彼女を示す等式は残念ながら無いけれど、変幻自在と言えば沢城みゆきの代名詞。みゆきちにあそこまで罵倒されたら、大人しく光合成の練習でも始めてみようかという気になりますよ。役に入りきってアフレコしているみゆきちを眺めながら白いご飯を食べたい。いや、マジで。

 もう、これだけ幸せが集まってるんだから、細かいことはいいじゃない。

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  杉田無双の第3話。星のアクセントって「保志」と同じ「ほ↓し」じゃなくて本当に「ほ→し」なのね。なんか違和感あるわ。

 Aパート、星VSリク。シャフトとは思えない(失礼)ダイナミックな動画による、星の人生をかけたリクいじりである。リクはリクで面白い部分がある。特に「俺がモテなくて誰がモテるというのだ!」という台詞は、中の人のことを考えるとものすごく面白い。流石アジアナンバーワンやで。しかし、やはり今回の主人公は星だ。この荒川河川敷には(リクも含めて)人智を越えたおかしな連中ばかりが揃っているのだが、今回を見る限り、星はものすごく普通の、ちょっと思春期な青年である。それが余計な誤解で必死になってしまい、テンパっている様がものすごい勢いで描写されている。そしてそのテンパりを支えているのが、声優杉田智和というこれまた面倒な男なのだ。時たま「杉田はどれも声がおんなじで下手くそ」という意見を聞くのだが、こういうテンション芸を聞かされると、そんな誹謗中傷が単なるやっかみであることを痛感する。ある程度ディレクションの時点で杉田の好きにやらせている部分はあるだろうが、もう、なんか楽しすぎ。多分、やってる本人も楽しいんだろう。変態やらせたら天下一品だ。まぁ、神谷兄ぃも負けず劣らず、ってところだけど。番組ラジオを2人でやったらいいのに。

 Bパートは、一転してニノを中心とした叙情的とすら言えるお話。リクの空回りっぷりは相変わらずだが、なんだかんだでリクは案外察しが良くて人柄もいい気がしてくるから不思議だ。モノローグからスネオヘアーのエンディングに入られるとまんま「ハチクロ」なのだが、ハチクロと比べてもそれほど遜色ない青春ムードになっているのが凄い。全くそんな作品に見えないのに。そういえば、首相と飯を食う妄想のところで、ニノがちょっとだけ歌(さくらじゃない歌)を歌ってくれているのは、中の人を考えるとちょっとしたサービス感覚。

 そしてCパート。まぁ、意味が分かりませんけどね。シロさんの隣で採点してた女性が誰なのかが気になります。あと中村ボイスの最初の奴も。まだまだ知らない奴がたくさん住んでるんだなぁ。

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 橋の下に無限の広がりを感じさせる第2話。関東に縁が無いから具体的なイメージがないのだが、とにかく広いな、荒川河川敷。

 さて、2話目ということで早速オープンエンドがついた。どちらも龍輪さんによるディレクションなので、コンセプトは「絶望先生」のそれに近いのだが、オープニングの方はコンテを切っているのが山本沙代。独特の色づかいと奇妙なモチーフの連結は、彼女の持つちょっと危ういセンスが存分に現れた怪作。何となく「NHKにようこそ」のオープニングに近い狂気を感じますな。歌はシャフト作品としては「夏の嵐春夏冬中」に続いてのやくしまるえつこの歌唱。流れるようなフレーズと、どこかもの悲しさを感じさせる声音は不思議な依存性がある。対してグッと爽やかさが増すのは、エンディングのスネオヘアー。映像の方も無駄に格好良い青春絵巻みたいな出来で、マジでハチクロっぽくなるんじゃないかという予感さえある。言われてみりゃ、主人公の中の人は一緒だ。

