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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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本当は、経済的にきついので行くつもりが無かった作品なんだけど、帰省したら親が地元映画館の優待券を所有していることが判明したので、せっかくなので1枚せびって映画を見に行った。この歳でまだまだ親の世話になり続けています! まぁ、ほら、どうせ余らせるタダ券なら使ってあげた方が親孝行じゃない。
 
 何に対してかよく分からない言い訳はさておき、まぁ、当方仮面ライダーを見ない人なので、純粋にゴーバス劇場版だけを目的として出動。ただ、去年のゴーカイジャーとオーズの映画の時にもそれなりに楽しめたので、ついでにライダーを観るのも悪いことじゃなかろう、というくらいの心持ちである。
 
 2本合計で1時間半と短めの尺で、特にゴーバスの方は本当に普通の放送回に毛が生えた程度の内容。タイミングの問題でまだエスケイプさんも出てきてないし、割と地味めなお話だった。バディロイドがさび付いて動けなくなる、っていうのは面白い設定だったと思うんだけど(そしてJの野郎がさび付いた顛末が非常にみっともなくて面白かったけど)、結局バディロイドがいないとロボ戦できないからね。割とあっさり直っちゃったからそこまで設定のうまみはない。劇場オリジナルの追加バディロイドにしても、あんまり見せ場が用意されてたわけじゃないから何で出てきたのかも分からないしなぁ。あれだったら尺調整して既存の連中の登場シーンを増やした方が良かったんじゃないか、って気もするんだ。一応オリジナルの合体フォームはあったけど、そこまで活躍してないしね。視聴者サービスとしては中途半端な部分が多いわ。
 
 もちろん、不満な点はちょいちょいあるものの、劇場版ならではのサービスはそれ以外にもあるので、決して悪い映画だったとも思わない。なんと言っても劇場のスクリーンでアクションが観られるだけでもそれなりに楽しいわけだしね。今回上手いと思ったのは、舞台に敢えて東京タワー(東京エネタワー)を選んだところ。今となっちゃスカイツリー様のせいですっかり「お古」のイメージがついて回る東京タワーだが、やはり日本人の心に染みついたデザインとして、あの真っ赤な鉄塔は秀逸なデザインだと思う。過去にも大怪獣が狙う日本の建造物といえば東京タワーだったわけで、それを改めてバグラスが狙ってくれる、というのは何となく嬉しい。そして、上下の動きを交えた「塔を登る」アクションや、タワーを中心としたロボ戦CGバトルは画にするとやっぱり綺麗。タワーから飛び降りてきたイプシロン機と交錯するシーンなんて、分かっちゃいてもなかなか燃える展開じゃないの。
 
 他にも、地上波ではなかなかできないサービスがちょいちょい紛れており、思わず笑ったのが「リュウさんが敢えて熱暴走を起動する」というシーン。ほら、やっぱりリュウさんは暴走させてた方が強い。その他「3人同時ウィークポイント発動」とか、「年甲斐もなくはっちゃける長官」とか、ニヤリとする演出がちょいちょい素敵。ジンさんのうざさもなかなかである(登場シーンの語りの時にリュウさんが本当に鬱陶しそうな顔をしているのが印象的だった)。まぁ、金銀コンビは今回あんまり出番がなかったけどねー。
 
 あとはやっぱりエンターさんじゃないかしら。今回も飛ばしてくれてましたよ。彼は本当にコスプレが好きね、そしてフランスが好きね。せめて狙いが東京タワーなんだからそこくらい統一してくれよ。なんで握ってるのがエッフェル塔のミニチュアなんだよ。エンターさんは普段なかなか激しい感情を見せてくれていなかったので、今回はクライマックスでわざわざロボに登場してヒロムに対してライバル心を覗かせてくれていたのがすごく嬉しかった。少しずつアバターにも感情が出てくる、っていうのが現時点で描かれているエンターさん像だからね。この劇場版の事件も、彼のメンタルに色々と影響を与えているのかもしれない。
 
 で、ゴーバスを見終わってそれなりに満足したわけだが……ついでに見たフォーゼもやっぱり面白くてね。どうしても、この時期に製作される劇場作品は仮面ライダーの方が物語は掘りさげやすいね(最終回間近だからね)。見たこと無いから人物関係なんてさっぱり分からないのに、何となく観てたら意外に盛り上がってしまった。クライマックスの見せ方とか、ものすごくくどくてしつこいんだけど、それでもやっぱり応援しちゃうよなぁ。フォーゼのキャラはシンプルだから子供も観やすくて良かったんじゃないかな。
 
 そして、前情報として見聞きしていたはずだけどすっかり忘れていた、「キョーダインが出てくる」という誰得サプライズ。まぁ、当然わたしゃキョーダインと言われてもさっぱりしらないし、どの程度オマージュとして出てきていたのかもよく分からなかったが、単純に敵メカと考えてもやっぱりデザインが独特で面白かったよ。キョーダインつっても実際は兄妹だったのは世相でしょうか。そして、途中でギリギリになるまで衛生兵器のXVII(エックスブイツー)が「ワンセブン」だということに気付かなかったという事実。途中で気がついて「なーんやそれ」と思っただけですけど。もちろんワンセブンも知らないんだけどさ。最近東映tubeでタイトルだけは出てるから、「大鉄人ワンセブン」っていうフレーズだけは記憶に残ってて、「これがワンセブンかー」と妙に納得してしまった。まぁ、誰得って、多分お父さん得だよ。放送年が70年代後半らしいので、リアルタイム視聴の人たちは30代半ばくらい、つまり、完全に子供を連れてくるパパ層だ。東映って、強いなぁ。
 
 以上、特撮にそこまで興味があるわけじゃない、何となくユーザーの感想でした。何となくユーザーがなんとなく楽しめる、そういう良い企画なのです。

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