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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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10月7日 ドラフト模様(INN×3)
ピック順 【Serra】→【Lionhall】→【Metallica】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Alessi】
 
 イニストラード2回目。シーズンの変わり目になると必ず現れる名物男を加え、今回は変則メンバーでお送りしております。前回、散々アカンとこき下ろしたイニストラードですが、パック数が増え、改めてピックし直したところ、まぁ、そこまでひどいもんでもないかな、という風に(あっという間に)考えは改まってきました。確かにカード1枚1枚の強さは明らかに前環境から下がってはいるのだが、だからといって楽しさが無いっていうのは流石に早計。明確なアーキタイプが見えないからこそ、ピックの際には1枚1枚の選択が重要になってくる部分もあるのかもしれません。また、ピックしたカードが見えてしまうという、今までのドラフトと違う異次元の要素も、それを巡って色々とドラマが生まれることを考えれば、ノイズと見るよりも1つの戦略的要素と見てもいいかもしれない。流石にいちいちピックのたびに「誰が何をひいたんや?」とぐるり見て回るのはどうかと思いますが、色主張のものすごく分かりやすい版と考えれば、あくまでこれまでのドラフトの延長線上といえるのかもしれません。色のバレた人間が特に強かったり弱かったりするわけじゃないことは、今回の結果が物語ってますからね……


    LI AL SE TH SA MT
LI  ×  ×  ○  ×  ×  ×  1ー4 5
AL  ○  ー  ×  ◎  ×  ×  2ー3 4
SE  ◎  ◎  ー  ○  ×  ◎  4ー1 1
TH  ×  ×  ×  ー  ◎  ×  1ー4 6
SA  ○  ◎   ○  ×  ー  ×  3ー2 3
MT  ◎  ○  ×  ◎  ◎  ー  4ー1 2
 
 
1位 【Serra】 赤緑 <夜明けのレインジャー 交差路の吸血鬼 硫黄の流弾>
 「ピックを見せる」ことをプラス要素として活かすことが出来たサンプル事例がこちら。1引きの「夜明けのレインジャー」を公開し、その後も「ハンウィアーの砦守り」「ウルベンワルドの神秘家」と他人に見えるカードを重ねて、強力に赤緑路線を主張。これに回りのプレイヤーが怖じ気づき、緑系を回避していったことで、綺麗に卓にある人狼系クリーチャーを回収しきった。加えて今回は赤がほぼ独占カラーと来ているのだから、そりゃぁうま味はてんこ盛りである。デッキに8枚突っ込まれた狼男たちは、序盤のターンからその余計なまでのサイズを余すことなく発揮し、除去が少ないことで相対的に強さを増した「スカースダグの信者」「月桂樹の古老」といったシステムクリーチャーが鬼のような活躍を見せる。あまりに予想通りに、あまりにも公正に、あまりにあからさまに強いデッキであった。こんだけオープンにしてたくせに、某後輩が4勝1敗で「優勝だー!」と喜んだシーンで肩を叩き、「いや、俺も4勝してるんで、俺が優勝なんだけどね」とサラリと言って希望をぶち壊すという鬼畜プレイも展開している。情報の出し方が絶妙過ぎる。
 
 
2位 【Metallica】 白黒 <忌まわしきものの処刑者 教区の勇者 忌まわしきものの処刑者>
 というわけで、ぬか喜びしちゃったちょっと可哀想な子。でもまぁ、4勝してるのは事実だし、優勝こそ逃したものの、戦績もデッキも充分な実績である。優勝したのが人狼てんこ盛りの狩人デッキだとするなら、こちらはそんな悪しき者を食い物にすることで勝ちを重ねたスレイヤーデッキ。1引きが2体の「忌まわしきものの処刑者」であることからも分かる通りに白の除去が充実し、「悪鬼の狩人」も1体、「叱責」「大物潰し」もある。また、「処刑者」だけでは人間やスピリットなどの対象外のクリーチャーが監視の目から漏れてしまうところを、黒と組み合わせて「夜の犠牲」を採用することで綺麗にカバー。とにかく除去りまくることと、除去がクリーチャーの役割を兼ねることで、適当に相手を捌くだけで勝利が転がってくるという半オートメーション化された戦略を可能にした。その他2体集まった「ファルケンラスの貴族」や、それらをグルグル回す「掘葬の儀式」など、人と魔物の仲良しファンタジー。これがこの世界の人間の立ち位置なのか。
 
 
3位 【Sangriter】 白青 <安らかに旅立つ者 不可視の忍び寄り カラスの群れ>
 前回欠席だったので今回初めてイニストラードに接したが、人狼だの人間だの、そうした世俗の種族抗争からは一歩引いた立ち位置でぬるりと勝ち星を重ねる、何とも嫌らしいデッキ構成となった。1引きが「安らかに旅立つ者」なのだからそのまま人間大好きデッキになれば話は早いのだが、この世界のスピリットや人間はそこまで綺麗に集まる種族でもない。その部分は「飛行や回避能力を持つ白青の、伝統的ビート構成」というものを指針として固めていくことにした。「不可視の忍び寄り」を筆頭として「月鷺」や「カラスの群れ」などの優秀な回避能力持ちでチャンスを狙い、その間はバウンス、除去でフォロー。「禁忌の錬金術」や「熟慮」といったドロー補助が実に「らしい」活躍を見せ、クリーチャーが荒ぶる姿ばかりが目立つこの世界に、青らしい活躍の可能性を見いだしてみせた。噂によると「不可視の忍び寄り」が「幽体の飛行」を2枚背負って突貫する鬼畜フィニッシュなんかもあったらしい。いつの時代も「荒廃の工作員」は強いのだね。
 
