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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 落ち着かない作画! 第60話。昴を中心に等身がおかしいから安定して描くの意外に難しいんだなぁ。エピソード的にも、このあたりのお話って捨て回なのかしらねぇ。1期でいえば遺跡編あたりだからな……せっかく昴が大技を見せたのに、エフェクトしょぼしょぼだったのでなんか可哀想。バンクと繋がってるシーンなんかは不憫さもひとしおである。

 ようやく訪れた昴メイン回。せっかく2期を代表する新キャラとして出てきたのに、これまでなかなか活躍の機会も与えられず、次第に「お前、何で着いてきてんの?」と思われるようになる始末。これじゃせっかく復活した鋼鉄聖闘士も浮かばれない。今までの不安定さを振り返ると、とにかく昴というのは「背景のない」キャラだったのが一番の問題だったように思う。突然光牙の下に現れて勝負を挑んだかと思ったら特に活躍することもなく退けられ、怨敵パラサイトとの戦いでも目立った活躍もなくやられるのが仕事。そのくせいつの間にか光牙に懐いて着いてくるようになり、要所要所で光牙を発憤させる大事な仕事を任されていた。どこまで行っても「何でお前偉そうなの?」「何で着いてきてるの?」が離れないキャラだった。

 しかし、ようやく今回のエピソードで最低限の補強は成されたようである。補強された要素は大きく2つ、「大義名分」と「強さ」。なんの背景も無しに口だけで戦ってきた昴だったが、今回、養成所時代のお友達、エルナを失ったことで、そこに初めて正義の心、仲間を思う力が生まれた。振り返ってみると対パラサイト戦で直接的な死人が出たのってエルナが初めてな気がするのだが、そんな大きな犠牲のおかげで、多少なりとも昴の動機が下支えされるようになった。まだ過去については謎も多いのだが、「スチール聖闘士全員の期待と願い」を背負うという使命が与えられたことで、ようやく「正義のヒーロー」の準備が出来たことになる。

 そして、「強さ」についてはこれまで「何となく臭っていた」要素が今回ようやく開花した。新しく友の思いが宿った聖衣をまとい、小宇宙を燃え上がらせた昴は、「今まで見たこともないような」強大な小宇宙をまとった。その力は、あのハティさんを圧倒するほどである! …………うん、まぁ、そこまで凄いって感じでもないのだが、それでも3級パラサイトを一撃(7撃?)で粉砕するくらいなら、聖闘士基準なら白銀以上ってことになる。なんの装備も無いはずの鋼鉄聖闘士としては破格の設定である。今まで何となく映っていたプレアデス星団もいくらか頼れる感じになってきた。……まぁ、お仲間のエルナが「僕らは守護星座が無いから」って言って頑張ってるのに堂々と星団を背負ってるのはどうかとも思ったけども。そもそも昴の守護星にスバル(プレアデス)が絡んでるんだとしたら、それって牡牛座になるってことなんじゃないのか。ハービンジャーさんが黙ってないぞ。

 まぁ、とにかくそんなこんなで昴に多少のてこ入れが成された回であった。そして、そのために配備された要素が大きく3つ。1つは、当然彼が育ったスチール聖闘士養成所のお話。元々どこにあった施設なのかはよく分からないが、パラサイトの襲撃を察知して移転した難民キャンプでは、恩師・ライオネット蛮とウルフ那智が待ち構えていた。自称「グレートティーチャー」蛮(CV稲田徹)は、持ち技ライオネットボンバーの切れもそのままに、なにやら無闇に豪放磊落な性格に。こいつ、こんなキャラでしたっけ? 生徒たちに「先生は現役時代にどんな活躍を?!」って聞かれたらなんて答えるんだろう。「雑魚兵士なら倒したよ!」っていうのかな……。多少ネタキャラ度は薄い那智さん(CV島田敏)は、大人しいので蛮よりも更に目立てない。一応必殺技デッドハウリングは見せつけてくれたが、その後クロノディレイドを喰らって「なんか身体が重い」と訴え、雑魚パラサイトに踏みつけられるという可哀想な役回り。いや、原作の役回りに比べればまだマシな方なのかもしれんが。見習いのエルナがディレイド環境下でも動けてたってことは、先生2人はエルナよりも小宇宙総量が少なかったってことですよね……まぁ、引退した身だから……。先代が生きていても守護星座って引き継がれるものなんだよねぇ。「いつ守護星座のお導きがあるか分からない」って、そういうもんなのかよ。

