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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Akroan Jailer アクロスの看守 (W) C

クリーチャー・人間、兵士

1/1

(2)(W)(T):対象のクリーチャーをタップする。

 テーロス次元の中の軍事国家、アクロスはギデオンさんの出身地。彼の無骨な性格も丁々発止の軍事世界だったからこそのものなのだろうか。そんな世界の看守は現代風にかなり調整されたタッパー。ここ最近はこうした起動型能力での無制限タッパーは強すぎるってんで数を減らす傾向にあったのだが、今回は起動コストを調整することでコモンでの参入を可能にした。使ってみればやっぱりタッパーだから、それなりに使えるのは間違いないだろう。現在そこそこ使われている「ドロモカの砂丘唱え」の起動コストだって、多少重いことには目ぇつぶってるわけだしね。しかし……こんだけマッチョでも1/1は1/1なんだよなぁ。

 

Ampryn Tactician アンプリンの戦術家 (2)(W)(W) C

クリーチャー・人間、兵士

3/3

〜が戦場に出たとき、あなたのコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。

 187で「栄光の突撃(M13)」がパッケージされた中堅コモン。能力は使い切りだし、「黄金夜の指揮官(AVR)」みたいなカードと比べると小物感は否めないが、コモンなんだからこのくらいだろう。「栄光の突撃」系のカードは、前提としてクリーチャーを横に並べる必要があり、そりゃ上手くいった時には無類の強さを発揮するが、実際にはなかなかシチュエーションも整わず、手札に抱えてやきもきすることが多い。結局サイドボードから出てこられない時もしばしばだ。その点、こいつならはいいとこ取りなので、とりあえず肉としてデッキを埋めておき、先行部隊の様子次第でフィニッシャーにもなるという両面作戦が取れるのである。意外にキーパーツになるのかもしれない。なお、イラストのシーンの後、この戦術会議の様子はジェイスのテレバスでものの見事にすっぱ抜かれ、アルハマレットさんの交渉材料としていいように使われた模様。大したことないな、戦術家。

 

Anointer of Champions 勇者の選定師 (W) U

クリーチャー・人間、クレリック

1/1

(T):対象の攻撃クリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。

 「歴戦の歩兵(M11)」の種族変更再版。かつて、白にはこうして直接ステータスを挙げるシステムクリーチャーがたくさんいたものだが、最近はリミテッドを意識してセットが作られるために、そうしたフォーマットで猛威をふるうこの手のシステムは制限される傾向にある。「兜蛾(CHK)」とかトップコモン扱いだし、「幽霊の管理人(10ED)」もやたら強かったので、そりゃしょうがない。今回は、かつての雄である「歴戦の歩兵」が再版されたわけだが、リミテッドを意識してアンコモンになっている。10年前の世界に戻って「あいつ、アンコになったんすよ」とか言ったら、「どんだけクリーチャーデフレが進んでんねん」って思われそう。え? 「ワイルーリーの狼(6ED)」? 知らない子ですね。とりあえずリミテッドならアンコクラスの活躍を充分見せる。ワンパン勝負の高名クリーチャーのサポートのために1ターン目における「装備品」としては最良のものだ。

 

Archangel of Tithes 徴税の大天使 (1)(W)(W)(W) M

クリーチャー・天使

3/5 飛行

〜がアンタップ状態である限り、クリーチャーはそのコントローラーが各クリーチャーにつき(1)を支払わない限り、あなたやあなたのコントロールするプレインズウォーカーを攻撃できない。

〜が攻撃している限り、クリーチャーは、そのコントローラーが各クリーチャーにつき(1)を支払わない限り、ブロックできない。

 今回の神話天使。大天使とかいう割には4マナとお手軽で、色拘束を気にしなければ手軽にデッキイン出来てしまう謎のフレンドリー設定。ステータスはそこそこだが、そこに内包されているのはいかにも白らしいわがままの極み。こいつが見ている間はプチ「プロパガンダ(TMP)」であり、余計な支払いは相手の家計を圧迫する。攻撃に回ると攻撃監査能力こそ無くなるものの、今度はブロック時に納税を要求してくる。どうせ殴れないから、と立っていた連中も法外なショバ代に困惑すること間違いなし。ま、ゲーム終盤だとマナが余り始めるのでそこまでの影響力はないのだが、そのための4マナ。勝負のキーとなる4ターン目に出るからこその強さ。相変わらず天使はこすっからい。タフネス5な上に「焙り焼き」が効かないっていう除去耐性の高さもなんとかならないものなのか。

 

Auramancer/オーラ術師(M14)」 C

 エンチャントテーマなら当然この人。手軽なアドバンテージ、そしてレベッカ・ゲイのイラストがいつの時代も輝くのである。

 

