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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 始まったぞ野郎共! 何とかかんとか視聴に成功。世の中熱意でどうにかなることもあるわけです。今後も継続して視聴出来るかどうか分からないが、出来る範囲で追い続ける所存。引き続き、当ブログは「日本一真剣に47都道府犬を考える」を目標にしていきたいと思います。

 




 さて、放送1回目の雑感だが、一言で言うと「思ったよりも悪くない」。いくつか難点はあるが、あくまで慣れの問題だし、旧作とは別世界のものであるとしてはっきりと区別出来れば、これはこれで充分魅力的なものである。今作の知名度が上がることで、副次的に旧作のDVDなんかが売れればしめたものだ。出来ることなら、リンクを密にして旧作の宣伝もガンガンやって欲しいところなんですが……何故か作品間での繋がりが見られないんだよなぁ。製作元が違うのかなぁ。

 先に、1話を見ての不満点を挙げておくと、当然のことながら「密度の薄さ」は気になるところ。旧作が1回につき30秒×2本というジェットコースター作品であり、わずか30秒の中で全てを賭けて輝きを放つ名古屋たちのおかげで奇跡的な完成度を誇っていたわけだが、今作は5分枠になり、オープンエンドが各1分、その間に1分のエピソードが3本収録される形だ。30秒も1分も大して変わらないだろ、と思われるかもしれないが、やはりスピード感、あの刹那的で殺伐とした空気は出ない。まー、考えてみれば旧作だって1話はそこまで暴れていたわけではないのだし、ここからどういう方向に作品が進行するのかはまだ未知数。がっかりするような段階じゃない。

 逆に、注目すべき期待ポイントも見てみよう。何とも逆説的な話だが、やはり時間が伸びたことにより、尺に余裕が出来て色々な話が出来るようになったのは大きい。「1話で1県をフィーチャーする」という旧作の枠が無くなり、今作は自由に色々な県がコミュニケーションを取れるようになった。序盤は当然紹介エピソードに尺を使うだろうが、より日常的な空気が楽しめるようになったのは良い点だろう。ある程度ほのぼの路線でいくのなら、こういう賑々しい雰囲気も悪くない。また、最低限の使命は忘れていないようで、ちゃんと1話目からデストラクションは発生している。割れて、潰れて、食われてこその都道府犬。今後もどのようなジェノサイドが繰り広げられるか、楽しみである。懸念材料だった3D作画についても、割とクオリティが高いので可愛らしさは出ている。旧作が持っていた「キモ可愛い」路線とは違って純粋にかわいい系に移行したのは賛否あると思うが、まだまだここから怪しげな犬が待ち構えているので、怪しさは今後に期待しよう。

 ちなみに、現時点で旧作との繋がりはオープニングテーマのみである。オープニングは、旧作PVで流れていたテーマソング「スウィンギンレビュー’47」のアレンジ、「Cartoon Swing’47」。残念ながらキャラが違うのでサビ部分の「食べたいなエビフライ」のあたりは無くなっているが、一応は旧作との接点であろう。また、オープニングは全ての県が一覧として登場しているので、旧作と違って最初から全ての県が明らかになっているのも特徴である。各県についてのまとめは追々作っていく予定だが、現在はとりあえず早見表をあげておく。

 

北海道・東北地区

北海道犬=牛乳

青森犬=ねぶた

岩手犬=南部鉄器

秋田犬=きりたんぽ

宮城犬=笹かまぼこ(伊達政宗)

山形犬=ラフランス(花笠)

福島犬=赤べこ

 

関東地区

栃木犬=餃子

群馬犬=上州だるま

茨城犬=栗

埼玉犬=草加せんべい

東京犬=ドジョウ(?)

神奈川犬=中華まん

千葉犬=はまぐり(?)

 

北陸・中部地区

新潟犬=米俵

富山犬=チューリップ

石川犬=九谷焼

福井犬=河内カブ

長野犬=野沢菜漬け

岐阜犬=さるぼぼ

山梨犬=甲州ワイン

愛知犬=ういろう

静岡犬=富士宮焼きそば

 

近畿地区

滋賀犬=忍者(?)

