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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「彼らがやっているのはガンプラバトルではない」、第18話。いや、多分この世界の連中のは全部違うよ。サブタイトルの「ブラッドハウンド」はレナート兄弟が使っていた自走砲の名前であるが、それではここでMagicのクリーチャーである「血の猟犬/Blood Hound(MMQ)」をご覧下さい。がっかりエキスパンションであるマスクスの名に恥じぬ、なかなかの駄目っぷりです。

 流石に決勝ブロックともなると気合いが違う。違い過ぎる。1回戦で番狂わせを達成したレナート兄弟と名人川口の試合は、たっぷりと1話を使って描かれる贅沢仕様。試合会場も、ダークなスナイパーと漆黒の重爆撃機というマッチメイクに相応しい、雨の市街戦で雰囲気抜群。重量感たっぷりに疾走するケンプファー・アメイジングの機体が容赦無く恰好いい。とにかく技術力万歳で、持てる限りの武器を詰め込んだ強キャラというシンプルな名人。それに対し、魔術とも揶揄されるような不可解な戦術を持つジムスナイパーという、どこか地味で不気味なレナート兄弟。実にアダルトな対決であり、レナート兄弟の方はこの試合を「試合」ではなく「戦争」と呼んでいた。彼らがどんな大望を抱いてこの大会に臨み、名人とどんな因縁があったのかはよく分からないまま終わってしまったのだが、結局、どういう対決構図だったのだろうか。

 アニメ的な視点で見ると、今回の試合の立ち位置は非常に明確だ。この試合の目的は「名人の強さと、気高さを示すための試合」である。どうやらレナート兄弟の取ったジオン兵戦術は、スポーツマンシップに則るとやや微妙なラインだった模様。ラルさんの「ガンプラバトルではない」という言葉は当然そういう意味だろう。でも、ぶっちゃけ彼らの戦術があかんのかどうかはよく分からない。確かに「1/144ジオン兵フィギュア」を使うとあんまり「ガンプラバトル」っていう感じではないが、ファンネルやビットの類はOKで人型フィギュアだとあかんのかい、ってのは疑問ではある。いや、あかんことはないのか。レギュレーション違反で失格になってるわけではないしね。多分、名人やラルさんなんかの「ガンプラ好き」からすると、機体の性能ではなくトリックで勝負する部分が「邪道」だと感じるんだろう。まぁ、その辺は個々人の意見の相違だわな。レナート兄弟だって単なる誘導爆弾じゃなくてフィギュアを使ってるあたり、ちゃんとモデラーとしてのこだわりはあると思うんだけどね。

 結局、名人は相手の作戦に翻弄されながらも、ちゃんと「機体をチューンする」ことでピンチを辛くも乗り切り、機転と実力で勝利をもぎ取った。とどめを刺したガトリングの掃射シーンなどはものすげぇど迫力で文句なしの大一番だったわけだが、機体が傷ついちゃったことで名人のプライドにも傷がついた。頂点に君臨する名人だからこそ、もっとスマートに勝たねばならないようだ。面倒なこだわりがあったもんである。予選でボロボロになったセイやフェリーニが聞いたら「全力ならそれでいいじゃん」と反論しそうなところではあるが。まぁ、この完璧主義な敵と決勝で泥臭い試合をするのが楽しいのかもね。

 そんなわけでメインシナリオも着実に進行中だが、その脇でつつがなく紡がれる、「今週の女の子」のコーナー。今回はついにアイラちゃん(改めアイナちゃん)がセイたちに合流し、ダブルデートが実現した。似たもの同士の2人を微笑ましく見守っているもう一組の方も割と似たもの同士に見えるという、爆発して欲しくてしょうがない現場。セイと委員長の「そろそろ僕らも所帯を持とうか」みたいな雰囲気を何とかして欲しい。逆にレイジの本当になんにも思ってない感も何とかしてほしい。アイラちゃんは微妙に気があるっぽいのになー。まぁ、彼女の好意はまず食い物に向けられるのが先なんだろうけども。お嬢さん、中華もお好きですか。いいですな。なお、復帰1戦目となったマオは惨敗した模様。このエロガキ、割と節操なかった。ミサキさんも「早すぎるわ!」って言ってたってことは、「しばらくしたらOK」ってことやで。今はエマさんの映像でも見て我慢しておきなさいね。

