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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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<緑>

Bramblecrush/茨潰し(ISD)」 U

 もう、土地を壊すのは赤より緑の方が得意なんじゃないかな、とか思ったが、気付けば最近引っ張りだこの「酸のスライム(M13)」さんが退場か。ランデス冬の時代が続く。

 

Briarpack Alpha/茨群れの頭目(DKA)」 U

 意外なところからの延命再録。いや、お前がいたらからどやねん、っていう話ではあるが。そういや基本セットの緑って大体瞬速枠があるんだな。

 

Brindle Boar/斑の猪(M12)」 C

 肉がうめぇというより、軟骨がうめぇのよ。多分。

 

Deadly Recluse/命取りの出家蜘蛛(M13)」 C

 安心安全の2マナ蜘蛛。大丈夫、「空殴り」も接死は持ってない。

 

Fog/濃霧(M13)」 C

 「フォグ系」「ジャイグロ系」という言葉が安心して通じる世界。

 

Garruk’s Horde/ガラクの大軍(M12)」 R

 1年だけ休んで帰ってきたガラクの大量のお友達。書いてあることはそりゃ強い。ほら、これと一緒にメーレクさん入れておくと(ry

 

Giant growth/巨大化(RTR)」 C

 おかえり! ……あれ、お前、こないだもいたよな。そしてやたら活躍してたよな。

 

Giant Spider/大蜘蛛(M12)」 C

 帰ってくるならなんで前回休んだん?! 幻滅しました。インドリクさんのファンになります。

 

Gladecover Scout/林間隠れの斥候(M12)」 C

 さしもの私も「これって再録……だよね?」と不安になるレベルでの地味キャラ。一応「緑は呪禁色」ということを端的に表すカード。

 

Howl of the Night Pack/夜の群れの雄叫び(M10)」 U

 今更狼出してもボチボチ狼男は根絶されるぞ(既にいないという噂もある)。まぁ、リミテッドだと単体でクソ強いんだけどな。

 

Lay of the Land/地勢(APC)」 C

 「へぇ、今回は地勢になるのか。まぁ、定番か」と思ったら、実は初の再録だったという事実。似たようなカードが多いせいか全然久しぶりって感じじゃないな。

 

Naturalize/帰化(GTC)」 C

 知ってた。

 

Plummet/垂直落下(M13)」 C

 安定の緑除去。いや、構築で見たことはないんだけども。リミテッドだとメインで入れておきたい欲求ががが。

 

Ranger’s Guile/レインジャーの悪知恵(ISD)」 C

 緑の呪禁推しが半端無い。基本セットでこんなん使われたらイラッと感が半端無い。

 

Rootwalla/ルートワラ(10ED)」 C

 久しぶりに基本セット入り。「あぁ、緑色の眼魔ね」とか言われると、ちょっと隔世の感。

 

Scavenging Ooze/漁る軟泥(CMD)」 R

 再録って言っても、統率者戦からのカードなのでぼくは実際に使ったことも使われたこともない。たまにレガシーなんかのフォーマットで使われているのを見て「なんだこいつ」って思ってた。なるほど、確かに無闇に強そう。なんでこいつ2マナなん?

 

Trollhide/トロール皮(M12)」 C

 リミテッドだとすこぶるウザイけど地味オーラ。無理矢理比較すると、これが「怨恨」の代わりに入ってきたとも言えるわけで……

 

Verdant Haven/新緑の安息所(GTC)」 C

お馴染み「再録する意味ないやないか」枠。マナコントロールカードが被るってのは、かなりのハズレ感。今回これと「地勢」かよ……。

 

Windstorm/暴風(M10)」 U

 やさしいハリケーン。優しい雨の仲間。ハナガ……サイテョ。

 




Advocate of the Beast 獣の代言者 (2)(G) C

クリーチャー・エルフ、シャーマン

2/3

あなたの終了ステップの開始時に、対象の、あなたのコントロールするビースト・クリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。

