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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  なにこれすごい、第4話。驚いたのは、冒頭の保育園のシーンの美術設定。これは思い切った見せ方をしてきたもんですなぁ。ふざけた色味の保育園のバックグラウンドが非常に面白い形で浮き立っているところに、意外なことにキャラ作画が違和感なく溶け込んでいるのが素晴らしい。パステル調のほわほわっとした絵柄で見せられると、この作品独自の暖かみも増すってなもんですな。やっぱりこういう原作の持つタッチが画面に際立つようになるのがアニメーションのうま味。同時に実写ドラマをやっている珍しい媒体だけに、そのあたりの差異をはっきり出して、アニメのすばらしさをアピールしていって欲しいものです。

 さて、そんな冒頭の描写は置いておくとして、今回も実に穏やかな心持ちで堪能させていただきました。小学校に行く準備を始めるりんを見守る大吉は、まだ3ヶ月しか一緒にいないというのにすっかり父親の顔。「心もちゃんと成長している」っていうことを掛け値無しで見守ることが出来る男親って、実は結構すごいことなんじゃなかろうか。りんちゃん自身がすごくしっかりしているおかげで子供っぽい仕草とそうでない部分、背伸びしたい要素と素が出る部分は見分けがつきやすいんだろうけど、それでもやっぱり「子供」として見てしまうと、なかなか一人の人間としての接し方は疎かになってしまうもの。大吉の場合、りんとの出会いがあの印象的な葬儀の場だったので、「人の心を持つ女の子」としての視座が持ちやすかったのかもしれない。それでも、腫れ物に触るように扱うんじゃなくて、ちゃんと一人前の「家族」として接することが出来ているあたり、本当に過ごしやすくて、りんには良い環境なんだろうなぁ。これまでじいちゃんのところで1人で育てられてきたはずなのに、ちゃんと保育園ではお姉さんの役割も務めているのがすごいね。

 そして、そんなりんちゃんも早くも小学校に進学である。新しくできたお友達、二谷家との交流もそこそこに、特異な環境で育ったという負い目を全く見せず堂々と社会に飛び出すりん。今回は初めて「大人の飲み会」に連れて行かれたりもしたが、特に臆することもなく、持ち前の社交性を発揮する優等生ぶり。そりゃ、あんだけ可愛かったら周りの大人達は放っておかないよなぁ。「お持ち帰りしたぁい!」って、母親である女性が言ってたから冗談ですんだけど、もし飲み会の席に俺がいて同じこと言ったら、一気に引きはがされるんだろうな……それでもいいから、誰か今度の飲み会にりんちゃんを連れてきて下さい。

 今回一番キュッと来たのは、「影飛び越しただけー」と笑うりんちゃんを見て、大吉が思わず抱え上げて走り出したシーン。訳の分からない行動ではあるのだが、あんなところで突然無垢な笑顔を見せられちゃ、もう、抱きしめる以外にやることがない。とにかく大事にしたい、という思いが、「抱えて走る」というよく分からない行動を取らせたのである。大吉、羨ましい男。

 そんな楽しげな毎日とは一線を画したリアルで進められるのは、りんの母親、吉井正子を巡る諸々である。今回、ついにじいさんの遺書から連絡先を発掘し、大吉は迷いながらも連絡を取ることになった。その結果は次週を待つしかないが、「こんなに可愛いりんをおいて逃げた親」に対して、大吉はどのように大人の対応を見せるのか、これまでフワフワほっこりだったこの作品に、1つ目の山場が訪れそうではあるな。

 そして、私事としては、今回初登場の二谷君ちのお母さんが、もうね。「黒髪美人で素晴らしい母親に見えるけど、離婚歴とか少し幸薄そうな気がする」キャラクターといえば、もう、この人の声しかないわけですよ。最近あんまり聴けなかったから久し振りです、さぁや。結婚前から「未亡人っぽい」ことで有名だったという、よく分からないステータスが完璧に活かされた配役で、もう、それだけでこの番組を聴き続ける決意が出来るくらいにはまります。リアル産休に入る前にガンガン仕事をこなして欲しいものです。

 ちなみに、勝手にピックアップした「大原さやか人妻役ランキング」を掲載しておくと(順位は特になし)、結婚発表直後にファンが大暴走したアリシアさん(ARIAシリーズ)を皮切りに、未亡人なのに息子が駆け落ちして言うこと聞いてくれない高須のやっちゃん(とらドラ)。息子も連れ合いも何故か死神だったという衝撃の事実が明かされる故人、黒崎真咲さん(BLEACH)。旦那が生粋の変態である木村の奥さん(あずまんが大王)。同じく息子が変態な上に娘と血が繋がってない、高梨家の母(おちんこ)。夫が殺人犯な上に不治の病を患って、あげくショックで記憶が吹っ飛ぶという三重苦の、ちょい役の奥さん(地獄少女二籠の4話目)。気の迷いで浮気したら神域に居たはずなのに追放され、そのまま出来の悪い息子に封印の中で買い殺されたあげく、結局死ぬ、突羽根さん(おとめ妖怪ざくろ)。世界規模の組織の中枢まで食い込んで旦那と2人で最強の名を欲しいままにしたのに、気づいたらやっぱり未亡人になってて、単なるボロアパート管理人をやってる美哉さん(セキレイ)。……すげぇ、枚挙にいとまがない、っていうのはこういう状態を言うんだろう。でも、個人的に一番幸薄かったのは、「ハチクロ」の理花さん。結論、さぁやキャラは、家庭を持ってもうまくいかない。ご本人は幸せであることを祈るばかりです。

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