Aven Battle Priest エイヴンの戦僧侶 (5)(W) C

クリーチャー・鳥、クレリック

3/3 飛行

〜が戦場に出たとき、あなたは3点のライフを得る。

 登場時の地味な印象に反し、赤単などのアグロ相手のサイドボードで大活躍中なのが「アラシンの僧侶(FRF)」。2/2を優しく受け止められるタフネス3と、確実に死を遠ざける3ライフが人気の秘密。そしてこのクリーチャーは、そんな僧侶の魅力をそのままに、パワーが2もあがり飛行を手にした超豪華版。こりゃ確実に引っ張りだこ間違いなしだ! …………コストは3倍だけど。うん、その段階での3ライフはそこまで求めてないかな……。「慈悲の天使(10ED)」っていう大先輩がいるので、そこでまず癒し系とは何なのかを学んでくるべき。リミテッドなら、まぁ、一応。

 

Blessed Spirits 祝福された霊魂 (2)(W) U

クリーチャー・スピリット

2/2 飛行

あなたがエンチャント呪文を唱えるたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。

 エンチャントシステム支援クリーチャー。3マナ2/2フライヤーというリミテッドの雄であるステータスに加え、そこにサイズアップの可能性を秘めるシュートなアタッカー。こいつがいるだけでちょっと性能が劣るオーラでもデッキインしちゃっていいかな、っていうとんでもない間違いもしでかしそう。何しろ「聖なる力」レベルでもこいつにはれば4ターン目にパワー4フライヤーでどつけるのである。今回黒にある「冥府の傷跡」ならパワー5だ。イラストは平和的なのに、なんかエグい。

 

Celestial Flare/天界のほとばしり(M14)」 C

 構築での活躍実績もある堅牢な除去。今回のフレーバーテキストは的確にイラッとさせてくれる。ギデオンさん、ナチュラルに中二病してそうでヤだな。

 

Charging Griffin/突進するグリフィン(M14)」 C

 当時のリミテッドでは主力を担うことになった優秀なフライヤー。ちなみに今回のコモン蜘蛛はタフネス4。うーん。

 

Cleric of the Forward Order 前線の僧侶 (1)(W) C

クリーチャー・人間、クレリック

2/2

〜が戦場に出たとき、あなたのコントロールする〜という名前のクリーチャー1体につき2点のライフを得る。

 今回各色に与えられた「同じカードをかき集めると強いよ」サイクル。これらのサイクルは全てコモンで与えられ、主にリミテッドで枚数をかき集めることによりその強さが増し増していくのが共通仕様。オデッセイにあった「噴出」シリーズに近いイメージだろうか。そんなサイクルの白は素直な熊。そして187でとりあえず2ライフをプレゼントしてくれるのはほぼ確定なので、元々あんまり無かった「ありがたい老修道士(10ED)」のありがたみはほぼゼロに。更に立て続けに出せば4点、6点と膨れあがっていき、2マナの白熊としては破格のパフォーマンスを発揮する。とはいえ、やっぱりしょせんライフゲイン。「孤独な宣教師(ROE)」と比べてもそこまで突出したパフォーマンスとは言えない。そして白熊は序盤には殴りに行って敵と相果てるところまでが仕事の一環なのだから、わざわざ後続を待つためにつったってるのもアホらしい。ライフゲインはあくまでおまけとして、リミテッドでは序盤の数合わせ要員としてちょこちょこ引いておき、もし手を結んでいる瞬間が見られたらラッキー、程度のもんだろう。

 

Consul’s Lieutenant 領事補佐官 (W)(W) U

クリーチャー・人間、兵士

2/1 先制攻撃 高名1

〜が攻撃するたび、それが高名であるなら、あなたのコントロールする他の攻撃クリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。

 白、2マナ、パワー2,先制攻撃。やっぱりこのパッケージは強いですな。これに対処出来るかどうか、っていう部分がまず世界を分ける。過去の諸先輩方と違ってタフネスは1しかないが、その部分もワンパン入れればクリアしてしまえるし、パワー3先制まで逃げ切ってしまえばあとはどうとでも。仮に遅れて登場してもブロッカーとして上々だし、こいつを確実に止められるブロッカーを維持するのはけっこう骨。それだけでも充分なウィニーだろう。更に、高名になった後は「補佐官」から「領事」にでも格上げされるのだろうか。その能力はなんと「遊牧の民の長ピアナ(ODY)」である。いや、「なんと」っていうほどじゃないけど。今の若い子は多分ピアナさんのこととか絶対知らないけど。ピアナさんは地味だったけど、こいつはそうもいかないぞ。

 

Enlightened Ascetic 悟った苦行者 (1)(W) C

クリーチャー・猫、モンク

1/1

〜が戦場に出たとき、あなたは対象のエンチャントを破壊しても良い。

 現実主義者の修道士(USG)」の(ほぼ)種族変更再版。今回のセットでは、白黒で与えられたアーキタイプ・テーマが「オーラ」であるにもかかわらず、なんと白でエンチャントに対処出来るカードはこれ1枚だけである。まぁ、オーラってのはクリーチャー除去で処理出来るのでエンチャント専門除去は必ずしも必要ではないのだが、致命的なエンチャントもいくつか用意されているので、こいつを適度なところでピックして対策を怠らないようにしたい。1/1とどうでもいいステータスなので、手札に温存しても心が痛まない。よかった!

