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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「外科医エリーゼ」 5→4

 「2段階転生」という不可思議なギミックを採用した本作。「これはオリジナルの設定から何か出てくるかもしれないぞ」と思って観始めたわけだが……まぁ、特に出てきませんでしたね……。

 (厳密にはなろうじゃないが)なろうアニメの中では作画状態は並かやや良。何故か知らないが、女性主人公のなろうは野郎が主人公の場合よりも大きく崩れにくい傾向にある気がするが、単に主人公がきったはったに巻き込まれにくく、アクションでボロが出にくいという理由もあるのかもしれない。今作も剣を使ったアクションとかになるとショボさは目立ったので、単に気づきにくかっただけかもしれん。

 そうして見た目にはフツーの作品だったのだが、「異世界転生医療もの」という独自性を全く活かす気配がなく、結局はヒロインageの手管がいつも通り。ことに特殊技術が絡む設定なので全体的に触れ方が雑というか、適当に「現世では通常通りの業務」をこなしているだけで周りが勝手にもてはやしてくれるという模範的なろうムーブをやっているだけ。医療ものの妙である「意外性のある施術」とか「予想外の病根」みたいなものに特に工夫を凝らしていない。これだったら、別に転生せずにその辺の大学病院で治療してる様子を描いたところで大差ない。

 「異世界性」をもっと旨味として出していかなきゃならないのだが、「技術に劣る異世界」という設定をあまり描く気がないらしく、中世ヨーロッパ風の世界なのに手術室だけはバリバリに現代風というギャグみたいな設定は思考放棄に見える。いや知らんよ? このくらいの文化レベルでも麻酔完備で無菌状態を保った手術室はすでにあったかもしれないよ? でもさ、そこで現代と同じ技術水準を採用しちゃったら、ヒロインが俺つえーしても旨味ないじゃん。全然凄さが伝わってこず、単に「ちょっと勤勉で努力家のお医者さんが仕事してるね」だけの話。そこにシンデレラストーリーを絡めて王族の男といちゃいちゃしてるというだけの筋立てになってしまい、本当に1+1が1.8くらいになっただけの構造で終わってしまった。それが悪いことだということもできないのだが……わざわざ念入りに2段階転生を設定されたら「ならでは」を期待しちゃうじゃない。

 まー、医療もので新しい分野開拓ってのはなかなか難しいよねぇ。

 
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