京都犬=湯豆腐(?)

三重犬=なが餅

大阪犬=ビリケンさん

奈良犬=鹿

兵庫犬=タコ

和歌山犬=柿

 

中国・四国地区

鳥取犬=梨

島根犬=出雲大社

岡山犬=きび団子

山口犬=金魚ちょうちん

広島犬=牡蠣

愛媛犬=いよかん(?)

香川犬=タライうどん

高知犬=かつお節

徳島犬=サツマイモ(鳴門金時)

 

九州・沖縄地区

佐賀犬=ムツゴロウ

福岡犬=太宰府天満宮

長崎犬=ちゃんぽん

大分犬=関サバ(?)

熊本犬=れんこん

宮崎犬=マンゴー

沖縄犬=ゴーヤ

鹿児島犬=薩摩揚げ

 

 割と予想が間違ってたけど、まぁ、言われてみれば納得出来るものが多い。「?」がついてるのは判断が微妙なもの。千葉はデザイン的にハマグリだと思うのだが、そこまで名産なのか知らない。滋賀はどう見ても忍者なのだが、旧作と被っているのはどうなのか。京都は調べてみたら湯豆腐の名店があるらしいのだが、そんなにメジャーなのだろうか。愛媛はミカンじゃないから多分「伊予」柑でいいはず。大分は魚だったら何でも合ってそうだけど、知名度からいうとやっぱり関サバだろう。

 

以下、各エピソードまとめ

 

○第1話 「だるまさんがころんだ」

登場犬:群馬、茨城、兵庫、福島、沖縄

 記念すべき初回エピソードは、メインとなるであろう5人の交流が描かれ、主人公・群馬犬を描いたもの。5人で仲良く「だるまさんが転んだ」をやっていると、兵庫が地方差を持ち出してやいやい言いだして、最終的には「だるまさんが転ぶ」というオチである。ほのぼのしてます。

 メイン5人の顔見せ的な意味合いが強いので、せっかくなので1人ずつ見ていこう。まず、主人公の群馬だが、声のイメージそのもので非常に可愛らしい。まるっとしたデザインに黄色というカラーリングのおかげで、冷静に見れば割とシュールなのに何故か可愛らしさが先行するのは、やはり小倉唯ボイスの魔力だろうか。主人公なのだからしゃんとして欲しいところだが、茨城と兵庫のもめ事に対して「僕転ばない!」と的外れな返答をしてるあたり、ちょっと天然が入っているのかも。ちなみに、こんな声でも「僕」なので男の子のようだ。

 後のエピソードでメインを務める茨城は、5人の中では闊達な方。よくしゃべるし、割とはっきりしたタイプ。群馬のパートナー的ポジションだとするなら、かき回し役、旧作の福岡ポジションになるだろうか。兵庫は関西初レギュラーキャラだが、まー、よくあるイメージ通りの関西人。いらちでずけずけ物を言う。ただ、声が可愛いのでおっさんみたいな容姿とのギャップがでかい。3Dでぬるぬる動くのが可愛いような、キモいような。残り2人はのんびり枠で、ゆるゆる動く福島は話し方も含めて旧作の静岡に近い。一人称は「僕」なので男の子。何故かエンディングでは彼が1人で走り回る映像になっており、当然のように2足歩行をはじめるのは既に様式美。5人目、沖縄は今回ほとんど出番が無かったのでまだ分からないことが多いが、花飾りをつけていることを考えれば女の子。しゃべり口調は非常にのんびりしており、旧作の愛媛か山梨ポジションだろうか。だるまさんが転んだをやっているはずなのに、ほとんど動いてないのがポイント。

 

○第2話  「ナンバースリーはだぁーれ?」

登場犬:群馬、茨城、栃木(星野貴記)、埼玉(チョー)

 ネットなどではお馴染み「関東圏の序列」エピソード。よくネタにされるこの話題、そういえば「絶望先生」の久米田もこの話題をよく使ってたよね。大体栃木やグンマーの自虐ネタに使われることが多いが、実際に地元民はどう思っているのだろう。