 

Enshrouding Mist 包み込む霧 (W) C

インスタント

対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。このターン、それに与えられる全てのダメージを軽減する。それが高名であるなら、それをアンタップする。

 高名支援カード。1マナで手軽なコンバットトリックであり、別に高名なんて関係無しに割と使える。何しろ1人だけ霧がかかってダメージが全部チャラになるってんだから、およその場合においてプロテクションつけてるのと同じような効果があるわけだ。「プロテクションと+1/+1修正のインスタント」がもしあるなら、それは1マナよりはコストがかかるはずである。ついでに高名ならアンタップもおまけ。高名を得るにはとにかく殴らなきゃいけないので、名誉を賜った直後に「実は起きるんやで」といってすぐにブロックにも参加出来るとしたらなかなか格好良い。でもまぁ、高名クリーチャーの最大の課題って、「殴れるかどうか」なんだけどな。そのために出撃したヤツを守るために使っちゃうと、ちょっとだけ損した気分。いや、ほんとにちょっとだけ。

 

Kytheon, Hero of Akros アクロスの英雄、キテオン (W) M

伝説のクリーチャー・人間、兵士

2/1

戦闘終了時に、この戦闘で〜と少なくとも2体の他のクリーチャーが攻撃していた場合、〜を追放し、その後、変身した状態で、そのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

(2)(W);ターン終了時まで〜は破壊不能を得る。

Gideon, Battle-Forged 歴戦の戦士、ギデオン (白である)

プレインズウォーカー・ギデオン

<+2>:最大1体までの対戦相手のコントロールするクリーチャーは、次のターン中、可能ならば〜を攻撃する。

<+1>:対象のクリーチャーは、次のあなたのターンまで破壊不能を得る。そのクリーチャーをアンタップする。

<0>:ターン終了時まで、〜は破壊不能を持つ4/4の人間・兵士・クリーチャーになる。これはプレインズウォーカーでもある。このターン、〜に与えられる全てのダメージを軽減する。

 元々テーロスの軍事国家であるアクロスのチンピラだったキテオン。彼は幼少の頃から「何らかの魔術」に優れてはいたが、育ちは悪く、喧嘩っ早い質だった。都市国家とは別コミュニティで「不正規軍」を結成しては当局側の鼻つまみものとして投獄、そこで出会った牢獄の管理人、ヒクサスにより魔術を学ぶことになり、すったもんだの末に太陽の神ヘリオッドから槍をもらい、エレボスと対峙することになる。そして、その槍でもって、彼は大切な仲間、不正規軍の面々を惨殺してしまう。あまりのショックに呆然とする彼は、気付けばバントへとプレインズウォーク。地元の騎士に「お前誰だ?」と聞かれ、「キテオンっていうんだ」と名乗るも、テーロスとバントでは発音法が違っていたのか、「へぇ、ギデオン」とよく分からない勘違いをされ、現在に至る。……ひでぇエピソードだが、とにかくこれがギデオンの始まりの物語のようだ。

 さて、そんな波乱の人生を歩むキテオン、その素体は今回のプレインズウォーカーサイクルの中でも最軽量。1マナ2/1は優秀な小兵であるし、破壊不能になるので、このまま覚醒せずともかなり優秀なウィニークリーチャーとして使っていける。そこから、回りの味方と協力して人海戦術を挑むことによって立身出世。変身後の能力は初代の「ギデオン・ジュラ(M12)」の廉価版といったところだろうか。過去の罪を償うために身体を張って味方を守る身代わり能力は全軍ではなく1体指定方式になり、そうしてタップしたクリーチャーを除去する方策も持ち合わせてはいない。0能力でクリーチャー化した際のサイズも割と常識の範囲内だ。初期忠誠度もそこまで飛び抜けて高いわけでもないので、上手く使いこなすのはなかなか難しい。まぁ、単なる2/1でも充分強いわけで、そこから隙を観て変身、更にちょこちょこ場をかき回せるのだから、1マナのカードとしては破格の活躍であろう。一度変身しちゃえば、レジェンドルールで死ななくなるから次のキテオンを送り込むことも出来るわけだし。色んなデッキに試しに使ってみたいね。

 

Gideon’s Phalanx ギデオンの密集軍 (5)(W)(W) R

インスタント

2/2で警戒を持つ、白の兵士・クリーチャー・トークンを4体戦場に出す。

魔巧 - ターン終了時まで、あなたのコントロールするクリーチャーは破壊不能を得る。

 ギデオンがキテオンだった時代のお友達は「不正規軍」だったが、すっかり立派になったギデオンには「密集軍」がついてくる。その分コストは倍近くかかるわけだが、7マナで2/2が4体ならば同じくインスタントだった「白の太陽の頂点(MBS)」と同じパフォーマンス。決して悪い取引じゃない。よっぽどの劣勢でもない限りはゲームを決めうる性能といえる。更に魔巧条件を満たせば出てきたトークンも含めて全員が破壊不能の無敵軍団となるので、単なるトークン追加スペルとしてだけではなく、アタック時にコンバットトリックとしても運用可能。この柔軟さはギデオンさんだけの特権だ。どうせ7マナの呪文、間違いなく魔巧は満たしているだろうから問答無用で使えるはずだ。魔巧を意識したデッキでソーサリーやインスタントばかりを集めてしまうと「あぁ! クリーチャーが足りない!」っていう困った事態が起こりがちだが、大丈夫、クリーチャーもインスタントで出せばいいのだ。せっかくなので、ここはやっぱりギデオンを起動して「ほらほら、殴ってこいや」って挑発した後に「アニキィ!」って味方が駆けつけてアタッカーを返り討ちにするのが美しい図式。