 さておき、中身の話。今回も当然荒川河川敷からは一歩も出ていないわけだが、1話で展開された「本当に橋の下だけで展開されるストーリー」からはいくらか広がりを見せている。大勢の住人達が集まって行われる歓迎パーティーの様子や、どこからどう突っ込んでいいか分からないシスターの教会まで、確実に日本じゃない感じの無尽蔵の広がりが理不尽で愉快。ぶっ壊れたキャラクターたちも、全部が全部ぶっ飛んでるわけではなく、基本的には「単に川にすんでるだけで、メンタリティは割と普通」という部分が共通しているので、おかしな部分がかえって根深い。多分一番根本的におかしいのはニノだと思うのだが、ここまで濃いぃ面子が集まると、それすら霞んでしまうようだ。

 今回登場したシロと星といった連中は、会話をするときちんと通じるくらいに「普通の人」。単にどこか一箇所ネジが外れているだけで、そのおかげでコミュニケーションが成立してしまうのがかえって質の悪い部分。おかげでリクは何となく安心してしまう部分があるし、村長やニノのような「純粋におかしい奴」との接続すら自然に出来てしまっている。なかなか根深い作品だなぁ。

 全体的な演出を見ると、シャフト作品としてはかなり大人しい部類。今回はリクの眼に寄るアップのシーンが無駄に繰り返された部分がちょっと鬱陶しいくらいだったが、それ以外の場面では「ひょっとして普通のラブコメやろうとしてるんじゃなかろうか」と思えるくらいに爽やかさを意識した構成になっている。春先の河川敷で巻き起こる、男と女の人生劇場……いや、無いな。

 作劇で欠かせないのは、やっぱり中の人の力だな。本当にしんどそうなリクの中の人はもちろんのこと、坂本真綾の低血圧そうなトーンは、役を選ぶがはまると癖になるパワーがある。そして今回はなんと言ってもシスター役の子安だろう。無駄な説得力。大塚芳忠なんかも無駄遣いっぽくていいな。でも、多分一番の無駄遣いは、千和。「ノビオさんのエッチ!」(とリクの幼少期)だけって……相変わらずシャフトには愛されてんなぁ。 

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 やっぱりあのエンディングはエンディングじゃなくてオープニングだったのかと再認識させてくれる最終話。ホントになんの違和感もなくオープニングでしたな。結構気に入ってるんだけどね。

 さて、まとまったかまとまってないかと聞かれれば、そりゃぁまとまっていた最終回です。作中でやったことと言えば暁と美刃のシートン動物記みたいなケダモノ大決戦だけなのだが、一応の幕引きのためのラストバトルとしては無難な展開。これでもっと作画面で本気を出してくれていれば、それなりに満足行く締めになったんだろうけど……どうも、シャフトスケジュールの被害を一番受けたのがこの作品みたいなんだよね。バトルっつってもスローとズーム多様でもっさりしたシーンが多かったし、動きのあるシーンもはっきりと動きを描かずに光線で誤魔化してしまったりとか、「何か盛り上がってるんで察してください」みたいな画面が散見される。1枚絵についてもぐにゃっと安定しない代物が多く、せっかくの最終回なのに余計な部分にばかり気を取られて実に勿体ない。料理法は悪くないんだから、もう少し素材時点での吟味をして欲しかったもんである。

 シナリオ面については、「もう一人のミナ」の存在を暴き出し、その先兵である美刃を倒したことで終わったわけだが、流石に三士族がミナに平伏するシーンは早足過ぎるし、説得力に乏しい。三士族は登場時から小物臭が漂っていたとはいえ、あそこまで簡単に膝を屈してしまっては、ここ2話の間のミナの恥辱や暁の苦労も報われない気がしてしまう。日光当てたらもう駄目ですってのは構わないのだが、それだけ強力な脅迫手段を持ってるなら2話前から交渉材料としてちらつかせても良かっただろうに。結局、三士族の連中は何がしたかったんだかね。