 赤の変な獣に懐かれてたのがこの人である。3マナ2/3とそれなりの身体を持ち、ビーストを育むムツゴロウパワーを有し、更にビーストテイマーとして荒ぶる獣をなだめるスキルまであるというのだから、なかなか芸達者なコモンである。赤と緑を中心にビーストの数は決して少なく無いので、リミテッドでは何となくとっておいても充分戦力になるだろう。また、他のシナジーコンセプトと違って、ビーストは単体でも戦えるので別にコイツがいなくてもそこまで困らない。ピック中にこいつの流れ具合で大体卓のビーストフェチの数は分かるのではなかろうか。スリヴァーフェチともども、面倒な環境である。

 

 

Elvish Mystic エルフの神秘家 (G) C

クリーチャー・エルフ、ドルイド

1/1

(T):あなたのマナ・プールに(G)を加える。

 おまえ、どっかで見たことあるな。昔はそんな芸名じゃなかっただろ。なんでそんなベタで特徴の無い名前に変わっちゃったの? え? 昔は名前に地名が入ってたせいで商標的に問題が? いや、いいじゃんよ。最近は聖地商法とかが流行ってるんだから、いっそネーミングライツでも使って地元の宣伝特使として活躍したらいいじゃん。出身地の地名がWar on allのアナグラムとか、それだけで話のネタになるんだしさ。ん? 最近の若い子はもうドミナリアとか知らないって? そうかぁ、まぁ、お前さんも事情があるんだろうけどなぁ。なんだかずっと使ってた名前が無くなるのは寂しいなぁ。いや、がんばってくれよ。みんな応援してるんだからさ。とりあえず、俺もみんなもずっと「ラノエル」って呼ぶと思うけどな。

 

 

Enlarge 大型化 (3)(G)(G) U

ソーサリー

対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで+7/+7の修正を受けるとともにトランプルを得る。それは、このターン可能ならばブロックされなければならない。

 にゃーんと飛び出す「狩られる者の逆襲(AVR)」の廉価版。廉価版とは言っても修正値は大きくなっているし、奇跡が無くなった代わりにちょっとだけコストは安くなっている。ただ、ブロックについての制約が「可能ならば全軍ブロック」ではなくて「最低1体にはブロックされなきゃ駄目」に格下げされたので、決定打としてのインパクトはやや薄い。いや、それでもアンコモンでこれだけの仕事が出来れば充分過ぎるだろう。それなりのダメージをたたき込みながら、ほぼ確実に相手クリーチャー1体を除去することが出来るのだ。「踏み荒らし」などとはスタンスが違うが、上手くやれば呪禁持ちなんかも殺せるわけで、今後の肉肉殴る殴る環境ならば充分使える1枚である。そして、むやみにイラストが可愛いのである。にゃーん。

 

 

Garruk, Caller of Beasts 獣の統率者、ガラク (4)(G)(G) M

プレインズウォーカー・ガラク

<+1>:あなたのライブラリを上から5枚公開する。この方法で公開された全てのクリーチャー・カードを手札に加え、残りをあなたのライブラリの一番下に好きな順番で置く。

<-3>:あなたは手札から緑のクリーチャー・カード1枚を戦場に出しても良い。

<-7>:あなたは「あなたがクリーチャー呪文を唱えるたび、ライブラリからクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出しても良い。その後、あなたのライブラリを切り直す」という紋章を得る。

【4】

 よってらっしゃい見てらっしゃい、新しいガラクさんのお通りだよ! やっぱり第1世代のプレインズウォーカーたちが新カードになると、ワクワク感もひとしおですよね。これでガラクさんは4枚目のバリエーションとなり、ジェイス・チャンドラと並んで最多枚数となっている。うちわけだとアジャニ3,ジェイス4,リリアナ3,チャンドラ4、ガラク4なので、割と仲良く成長はしてるんだよね。

 さておき、このガラクである。既に6マナというコストだけで不満がでるのは避けられないのだが、6マナには6マナなりの理由があるのだから、毛嫌いせずに見てみよう。実際、能力の堅さでいえば圧倒的である。何しろプラス能力が「獣狩り(ZEN)」の上位能力。プラス能力のくせに最大5枚ものアドバンテージというのはイカれた性能なのは間違いない。1度起動すれば忠誠値5まで伸びるので、それなりに生き残れるというのも評価が高い。