 

Grasp of the Hieromancer 秘儀術師の掌握 (1)(W) C

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされたクリーチャーは+1/+1の修正を受けるとともに、「このクリーチャーが攻撃するたび、対象の、防御側プレイヤーのコントロールするクリーチャーをタップする」を持つ。

 今回、白はやたらとタップすることに情熱を注いでる気がするんだけど、こちらのタッパーは「ハズダーの罠部隊(DGM)」などで最近は割とメジャーなスタイルになった「攻撃時だけタップ」。ステータス修正もあるので一応攻め気のスタイルとしては統一されている。フライヤーなど、アタック時効果を重ねて利用出来る対象につけることが出来れば、攻撃精度をあげるのに一役買ってくれる。でもまぁ、「誰かのアタックが通る」時点で優位なわけで、有利を更に有利にするだけって話ではある。とりあえずオーラであるというだけでも価値が上がるデッキもあるし、上手いこと序盤からたたみ込めるデッキにあわせられれば。

 

Hallowed Moonlight 神聖なる月光 (1)(W) R

インスタント

ターン終了時まで、いずれかのクリーチャーが戦場の出るときそれが唱えられていないなら、代わりにそれを追放する。

カードを1枚引く。

 少し前に統率者戦用のカードとして開発され、レガシー以下の環境に影響を与えている「封じ込める僧侶(C14)」とほぼ同じ能力を、1枚のインスタントとして切り出したもの。実質的に何らかのクリーチャー登場手段に対してカウンタースペルとして用いられる部分は同じだが、インスタントになったことで色々と変化がある。まずメリットとしては、「封じ込める僧侶」の場合は相手が何かアクションを起こした(下の環境なら「実物提示教育(USG)」や「騙し討ち(USG)」など)後に瞬速でキャストしても、その後すぐに除去られた場合には効果を発揮出来ずに終わっていた。このカードならばクリーチャー除去では打ち消されず、確実に相手の狙いをはずすことが出来る。また、効果が1ターンだけなので、もし自分も何らかの方法でクリーチャーのコストを踏み倒す場合、「僧侶」では自分も影響を受けていたところを、気にせずに使えるというメリットもある。そして最大の変更点は、「僧侶」のチェックしていなかったトークンまでが対象になっているところ。全てのトークン呪文は「呪文の解決でトークンが出る」だけであり、「トークンクリーチャーを唱えている」わけではないので、全て打ち消されてしまうことになるわけだ。これならばスタンダードなどの環境でも結構な影響であり、キャントリップで大きなアドバンテージが狙えることになる。デメリットとしては「クリーチャーではない」「永続的ではない」などの点が挙げられるが、ピンポイントの対策ならば充分な効果だろう。現在のスタンダードではあまりダイナミックなコスト踏み倒しカードはないかもしれないが、「エレボスの鞭」に待ったをかけ、「死霧の猛禽」の帰還を阻害するなど、墓地に睨みを利かせるカードとしてそれなりにニーズがありそう。今後しばらく、スタンダードでもトリッキーなクリーチャー呼び出しギミックを使いたい人は注意が必要だ。

 




Healing Hands 治癒の手 (2)(W) C

ソーサリー

対象のプレイヤーは4点のライフを得る。カードを1枚引く。

 元々「オリジン」の企画を練っている段階では白黒のアーキタイプは「ライフゲイン」だったが、調整の間でこれが修正されて「オーラ」になったらしい。ということは、このカードはそんな調整の残りカスみたいなもんだろうか。まぁ、白なんだからどこかにライフゲインは仕込んでおくべきなのだろうが。4ライフというのは決して小さい値ではないし、キャントリップなんだから絶対に損はしない。これまでの数多のライフゲインスペルの中では上位に入る出来ではあるのだが……やっぱり「盤面に直接影響しない云々」でデッキインは躊躇われるかねぇ。ただし、今回は魔巧という概念が存在しているため、条件を満たすための燃料としては有力な候補になりうる。青白魔巧が組めた時には一考の余地有り。

 