 結局、蛮・那智の2人は聖衣を手放してしまっているわけで、今回純正聖衣をまとっていたのは光牙だけ。今回2つ目のファクターは「聖闘士にとって聖衣とは何か」という部分である。冒頭、ハティさんの攻撃を完全に舐めプで止めて見せた光牙さんだったが、鋼鉄聖衣は「ブラッディレイン」でズタボロ。「使えねぇ聖衣だ」とおざなりに扱っちゃう昴に蛮先生も激怒である。でもまぁ、スチールの場合は全員デザインが一緒の大量生産品だからなぁ。何となく扱いがぞんざいになるのも分かる気はする。でも、多分剣道部の学生が防具を適当に扱ってたら顧問の先生は怒るだろう。多分スチール聖闘士の聖衣もそんなもん。なかなか愛着が湧かない聖衣の扱いは、「親友の願いが込められた遺品」という設定をつけたしたので万事OK。来週以降は作画班がちゃんと左肩の星マークを忘れずに描いてくれることだろう。何故エルナから聖衣が移動する過程で色が変わったのかは謎だが、「多分その人の属性によって聖衣の色が変わるんじゃね?」とか適当なことを言っておく。いや、多分属性の設定とか無いと思うけども。

 で、そんな昴さんたちを相手取るのが、3番目のファクターとなるハティさんなわけだ。前回登場時は屈指のネタ回だったにも関わらずそれに負けない個性で頑張って戦ってくれたハティさんだが、今回もその情けなさを遺憾なく発揮し、パラサイトの俗っぽさを余すことなく見せつけた。雑魚敵のくせに作中でキャリアキャリア言い過ぎだろが。パラサイトってそんなに査定が厳しい組織なのかよ。いっぺん負けたくせにもう一回「神殺し」に戦いを挑む時点で無茶なミッションなのに、多分仕事の量は割と多い。労災も降りないだろうし、ハティさんは出世したいならもう少し別な組織を考えた方がいいと思うぞ。いや、でも恰好良かったですよ。「最強の鎧の防御力を過信する敵を倒すため、鎧の同じ部分を何度も攻撃して打開する」って、完全に主人公サイドのアクションじゃないですか。今回は光牙が完全に「偉そうな先輩」でしかなかったので、それをなぎ倒したハティさんの業績は評価したい。「ニュー聖衣に傷つけたんですよ」だけでも年俸査定にプラスあげていいだろ。一応聖闘士候補生のスチール軍団を大量に石化するっていう仕事もしたんだし、今のところ一番有能な3級はハティさんである。今回やられエフェクトがすげぇ巻き進行だったせいで倒されたのか撤退したのかよく分からないが、多分また逃げたんだと思うので、次こそはそのあふれ出る出世欲で一旗揚げてほしいものである。そういや「耳がめっちゃいい設定」とかもあった気がするけど、今回は冒頭で思い出したように使ってただけで、いまいち活かせてなかったな……よし、耳がいいなら「目を潰して視力を奪えば小宇宙が大きくなる」っていう裏技が使いやすいぞ。頑張れハティ。

 次回は避難したスチール民も含めて、一時パライストラへ集合するお話。次回予告のユナのジト目が可愛い。パライストラってイオニアさんにあれだけフルボッコされたのにちゃんと復旧して機能してるのが偉いよね。やっぱり先代では檄先生が一番有能。まぁ、次回の陣頭指揮を執るのは玄武みたいだけども。それにしても、こうしてみると指導者聖闘士たちはやたらと戦隊ものの悪役が多い(単に青二声優が多いだけだが)。玄武さんはボンバーザグレート、今回登場した蛮・那智もデュークオルグ・シュテンに第六の槍・サタラクラ。檄先生はタウザント様(ヨゴシュタイン)である。もう、各方面から地球侵略を始めればいいと思うの。


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