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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 【推し濃厚】、第2話。かっ飛ばしてますね。このテンポの良さ、ビシバシくる刺激がいい感じ。

 今期は図らずも今作と「ガールズバンドクライ」が微妙に似たルートを通っているので印象が被っている。1話目でちょっと内気な塞ぎ込み主人公が目を開かせてくれるようなパッと花やいだ金髪娘と偶然街で出会い、彼女の音楽に惹かれて一歩目を踏み出すというストーリー。2話目で合流した「3人目」が黒髪ロングというところも共通している。ちなみに私としては今作を「よりもいフォロワー」だと踏んでいるので、先に三人目で結月が出てきたな、という見方もできる。黒髪ロングで、友達がいなくて距離感測れないお嬢様系ガールなので。

 とまぁ、別に他の作品に例えることにあまり意味はないのだが「ガールズバンドクライ」はタイトルの「クライ」が示す通りに2話目からいきなり大きく躓き、悩み、叫び声を上げるような展開。若さ故のドロドロした情動を感じさせた。それに対し、こちらの作品は一応困ってはいるだろうが、サクサク前に進んで別な意味での若いエネルギーを感じさせてくれる。メイン2人の関係にしても、あちらの桃香は「バンド? いや、やめるゆーたやん」というので一歩引いたのに対し、こちらの花音は「オラァ、何がなんでも一発当ててメジャーになってやるがな!」と向こう見ずに突っ走る。そして、そんな花音の無茶振りに辟易しながらも、主人公のまひるはちゃんとついていく意思表示をしている。先週までの後ろ向きガールはもういないのである。その辺の切り替えは多少インスタントな気もしなくもないが、2人でそれが当然だと思ってるのだからいちゃもんをつけるのも筋違いというものだろう。

 まひるが絵を描く、花音が歌う。それしか決まっていない2人の未来図。ぼこぼこと穴だらけの計画にまずは1つ目の材料、「作曲家」が加わる。その正体は「アイドル時代の花音の推し」という実に都合のいい存在で、持ち前のストーカー気質のおかげで放っておいても自分から来てくれたし、花音が引っ張り上げれば全部YESと言ってくれる(そして金も持ってる)ありがたい存在である。もちろん、そんな都合のいい存在が無条件でパーティに加わったらどんなご都合展開やねん、と怒られてしまうので、ここで新メンバー高梨・キム・アヌーク・めいの自己紹介エピソードとして、彼女にも1つ殻を破ってもらう。かつて冴えなかった自分に力をくれた「推し」の存在。それが再び彼女の人生に火をつける。一度は挫けた花音の人生「橘ののか」と同期するように落ち込んだめいの青春が、ここに来て再燃する流れは非常に分かりやすく、「新メンバー加入エピソード」としてシンプルに綺麗である。

 また、面倒臭い2人に加わるメンバーとしてより面倒くせぇ性格にセッティングされるのも当然のことで、「推し活」という言葉がすっかり浸透した今のご時世であれば、こんなキャラでもギリギリ現実感を持って受け入れることができる(?)。そうなんですよ、推し活ってのは日々の潤いなんです。よく「作られたコンテンツに金を払ってるだけで何が活動か。単なる搾取じゃないか」とか捻くれたことをいう奴がいるんですが、そうじゃねーです。推している間、間違いなく僕らはそこに幸せがあるんです。力をもらえるんです。めいちゃんのように、それが直接人生を変えるエネルギーになることだってある。そう、此度の出会いは、めいちゃんにとっては大きな大きな恩返し。推しとの関係が「友達」になっても、それは世界一幸せな解釈違いでいいではないか。

 
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