Heavy Infantry 重歩兵 (4)(W) C

クリーチャー・人間、兵士

3/4

〜が戦場に出たとき、対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャーをタップする。

 多分あんまり覚えてる人もいないだろう、「狐の明け刃(SOK)」から武士道を取っ払って、最初からステータスにのせたクリーチャーである。普通に考えるとコイツの方が強いわけだ。「明け刃」については、「わざわざ5マナも払って、187で1回だけタップしてもなぁ」という下馬評とは違って、実際のリミテッドでは中押しのクリーチャーとしてそこそこ活躍していた。やはり押し込みながら更に後詰めが送れるというデザインが悪くなかったようだ。こいつの場合は5マナ3/4とステータスもそこそこだし、綺麗な攻めの流れが描ければ充分にプレッシャーはかけられるだろう。まぁ、もちろん劣勢の時に引いたらちょっとしょぼんだけども。

 

Hixus, Prison Warden 牢獄の管理人、ヒクサス (3)(W)(W) R

伝説のクリーチャー・人間、兵士

4/4 瞬速

クリーチャーがあなたに戦闘ダメージを与えるたび、〜がこのターンに戦場に出たならば、それらのクリーチャーを、〜が戦場を離れるまで追放する。

 今回、神話レアに各プレインズウォーカーが配置され、それらの人物がお世話になった方々がレアのレジェンドとして収録されている。このヒクサスはキテオンに魔術の基礎をたたき込んだ不思議な人材雇用能力がある物わかりのいいおっさん。その他、ジェイスも師匠となったスフィンクス、リリアナは契約を交わした悪魔コソフェッド、チャンドラは故郷のご両親、ニッサはプレインズウォーク先でエルフについて教えてもらったドゥイネンだ。この5人の中では一番まっとうで「師匠」らしいのがこのヒクサスさんで、お仕事は単に懲役用の牢獄の管理人である。「幽霊の特使、テイサ(DGM)」や「不浄なる者、ミケウス(DKA)」など、「俺にダメージ与えたらあかんで」という白の制限特性を持つ新たなレジェンドだが、例に挙げた先輩レジェンドのような鬼畜連中と違って、こちらはあくまでも悪いことをした連中を一時的に捕まえておくだけであり、チェックするのは入場時だけ、そしておっちゃんが死んだら収監していたクリーチャーも解放される。いかにも基本セットらしくフレーバー優先のデザインであり、悪さをしているクリーチャーのところに突然現れてしょっ引いていく姿がイメージしやすい。瞬速持ちの4/4というだけでも充分優秀であり、そこに複数除去の可能性まであるのだから弱いはずはない。ただ、ベストタイミングを待っているとせっかくのボディが持ち腐れになってしまうし、除去としても確実性はそこまで高くない。どうせ複数のクリーチャーをまとめて捕縛できる可能性はそこまで高くないのだから、瞬速で出して相手クリーチャー1体をブロックで確実に葬った方が堅実な気もする。

 

Knight of the Piligrim’s Road 巡礼者の道の騎士 (2)(W) C

クリーチャー・人間、騎士

3/2 高名1

 高名の基本形……ではあるのだが、こうしてみるとやっぱりクリーチャースペックって向上してるよなぁ。素で3マナ3/2の時点で使いやすいのに、それにプラス能力が付いているんだものなぁ。上手いことアタックが通せたら4/3。後払いの「開拓地のマストドン」みたいな印象だろうか。マストドンの場合は誰か(主に「高山の灰色熊」あたり)に先陣を任せて、二の矢として登場する4/3だったが、こいつはまず何とかして自分で殴りにいかないことには時代を作ることは出来ない。こうしてみると高名は「自力で何とかする狂喜」みたいなもんなので、やっぱりかなり前のめりにデッキを作っていかないといけないようである。後手を踏んだときの弱さには要注意。

 

Knight of White Orchid/白蘭の騎士(ALA)」 R

 渋い再録。書いてあることは全部強いのだが、いざ使ってみると、アドを取ろうと思うと後攻3ターン目、土地を置かずにプレイしてから土地を置く、というのが最速展開になるので、実際は2/2先制があんまり強くなかった、っていう。いや、それでも強いけども。

 

Knightly Valor/騎士の勇気(RTR)」 U

 ラヴニカの騎士様はアンコモンに格上げ。居住が無いのは残念だけど、高名クリーチャーの底上げなどに。

 

Kytheon’S Irregulars キテオンの不正規軍 (2)(W)(W) R

クリーチャー・人間、兵士

4/3 高名1

(W)(W):対象のクリーチャーをタップする。

 ギデオンの悲劇の犠牲者となった不正規軍の方々。アクロスの政府からも一目置かれ、っていうか割と鼻つまみ者と認識されていたようで、ゴロツキとはいえ能力はそれなりに高かったようだ。それを体現してか、実際のカードも質実剛健。4マナ4/3はレアとしては普通レベルだが、単色デッキならば複数回起動も夢じゃない珍しいタップ能力により、戦場をコントロールするスキルは抜群に高い。そして、高名クリーチャーの課題である「どうやって相手プレイヤーにダメージを通すか」という部分が完全に自己完結しているのである。こいつ1体のためにブロッカーを3体以上残さなきゃいけない、なんて状況に未来があるとは思えないし、たかだか高名1だから、と無視するにしても、やっぱり5/4まで行くとプレッシャーは桁違い。たった1体で、シンプルな能力で、手軽に暴れ回れる厄介なお尋ね者連中である。