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 まさかの魔乳艦長(本物)登場、第17話。ガンプラ心形流、由緒ある武門なのかと思ってたのに、SEEDファンな師匠は容赦無し。

 ついに訪れた決戦の時。1回戦の対戦カード、主要キャラどうしのぶつかりあいはほとんど回避されたが、避けては通れぬマオとの対決である。ちなみに、今後のカードに余計な介入が無い場合、セイたちは2回戦でニルス、準決勝でフェリーニorアイラ(まぁ、アイラ)、決勝で名人と当たることになる。つまり、今後の見どころバトルはこれらのセイたちの3戦に加え、フェリーニ・アイラ戦、そして次回予告で紹介されていたうえだゆうじ兄弟(レナート兄弟)と名人の試合が用意されている。なんかワンブロックだけ無名選手が固まってるとこがあるのはどうかと思うわ。あと、フェリーニの出番が少なそうなのがちょっと可哀想。まぁ、そのために予選であれだけの死闘を演じたんだろうけども。

 今回は友情対決ってことで非常に分かりやすい熱血バトルオンリー。そして、これが最後の出番とばかりに気を吐くマオ側の視点で描かれており、「実はマオきゅんってすごく可愛い女の子なんじゃないか」疑惑が加速していく。ロリマオきゅんの可愛らしさがちょっと犯罪的なレベル。この子は大きくなったらどんな青年になるのでしょうね。エマさんが好きなタイプらしいので、割と女性の好みはかっちりしてるみたいだけど、割と本人のノリは軽いんだよなぁ。結局心形流の極意とやらも「楽しむこと」だったしね。まー、ガンプラ作って遊んでる時にそれ以外のこと考えるなよ、って話だが。どう見ても年季の入った日本家屋の座敷に堂々と置いてあるバトルシステムの違和感が半端無い。師匠は(というか心形流の道場全ては)自費であのバトルシステムを購入してるってことだよなぁ。高そう。

 結局、理屈抜きのガンダム×ガンダムバトルは主人公補正でセイたちが勝利する。元々マオが何度もイメージトレーニングを繰り返して「勝てそうもない」と言っていた試合なのだから負けるのは仕方ないのだが、あれだけ頑張って雨の中身体を張っていたマオの方が有無を言わさず負けてしまうのはちょっと残念である。見せ場はちゃんと作ったし、セイたちに倒されるのがマオにとっては一番幸せな結末だとは思うのだが……もう少し何かあればよかったなぁ。まー、彼女さんも応援に駆けつけてくれたし、涙を乗り越えて男の子は強くなる、かね。頑張れマオ。

 そして、これまで謎の強キャラ設定で要所要所を締めてきたルワン・ダラーラ氏が1回戦敗退。ここでついに牙を剥いたのは、今まで「微妙な悪役」ポジションで絶妙にセイたちの足を引っ張っていたレナート兄弟である。次の試合が名人戦ということで残念ながら準決勝進出の目はなさそうだが、ひょっとしたらここで名人攻略の糸口くらいは残していくのかも。個人的に、嫌らしいうえだゆうじボイスが好きなので活躍に期待したい。

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 ジャッジメント、デリート許可! 第16話。国際ガンプラ審判員っていう仕事があるんですね。しかも身内にすらその正体を明かせないような大変な仕事。……ガンプラ関係の仕事って日本国外にもいっぱいあるのかな……ご丁寧に運転してる車のナンバープレートが5931(こくさい)だったのが妙におかしかった。

 今回はキャラが全体的に可愛いぞ! 先週をピークにして、ここまで割とハードな展開が多かったので、久しぶりに完全脱力系のお話でとても素敵だった。冒頭のセイの夢パート、本当にセイきゅんが可愛らしく描かれててね、「この子母親似だなぁ」ってしみじみ思ったわ(まぁ、その後で父親似にもなるんだけど)。このままじゃセイがヒロインになってしまうんじゃないかって思ったら、残りのヒロイン勢が一気に巻き返す活躍を各人でやってくれたのは圧巻。中学生ふぜいがいちゃいちゃしやがってよう。あ、ママンはそのままの自由さでいて下さいね。なんであんなに可愛いのよ、あの人妻。