 また、今回儚く散った美刃についても、その感情が追い切れない部分がある。「自分の姫」への忠誠と、暁への愛情という相反する感情に揺れている部分が表現したかったのだろうが、今回は話の都合上、後者をすっぱりと諦めて1人の「迷い無い敵キャラ」として描かれている。もちろん暁に対する愛情は感じられるのだが、前回まで散々引っ張っていたその感情がホンモノだとしたら、薬飲ませてはめるのはおかしいし、前回他の連中を横から殺してまで暁を助けた意味が分からない。「愛してもいるので本気で殺し合いましょう」という倒錯した感情があるのだとしたら、もう少しそうしたクレイジーな部分を押し出す描写が必要だったろう。今回の話数を見る限りでは、単なる一貫しないキャラクターというだけになってしまっている。虎娘ってのはなかなか貴重なキャラなのに……色気の欠片も無かったなぁ。この作品でエロが無かったらなぁ。

 とまぁ、なんだか釈然としない部分の多い展開だったのだが、ラストにテーマソングが流れてからのエピローグ部分は何とも印象深い。玉座を下り、「女王」から「ミナ」へ戻って駆け出すシーンの切実な感じは良く出ていたし、二人で花と蝶を見ながら約束を交わすシーンも、「蝶が一頭のところに風が吹いて花が舞う」→「画面がパンアップし、それを二頭に増えた蝶が追う」というカット割りが、「本来相容れないはずの蝶と花」という前回までのモチーフを解題した上で、二人の固い絆をきちんと伝達する見事な仕上がりになっている。それを見てほほえむ由紀の扱いは相変わらず可哀想過ぎる気もするが、本人は満足げなので良しとしますか。

 サブタイトルが番組タイトルと同じ、というのはありがちだけど今回の演出意図ともかみ合った悪くないまとめ方。色々と問題は孕みつつも、まぁ、及第点のエンディングでしたわ。 

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 エンドカードのミナ姫が凄く天才に見える第11話。へっきーの絵は全然うまくならないのに、ベッキーは可愛く見える。不思議! でも、その絵だと確実にキャストが変わってしまいます。

 三士族の嫌がらせによって、放送コードぶっちぎりの羞恥プレイを強要されるミナ。この作品はエロ&グロが信条ではあるが、ここまでアグネス召喚確実のシチュエーションが用意されているとは。もちろんモロ見せではないので画面としては問題無いわけだが、見せないことに配慮しているというより、見せずにどこまで官能的に出来るかにチャレンジしているような画作りは発狂してもおかしくない仕上がり。原作者もこれを見せられたら流石に満足だろう。

 さらに今回は暁と追っ手のバトルでメタモルフォーゼ女が終始全裸。もちろんビーム修正は入っているわけだが、それでも野外露出のエロさが際立つし、あげく変身能力で由紀やミナの変装までしてくれるというおまけ付き。こんな刺客を放ってくれる三士族はなかなかのジェントルマンである。さらにさらに、ミナの不貞(?)を理由に美刃まで暁にアピールし始める始末。ここもしっかりエロい。最終回間近ということでやり残したことを全て消化するかのような、ダイナミック・エロフェスティバルだ。昨今エロまがいアニメも随分大胆かつ適当にきわどい場面を放送するようになったが、この作品のようにダーク・エロというのはあまり無かったので、独自の路線としてそれなりの満足感はありますよ。

 今回はそれほどどぎついシャフト臭を感じさせずにきちんとシナリオを消化する良演出の回で、ミナ姫が恥辱に屈してから立ち直るまでの由紀との心の通わせ方や、美刃と暁の逢瀬と、それを支える「蝶と花」のメタファー挿入。そして単純ながらもそれなりの盛り上がりを見せるバトルシーン、変身能力を駆使して暁を籠絡しにかかるメタモルフォーゼと暁の「記憶」の暴走など、見どころは多い(エンドロールでコンテが小林智樹だと知って納得した)。個人的には「ついに浮気性の暁にブチ切れて殺しにかかる由紀」「素直な言葉と素直な全裸で暁に迫るミナ」という2つの特典が、バーチャルとは言え拝むことが出来たのは嬉しかった。由紀は本来ああいう態度に出るべきだと思うんだ。中の人も今作では初めてちょっとはっちゃけられた。