 そして、登場したターンにプラスを使ってしまえば、次の小マイナスだけでも充分ペイ出来る、「劇的な入場(SHM)」能力。色が縛られるのでドムリさん以上に使いにくい側面もあるが、どうせ6マナガラクを入れるのだったらデッキコンセプトは固まっているはず。軽いクリーチャーなら素出しすればいいのだし、とにかくプラス能力からの展開に不自由を感じさせない、クリーチャー大好きなガラクらしいサポート。小マイナスを使う必要が無いのなら、たまりまくったアドバンテージからの究極奥義でデッキは極限までファンタスティックなものになる。ゆがみきった「野生のつがい(PLC)」のごとき能力は、色の制約すら飛び越え、あらゆるクリーチャーを全自動で戦場に送り込む。まぁ、奥義なのだから当然「使えばゲームエンド」だ。

 ふむ、プラス能力がキモとなるカードなので当然デッキは選ぶだろうが、6マナだと割り切ってしまっている分、余計なことを考えずに専用のデッキを組むことが出来る。「どこでも使えてとにかく入れないといけない」という節操のないデザインよりも、こうした「俺のデッキを組め!」タイプのわがままさんの方がプレインズウォーカーとしてはよっぽど好感が持てるのである。何がいいって、そこまで値段が高騰しないだろうから、それなりにコンボスキーなどに愛される存在になりそうなこと。是非ともドムリさんと手を組んだスーパー肉肉デッキで活躍して欲しい。数年後、そこにはガラクと仲良く野原を駆け回るエムラクールさんの姿が!

 

 

Groundshaker Sliver 鳴動スリヴァー (6)(G) C

クリーチャー・スリヴァー

5/5

あなたのコントロールするスリヴァーはトランプルを持つ。

 重い。以上。……いや、5/5トランプラーだし、その前に絶対に他のスリヴァーがでてるわけだから、多分もう少し強いクリーチャーが降ってくるのは間違いない。でも、スリヴァーデッキに7マナ域っているかな。そしてその時点でのトランプル付与はいるかな。……まぁ、基本セットドラフトの環境が重くなるのであれば。「冠角獣」ってやっぱ強いよね。

 

 

Hunt the Weak 弱者狩り (3)(G) C

ソーサリー

対象のクリーチャー1体に+1/+1カウンターを1つ置く。その後そのクリーチャーは、対象の、あなたのコントロールしていないクリーチャー1体と格闘する。

 下準備が面倒だった「突然変異の捕食」と、その下準備のための「力の噴出」がセット販売されたようなカード。緑色の除去なので当然価値は高く、除去しただけでは終わらない汎用性もあるので、現在基本セットで活躍している「捕食」と比べても充分戦えるくらいのスペルにはなっている。ただ、おっかないのはこれの格闘がマストであるという点。緑なんだから気にならないとは思うが、せっかくカウンターが置けるのに相手に接死持ちしかいない、なんて事態になるとちょっと残念。いや、杞憂だろうけども。

 

 

Into the Wilds 荒野への突入 (3)(G) R

エンチャント

あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリの一番上を見る。それが土地・カードであるなら、それを戦場に出しても良い。

 二度目の収穫(7ED)」がマイナーチェンジしたようなカード。効果を考えると大体同じようなものだが、追加で土地を置ける分だけこちらの方が強化されていると見てもいいだろう。当然、ライブラリトップをいじるカードとの相性がいいわけだが、現在はそうしたカードがあまり無い。「ドムリ・ラーデ」で土地をチラ見すると次のターンの効果が確定してちょっと嬉しい気分になるが、実はなんの得もしてないので注意が必要だ。追加セットランド、追加ドローの効果は特にデッキをいじらずとも強いので、どんなデッキでも放り込んでおけばそれなりの仕事をしてくれる。期間は短いが、奇跡カードのヒット率を上げてくれるなんてオプションもあるので、そういうコンセプトデッキを作ってみるのは面白いかもしれない。

 

 