 ママン、キララちゃん、そして委員長。それぞれに可愛らしさは違ってみんな良いものであるが、流石に今回はアイラちゃん一択。レイジとの絡みも格段に深みが増し、実に見事な夫婦漫才を披露してくれている。冒頭、ソフトクリームを前に幸せそうなアイラちゃんがまず可愛い。あんなに美味しそうにものを食べてくれるヒロインは、ひょっとしたらステーキを前にした春風どれみちゃん以来かもしれない。ずっと日本にいてくれていいのよ。おじちゃんがソフトクリーム買ってあげようね。そして、レイジに絡んできたのがただのひげ面のおっさんなのに、物陰からちょっと悔しそうに見てるところも可愛い。隙あらば出ていってレイジに絡もうと思っていたのかしら。その後の、2人してガンプラ指導を受けているところも可愛い。もう、初期のクールな面影なんて一切ない。ついに笑顔でガンプラを駆るシーンもあって、すごく自然に彼女の中で何かが変わってきていることが分かる。最後に勝利して手を握りあう流れ。あれだけやられてシカトなレイジは不能者なのか。ちょっとした発言で真っ赤になっちゃうセイを見習え(そしてラルさん頑張れ)。

 アイラちゃんの可愛らしさもさることながら、この世界の住人は本当にみんな可愛い。なんてったって、「ガンプラマフィア」なんて厳めしい(?)肩書きのおっちゃんですら、「バトルで負けたのが悔しい」ってんでわざわざ危険を冒してまでして復讐しにくるのだから。秘書のおねーさんは「表沙汰になることはやめて!」と叫んでいたが、まぁ、ありゃ表沙汰にはならねぇよな。単に腹いせでデートの邪魔しに来たようにしか見えないし……任務とか関係無しに、ガンプラバトルで勝ったっていう事実さえ得られれば良かったのかしら。でも、相手は初めて素組みしただけのガンプラやぞ。勝ってもあんまり自慢にならんと思うのだが。しかも負けてるし。

 今回のバトルは、相手側がジオングっていうだけでもなんか得した気分である。以前の触手ジオングはちょっと元の性能からかけ離れていたが、今回は有線サイコミュ機動のオールレンジ攻撃、更に大量のメガ粒子砲乱射と、おそらく史上もっとも暴れ回ったジオングである(ジオング史がどれくらいあるか定かじゃないが)。脚部にクローを装着っていう魔改造なパーフェクトっぷりも面白く、デザインだけでもガンプラマフィアの面目躍如だ。そして、今作のすげぇところは、そんなマジもんのガンプラとSDが同じ軸線上で戦っているのに、一切の違和感無しにこれらの対決が溶け込むこと。ナイトガンダムの時と違って相手も共闘機もリアル設定なのに、SDが滑稽に見えないのってすげぇと思う。

 結論・こんなにストレートにガンプラが作りたくなる正しい宣伝アニメ、すごい。

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 割といい感じ、第3話。ロボットアニメ頑張ってんなぁ。

 「良くあるサンライズアニメ」ってな感じで、マンパ枠内ってことが災いして何となく観てた1話2話だったが、3話目の展開でいい感じに世界が動いてきたかも。ちゃんとお話で引っ張れるようになってくれれば、これまであんまり印象に残らなかった有象無象のロボットアニメとは差別化を図れるのではなかろうか。まー、タイムスリップものっていうだけでどうしてもレッテル貼りされてしまう部分はあるし、なかなか過去の作品の呪縛から抜け出すのは難しいとは思うんだけどね。ゆーてもここまではっきり打ち出した作品は最近では珍しいし、奇をてらって変な方向に尖らせずとも、丁寧にシナリオ構築していったら充分なものが出てくると思うんだけどね。

 感心するのは、多分今作のこだわりの1つなのだろう、かなりの割合で手描きを貫いている作画体制。今時ロボット戦闘なんてCGベースにしてしまえば作業量は大きく減らせるはずなのだが(そしてそれが可能だったからこそプレスコでヴヴヴが作れたと思うのだが)、あえてそれを使わずに、手描きアニメでどこか懐かしさも感じられるようなロボットのモーションを描いている。もちろん「懐かしい」というのは方法そのもののことであり、クオリティが昔品質というわけではない。これこそがサンライズが蓄積してきた「ロボットを動かすノウハウ」と言っていいのかもしれない。今作は若手クリエイターを中心として制作されているらしいが、若い世代が今一度スタジオの原点に立ち返ってロボットアニメを作り上げるというのは、意義のあることなんじゃなかろうか。