 

Kytheon’s Tactics キテオンの戦術 (1)(W)(W) C

ソーサリー

あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+1の修正を受ける。

魔巧 - それらのクリーチャーは、ターン終了時まで警戒を得る。

 正義の突撃(GTC)」の調整版。タフネス修正が1減ったが、その分魔巧で防御性能があがっている。このカードも普通は決め技として発動するものなので、魔巧達成はそこまで困難ではないだろう。ただ、結局決め技だったら防御の心配をする必要はないわけで、さっさと使いたい呪文なのか、じっくり攻めたい呪文なのかはどっちつかずではある。まぁ、「戦場での猛進」の絆魂だってどっちつかずといえばそうだしな。2,3体並んだところで適当にボーン、でも割と強いのかも。今回ボロスは「横に並べる」がアーキタイプとして挙げられているが、実は白にはトークンを作るコモンはない(赤には「ドラゴンの餌」がある)。「並べる」といっても愚直に高名クリーチャーとかの普通のカードを「並べる」ことになりそうだ。まぁ、一応基本セットだからね。

 

Mighty Leap/力強い跳躍(M12)」 C

 モダマスドラフトでグルグル流れてたよ。いや、悪いカードじゃないんだけど、モダマスレベルだと流石に地味だからな。

 

Murder Investigation/殺人の捜査(GTC)」 U

 当時もあんまり使われてるのを見たことがない不思議オーラ。前提が多いのがなぁ。もしキテオンに張って捜査が始まったら歴史はどうなるのだろう。

 

Patron of the Valiant 勇者の守護神 (3)(W)(W) U

クリーチャー・天使

4/4 飛行

〜が戦場に出たとき、あなたのコントロールする+1/+1カウンターの置かれた各クリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。

 「鱗の祝福」と同じ効果を及ぼす天使。そして、そのステータスは「セラの天使」と同じである。MAgicの看板娘とも言えるセラ天がハーフデッキのみに追いやられ、基本セットの看板としてはこの子の方が本命ってことだ。酷い話だが、まー、パックを買う人間からしたら今更セラ天に出てこられてもコメントに困るのでしょうがない措置である。スムーズな進行からキャスト出来れば、セラ天+全体増強という破格の性能を持っており、アンコモンとは思えない活躍が期待出来る。そして今回は白に多数収録される高名クリーチャーのサポートが主な任務。「あなたご高名ですな! 私応援しますぞ! フォカヌポゥ!」って偉い人に擦り寄っていく感じだと思うとちょっと品位が下がるけども、だめ押しとしては一級品。ただ、同じ仕事をした「鱗の祝福」の場合、鼓舞や長久といった「待ち」の能力からのまくり返しの意味があるので使い所は分かりやすかったが、高名は「攻め」の能力であり、高名クリーチャーがまごつく状態ってのはそもそも「カウンターがのせられなくて往生している」状態だと思うので、不利をひっくり返しにくそうなのは悩ましい。なお、こいつの一人称は「わらわ」である(日本語翻訳チーム由来)。バントの天使、どんな身分なんだよ。

 

Relic Seeker 秘宝の探求者 (1)(W) R

クリーチャー・人間、兵士

2/2 高名1

〜が高名になったとき、あなたはライブラリから装備品カードを1枚探し、それを公開して手札に加えても良い。そうしたなら、あなたのライブラリを切り直す。

 ほんのちょっとだけ石鍛冶の領域。まぁ、出た瞬間に仕事を終えていたり、「殴打頭蓋(NPH)」だろうが2マナで出したりしちゃうコワレと比較するのは間違っているが、一応狙っているのはあれの調整版だろう。2マナ2/2の基本ステータスに、上手くいけばちょっとサイズアップ+アドバンテージ。レアとしては地味な感は否めないが、これくらいがたしなみを覚えた良いバランスである。結局高名クリーチャーなのでダメージを通さないと存在価値が薄いのだが、2マナと軽いので先手から素早く立ち回れれば通せる確率は高い。いっぺん殴ればサイズが上がっているので次のターンも殴れるわけで、有利な状況はとことん有利になるクリーチャー。つまり、もし高名クリーチャーが今後スタンダードになるのなら、圧倒的先手ゲーになるのである。さぁ、どうなる世界。

 

Sentinel of the Eternal Watch 永遠警備の歩哨 (5)(W) U

クリーチャー・巨人、兵士

4/6 警戒

各対戦相手のターンの戦闘開始時に、対象の、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーをタップする。

 ここまでの「攻めオンリータッパー」とは違って、こちらはその名の通りの守りのタッパー。いや、攻守一体のタッパー。タイミングはあの強力カード「城塞の包囲」と同じだ。普通タッパーを起動するタイミングというのは「相手の戦闘前」が一番多いわけで、いわば「起動コストすら必要ない超スペックタッパー」である。相手は一番の主力をコイツに押さえ込まれることが分かったうえで、今度は4/6警戒が突っ込んでくるのにもそなえなきゃならないので超大変。しかも召喚酔いも関係無いので出したら即タップの仕事を始める勤勉さも非常に厄介。なるほどアンコ、なるほど6マナ。基本セットドラフトのマナカーブの締めには申し分無しだ。

