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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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大量虐殺フェスティバル、第8話。「もう誰も死なせはしない!」って、目の前で未だかつてないくらいに死んどりますがな。とめろとめろ。

 相変わらず、じわりじわりとにじみ出るような速度で物語が進むために何とももどかしい印象が否めない今作。それでも少しずつ、世界は真実へと向かっている実感はある。大半の時間を風呂場で経過させるという、この期に及んでよく分からないくらいのサービス回だったが、その中で出てきたファクターを一応数え上げておくとしよう。

 「何が正しいのか?」「誰を守るのか?」という疑念については、陳腐ではあるが、どうやら大方の予想通りの方向に向かっているらしい。なんと言っても、今回は親父さんの挙動が実に怪しく、ギモーブ店長との対話は含意に富み、一体「コーヒー以外の何か」は何を出されたのか。ギモーブで何かを飲んだ親父さんが帰宅し、本殿でぶっ倒れ、それを抱え上げたら口元に血がついている。うーむ、あまりに露骨過ぎて逆に怪しいくらいだが……「BLOOD」シリーズの前作では一体どういう敵キャラが登場したのかを考えると、やはり「血」というメインテーマが鍵を握っているのは間違い無いだろう。ギモーブ店長は親父さんと小夜の関係についても「血」という言葉に言及しており、この2人の共有する、「小夜の知らない何か」が根深いものであることを臭わせてくれる。

 小夜の不可思議な立ち位置を知ることになったのは、クラスのぶっきらぼう大将、時真君。何かにつけて小夜に優しく、必死に好意をアピールしているというのに、鈍感印の小夜にはなかなか伝わらずにあきらめ顔。しかし、幸か不幸か、(生きている人間の中では)一番最初に小夜の裏稼業を目撃することになった。しかし、そこから大きく話が動かないのもこの作品の不思議なところ。時真は愛しい彼女が言ってることなら何でもスルーかしら。ただ、「古きもの」のことを「化け物」と呼称した時真に対し、小夜は「それは古きものである」という風に訂正を促した。これはつまり、深層心理において、小夜は「古きもの」についてよく知っているということであり、「化け物と呼ぶべきではない」ことも知っている。あの連中が「古きもの」であるならば、それと対峙する小夜たち人類は、「新しきもの」ということになる。「古きもの」を「古く」ならしめているのは、一体どんな要素なのか。小夜たちの学園生活が「新しき」ものであるなら、のうのうと学校で生活する「新しきもの」たちを見る「古きもの」の胸中はどのようなものか。つまり、そういうことだ。

 もちろん、小夜にとってはあくまで「古きもの」は滅する対象である。しかし、その信念すら、どこで与えられたものかも分からず、何のために与えられたのかも分からない。思い出せないような仕掛けがしてあると犬っころは言うが、少しずつそうしたフィルターは剥がれ始めている。そして、いざことが失敗したと判断されれば、小夜は「罰」を受けることになるかもしれないという。「褒美」が何で、「罰」がなんなのか。犬っころは、そのことを知っているのか。

 そして、いよいよ安心スペースだと思われていた学校の教室にまで乗り込んできた多脚型の「古きもの」。やたらシンプルな化け物コンセプトを押し出したレトロタイプの「古きもの」だが、硬軟織り交ぜた攻撃による無差別殺戮っぷりはなかなかのもの。今までで最も多くの命を、出来る限りグロい方向で刈り取っていく様は、血の信徒たる古きものの面目躍如といったところか。今回は前半の動画部分が何だか適当だったので不安だったのだが、奴が現れてからの冗談めいた不気味さは存分にでており、グロさえちゃんと見られればある程度満足ではある。これって、DVDで光渡しは外れるのかしらん?

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