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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ガンバライジャーの色構成が気になる第8話。レッドの他がグリーン、ピンク、イエロー、ホワイトなんだよ。ブルーがいない戦隊って歴史上存在してないし、女性戦士色が3つて。コスチュームを見る限り、ガンバイエロー(仮称)とガンバピンクが女性で、ガンバホワイトが男戦士なんだよな。……なんか画面映えしなそうな戦隊だなぁ。

 さておき、今回は紗羽編の解決エピソードとでもいうべき、良いお話。起伏が分かりやすくて、非常にシンプルなシナリオながら、毎回丁寧に「歌」を解決に絡めてくれるあたりは頑張っているところ。クライマックスの馬激走まで含めて、お手本のようなエピソード展開である。そして、最終的にやっぱり悪人が1人もいない世界なので、みんなが穏やかな気持ちになれるというのは素敵なこと。これで5人のうち2人は完全に片付いた。大智も多分バドミントンをやりきったことでお役ご免だろうし、来夏と教頭の対決はこの作品のクライマックスになるだろうから、残ったのは進路が決まらず立ち尽くすウィーンなんだろうか。ウィーンメイン回って……それはそれで萌える……か?

 P.A.作品には大体共通する特徴なのだが、本作の大切なポイントは、物語的には「解決した」と提示されている問題でも、作中では手打ちになってそれまで、という風には片付いていないというところ。今回のメインテーマである紗羽の進路にしても、彼女の中で吹っ切れることが出来たおかげで非常にポジティブな幕引きを迎えることが出来たわけだが、彼女の進路は現時点では白紙になっただけで何も決まっていない。親父さんが電話口で坊主とは思えない(なおかつ坊主でしか言えない)台詞をまくし立てていたわけだが、あの調子だとコネを使って騎手の学校にねじ込むのは無理そうだし、仮にねじ込まれたとしても、結局紗羽の体型の問題は解決しないのだから、彼女の進路としては相応しくない。おそらく、紗羽は今後和奏のアドバイスをしっかりと受け止めて、一から自分の将来を考えることになるんだろう。そのことは作中では描かれていないが、1人の女の子の人生として、色々と想像出来るのが楽しいのである。まぁ、畜産系の農大に進学するとか、いっそ獣医師を目指すとか、馬に乗れなくても関わっていける仕事は多いわけだしね。お父さんもそっちの方が安心だよ。まぁ、仕事着のまま病院に来るような生臭坊主に気を遣うのも癪だけどさ。

 坂井家の時にもしみじみと「良い家族だな」とは思ったが、沖田家もやっぱり良い家族ですよね。親父は本当に人との接し方が下手ってレベルじゃないが、年頃の娘さんの扱いが上手くない不器用なおとうちゃんなんてこんなもんかもしれない。娘の夢を壊しちゃったのが家系的な体型の問題ってのも何となく申し訳ない気持ちになったろうしなぁ。「うちの娘はでかいから夢を諦めなきゃいけなかったのか……でかいって……あの乳のせいか……」とか思い悩んだに違いない。色んな意味で。でも、そんな親父さんの悩みも、ちゃんと紗羽ちゃんは分かっているんだと思う。進路のことで悩んで視野が狭くなっている状態でも、紗羽は基本的に「出来たお子さん」には違いない。自分の無茶のせいで流鏑馬に出られなくなってしまったことは責任を感じているし、何がわがままで、何が悪いことなのか、そのあたりの線引きは出来ているのだ。この娘だからこそ、父親も頑張ってあげようって気になったのかもしれない。

 結局、一足先に覚醒を済ませた和奏の説得により、紗羽も無事に解脱に成功。がむしゃらだった自分の意識が、和奏の失ったものと比べても「取り返しがつくこと」であるという理解が彼女にブレーキをかけ、両親や仲間達が「気にかけてくれている」ということが感じられたことにより、改めて「回りも自分も幸せになれる方法」を考えるきっかけになった。こうした「挫折から復帰」というシナリオの場合、きっかけと結果が乖離して説教臭くなることも多いのだが、今回の紗羽のエピソードの場合、紗羽自身が非常に「出来た子」であることもあって、まっすぐに見ることが出来る良いお話でした。そして、そんな紗羽のエピソードが、そのまま大きな流れ(来夏対教頭)を動かす要素にもなっているというのが上手いところ。

 「気にかけられていること」「人と繋がっていること」が、来夏と教頭のしがらみを打破するためのキーポイント。今回ついに和奏の背後にまひるさんの幻影が現れて教頭の説得に回り始めた。彼女の遺志が、娘を通じて教頭に影響を与え始めた。結局、この作品の大命題は「夢を追いかけること」なんだろうな、というのがよく分かる。紗羽の進路と同じように、おそらく来夏の音楽も、和奏の作曲も、作中で何かが完成するということはないのだろうが、「続いていくこと」っていうのは、一番端的な「夢を追うこと」の表れなので、出来ることならこのまま未完成で走っていってほしいところだ。

 そういえば、夢を追う、といえば、大智はまだまだバドミントン人生を諦めずに続けていく意識が高いのね。油断すると素振りしてたり、ウィーンの家でも練習をもくろんだり。電車の中で一本足で立ってるのも、体幹を鍛えるトレーニングだし。大智ってバドミントンで結果を残せるくらいに優秀な人材だからこそ合唱部でもそつなくこなせるし、ステージ度胸があるんだろうな。来夏もいい人材を捕まえたもんだ。何よりもすごいのは、突然携帯をパスされても即興で歌えるアドリブ力。

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