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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  そっち方向に行くのか、第4話。回が進むごとに謎が解けていくっていうのが普通のお話だと思うのだが、このアニメの場合、回が進むごとによく分からん部分が増えていくのよね。

 前回の引きで登場した公麿の大学の講師、江原。知り合い同士での対決には逡巡する公麿だったが、真朱の頑張りと三國のフォローで今回もいつの間にやら勝利。その結果、現実世界において江原の「担保にした未来」であった子供が失われるという現象を目の当たりにしてしまう。自分に迷惑をかけて死んでいった父親を反面教師にし、出来る限り周りに迷惑をかけないことをモットーとしてきた公麿にとって、その事実は受け入れがたいものだった。自分が勝ってしまったがために、知り合いの家庭が全てを失ってしまったのだ。しかし、それでも仕方がないと江原は語る。自分も覚悟をして挑んだ金融街。負けてしまった者も、自己責任で生きているのだから恨む筋も無い。もしも江原が勝っていたら、公麿の方も同様に何らかの損失が発生しているはずだったのだから。

 一体何を目標にして、何を守る為に戦えばいいのか。目的を定められない公麿が金融街の三國のところにいくと、丁度彼のディールの日。巨万の富を持つ老人との派手なディールは、試合巧者の三國のマッチメークにより、なんだかよく分からないが神がかったフィニッシュを向かえ、三國が勝利したらしい。「極力現実に影響を与えないようにするために相手を破産させない」ことを厳守する三國の戦い方は、周りを取り囲む金融街の人々の目にも素晴らしいものに映るようだ。公麿は、そんな三國のスタンスから何かを感じ取り、改めて金融街で戦っていくことを決意するのである。

 とまぁ、一応主人公が前を向くためのエピソードであったが、正直言って公麿が何をどう前向きになれたのかはさっぱり分からない。「戦わなければ滅ぶだけ」という崖っぷちにいるのは間違い無いのだろうが、それでも江原の様子を見れば、むしろ逆に「負けても命までは取られない」という解釈も出来る。金融街が疎ましいのなら、三國に相談して「致命傷にならない程度の傷で金融街を追放される方法」を聞いた方が早いような気もするのだが。それが出来ないなら、とりあえず「椋鳥ギルド」とやらにだけでも入っていくべきなんだろう。

 「未来を担保にする」という、金融街の最もほんやりしていた部分が、今回江原という具体事例が現れたことで少しだけ判明した。「未来」とは、かなり具体的な「将来的なプラス要素」であり、江原の場合、未来の象徴は3人も授かった子供達。それを一気に失ったことにより、三國の未来は確実に「失われた」ことになるわけだ。

 ただ、誰も彼もが江原のように明確な「未来の形」があるわけではなく、ディールで負けて素寒貧になったときにどうなるのかはよく分からない。公麿の父親はすぐに自ら命を絶ったようだが、彼は一体何を失ったのだろうか。

 奇妙な因果律へ影響する金融街の「取り立て」だが、なんだかイメージしていたものと違うのが気になる。あくまで「金と経済」の概念で成り立っている金融街のくせに、取り立てる未来が随分観念的で、感情的な気がするのだ。それとも、江原がこれまで子供を育てるのに費やしてきた費用が全て失われたことを意味するのだろうか? 

 しかも、過去からの記憶を含め、江原の子供についての全ての事象がごっそりと抜け落ちていたということは、金融街の負けには、世界中の全てに関わることが出来る影響力があるということだ。黒い紙幣をばらまいたり、現実世界の財政状態をいじるくらいなら関連分野だと思っていたのだが、思っていたよりももっとどでかい何かのようである。真坂木は公麿に「あなたの未来は大きく価値がある」と言っていた気がするが、もし負けたら、公麿は一体何を失うんだろう。

 で、そんなよく分からない力を持つディールであるが、今回の三國VS老人(菊池)の試合も含めて、またよく分からないルールが増えた。公麿対江原の試合では三國が「株を買う」という形でサポートしていたし、菊池翁は「株式を公開する」というアクションで地力を増強させていた(そして、それでも負けた)。ルールがあるのはいいけど、公麿が参戦する前に教えておいてくれよ。今回公麿は株の存在を一切知らなかったわけで、三國が「買い」に走ったのは完全に独断。つまり、株の発行主の了承無しで取引が成立していたということだ。それって、株をコントロールするときに大問題になりそうな気もするんだけど……大丈夫なんだろうか。

 うーむ、ますます分からない方向に突き進んでいるこの作品。一体何が最大目標で、どこに着地しようとしているのだろうか。気にはなるが、不安である。

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