Kalonian Hydra カロニアのハイドラ (3)(G)(G) M

クリーチャー・ハイドラ

0/0 トランプル

〜は+1/+1カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。

〜が攻撃するたび、あなたのコントロールする各クリーチャーの上に置かれている+1/+1カウンターの数を2倍にする。

 あの手この手で売り込みを続けるハイドラ軍団の大本命が登場した。これまでのハイドラは「でかくなります! とにかくでかくなります!」というのが売りだったわけだが、今作はついに、回りのクリーチャーのサポートにも尽力できるようになった。まぁ、仕込みの時点でカウンターが必要なのでゼガーナさんに相談しに行くのは必須項目だが、「雲ヒレの猛禽」や「反逆の混成体」を並べたところに降臨すれば、そこからのめくるめくカウンターライフは実にエンジョイフル。「円環の賢者」あたりをベースにブン回すシミックに新しい波を起こして欲しいものである。リミテッドだと「獣の代言者」あたりを用意しなければ結局は一人上手だが、5マナ8/8トランプラーの時点で色々終わってるので、単騎駆けでなんの問題も無いです。

 

 

Kalonian Tusker カロニアの大牙獣 (G)(G) U

クリーチャー・ビースト

3/3

 こちらも歴史的な事件である。ついに単色2マナで3/3が実現した。過去の先輩である「番狼(RAV)」さんや「議事会の召集」さんから続々と祝福のメッセージも頂いている。「ガラクの仲間(M12)」がコモンで初めて登場したときも割と驚いたものだが、クリーチャー世界は日々進歩を続けているのである。まぁ、おかげでそこまで劇的な登場になってないのが可哀想だけども。更に一歩進んで「皮背のベイロス(WWK)」までいくと洒落にならんけどな。

 

 

Manaweft Sliver マナ編みスリヴァー (1)(G) U

クリーチャー・スリヴァー

1/1

あなたのコントロールするスリヴァーは「(T):あなたのマナ・プールに好きな色のマナを1点加える」を持つ。

 単なる「宝革スリヴァー(TSP)」の新規版なので、らせん当時のスリヴァーデッキのように、「スリヴァーをかき集めたら色がまとまらない! どうしよう!」というお悩みをたった1枚で解決してくれる。もちろん、たった1枚引かないだけでデッキが瓦解するカードでもある。リミテッドならコイツ単体でもものすげぇハイスペックなマナクリーチャーとして使えるので、緑ユーザーならスリヴァーとか関係無く使って構わない。つまり、リミテッドでの争奪戦は必至。以前のように相手がスリヴァーデッキだったときに塩を送る心配がないので更に質が悪いカードである。しかも、ここ最近はずっとテンプレ化していた「漢字2文字+スリヴァー」という名前フォーマットにも反している。そりゃまぁ、名前に「マナ」が入ってる時点で諦めるしかないけども。ここで頑張れたら和訳班にも賞賛が送られたものを……まぁ、普通に「ハートのスリヴァー(TMP)」「魂のムチ打ちスリヴァー(TMP)」とかいましたけどね。今なら「心臓スリヴァー」とか「魂鞭スリヴァー」とか変な名前になってたのかなぁ。

 

 

Megantic Sliver 大身スリヴァー (5)(G) R

クリーチャー・スリヴァー

3/3

あなたのコントロールするスリヴァーは+3/+3の修正を受ける。

 でかぁーい! 説明不要ッ! とにかくこれさえおければスリヴァーは安泰だ。自身が6/6、回りには「集団的祝福」。6マナでも軽いくらいだ。その分、こいつを除去られた時のスリヴァーのがっかり感は異常。リバウンドで1/1スリヴァーなんか死にかねない勢いである。よし、とりあえず「無限反射」を用意してくれたまえ。「身分詐称」でもいいぞ。

 

 

Oath of the Ancient Wood 古樹の誓い (2)(G) R

エンチャント

〜か他のエンチャントがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは対象のクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1つおいても良い。

 今セットの共通ギミックの1つであるエンチャント応援を緑のお約束で処理したもの。カウンターが乗るのは悪い話じゃないが、そのためにわざわざエンチャントデッキを組むというのも妙な話なので、存在としてはかなり地味。まぁ、好きなクリーチャーが「ヤヴィマヤの女魔術師(10ED)」になる、と思えば悪くないんだろうけども。一応、黒に与えられたエンチャント応援ギミックがクリーチャーだったのに対し、これ自体もエンチャントなのでデッキ全体のコンセプトはまとめやすくなってはいる。でもなぁ、緑のOathっていう名前のエンチャントとしてはインパクトなさ過ぎるな。