 

Sigil of the Empty Throne/空位の玉座の印章(ALA)」 R

 俺の作った「オレマスターズ」にも入ってます。仕方ない、エンチャントテーマならば象徴みたいなカードだもの。

 

Stalwart Aven 確固たるエイヴン (2)(W) C

クリーチャー・鳥、兵士

1/3 飛行 高名1

 3マナ1/3から2/4へ。一手間かかるとはいえコスパは良好。アタックが通らないと1マナ重い「領空のロック」だが、まー、殴れるでしょ。回避能力と死ににくいタフネスを兼ねるので、オーラの土台としても有力な候補になるよ。

 

Starfield of Nix ニクスの星原 (4)(W) M

エンチャント

あなたのアップキープの開始時に、あなたは対象の、あなたの墓地にあるエンチャント・カードを戦場に戻しても良い。

あなたが5つ以上のエンチャントをコントロールしている限り、それらの中でオーラでないエンチャントは、他のタイプにくわえてクリーチャーでもあり、点数で見たマナコストに等しい基本のパワーとタフネスを持つ。

 あの「オパールの輝き(UDS)」が帰ってきた! もちろんそのままでは色々とデンジャラスなので1マナ重くなったし、「エンチャント5枚以上無いと例の能力は起動しないよ」という制限こそ設けられたものの、その分よく分からない自動供給装置が追加。適当に墓地にエンチャントを放り込んでおくだけで、いつの間にやらガシガシアドバンテージを稼ぎながら、最終的にはとんでもない数の軍団が襲い掛かってくるという。なんだこれ。神話だから何してもいいってもんじゃないぞ。幸い「補充(UDS)」のような出来すぎたパートナーこそいないが、発売後3ヶ月はあのテーロス環境と共存可能。スタンダードでもウルトラエンチャントデッキが一花咲かせられるかも。こうして「短い期間だから好き放題やらせてもいいよね!」という爆発物が紛れ込んでいるから基本セットってのはこわい。ちなみに、「蔵の開放(M10)」はモダンリーガルなんだよね……これ、瞬殺コンボあるんちゃう? なお、当時は「ジャッジを一番泣かせたカード」と言われた歴史もそのまま再現されているため、色々と挙動が面倒臭い模様。気になる人はその一部に触れられている公式記事参照ね。「神話実現(DTK)」と並べると手軽にややこしい。

 

Suppression Bonds 抑制する縛め (3)(W) C

エンチャント・オーラ

エンチャント(土地でないパーマネント)

エンチャントされたパーマネントは攻撃もブロックも出来ず、その起動型能力は起動出来ない。

 効果範囲をグッと広げた「拘引(RTR)」の豪華版。ちなみにこの間を取ると「硬化(M15)」になる。これ1枚でプレインズウォーカーやアーティファクトなどにも対応出来るために非常に受けの広いカード。大抵の場合はクリーチャーに使うはずなので「拘引」と比べてちょっと重いと感じることが殆どだろうが、これくらいなら我慢出来る範囲内。オーラのカウントも稼げるので、白コモン最重要の1枚。

 

Swift Reckoning 迅速な報い (1)(W) U

ソーサリー

魔巧 - あなたは〜が瞬速を持つかのように唱えても良い。

対象のタップ状態のクリーチャーを破壊する。

 中身は完全に「暗殺(M11)」。「アンコモンとはいえ、黒の技を奪ってきて更にコスト改善まで果たすなんて、やっぱり白って真っ黒だよな」と文句を言おうかとも思ったが、実はこの技、本来は白のもの。ただしかつての白は直接除去なんてダーティーな仕事はあまりしないというスタンスだったために、「復讐(9ED)」という元祖呪文のコストはまさかの倍。白もすっかりアサシンな色になってしまいました。純粋に「暗殺」の上位互換なので強いに決まっているし、魔巧能力で更にインスタントに化けるため、アタッカーを即時殺害することが可能になった。まさに名前の通り迅速な報い。迅速すぎる報い。報いも何も、まだ事件すら起こしてないのに。疑わしきは罰するのが白のやり口。汚い、白汚い。ギデオンさんに「殴ってこい!」とかいわれてホイホイついていったら即報われる。いけずが過ぎます。

 