 まぁ、そんなことをいいながらも、個人的には「早見沙織がロボットにのって戦うアニメってすげぇ貴重じゃん!」というのでテンションが上がっているだけという恐れもあるのだが。いや、これだけじゃないよ、キュベレイにも乗ってたじゃん。サンライズGJ。あと、速水奨が「昼行灯ぽいけど実は割とやり手の艦長」を演じてるのが好き。最近、父親か悪役の二択だったからねぇ。

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 ガチでガチバトルだった……第15話。今作は1話目からそうだったけど、ガンプラを恰好よく飾る美学だけじゃなくて、壊す美学があるよなぁ。

 予選最終戦はガチのタイマンバトル。今までの茶番はなんだったんだよっていう真っ当さだが、ある意味ではここまで引っ張るためのレクリエーションみたいなもんだったんだろう。そして、非情にもマッチメイクはフェリーニ・レイジの組み合わせ。他の優勝候補たちが危なげなく決勝を決めていたのに対し、流石の逆境である。レイジは直接おっさんを強迫しに乗り込んでいたが、その効果は決勝以降に出るってことなのだろうか。一応レイジの生い立ちについても小出しにされていたはずだが、まぁ、その辺はまだまだ引っ張っておるな。

 他の組み合わせなど全部差し置いて、とにかく今回はフェリーニ戦。ここまでのなんちゃってバトルでもいちいちサービス精神に溢れていたわけだが、それもこれも全て今回の、捻り無しのタイマンのためにあったのではなかろうか。とにかくぶつかる、とにかく見せる。セイの自慢のシステムなんかは全てフェリーニにはお見通しだが、真っ当な攻めを繰り出すフェリーニのバトルスタイルも、何度も戦闘訓練で付き合ってもらったレイジならば対処出来る。戦闘経験の差でおくれを取る分、セイのガンダム知識で補うという(まぁ、フェリーニだってガンダム知識は相当なものだと思うけども)。本気の大人と本気の子供の対決だが、子供は2人がかりなのでなんとか渡り合う、という絶妙なバランスで組み立てられていく。後は理屈抜きの拳の語らい。刀折れ、矢尽きても互いに一歩も引かず、お互いに努力の結晶であるガンプラを大破させての貴重な貴重なドローである。「壊れるガンダム」の格好良さが本当に尋常じゃない。ここ最近のガンダムシリーズは「ガンダムVSガンダム」を数に物を言わせて描いている場合が多い気がするが、本当に描きたいものって、こういう泥臭い「死闘」だったんじゃなかろうか。本当に「死」が付きまとうと流石に重すぎて描きにくいかもしれないが、今作はあくまでスポーツの延長線上での「死闘」だからこそ出来たこの結末。もちろん、だからといって半端な印象にならないのは凄まじい。決着をつけた両者を見て、ほとんどの関係者は表情を引き締めていたのに、名人だけは笑みを漏らしていたのは印象的だった。「どうやら君はあまりガンプラが好きではないらしい」って、恰好いいな、あいつも。

 追伸・黒髪のきららちゃんもいいよね!

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 確実にこのアニメの主役はラルさん、第14話。恰好良すぎるだろうよ。なんであんなに男前なんだよ。まぁ、寝坊はするけどね。寄る年波に勝てないなら仕方ない。年齢も35歳だし……って、35?! いや、んなアホな。とてもじゃないけどそんな風には見えない上に、やたらと人脈が広すぎるだろ。なんで裏世界で有名なエージェントまで判別出来るんだよ。一体なにもんだ、あのおっさん。なんでオープニングではきららちゃんと並んで座ってるんだ。

 というわけで、オープンエンドも変わりました2クール目。相変わらずのテンションは一向に落ちる気配を見せず、馬鹿と燃えがきっちり両立した仕上がり。今回は主人公がはめられて危機に陥るお話なので爽快感はないものの、相変わらず無茶苦茶な量のモビルスーツが飛び出して来るので画面は退屈する暇がない。特に序盤のアホ試合ダイジェストのところは凄かった。射撃はまだ分かるけど、玉入れが公式競技ってどういうことやねん。勝敗がチームで決まる時点で個人の実力関係無いやないか。しかも、カゴの高さが決まってるんだから、でかいマシンに乗って出たら勝ちな気がするんだけど。重量規定とかあったのかしら。

