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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  この世界の男共は何でこんなにイケメンボイスだらけなんだろう、第5話。高倉家父親が子安、親戚の叔父さんは田中秀幸、荻野目家父親が立木さん、陽鞠の主治医は屋良有作で多蕗は石田彰なんだ。ある意味、すごく嫌な町だ……

 今回は大きく3つの物語があった。1つは、前回のラストで謎の傷害事件に巻き込まれた冠葉の元カノと、それを裏で操る謎の堀江由衣ボイスの何者か。命に別状はなかった被害者(久宝さん)は突き落とした犯人の顔は覚えていないというが、何かが出てきそう、という直前の段階でお嬢から強制ストップ。謎のスリングショットには例のペンギンマークが刻まれており、これで一撃、久宝さんは哀れ全ての記憶を消失した模様。結局、デスティニーが何であるのか、今のところは分からず仕舞いである。

 2つ目は、高倉家を巡っての経済的問題。以前から疑問は出ていたところだが、馬鹿みたいに高い(と思われる)陽鞠の治療費、検査費を払い続けながら、まだ学生でしかない3兄弟が独立して生活など出来るはずもない。両親はまだ存命のようだが、叔父は「帰ってきやしない」と言っている。そんな状態で、意固地に家だけを守り続けられるような余裕はないのである。しかし、金銭面の問題については、冠葉が力業での解決を見せてしまった。どこからとも無く現れた怪しい男に受け取った札束で、強引に親戚連中を黙らせてしまったのだ。電車で待ち合わせたコートの男は一体何者なのか、冠葉が何の対価としてあの金を受け取ることが出来たのか。他の兄弟にも分からない、冠葉の謎がまた1つ増えてしまった。ただ、あれだけ仲の良い兄弟に黙って動いているということは、あまり綺麗なお金ではないのかもしれない(単純に、家の経済事情が苦しいことを知られたくないだけかもしれないが)。毎度恒例の電車内の釣り広告が「武富士」だった時点で、大体の想像はついてしまうのだけれども。

 そして3つ目は、デスティニー娘こと荻野目苹果が、ついにプリンセスとの対面を果たし、デスティニーとピングドラムが真正面からぶつかり合うことになったのである。苹果は実父との会食で複雑な家庭環境が浮き彫りになったり、相変わらず時籠ゆりにポイント奪われっぱなしの戦況を見せ付けられたりと、絶望的な精神状態に追い込まれていたのだが、そんな弱みは他人に見せず、勢い任せでのマッチメイクとなった。2週ぶりとなった生存戦略フィールドを発動させたプリンセスは、高圧的な態度で苹果に運命日記を差し出すように迫るが、苹果はそんな理不尽な命令に屈するようなタマじゃない。脱出不可能と思われた「何者にもなれないお前達ホール」から人間業とは思えない方法で脱出し、そのままダッシュ一閃、プリンセスの本体と思しき帽子をむしり取って遺棄するという暴挙に出たのである(あのフィールドからも抜け出せたわけだ)。もう、今回の見どころはあのワンシーンだけだったと言ってしまっても過言ではないくらいに壮絶であった。

 その後高倉兄弟がトラックを追いかけてすったもんだとかあったけど、画的にも内容的にもそこまで面白いもんじゃなかったので置いておくとして、やはり気になるのは「ピングドラムって結局苹果の運命日記のことなの?」という部分である。プリンセスはさも当然のように「差し出せ」と命じていたが、今までの流れからして、あのノートがプリンセスの手に渡ることに大きな意味があるとは思えないのだが。今回だって、モンブランの予言デスティニーは達成されてなかったわけで、あの手帳自体に大きな力が秘められているようにはみえないのだが。

 ひょっとして、プリンセス自体も「ピングドラムとは何か?」という部分を十全に知っているわけではないのかもしれない。未遂とはいえ一度は陽鞠の「命」を奪い捨てることになった苹果は、多分来週以降は多少なりとも高倉家に協力的にはなるだろう。その際に、運命日記がどちらの手に渡るのかは、今後を見守るしかないだろう。

 とまぁ、シナリオはちゃんと進んでいるし、雨の日の惨劇を冠葉の回想と現在で対比させる構図なんかは分かりやすくて良かったのだが、今回はトラックチェイスのシーンがやたら長かったので、その部分だけちょっとだれちゃいましたかね。「命の入れ物がトラックにのせられていっちゃったから、女の子が抜け殻みたいになって倒れる」って、まんま「まどマギ」のさやかの時と同じ構図ですやん。だから何だってわけじゃないけど、ペンギンまで使って必死にチェイスする必要はなかったと思うぞ。

 そして、冠葉の密かな決意や、苹果の悲壮な恋の結末など、色々と辛い要素も混ぜ込んであるはずなのに、好き放題やっているペンギンたちのせいで緊張感とは無縁の世界になっているのもおかしな部分である。天球儀にはまってしまう1号とか、大量のGにまとわりつかれて昇天する2号なんかは、卑怯だとは思いつつもやっぱり笑ってしまう。高倉家、あんだけゴキブリだらけだとしたら、そりゃ陽鞠の身体にも悪いだろうよ……住みたくない家だなぁ。

 今回の中の人ネタ的には、陽鞠・苹果の生存戦略フィールドにおける直接対決が一番アツい部分。口さがない罵倒を浴びせ続けるプリンセスに対し、対抗不可能と思われた絶対支配のフィールドをパワフルに打ち破る苹果。この2人の共演パートは、聞いているだけでも勢いがあって面白かった。陽鞠の中の人(荒川美穂)は、まだまだ荒削りではあるが、台詞を流した時の独特のアクセントに特徴があって面白い。こういう「色がついていない」役者で色々とみせてもらえるのは、ファン冥利に尽きるというものだ。

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