Topan Freeblade トーパの自由刃 (1)(W) C

クリーチャー・人間、兵士

2/2 警戒 高名1

 素材の味わいをシンプルに楽しめる高名クリーチャー。そして、コモンの白熊のくせに2/2+警戒+追加能力と、最近のクリーチャーの質の高さを確認させるのには充分なカードになっている。まぁ、「ドロモカの伝令」も同じような設定だから、最近は「白と緑は熊には2つ分くらいのボーナスを」っていう認識でいいのだろう。最近は黒熊ですらメリット能力もって出てくるからな。熊なので例によって序盤は適度にクロックを刻んだり、相打ちしたりするのがお仕事だが、2ターン目キャストから高名達成までこぎ着ければ、3/3警戒というすこぶる面倒な存在へと成長する。これで先制攻撃とかだったら「ヤバい! やめて!」と素直に怯えることが出来るが、警戒ってのが絶妙にもやもやする強さでイラッとくるのである。現環境でも「ドロモカの伝令」の警戒付与は本当にイライラさせられるからなぁ。高名達成しなくても充分ウザいよなぁ……。

 

Totem-Guide Hartebeast/族霊導きの鹿羚羊(ROE)」 U

 こいつもアンコに格上げです。確実に強いからしゃーない。なお、今回の世界に族霊鎧は無いので、特に族霊は導かない模様。

 

Tragic Arrogance 悲劇的な傲慢 (3)(W)(W) R

ソーサリー

各プレイヤーについて、あなたはそのプレイヤーがコントロールしているパーマネントの中からアーティファクト1つ、クリーチャー1つ、エンチャント1つ、プレインズウォーカー1つを選ぶ、その後、各プレイヤーは自分がコントロールする他の全ての土地でないパーマネントを生け贄に捧げる。

 最初に見たときは「なーんや、よくある中途半端ラスゴやないか。どうせ一番強いクリーチャーが残るんやし、これで「神聖なる報い(ISD)」より重いとかゴミやんけ」と思ったが、選ぶのお前かい。好きに選んでいいのかい。そりゃ強いわ。もちろん、プレインズウォーカーなんてそんなに数が並ぶもんじゃないんだから1体残すというのはほぼ「無傷」と同義であるし、相手が少数精鋭で攻めてくるデッキの場合には使えないという難点は残っているものの、普通のクリーチャー戦闘だけを考えれば、こちらは一番強い奴が残り、相手は一番どうでもいいやつが残る。ずるい。そりゃ強いや。おまけに上手くいけばいくつかのエンチャントやプレインズウォーカーを巻き込む可能性すらある。かなり贅沢なラスゴ枠。使うデッキは多少制限されるが、これは悪用が簡単なのでは?

 

Valor in Akros アクロスでの武勇 (3)(W) U

エンチャント

クリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、アナタのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。

 なんだろう、ギデオンさんからしたら「地元でのやんちゃ話」みたいなもんなのかな。いまいち名前と効果のつながりが分からないが……「仲間がきたぞー!」ってんで盛り上がってる軍勢を表したものかしらね。「仲間が来ると強くなる」はかつて基本セットで大活躍した「庇護のグリフィン(M13)」の持っていた能力。それが全軍に波及するってんだから、決定力としてはかなりのもの。とにかくクリーチャーをいっぱい入れたデッキで使えばいいだけなので、今回もなかなかの武勇伝になりそう。「武器を手に」と会わせて使うとフェスティバル。殴ったら全軍+3だし、受けに回っても突然4/4が3体湧くっていう。

 

Vryn Wingmare ヴリンの翼馬 (2)(W) R

クリーチャー・ペガサス

2/1 飛行

クリーチャーでない呪文は、唱えるためのコストが(1)多くなる。

 スレイベンの守護者、サリア(DKS)」が飛行を得た代わりに、空を飛んだ。もしくは「嵐前線のペガサス(M12)」に「アメジストのとげ(LRW)」を搭載しても3マナぽっきり。まぁ、どんな書き方をしても十二分に強い。「サリア」さんは特に下の環境ではマナ要求能力がコンボ対策のヘイトベアーとして優秀なので出番が多いが、このクリーチャーは「アタッカーとしてもそのまま通しやすいので、よりクリーチャーデッキっぽい運用が強い」「レジェンドじゃないからガンガン重ね張り出来る」というオリジナルの良さがある。3マナにしては線が細いのであまり激しい戦闘が繰り返されるような展開は苦手だが、自分のデッキをとにかくクリーチャーのみで固めておけば、それなりに相手を縛りながら手頃な戦力を送り続けることが出来るようになるだろう。もちろん、下の環境なら「サリア」や「とげ」と一緒に使ってしまうという刹那的な戦い方も面白い。リミテッドだと……まぁ、パワー2フライヤー。

 

War Oracle 戦乱の神託者 (2)(W)(W) U

クリーチャー・人間、クレリック

3/3 絆魂 高名1

 絆魂枠。アンコモンなので「アラシンの勇者」と比べると色々違い過ぎるけど、勇者はそんなことでは挫けないです。頑張れ勇者。3/3絆魂が4マナは当然お得だし、通っちゃうとゲームが決まりかねないスペックに。あれ? でも1つ前の環境だと4/4絆魂って確実に5ターン目に殴りに行ってたような気が。あいつやっぱり頭おかしかったんだな。

 

Yoked Ox/鋤引きの雄牛(THS)」 C

 うん、見たね、テーロスで見たね。この牛、ギデオンと何か思い出とかありますかね? ないんじゃないかね?

 

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