 茨城によって集められた群馬と栃木。議題は「ナンバー3を決めよう」である。「東京がナンバー1,神奈川がナンバー2なのは仕方ないが、ナンバー3を千葉と埼玉が争っているのは許せぬ」と奮起を促す。3人でのお国自慢合戦を始めるわけだが、いまいち状況が分かっていない栃木は「えーと、苺うまかんべ……」と考えたところで茨城がシャットアウト。更に、群馬には意見を聞いておきながら、ノータイムで「はい終了」。茨城は割と勝手な奴。「どうせキャベツとかこんにゃくいもだっぺ?」と嘲るように言う茨城に対し、「そっちは何があるんだ」と異を唱える群馬に、茨城は「空港も海もあるからスケールが違う!」と差をアピールする。結局、そんなことでは決定打にはならず、3人は喧々囂々の言い合いをはじめるが、それを遠くで眺めていた老獪な埼玉は、「共倒れを待つのが一番だいね……」とほくそ笑むのであった。

 お約束ネタながら、「ご当地犬」としての矜恃が感じられる真っ当な都道府県エピソードである。中心に立った茨城の自分勝手な振る舞いと、それにぷりぷり怒る群馬の表情が見どころ。群馬が「えぇ〜〜!」と驚くところとか、「それだけで勝ったと思ってる!」と憤る表情がいちいち愛らしい。栃木はせっかくの初登場なのに、なんかぼんやりしてていまいちキャラが売り込めずに残念である。まー、餃子犬に何が出来るのかって話だが。そして、陰から見守る埼玉の悪辣さが、CVのチョーさんのおかげでかなり愉快な仕上がり。実際、埼玉と千葉って北関東3県のことはあざ笑ってそうだよね。

 

○第3話 「意外と頑丈だよね」

登場犬:埼玉、群馬、兵庫

 草加せんべいで出来た埼玉をフィーチャーするエピソード。埼玉はどうやらおっさんキャラらしく、サッカーボールをぶつけてしまった群馬に対して「子供は元気が一番!」と優しく接している。割と物わかりのいいおっさんである。ちなみに登場時の台詞は「そうかそうか、草加せんべいかー、なんつって」(独り言)。おっさんギャグである。

 埼玉にサッカーボールをぶつけてしまった群馬、謝ったら快く許してくれたので問題にはならなかったが、そのせんべいボディが意外に頑丈なことに驚く。「こう見えて堅焼きだかんね」と得意がる埼玉に、群馬は突然の頭突き。「どれくらい頑丈なのか知りたくて」と申し訳なさそうにする群馬に困惑する埼玉。でも、だるまヘッドの頭突きでも割れない堅さは本物である。その後、群馬と遊んでいた兵庫が合流し、「あんたとサッカーやっててもおもんないわ」と容赦無い一言を浴びせる。まぁ、どっちがボールかわからねぇような状態だからな……。それを聞いた埼玉は「おぢさんが遊んであげようか? 埼玉はサッカー王国なんて呼ばれていたこともあって……」と軽いご当地トークを繰り広げるも、「あんたは見るからに運動不足のおっさんやん」とにべもない一言。ショックのあまりひびが入る埼玉。「メンタル弱すぎやろ、おっさん」の一言で,見事に割れてしまいましたとさ。

 安定のデストロイオチでちょっと嬉しい。ただ、実際に割れたシーンは描かれていないので、この後埼玉がどうなったのかは分からない。旧作では子供たちの遊びといえば野球が定番だったが、今作ではサッカーをプレイしているようだ。兵庫は「おもんない」と文句を言っているが、そもそも群馬とサッカーをやろうと言い出す時点でおかしいだろ。とてもじゃないけどボールを蹴ることが出来るようには見えないぞ。兵庫は8本ある足を器用に動かしてボールを操っているし、「だるまさんがころんだ」の時にもぴょんぴょん跳ねて意外な身軽さを披露している。この辺がぬるぬる動くあたりは3Dの良さか。しかし、中の人的には全国着ぐるみ巡業で圧倒的ボディを誇るチョーさんに「運動不足のおっさん」というのも、なんだか抵抗があるよね。毎朝起きてから10キロ走るらしいぞ。

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