 
4位 【Alessi】 青白 <鏡狂の幻 聖トラフトの霊 ムーアランドの憑依地
 開始2回目にして、「青白系のやりたいことは全部やっちゃったんじゃないか」と言われる無体なレアレアレアデッキ。パーツだけで見たらライブラリ削り系にも見えるし、実際に常にライブラリからの勝ちを狙うパターンも見えているのだが、それ以外の勝ちパターンも多すぎるのが困りもの。まず、1つ目は青白らしい飛行ビート。「鏡狂の幻」は出されたらやっぱり強いし、「カラスの群れ」や「礼拝堂の霊」などが細かいビートを刻むのが基本戦術だろう。「ムーアランドの憑依地」があるおかげで「無形の美徳」も突っ込まれており、どんなクリーチャーが死んでも2/2のフライヤーとなって蘇る図はまさに地獄絵図。そして、ライブラリ破壊系からのオプションを搭載したのが「アンデッドの錬金術師」だ。別にデッキにゾンビが含まれているわけじゃないのだが、「夢のよじれ」なんかで強引にライブラリを叩き、それをゾンビに転換していく。こちらも「無形の美徳」で3/3になるのが本当にひどい。そして、長期戦用の戦力として固められた「要塞ガニ」あたりを美味しく頂くのが「弱者の師」。スピリットトークンも全部ドローソースになるという亜空間のアドバンテージ機構は構築と見紛う。かてて加えて、「鏡狂の幻」が絡んで、最後の最後、どうにも勝てそうになかったら、「研究室の偏執狂」頼みで自分のライブラリを削るという選択肢まで備えている。もう、何がなにやらさっぱりだ。一時は場に出したパーマネントの7割がレア、なんてとんでもない状態になったこともある夢しか詰まっていないデッキ。実際の戦績については、本人の言葉を借りると、「なんでも出来るってことは、何も出来ないのと一緒なんだよ!」だそうで。
 
 
5位 【Lionhall】 白緑赤 <硫黄の流弾 アヴァシンの巡礼者 黴墓の大怪物
 年に3度の「エキスパンション改正記念」参加を果たすイレギュラー面子。最近はオンラインでのドラフトもあまりやっていないとのことで、せっかくのイニストラード、色々と予習をしてのチャレンジだそうです。……が、なんだかあまり結果が実りませんでした。敗因は割と簡単で、ピック中に色々考えすぎて色が全く定まらなかったこと。表を見てもらえば分かるが、今回唯一3色になった上に、多くのピックを青に裂いており、それらのカードが全て無駄になってしまっている。明確なシナジーが薄い環境だとは言っても、ここまで散ってしまっては流石に勝てるデッキを組むのは難しかろう。唯一の突破力となったのは2枚集まった「旅の準備」。これで適当なクリーチャーをミラクル補強して、「肉屋の包丁」でも握らせて突破する一点豪華主義が唯一の勝ちパターン。えぇ、ボコられましたよ。旅の準備するだけでサイズが+4されるって、どういう世界やねん。
 
6位 【Thraxi】 緑黒 <情け知らずのガラク もつれ樹 アヴァブルックの町長
 
 1引きで明確な主張をしたけど負けたパターンの人。これってあれだ、性格も出る気がするんだ。私は非常に自意識の強い人間で、とにかくなんでもいいから無駄に秘密にしたがるという、ねじ曲がった秘密主義の権化のようなところがある。過去には「あいつを殺すに除去など要らぬ、『のぞき見/Peak(ODY)』1枚あればいい」と言われたほどで、非公開情報が見られるだけで、途端にプレイングがガタガタになってしまうのだ。奇跡的なメンタルの弱さである。そんな弱さが神の悪戯であるガラクさんに出てしまったのか、今回はピックの時点でかなりの迷走。いや、迷走というか計算違い。もともと「陰鬱っていうのは使いにくいシステムだから、それだけでデッキを成立させられるものではない」っていうのは公式ページの記事を見て知っていたつもりだったのだが、「難しいなら、とにかく尖らせることで何とかならないか?」と考えたのが間違いのもと。「とにかくクリーチャーが自殺出来るようにする、そして、そんなに簡単にクリーチャーなんて殺して良いはずがないので、デッキのクリーチャー数は多め。ってことは、クリーチャーがたくさん死ぬはずだから墓地を活かすカードは強いんじゃ?」などと色々と考えていった結果、「骨塚のワーム」やら「息せぬ群れ」やら「裂け木の恐怖」やらが集まったわけだが、一時は手札に0/0のクリーチャーが3体も入るという異常事態にまで陥った。これは無理だ。緑のあの手のカードは青と組まない限り絶対に回りませんわ。やっぱり陰鬱難しい。それに加えて、あんだけ張り切ってレビュー記事とか書いてる割に、何だかあり得ないルールミスを連発。誰も損してないだろうから構わないと思うので今言っておこうと思うのだが、後でカードを見てて気づいた。「裂け木の恐怖」が毎ターン削るライブラリは1枚じゃくて2枚でした……12時間早く気がついていたら、少しは戦況も変わっていたかもしれないのに……いや、無いな。今日の日のことは忘れて、元気に来週を期待しましょう。
   
 【Serra】(赤緑)→【Lionhall】(白緑赤)→【Metallica】(白黒)
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 【Alessi】(青白) ←【Thraxi】(緑黒) ←【Sangriter】(青白)

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