 そんな無茶な大会の正念場はレースマッチ。別にレースのみってのは構わないのだが、得点方式がトップのみってのはどうかと思うぞ。マッチメイクがかなり恣意的で、上位陣は全員別なレースに割り振られていた(そして全員優勝していた)。あれって、下位の人間を突き放すだけの措置だよなぁ。会長側が本気でセイたちをたたき落としたいなら、マッチメイクの時点で上位陣をガチでぶつければ良かったような気もする(まぁ、固めちゃうとそれはそれで得点に差が無くなっちゃうけども)。結局、美人秘書さんの謎のコネクションにより、某国のエージェントを呼びつけて妨害工作を行うという、割とストレートな作戦に出たのであった。すげぇ世界だよな。電話すると「ガンプラで他人の邪魔するプロ」に連絡出来るんだもんな。あいつ一体何者なんだよ。単なるシステムエンジニアなのかな。わざわざ今回の試合におあつらえ向きの、訳の分からない触手ジオングなんてマニアックなもの用意してたし。まぁ、主催者側から事前に試合内容の通達を受けてたってことなんだろうね。結局、突然の集中攻撃にセイたちは敗れてしまい、ちょいとしたピンチに転がり込むことに。ポイントをかっさらっていったのがうえだゆうじ兄弟なんだよな。ここから先、予選を抜けたらマオたちライバルとの対決がたくさん待ち構えているのだろうが、あの兄弟はそうしたライバルの枠に入ってるんだろうか。ラスボスは名人に決まってるので、マオ、フェリーニ、ニルス、ルワン、そしてアイラちゃん……多いな。フェリーニ戦はいきなり次回みたいだけどね。

 一応、今回気になったことをまとめておくと、最後に、あの兄弟がセイたちの「時間切れ」を看過したことが一番気になる。システムが見破られているだけなら分かるのだが、それだけで活動限界まで読み取れるものなのだろうか。何か盗聴器的なものを仕込んでいるとか、そういうネタなら分かるんだけど。あと、アイラちゃんの生い立ち。てっきり改造人間的なものなのかと思っていたのだが、なんかスカウトされてたよね。何者なんだろう。あと、ママさん。仕事しないでテレビにかじりついてていいんでしょうか。働け。

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 突っ込んだら負け、突っ込んだら負け、突っ込んだら負け……第13話。すげぇなスタッフ。みんなしてだんだんこのアニメにも慣れてきて、予想も上方修正してるはずなのに、軽々とその頭の上を越えると見せかけて股下をくぐり抜けていきやがる……なんでも有りか!(突っ込んだ)

 もう、この際野球アイテムを出すことはOKにしようじゃないか。マオだってスプレーガンなんて謎のアイテムだったわけだし、ひょっとしたら魔方陣リングから折紙が出てくることだってあるかもしれない。グローブとキャップはどうかと思うが、考えようによってはボールは立派な武器だ。まぁ、デザインがまさに「ボール」だったのは置いとくとして。相手側のバットだってトゲトゲついてたからなんか強そうだったし、スタジアムっぽいフィールを無視してガチの殴り合いになってもおかしくなかったはず。っていうか、そういうルールだろ、その試合。なんで大人しく3球勝負だよ。「何故ファールに?!」って秘書さんが驚いてましたけど、多分バットにトゲトゲついてるせいだよ。あんなバットで真っ直ぐ飛ぶわけないやろ。

 その他、突っ込む必要が無い部分を念入りに確認しておくが、まず「タイのプロ野球ってなんやねん」と思ったが、これはちゃんとあるようだ。ググったらすぐに出てくるが、2006年ごろに組織が整い、メジャー6球団、マイナー8球団。なんと日本よりも球団数自体は多い(まぁ、日本も四国リーグとかあるけども)。しかもあの江本が野球の振興に力を貸しているとかで、ちゃんとWBC予選にも出ていたようだ。なるほど、頑張れタイ人。でもまぁ、8割バッターがいるようなレベルではまだ世界には通用しないと思いますけどね。なんで8割バッターが今やガンプラファイターだよ。そして、一番分からんのは適当な野球背景である。3級勝負でバッターがいるのに何故かベース奥にストラックアウトが置いてあるのも謎だが、ルワンの登場時にかかった「ピンチヒッター・4番、サード」のアナウンス。ピンチヒッターのくせに守備位置ついてんじゃねぇよ。