 

 

Predatory Sliver 捕食スリヴァー (1)(G) C

クリーチャー・スリヴァー

1/1

あなたのコントロールするスリヴァーは+1/+1の修正を受ける。

 あの「筋肉スリヴァー(TMP)」の完全上位互換である。マッスルさんはフツーに2マナ2/2でも充分だったせいでスリヴァーが関係無いストンピィにまで乱入するという傍若無人ぶりを見せつけた。その悪夢が再びここに蘇ろうとしているのだろうか。M13にいた「森林群れの狼」がこいつの前振りだったと考えると、狼さんが可哀想すぎる。さぁ、レッツスリヴァー。

 

 

Primeval Bounty 原始の報奨 (5)(G) M

エンチャント

あなたがクリーチャー呪文を唱えるたび、3/3で緑の、ビースト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、対象の、あなたがコントロールするクリーチャーの上に+1/+1カウンターを3つ置く。

土地があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは3点のライフを得る。

 神話だから何をやってもいいシリーズ。これさえおけば、もう、何をやってもとにかくボーナス。土地のプレイにすらご褒美があるあたりが徹底している。緑は毎度毎度アホなエンチャントを用意するのがお約束だったのだが、今回は流石にアホが突き抜けたので洒落にならなくなったパターンである。現時点でもこのコスト域の緑エンチャントは「死の存在」「死橋の詠唱」と間違った方向に完成度が高いので、いっそのこと「6マナエンチャントデッキ」とか作ってみるのはどうだろう。「森での迷子」が5マナなせいで入れられないのが口惜しいな!

 

 

Rumbling Baloth 轟くベイロス (2)(G)(G) C

クリーチャー・ビースト

4/4

 ついに時代はここに到達した。コモンで4マナ4/4バニラが実現したのである。過去にもマルチカラーになれば「ロウクスの粗暴者(ARB)」がいたが、単色デメリット無しはこれが初めて。かつてはアンコモンレベルでも「イラクサの牙のジン(MIR)」のようにデメリットがついていたのだから、この進歩は感慨深い。先達となった「イラクサ豚(AVR)」や「聖鐘の僧団(9ED)」も感涙ものである。……冗談抜きにでかいな。「ホロウヘンジの獣(DKA)」といい「破滅のワーム」といい、最近緑のバニラ業界がアツい。

 

 

Savage Summoning 凶暴な召喚 (G) R

インスタント

〜は打ち消されない。

このターン、あなたが次に唱えるクリーチャー呪文は、あたかも瞬速を持つかのように唱えられる。その呪文は打ち消されない。そのクリーチャーは、追加で+1/+1カウンターを1つ載せた状態で戦場に出る。

 斥候の警告(FUT)」の緑バージョン。元々「急かし(GPT)」から派生した「カードインスタント化計画」と、緑が得意としていた「力説(TOR)」のような「打ち消されなくなる」カードの融合型だ。ただ、それだけだとどうしてもアドバンテージロスが気になってしまうため、カウンターがおまけとして搭載されるようになった。効果が狭いので(むしろ対戦相手の)デッキを選ぶが、好きなクリーチャーがわずか1マナの追加で瞬速を持ち、ちょっと大きくなるというのはなかなか強力。コンバットトリックとして運用出来るようになるのでそれだけでアドバンテージに繋がるし、187能力持ちと組み合わせれば更に選択肢は増える。どうあがいてもカウンター出来ない上にタイミングがシビアなので、ソーサリー除去などでも対応しにくい。コントロールにとっては、「あんまり使われないだろうな」と重いながらも常に気にしなければいけない面倒な1枚である。

 

 

Sporemound 胞子塚 (3)(G)(G) C

クリーチャー・ファンガス

3/3

土地があなたのコントロール下で戦場に出るたび、1/1で緑の、苗木・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

 地に種(SOK)」を内蔵した菌類。土地を置くだけでサクサク出てくるトークンは片手間作業としてはかなりのスペックなので、リミテッドなら重宝する数の暴力。ただ、こいつ自身が5マナであり、そのあとに置ける土地の枚数は限られているため、過度の期待はしない方がいいのも事実。出来ることなら「青銅嘴の恐鳥」みたいな何らかのシナジーを見込んで使いたいところである。しかし、これって書式上は完全に上陸だよな。キーワードとしては使えないのに無理矢理導入するのもいかがなものか。