 シナリオ自体としては、結局「最後の記憶」がなんなのかがまだ分からないのでやきもきさせられる部分ではあるのだが、多少強引ではあるもののミナの目的と暁の奮闘の利害関係がきっちり一致したし、吸血鬼ヒエラルキーの構成もすっきり分かったので良しとしましょう。でも、今回の宣言ってミナが「もう二度と真祖の血脈を残す気はない」って宣言したことと同じなんだけど……社会システムとして成立するのかねぇ。

 ま、難しいことは考えずに、この作品は「様々な年齢層のエロが楽しめる作品」と割り切ってみてもいい気がした。そう考えると、熟女代表ヒステリカが死んでしまったのはちょっと勿体なかったかもしれないな。 

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 このサブタイトルを見せられても希有馬屋のfateエロ同人しかイメージ出来ない第10話。……希有馬屋はエロくて良いね。

 ヒステリカとの勝負も終わり、一段落するバンドの面々。暁が先約をつけちゃったので、屋内プールでは元気な女性キャラ総出演。委員長もこうしてみると万事OKですよね。ショタっことおおっぴらにいちゃいちゃ出来るようになったわけだし、それを誰もとがめない場所に住むことが出来るわけだし。ミナの描いた「吸血鬼達の止まり木」としてのバンドはちゃんと機能しているようだ。他にもメイド隊は仕事そっちのけで休暇中だし、親友ということで由紀も招待されている。ヴァンパイアだらけの中に人間が1人ってのもちょっと怖いけど、友情が成立しているので無問題ですか。とにかくみんなが集まって水着姿を披露してくれたんだからそれでいいと言う話もあるな。

 そして暁は相変わらず謎の多い美刃との逢瀬。何が目的なのかさっぱり分からない状態なのだが、彼女に関することやクレオメ(風蝶花)のことを思い出したら、何か良からぬことまで起こってしまうとのこと。彼女は一体何者なのか……って、今週最後に思わせぶりな仮面の女性がいましたがな。

 そしてミナの元を訪れたのは、血族であり、眷属であり、敵でもあるという、面倒な3人組。相変わらず吸血鬼社会の構造がいまいち分からないので彼らが何を成したいのかがよく分からないのだが、とりあえず要約すると「幼女相手にちゅっちゅしたい」ということでいいんだろうか。ミナの貞操を巡って3人がやんわりと権利を争っているという、冷静に観るとあり得ないぐらい気持ち悪い状態なのだが、ミナ姫から直接「喜んで子を宿そう」などと言われてしまっては、テンションがあがるのも致し方ない。もう犬っころになんて構ってる場合じゃねぇ。

 でもまぁ、とりあえずやるべきは犬っころの排除。邪魔な悪い虫を賭けの対象として亡き者にし、その結果でミナ姫争奪戦まで済ませちゃおうってんだから効率はいい。繰り出された刺客は、ちょっと荒れ気味のおねーちゃんと、不気味な文様を顔に刻みつけた中国風味のおっさん、そしてサイバーな衣装に身を包んだ謎の(?)ナイスバディ。うーん、そのおねーさんはドロップを発射したりしないんですかね。まぁ、何にせよ暁にとってはエラい災難である。3人のよく分からない追っ手を振り切り、無事にミナの元にたどり着くことが出来るのだろうか!? って、残りの話数から考えると、このミッションが終わるとこの作品も終わるよね。……なんか半端な締めになりそうです。