 まぁ、この作品で普通に突っ込む意味はもうあんまりないんだ。今まで一応レバー操作とかでそれっぽくMSを操縦してたはずなのに、今回だけはピッチング、バッティングが完全にガンダムファイトだったもんな。マサカリ投法はちゃんとレイジがコクピットで足を振り上げていたのでしょうかね。いや、別に野球アニメじゃないんでね。キララちゃんが可愛いアニメだったら別にいいです。世間的にはどんどんあざとさが増してきているアイラ・ガンプラキライネンちゃんばかりが注目されていますが、僕はキララちゃんが好きです。まぁ、アイラちゃんも好きです。ヒップの大きなラルちゃんも好きです。

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 ハイゴッグ! 第12話。あのCVうえだゆうじの兄弟は不気味な存在感が気になっていたのだが、選択機体がまさかのハイゴッグ。名人の機体がケンプファーでこんなところに……どんだけポケ戦好きやねん。あと、何故か試合に出してもらえずに変なイメージ映像で出てくるネーデルガンダムさん……もう、「笑ってはいけないガンダムアニメ」待った無し。

 予想通り、上からのサプライズ演出として送り出された超巨大ザク。Aパートはその圧倒的な巨体とヒーロー側が一丸となって戦うアツい展開。やっぱり今のはやりは巨人の駆逐ですかなー。今までも巨大MAとの戦闘などはあったが、戦っているのが同じく人型(?!)のザクっていうのが重要。のっそりと動くザクの迫力は、普段見慣れている機体なだけにひとしおである。また、攻撃方法がマシンガンからクラッカー、そしてバズーカへと変わる設定もどこまでもザクザクしい内容であり、首が無くなってなお、最新鋭の武装でもって対峙するセイたちをあざ笑うかのようなしたたかさがある。あそこまで主人公側を恐怖のどん底にたたき落としたザクってのはなかなかいないだろうよ。最終的にはレイジたちの披露する「ディスチャージシステム」にやられたわけだが、その際の破損が単なる被弾ではなく、次第に内部から熱量が蓄積されてのオーバーフローになっているのも芸が細かい。やはりあのサイズだとなかなか外傷を与えるのが難しかったようだが、巨大すぎるが故に蓄積した熱も多かったのだろう。ちゃんと「巨大だから強いが、巨大だから負けた」という感じがあるのは、今後のインフレを抑止する意味でも良い演出。

 そして、このザクを討伐するために集まったメンバーが実にアツい。セイたち3体に加え、ニルスによる助太刀、更に名人によるこっそり狙撃など、名だたる名選手たちが全力で団結している姿が清々しい。また、団結しているからこそ、大気圏外で冷徹に見守っているアイラの立ち位置や、さっさと撤退したハイゴッグの不気味さなんかもしっかり見えている。やっぱり個々の機体がはっきり見える試合展開になった方が面白い作品だよなぁ。

 Aパートで試合は終わり、Bパートは諸々の人間関係の確認。アイラちゃんが引き続きツンデレたり、ニルスとフェリーニがいちゃいちゃしたり、名人が名人だったりする。ラルさんは色んなところに遅刻しすぎ。キララちゃんは仕事を忘れて試合にかぶりつくあたりが可愛い。そして、最大の問題はレイジの存在を気にしまくっているPPSEの会長。どうもレイジに対して後ろ暗いところがあるようで、あの手この手で「上まで上がってくるな」と邪魔しているようだ。あんまり良い奴じゃないのは間違いないが、悪役として強いかといったらそうでもなさそう。ただ、一番気に入らないのはすげぇアホっぽい会長に対し、割とマジで慕っている様子のパツキン美人秘書がいることである。何故なんだ……許せねぇ……あ、レイジが怪我したこととかは、別にいいです。世界大会が行われるようなところなんだから、もう少し治安は改善しておけよ、とは思うけども。日本国内の、海外からの遠征客がたくさん来るようなところに金属バット持ったチーマーをうろつかせるなよな。まぁ、試合はどうせ勝つからいいんじゃなかろうか。まだ秘策があるセイさん有能。

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 だからさ、この世界はレギュレーションっていう概念をちゃんと導入しようよ、第11話。性質上、装甲はいくらでも厚くできるはずだから、機体が大きいことによるデメリットってあんま無い気がするんだけども。

