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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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今週も壮絶元気! 第6話。やっぱりアリスちゃんだなー。ガンガンしゃべってキンキン喚いて、思わず「うるせえ!」って言っちゃうくらいのかっ飛ばしっぷりがたまらんなー。もう、麻薬レベルですわ。

 そして、今週はノーマル・デフォルメともにやたらと可愛らしいカットが多くて、もうどのシーンが良かったとか具体的にピックアップ出来ないレベル。誰の仕事かと思ったら、作監は伊藤郁子なんですな。ほんと、いい仕事してくれるなぁ。特にアリスのぶわっと贅沢に広がった金髪や切れ長の目のディティールが実に見事で、豪奢な衣装とも相まって、これ以上ないくらいの眼福でした。今んところこれがベストエピソードだなぁ。デフォルメ絵になったときのカミーユ姉さまの適当な造形も地味に笑いどころですよ。

 さて、今回も衣装のお話で、メインテーマとなるのはタイトルにもある「クリノリン」という聞き慣れないツールである。馴染みがないけど「スカートをぶわってさせるための骨組み」っていわれると何となく想像がつく程度のもので、気になったからwikiってみたら、短い文中に「巨大化」っていう言葉が何回も出てきていてちょっと笑った。確かに、あの舞台装置みたいなものを「下着」っていう時点で既に抵抗があるし、日本人の衣装文化からしたら、「仮装大賞」でも開かない限りはあまり出てこないレベルの代物だろう。「クリノリンが引っかかって転倒したり、暖炉などの火がスカートに引火して火傷をしたりという事故が多発することになった。一説に年間3000人の人間がクリノリンによる事故で死亡し、20000人の人間が事故にあったと言われる」(Wikiより)って、やめとけやめとけ、そんなもん。こんにゃくゼリーより圧倒的に危ないがな。ほんと、流行ってのは意味が分からないな。

 で、そんな妙なツールを扱っているので、今回も綺麗に日仏の対比が現れている。必死に「鳥籠」をまとって不自由に歩く湯音と、普段は締め付ける一方の腰の部分に布を巻いて寸胴にしてから着物を着るアリス。湯音はアニメキャラみたいな(?)アンバランスな容姿になり、アリスは完全に夏の一夜に来日した勘違い外国人の様相。ん、まぁ、適材適所ですわな。最近のアニメなら間違い無く触れているであろう「アリスの服を着たら湯音は胸のところがだぼだぼ」というネタも、この作品は華麗にスルーである。まぁ、今回のお話で初めて「あ、アリスってそこそこ胸があったんだ。あおちゃん声だから気づかなかったわ」とかいう状態ですけど(実際はあおちゃん自身は意外にごにょごにょ)。

 そして、そんな「鳥籠」に引っかけて、淑女の代表であるカミーユ姉さまのちょっとした憂いも臭わせているあたりがそつのない脚本構成。どうやらクロードとの間に過去の因縁みたいなものがあるようだが、自由奔放に振る舞うアリスとは対比的に、カミーユは名家という鳥籠に囚われつつ、そのことを妹に見せまいと必死に取り繕っている様子がある。そのあたりのわだかまりが、このアニメのクライマックスに持ってこられるのかしら? 出来たらあまり湿っぽい話は見たくないのであるが、多分湯音なら何か心暖まる決着を用意してくれるに違いない。ゆっくり待つことにしましょう。

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