 今回も、なんだか画に気合いが入ってない部分が散見されたのが気になるところ。この作品は特に「ゆっくりカメラを動かして振り返りをダイナミックに表現する」というカット割りが(無駄に)多いのだが、そうした振り返りの作画ですら、何か怪しい部分がちらほら。難しい画なんだから、あんまり安易に使って馬脚を現さない方がいいと思うのだが。止め画とかでも遠景になるとかなり適当で、序盤の暁の顔とか、ギャグみたいなとこがあったぞ。シャフトさん、この作品を見捨てないであげて。

 まぁ、幸い演出面やシナリオの構成についてはそこまでひどいもんではなくて、今回風蝶花を使ってミナと暁の関係をたとえたくだりとかは、寓話が切ないだけに、何となくセンチメンタルな気分にさせるだけの力はある。画の方だって、ミナ姫のとっておきのスク水姿が見られたのでちょいとした眼福だ。ミナ姫の決意や恋心は充分伝わってくるので、あとは暁の方が何を考えているのかはっきりさせるだけ。エロい画伯キャラとかにお熱じゃ、単なる女好きにしかみえねーぞ。 

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 委員長が絡んだエロシーンだけは無駄に気合いが入ってる気がする第9話。冒頭のヒステリカとの絡みのエロさに加え、最後のユズルとの吸血シーン→ディープキスのエロさは半端無い。これで無音じゃなくて御前がエロゲーで培った喘ぎ声も入れてくれれば完璧なのに! 放送規制って奴なのかぁ!

 というわけで最近はすっかり「美人巨乳委員長、堕とされた放課後」みたいなノリで応援していたこの作品だが、ヒステリカとのバトル、東京都下を舞台にした一斉テロの阻止とクライマックスてんこ盛りの展開なのに、スケジュールの影響なのか、どうにもうまく盛り上げられていない。実に口惜しい結果に終わっている。特に乱戦に持ち込むまでの由紀と暁の対話とか、東京の実写をふんだんに使った背景・カット割りは一応「テロの恐怖のリアリティを出すためです」といいわけ出来なくもないが、流石に「素材を繋げただけの手抜き」と言われても致し方ない出来。ブツ切りの背景を並べただけでは、流石にアニメとして怠慢の誹りは免れない。

 その分後半のバトルシーンで盛り上がるというなら許せるのだが、動画的にがんばれたのはヒステリカとミナの落下シーンくらいで、そこからのバトル・カット切り替えは、色んなところでブツブツと途切れており、かなり不自然なものになってしまっている。ビルの下で戦っていたはずなのに突如委員長のところに現れるヒステリカとか、エラい時間降下してたように見えたのにミナがすぐに受け止められた委員長とか、それまでどこにいたかもよく分からないのに突如斬りかかった委員長とか、なんか時間が飛んでるような印象を受けてしまう。劇的なシーンである程度の説明は避けられないのだから、少しでも筆を裂いて自然さを出して欲しかったものだが。

 シナリオ的にも、ヒコが救えなかった暁は単にだらしない奴に見えるし、自爆したヒコもこれまであんまり描写がなかったので自爆の悲哀はあまり感じられない。せっかくくぎゅが頑張ってくれたヒステリカもあんまり粘らずに死んでしまったので尻すぼみ。一番の衝撃となるはずのユズルが委員長を手に掛けるシーンも省かれてしまい、その後のどんでん返しのインパクトが薄れてしまっている。うーむ、なんか消化不良だ。あぁ、でも倒れてた委員長のケツはエロかったな。誰か、ショタ×委員長の同人とかで供養して上げてください。

 最後にどうでもいい話だが、冒頭でミナがしゃべっていた「古代シュメール語」、音源は適当にあおちゃんがしゃべったのを音声加工したものだったのだが、いっそあおちゃんの裁量で無茶なアドリブとかに出来なかったもんだろうか。まぁ、「実存しないっぽい言語」なんてしゃべれるわけないかなぁ。 

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