 ついに登場した名人川口との邂逅は、想像以上にユルい空気だったのがまず驚きである。先輩もそれなりに悲壮な覚悟で自分の責務にあたっているような描写がこれまでなされてきたはずなのだが、その割にセイたちに対する応答がおちゃらけておる。いや、ユウキ先輩は冗談がよく分からない人なので、あれでもマジで答えている可能性はあるわけだが……部屋についてもなかなかコート脱がないし、脱いだら脱いだで「名人らしく振る舞うのも疲れる……」って、あれ、名人らしい振る舞いだったんだ。「勝利以外は考えない!」って延々言ってるだけって、名人っていうか単なるアホですがな。これまで何となく「名人www」みたいな調子で呼ばれていた謎の称号も、今回ようやくその起源が明らかになったわけだが、これまた割とどうでもいいものであった。「数十年前に存在していた伝説のガンプラビルダー」って、一般人じゃねぇか! 単なる「すげぇ強い人」の記録を「名人」なんて漠然とした称号で語り継ぎ、更にそれを大本の製造会社がわざわざ公式に引きずり出してプロモーションしているという。まー、この手の世界にも何か大きなタイトルってのは必要なので、「名人だからすごい」「名人みたいになりたい」っていうのはお子様向けにもいいアピールなのかもしれないけども。それならもっとオープンに盛り上げろよな。

 さておき、「アイラちゃんとレイジの逢い引き現場」なんて一番盛り上がるシーンを挟みつつ、2回戦の種目は、全参加者が入り乱れてのバトルロワイヤル。参加者総数の1/3が残った時点で終了で、勝ち残れば40ポイント、という非常に大雑把な試合となっている。これ、勝ち点が加算されていくってことは、1回戦で負けた連中も別に失格じゃなくて2回戦に参加してるってことなのかしらね。でないと勝ち残った連中にポイント分配する意味ないもんね。だとしたら相当な人数になっていると思うのだが、確かに画面上、所狭しと入り乱れるガンプラたちの乱戦はまさにロワイヤル。チームプレイなどを一切禁止していないので事前に作戦を練ることが出来ればそれなりに有利に戦えるし、とにもかくにも背中を預けられる仲間がいるかどうかが大問題。ぼっちには辛い戦いである。幸い、セイたちはマオとフェリーニがいる。宇宙戦闘ではいきなり大人の力を見せつけられるが、そこからは大気圏突入してる間に試合が進むなどして、それなりに生き残ることは出来たみたいだ。

 そして、参加MS数が多いために、この大会の節操の無さが非常に良く分かる実に賑々しい画面が今回も見どころとなっている。量産機好きが多いのは別にいいのだが、流石にザクタンクで決勝に挑むのはどうなんだろう……あれ、強いのかな……他にも、確実に示し合わせてやってきたドム3兄弟がいたり、いったい各地の予選はどういう方式で行われたのかが気になってしょうがない。1つの国で代表枠って1つじゃねぇのかな。Magicのプロツアーみたいな形式? だとすると、あのドム3人衆はみんなで大会に出るために予選のドサ回りとかしたのかもしれない。苦労が忍ばれる。そして、今回最も苦労人だったのが、なんと言ってもガウの人である。ガウいいのかよ。あのサイズいいのかよ。あの機体で1回戦突破したのかよ(大会期間中に機体を乗り換えるのは自由なのかね)。史上もっとも恰好いい画面割、躍動感のある動画で描写された寝取られ男。フェリーニさんのガチクズっぷりが素晴らしく、世界各国から立ち上がった被害者の会の方々が実に華々しく負け組オーラを発揮してくれた。いやぁ、セイさんたちは子供アニメの主人公なんだから、そんな男のサポートしちゃ駄目だと思うぞ……。

 そして、いよいよ登場した本家会社のCEO。レイジとは因縁があるらしく、ようやく謎だらけだった彼の正体が少しは明らかになるのかもしれない。更に、そんなおっさんが送り込んだと思われる特大サイズのザク機体。流石に特定の参加選手のものとは思えないので、おそらくは本社が仕込んだトラップかなんかだろう。「あんな巨大なザクみたことないや!」って一瞬思ったけど、考えてみたらザクって元々巨大だった。既にビグザムやガウなど、大物相手の戦闘は何度もこなしているので「でかい」というだけだと売りとしては物足りないのだが、それがザクであるとなると話も違ってくる。次週はこれをぶっ壊すのが最大任務ってことになるのかな。

 レギュレーションに規定がなくて、どんなでかい機体を使ってもいいってことは、逆にプラモさえあればどんな小さい機体を使っても良いってことでもあるんだよな。すげぇ小回りが効くクインマンサとか使いこなすやつはいないものだろうか。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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