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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「アラタカンガタリ〜革神語〜」 5→3

 メインヒロインが彩陽だったのが良かったです。終わり。

 

 いや、だってそれくらいしか書くことが無い。なんだろう、すごく普通の少年漫画なんだろうと思ってみていたので、実際ほとんど予想を裏切らずに進行していたわけだが、どこを見ても特に心躍ることなく、ぬるっと進んでぬるっと終わってしまった。どっかで中身を知らない視聴者でもグッと引き込めるようなポイントがあれば違ったのだろうけど……ホントに何も無かったのがなぁ。なんか18週で打ち切られるジャンプ漫画みたいなアニメだった。

 上手くいかなかったことについてはなかなか振り返るのが難しいのだが、1つは結局敵側の組織が何を成したいのかがよく分からなかった、というのがあげられるだろうか。基本的に、主人公のアラタは「クーデターを巻き起こした重犯罪者」という設定に仕立て上げたはずなのに、なかなか殺しきれない詰めの甘さが謎。どうやら相手さんも一枚岩ではないし、実際に反目しあって寝返る結果になっちゃった奴とかもいるわけだが、姫殺しの重罪(の嫌疑)を持つ人間がのうのうと旅をしている時点であんまり本気に見えない。そして、アラタのたった一本の武器を打開するのに四苦八苦し、お前らみんな強いじゃん、と思われているはずなのに、何故か元の世界からアラタの変な友達を召喚するという荒技も見せた(そしてすぐ帰った)。今更他所の世界の人間が信用出来るほど、この国の政治組織が安定してるとも見えないんだけどな。

 いやまぁ、シナリオ上の疑問点についてはあまり問題じゃないんだけども。このくらいのシナリオで続いてる漫画は山ほどあるだろうし、こちらがあまり本気を出していなかったことが原因で、実は本筋を見れば割としっかり少年漫画してるのかもしれない。受け入れられなかった最大の理由は、「画がほんとに単調」ということである。びっくりするぐらい目を引かない。全てが予定調和であるかのように、「このシーンならこの画面」という決まりきったものばかりが(そこまで高くないクオリティで)流れてくるような状態で、せっかくの異世界ものなのにあまり世界観に差別化が図られているように感じられない。のっぺりとキャラ達が対話するので、最後の最後で感情移入がしにくい。バトルについても、ありがちな能力を振り回して根性で試合するだけなので、見るべきポイントとはなっていない。

 なんでこんなにのっぺりしてるんだろうな、と思って不思議に思っていたのだが、どうやら、今作はコンテ演出まで含めた大部分が海外のスタジオの協力で製作されているようだ。下請けだけでなくて実際の画作りにも海外スタジオが関わってくるのは案外珍しい気がするが、そうした人材はまだまだアニメで個性をはき出すような真似は出来ないので、どこかお仕着せのような、単調な映像になってしまったのだろう。こればっかりは残念ながらどうしようもない。せめてもう少しアニメ化に拘りがあれば、それなりに多角的にセールスポイントが作れた作品だとは思うのだが……。

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