 

 

Vastwood Hydra 巨森のハイドラ (X)(G)(G) R

クリーチャー・ハイドラ

0/0

〜は+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。

〜が死亡したとき、〜の上に置かれていたのと等しい数の+1/+1カウンターを、あなたのコントロールする好きな数のクリーチャーに分配してもよい。

 今回の第2ハイドラ枠。神話に「カロニアのハイドラ」、レアにこいつとハイドラ2枚体制であり、基本セットのハイドラ推しが強くなっている。コストだけを見ると割と重い。今のご時世2マナ+Xマナだったら空を飛ぶクリーチャーが出せてしまうわけで、単なるハイドラでX2はやや重い。ただ、基盤戦力として頼りない分アフターケアが充実しており、こいつが死んでもせっかくマナを払って手に入れたカウンターはその後もリサイクル出来るという。うん、ありがたいのは間違いないけど、生きてるうちにもう少し頑張って欲しかった。もしくはいっそのことX2でカウンターをX個ばらまけるソーサリーの方が話が早かった。「ハイドラってでかいし強いけど、除去耐性無いよねー」という不満を、そういう方向で解決して欲しかったわけじゃない。

 

 

Voracious Wurm 大食のワーム (1)(G) U

クリーチャー・ワーム

2/2

〜は+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。Xは、このターンあなたが得たライフの値である。

 緑のおおっぴらな趣味であるライフゲインを応援するワーム。いくらか似たコンセプトのクリーチャーは過去にも存在しており、何故か相手がライフを得ると大きくなる「カヴーの捕食者(PLC)」なんかはこの系譜かもしれない。このクリーチャーと「勇士の再会」をぶち込めば4マナで9/9クリーチャーが爆誕するわけですよ。今回は白にもライフゲイン応援カードがふんだんに盛り込まれているので、謎の「ライフゲインデッキ」を構築した場合にはフィニッシャーになる可能性がある。そして、別にそんなデッキでなくても熊だから最低限の仕事はしてくれるっていう。こんなちっちゃいワーム、認めたくないものだな。

 

 

Witchstalker 魔女跡追い (1)(G)(G) R

クリーチャー・狼

3/3 呪禁

いずれかの対戦相手が青か黒の呪文を唱えるたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。

 敵対色ヘイトクリーチャーの緑版。ここに呪禁を用意してくるあたり、汚い、緑汚い。3マナ3/3で青黒に強いといえば、殺戮のコントロールキラー「大貂皮鹿(M10)」と同じステータス。流石にこいつはカウンターされないなんて防御力はないが、うまく出だしをくぐり抜けることさえ出来れば、あとは除去で死なず、相手が動けば動くほど大きくなる恐るべきディミーアキラーとなってしまう。正直、青や黒のデッキがこれにどうやって対応したらいいのかは想像がつかない。「遠隔/不在」みたいな対象取らない除去でなんとかするしかないけど……かなり手間取りそう。イラストだけ見たら狼っていうより猪みたいな鈍重な見た目のくせにさ。

 

 

Woodborn Behemoth 森生まれのビヒモス (3)(G)(G) U

クリーチャー・エレメンタル

4/4

あなたが土地を8つ以上コントロールしている限り、〜は+4/+4の修正を受けるとともにトランプルを持つ。

 ベイロスの林壊し(ZEN)」の親戚みたいなアンコモン。あちらはデフォが4/4で、上陸すると8/8トランプラーになったが、こちらは土地を置き続けると突然8/8トランプラーで固定される。「林壊し」が上陸するためにはどうせ7枚目の土地が必要だったことを考えると、非常に似た能力に見える。8枚目の土地と言われても現実感は薄いかもしれないが、リミテッドならどうにかなるものだ。5マナ4/4なら別にテンション低いままでも特に問題はないのだし、「緑だしー、土地並ぶしー」という自信があるならば、問答無用のフィニッシャーになってくれる。最近は土地を戻したり割られたりする心配もほとんど無いし、結構安定感あると思う。

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